西穂高岳〜奥穂高岳:とにかく楽しかった岩登り。とにかく怖かった岩下り。
- GPS
- 19:09
- 距離
- 15.9km
- 登り
- 2,338m
- 下り
- 2,226m
コースタイム
- 山行
- 3:05
- 休憩
- 0:01
- 合計
- 3:06
- 山行
- 8:38
- 休憩
- 2:41
- 合計
- 11:19
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2018年07月の天気図 |
アクセス |
写真
感想
前々から行ってみたいとは思ってた。でも行けるとは思ってなかった。
今回縁あって行けることになった。
でも、本当に行けるのかなあ。いまいち実感がない。
上高地到着。いい天気。すでに暑い。
今日は西穂山荘まで。結構な登り。
でも、樹林帯で風もあるせいかそこまで暑くない。
頑張って登って到着。人がたくさん。テント場がすごいことになってる。
今日は布団2枚に3人。まあ、そんなもんだろう。
朝寝坊したとたたき起こされる。
慌てて起きて準備して出発。
この期に及んでもまだ実感がない。うす暗い中出発。
いきなり岩場。でも、独標までは歩きやすい岩場。
そのあと少し足場が悪くなる。
しばらく歩いて西穂高岳。いい天気。周り中が見渡せる。
さあ、ここからが未知の世界。
心なしか道が狭くなったような。
岩が険しくなると高山植物がたくさん出てくる。
ああ、なんてきれいなんだろう。
花々に励まされて岩を登る。
楽しい。こんな楽しい岩場は初めてだ。
未知の世界にハイになってるせいだろうか。
いろんな岩があって面白い。
天気もいい。上高地も見下ろせる。周り中の山も見渡せる。
あっ槍ヶ岳だ!富士山も見える!
怖い。こんなに怖い岩下りは初めてだ。
どこに足場があるのか分からない。
ちょっとでも足を滑らせたら真っ逆さまに落ちそうだ。
どの岩もちっとも信用ならない。触って全く動かない岩なんてどこにあるんだ!
時々逆ルートで来た登山者とすれ違う。
こんなに早く来たんだと驚く。
こっちはまだ半分も来てないのに。
ハイになったり恐怖に怯えたりしながら天使のいる岩まで来る。
ここを登れば…ジャンダルム。
…ああ、本当に来たんだ。
来た道が見える。ああ、西穂高岳が遠い。
しばらく感慨に浸る。
ご夫婦で来たというたまたま行き会った方々と写真を取り合う。
ゴールはここじゃない。実はこの後のロバの耳が一番の難所。
ちょっと待て!なんなんだここは。
命からがらに抜ける。
馬の背は登り。細い岩場をよじ登っていく。ちょっと楽しい。
そのまま奥穂高岳の登りに入る。
奥穂高岳到着。心底ほっとする。ああ、やっと着いた。
こんなにほっとした登頂は初めてかもしれない。
先ほどのご夫婦と写真を取り合う。
穂高岳山荘はここから下ったところ。
ああ、もう足が動かない。なのに結構足場が悪い。
宿が遠い。
今日の宿は布団1枚に一人。ゆっくり寝られる。
祝杯をあげる。
ゆっくり目覚める。もう外は明るい。
今日は降りるだけなのでゆっくり。
ザイテングラートを下り涸沢へ。
結構ザレてる。でも、昨日の下りに比べたら全然まし。
でも、昨日で足は使い切った。足の踏ん張りがきかない。
やっと涸沢に着いた。
カレンダーのような風景。空の青と緑と雪渓の白とが輝いてる。
北穂高岳と奥穂高岳と前穂高岳とが見える。
さっきまであそこにいたんだなあ。
ここからはやっと足にやさしい穏やかな道。
川に出たのでしばし休憩。水が冷たくて気持ちがいい。
樹林帯を歩き横尾到着。
あとはバスターミナルのほうに歩くだけ。
途中嘉門次小屋でイワナを食べる。
今回お世話になったガイドさん。同行者の方。途中行き会った方々。
すべての方々に御礼申し上げます。本当にありがとうございました。
楽しかったあ!
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