薬師岳(五色ヶ原経由)ソロ

2018年08月02日(木) ~ 2018年08月04日(土)

• GPS: 49:06
• 距離: 30.0km
• 登り: 2,312m
• 下り: 3,368m

コースタイム

1日目

• 山行: 4:38
• 休憩: 0:48
• 合計: 5:26

距離 7.4km 登り 735m 下り 687m

8:21 スタート地点
9:26 9:37 一の越山荘
10:07 10:17 浄土山南峰
10:50 鬼岳東面
11:46 12:06 獅子岳
13:00 13:07 ザラ峠
13:47 五色ヶ原山荘

2日目

• 山行: 10:53
• 休憩: 1:13
• 合計: 12:06

距離 13.0km 登り 1,460m 下り 1,254m

4:30 五色ヶ原山荘
5:08 5:09 鳶山
6:49 6:50 越中沢岳
9:16 9:23 スゴ乗越
10:16 10:53 スゴ乗越小屋
12:16 12:25 間山
14:19 14:36 北薬師岳
15:51 薬師岳
16:09 16:10 薬師岳避難小屋跡
16:36 薬師岳山荘

3日目

• 山行: 3:33
• 休憩: 0:20
• 合計: 3:53

距離 9.6km 登り 100m 下り 1,438m

5:35 薬師岳山荘
6:02 6:03 薬師平
6:25 6:34 薬師峠
6:53 6:56 太郎平小屋
7:13 太郎兵衛平
7:29 五光岩ベンチ
8:12 積雪深計測ポール
8:21 8:22 青淵三角点(青淵山)
8:46 太郎坂(アラレちゃん)
9:19 9:22 十三重之塔 慰霊碑
9:25 9:28 折立
9:28 十三重之塔 慰霊碑

天候

晴天

アクセス

利用交通機関：

自家用車

立山駅にマイカーをデポ。立山黒部アルペンルートで室堂に向かいます。帰路は薬師岳山荘から折立に下り、折立から9:50発の定期バスで有峰口駅へ(料金2450円)、そこから富山地方鉄道で立山駅(410円)まで行ってマイカーを回収。

写真

8/2 6:40

マイカーを無料駐車場にデポして立山駅へ。夏休み中ですが平日のせいか、人は多くありませんでした。

8/2 8:21

室堂をスタートします。

8/2 8:29

スタートした室堂ターミナルを振り返ります。

8/2 8:48

まずは画像中央の一ノ越を目指します。

8/2 8:56

室堂を振り返ります。右奥は奥大日岳。

8/2 9:27

一ノ越に到着しました。

8/2 9:37

余裕があれば左サイドの立山までピストンしようと考えていましたが、中学生の学校登山があったので回避。

8/2 9:39

すぐに右サイドの龍王岳方面へ向かいます。

8/2 9:40

このあたりで見納めとなる室堂平。奥の山塊は左ピークが大日岳、右ピークが奥大日岳。

8/2 9:58

立山(雄山)を振り返ります。画像中央が一ノ越山荘。

8/2 10:08

間もなく浄土山南峰に到着します。建物は富山大学の研究施設。

8/2 10:10

すぐそばの龍王岳は6/2に踏んでいるので、今回パスします。

8/2 10:10

龍王岳の右サイドからは、本日の宿泊地となる五色ヶ原。

8/2 10:11

立山カルデラがえぐれています。

8/2 10:37

鬼岳は左サイドをトラバースするルートです。

8/2 10:53

鬼岳の東面を通過中。先日ここの雪渓トラバースで、ご婦人2名が滑落して大怪我をされました。それでもアイゼンまでは不要のようです。

8/2 11:04

鬼岳の横を通過すると次は獅子岳。ここは尾根上に戻って、ピークを踏ませるようです。

8/2 11:28

振り返ると、右から雄山、龍王岳、鬼岳。

8/2 11:33

8/2 11:48

五色ヶ原の奥には薬師岳。

8/2 11:58

雄山を振り返ると、その右奥に五竜岳と鹿島槍ヶ岳。

8/2 11:58

黒部湖をはさんで、右サイドの三角は針ノ木岳。

8/2 11:59

左は槍ヶ岳、中央手前は赤牛岳、右は笠ヶ岳。

8/2 12:07

8/2 12:23

五色ヶ原、近づいてきました。

8/2 12:32

雲が出てきたかな・・・

8/2 12:56

このあたりの鞍部がザラ峠です。

8/2 13:01

五色ヶ原へ向かうルートの鞍部がなぜ峠なのか不思議でしたが、富山から信州に抜けるルートから見れば峠なんですね、きっと。

8/2 13:43

五色ヶ原に乗り上げました。

8/2 13:47

今夜の宿、五色ヶ原山荘です。

8/2 14:21

針ノ木岳とその左はスバリ岳。

8/2 16:10

中央奥が雄山。

8/2 16:59

今日はそれほど混んでないようで、こんな部屋に3人で寝ることができました。

8/3 4:27

二日目の朝です。長い一日となるので早立ちします。

8/3 5:03

8/3 5:10

まずは本日最初のピーク鳶山。通過です。

8/3 5:11

鳶山の向こうには越中沢岳への長い稜線。

8/3 5:14

このあたりで五色ヶ原山荘も見納め。

8/3 5:32

越中沢岳のガスが抜けました。

8/3 6:04

越中沢平との標識があったような気がするが忘れました。雰囲気の良いところです。

8/3 6:47

越中沢岳ピークです。

8/3 6:51

反対方向からきた登山者にシャッターを押してもらいました。

8/3 7:01

越中沢岳ピークから向こうは、急に切れ落ちています。その先は左のスゴノ頭を経て、右中腹のスゴ乗越小屋へ。

8/3 7:05

スゴ乗越小屋をズームで。

8/3 8:06

越中沢岳(奥)を振り返ります。越中沢岳ピーク〜スゴ乗越間だけは、想定外の厳しいアップダウンでした。

8/3 8:25

スゴノ頭を通過。

8/3 9:01

スゴ乗越小屋が近づいてきました。奥の薬師岳の全貌が見えないのは精神衛生的には結果オーライだったかも。

8/3 9:18

また鞍部に下りました。ここから薬師岳ピークまで約800mの登りです。これは想定内。

8/3 9:48

右奥は薬師岳まででは最後の山となる間山(マヤマ)。

8/3 10:47

スゴ乗越小屋。ここでゆっくり休憩を取りました。1日では到着できない山小屋です。

8/3 11:05

スゴ乗越小屋を出発すると間山(右奥)が近づいてきます。

8/3 11:14

左の赤牛岳と右の水晶岳。この二座とはずっとランデブー。

8/3 11:53

右の間山を過ぎると、左奥には薬師岳の山塊が。

8/3 12:18

ついに薬師岳の山塊に入りました。間山からの下りは無かったので助かります。

8/3 12:18

まずは北薬師岳を目指します(右ピークのまだ奥です)。左にチラリと見えるのは薬師岳。

8/3 12:19

水晶岳、槍ヶ岳、鷲羽岳、雲ノ平。

8/3 12:27

薬師岳に入ったと思っていたら、間山の標識がひょっこり出現しました。まだ間山でした。

8/3 12:38

ようやくアドレナリンが分泌される稜線歩き。

8/3 13:05

赤牛岳がなかなか良い感じです。行きたくなります。

8/3 13:27

あれが北薬師岳です。

8/3 13:35

まだしばらく岩稜帯の尾根を歩きますが、危ない箇所はありません。

8/3 13:57

近づいてきました。

8/3 14:14

北薬師は初めてなので楽しみ。

8/3 14:28

北薬師に到着。

8/3 14:47

そして最後のターゲットとなる薬師岳と金作谷カール。薬師岳までコースタイム40分です。

8/3 15:15

これは北薬師岳を振り返ったところ。

8/3 15:25

薬師岳が近づいてきました。

8/3 15:54

到着です。たまたま他に登山者がいなかったので記念撮影は省略。

8/3 16:33

ようやく本日の宿となる薬師岳山荘に到着です。本日の行動時間はちょうど12時間でした。

8/4 6:01

三日目の朝です。一瞬、黒部五郎まで行こうかと頭をよぎりましたが、折立発9:50のバスに乗ることを前提にすると、新しいコースプランが浮かびませんでした。

8/4 6:03

薬師平

8/4 6:47

昨日からヘリの荷揚げが盛んに行われています。

8/4 6:48

太郎平小屋

8/4 7:02

太郎平小屋を通過して折立に向かいます。前方のピークは鍬崎山(二百名山)。

8/4 7:28

前方には二日前に高原バスで通過した弥陀が原。

8/4 9:22

折立到着です。薬師岳山荘から4時間で下りてきました。

8/4 9:23

有峰口駅行きのバスは9時50分発です。料金は2450円。富山駅前行きのバスに乗っても、途中で下りられるそうです。

8/4 10:42

富山地方鉄道の有峰口駅に到着。地元にいながら、こんな機会でもなければ利用しない駅です。レトロな味わいのある無人駅でした。

8/4 11:08

11:00発の特急に乗って立山駅へ。

8/4 11:20

立山駅でマイカーを回収。無事に三日間の山行を終えました。

撮影機器：

Canon PowerShot G9 X Canon

感想

route-finding

　早々と短い夏休み休暇を取得して、室堂〜五色ヶ原〜薬師岳〜折立を縦走してきました。地元の富山市内から毎日のように眺める北アルプスですが、まだ踏んでいないあの稜線を歩いてこようと直前に決断しました。薬師岳は山容も雰囲気も優しく包み込んでくれるような山で、二〜三年に一度はまた訪れたくなります。
　今回の縦走路は以前から候補にありましたが、立山駅と折立の接続がネックとなっていました。しかし最近のヤマレコで折立から有峰口までバスを利用された方のレポートを拝見して、「これは使える!」とすぐに活用させていただきました。
　次にコースの内容についてですが、五色ヶ原から薬師岳山荘までの標準コースタイム10時間(今回は12時間を要しました)は、自分的にはちょっと厳しすぎました。12時間も歩くと、判断力や山行を楽しむゆとりが著しく低下してしまいます。後半に下山するだけの日帰りピストンならばともかく、山小屋縦走ならば一日あたりの行動時間は長くとも8時間程度にするべきだと思われます。その点、五色ヶ原山荘の宿泊者の中には、翌日は朝ゆっくり出発してスゴ乗越小屋に泊まるという方もいらっしゃって、後から振り返れば適切な計画だったなと感じました。ただし三泊すると今度は余裕がありすぎたりして、ちょっと悩ましいルートかも知れません。
　今回の山行を終えたところで、富山市内から眺める北アルプスで、残す稜線は剱岳の北方稜線、および毛勝三山の釜谷山を残すのみとなりました。