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Yamareco

記録ID: 1555052
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
槍・穂高・乗鞍

北ア・餓鬼岳、唐沢岳(東沢乗越からテン泊)

2018年08月12日(日) ~ 2018年08月13日(月)
 - 拍手
GPS
27:40
距離
34.4km
登り
3,711m
下り
3,692m

コースタイム

■2018.08.12(日)
04:54 中房登山口市営第二駐車場出発
05:04 中房温泉登山口
05:10 東沢登山口(東沢乗越経由餓鬼岳8.7km)
05:31 吊り橋
06:17 ブナ平(東沢乗越2.9km/中房温泉口2.3km)
06:27 奥馬羅尾沢出合(小休止) 06:40
06:42 どうだん坂
06:58 北燕沢出合(東沢乗越2.1km/中房温泉口3.1km)
08:00 西大ホラ沢出合
09:16 東沢乗越(燕岳2.9km/中房温泉5.2km/餓鬼岳3.5km)
10:11 東沢岳山頂分岐
10:13 東沢岳山頂(東餓鬼岳方面散策) 10:27
11:30 2508P(昼食) 11:58
13:17 剣ズリ(中沢岳2644P)
14:20 餓鬼岳小屋(テン泊受付)
14:25 キャンプ指定地(テント設営、小休止) 15:34
15:40 餓鬼岳山頂 15:47
15:57 餓鬼岳キャンプ指定地

■2018.08.13(月)
04:44 餓鬼岳キャンプ指定地出発
04:47 餓鬼岳小屋
04:51 餓鬼岳山頂
05:15 展望台 05:17
05:35 餓鬼のコブ(2508P)
06:59 唐沢岳山頂 07:24
08:31餓鬼のコブ
09:35 餓鬼岳山頂
09:39 餓鬼岳小屋
09:42 餓鬼岳キャンプ指定地(テント撤収/軽食) 10:30
13:22 東沢岳山頂分岐
13:54 東沢乗越(昼食) 14:16
15:46 平
16:28 北燕岳山頂分岐
16:40 燕岳山頂
17:10 燕山荘(テン場/満杯)
17:19 下山(中房登山口5.5km)
18:12 合戦小屋
19:48 第2ベンチ 20:05
21:15 中房温泉登山口
21:30 中房登山口市営第二駐車場帰着
天候 ■8月12日
曇り時々晴れ、駐車場(早朝)20℃、東沢登山道15〜16℃、稜線20℃、21時頃より雷雨
■8月13日
朝方曇り時々霧雨、10時頃より雨時々曇り、稜線15〜16℃、11時頃雷鳴、14時頃より雨風強まる
過去天気図(気象庁) 2018年08月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
■往路:都内−首都高速−外環自動車道−<大泉JCT>−関越自動車道−<藤岡JCT>−上信越自動車道−<更埴JCT>−長野自動車道−<安曇野IC>−県道310号−<柏矢町>−国道147号−<北穂高>−県道25号−県道327号−安曇野市営第三駐車場/満車−安曇野市営第二駐車場

■復路:安曇野市営第二駐車場−県道327号−県道25号−国道147号−<平瀬口>−国道19号−松本市内

■駐車場
0時前の時点で駐車場は第一、第二、第三駐車場とも満車の案内が出ていて、宮城ゲート手前で誘導員が宮城駐車場からバス・タクシーを利用するように案内をしていました。
実際に第三駐車場は満車で1台のスペースもありませんでした。第二駐車場に辛うじて1台分のスペースを見つけて滑り込みました。第一駐車場も満車のようで、出発時には第二駐車場の入口付近から路駐が始まっていました。

■マップコード
市営第三駐車場(登山者専用/無料/24H)
158 480 129*43
市営第二駐車場(登山者専用/無料/24H)
158 480 365*66
コース状況/
危険箇所等
■中房川−東沢乗越(東沢登山道)
中房温泉の登山口には燕岳への標識はあるものの、東沢登山道の標識はありません。(昔はあったと思います)
逆に温泉客以外は進入禁止の文字が踊っています。でも無視をして橋を渡り温泉の敷地内を通り中房川沿いまで来ると東沢登山道の表記があります。
中房川は吊り橋を渡って大半は左岸を歩きます。
目印については、古いペンキマークの他に最近付けられたと思われるピンクテープがありますので、ルートを外すことはないと思います。
しかし登山道は整備されていません。ブナ平への高巻きや北燕沢への下りは、身の丈ほどの笹や草が生い茂って登山道に覆い被さっています。かなり密集した笹や草木を掻き分けて進むので、思いの外体力を消耗します。
北燕沢出合から西大ホラ沢出合まで、五、六ヵ所ほど徒渉があります。
降雨状況で難易度は変わると思います。上流の徒渉は川幅も狭く水量も少ないので問題なく渡れると思いますが、下流側の徒渉は深さもあり水量もあります。最初の徒渉地点で落ちて流されるとまずいのでヘルメットを被り、ストックを目一杯伸ばして飛び越えました。
某小屋番さんによると、廃道を望んでいる人達がいるようで、今後登山道の整備は期待薄のようです。

■東沢乗越ー餓鬼岳
登山道は東沢岳を巻いています。山頂へは数分で立つことができます。山頂標や三角点は見当たりませんでしたが、晴れれば展望は素晴らしいと思います。
東沢岳からしばらく樹林帯を行くと、岩峰の連なる岩岩の登山道になります。要所にハシゴや桟橋が架かっていますが、クサリなどのお助け類は全くないので、とくにザックが大きいとバランスを崩さないように注意が必要です。
長い時間、緊張するコースを歩くことになるので、時間に十分余裕を持ったほうがいいでしょう。

■餓鬼岳ー唐沢岳
多くはありませんが、最低限の目印はあるので、拾って歩けばルートを外すことはないと思います。
コブから先はザレている場所が多く、滑らないように注意が必要です。山頂直下の長いザレ場と、他に2ヵ所お助けロープがありますが、岩稜には一切お助け類はありません。
その他周辺情報 ■餓鬼岳小屋
収容人数:70人(80人とも) 未確認
テン場:5張り(700円)確認済み
ビール:スーパードライ(350cc)600円
5時少し前、第二駐車場から出発します。第二駐車場の入口付近には路駐が始まっていました。第一、第三は路駐ができません。
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5時少し前、第二駐車場から出発します。第二駐車場の入口付近には路駐が始まっていました。第一、第三は路駐ができません。
中房温泉登山口です。燕岳への案内標記はたくさんありますが東沢登山道の標記はありません。中房温泉と書かれた方向へ向かい橋を渡ります。
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中房温泉登山口です。燕岳への案内標記はたくさんありますが東沢登山道の標記はありません。中房温泉と書かれた方向へ向かい橋を渡ります。
中房川沿いまで来ると、東沢乗越の標識があります。餓鬼岳まで8.7kmです。
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中房川沿いまで来ると、東沢乗越の標識があります。餓鬼岳まで8.7kmです。
吊り橋で中房川の左岸に渡ります。
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吊り橋で中房川の左岸に渡ります。
吊り橋から俯瞰した中房川(中房渓谷)です。
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吊り橋から俯瞰した中房川(中房渓谷)です。
中房川にはこのような大きな堰堤があります。昭和39年建造、東京オリンピックがあった年です。左岸から乗り越えます。
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中房川にはこのような大きな堰堤があります。昭和39年建造、東京オリンピックがあった年です。左岸から乗り越えます。
堰堤を越えると流れは穏やかです。
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堰堤を越えると流れは穏やかです。
見上げると北燕の岩稜でしょうか...
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見上げると北燕の岩稜でしょうか...
この先、右側から沢が合流して二股になっています。目印はありますが、ガスると見難いかも...左岸を歩いているので右からの沢を徒渉して左の沢を詰めます。
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この先、右側から沢が合流して二股になっています。目印はありますが、ガスると見難いかも...左岸を歩いているので右からの沢を徒渉して左の沢を詰めます。
二股からしばらくすると大きな堰堤が現れ、これは高巻いてブナ平に下りますが、笹が生い茂って足元が分かりません。この笹を押し分けて高巻きます。
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二股からしばらくすると大きな堰堤が現れ、これは高巻いてブナ平に下りますが、笹が生い茂って足元が分かりません。この笹を押し分けて高巻きます。
ブナ平を過ぎると、落ちるような急斜面を下って沢に降り立ちます。ここに初めてお助けロープがありました。降り立った沢は奧馬羅尾沢だと思います。今回、冷たい水を飲みたいので浄水器を持ってきましたが、必要ないほどきれいな水が流れています。
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ブナ平を過ぎると、落ちるような急斜面を下って沢に降り立ちます。ここに初めてお助けロープがありました。降り立った沢は奧馬羅尾沢だと思います。今回、冷たい水を飲みたいので浄水器を持ってきましたが、必要ないほどきれいな水が流れています。
奧馬羅尾沢を渡ってどうだん坂が始まります。なかなかの急登です。どうだん坂を登り切ると北燕沢出合への激下りですが、こんな笹藪を押し分けて下ります。
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奧馬羅尾沢を渡ってどうだん坂が始まります。なかなかの急登です。どうだん坂を登り切ると北燕沢出合への激下りですが、こんな笹藪を押し分けて下ります。
北燕沢出合から西大ホラ沢出合までの間、5、6回の徒渉があります。この堰堤を越えるのに右岸に渡りましたが、念のためヘルメットとストックを目一杯伸ばしました。
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北燕沢出合から西大ホラ沢出合までの間、5、6回の徒渉があります。この堰堤を越えるのに右岸に渡りましたが、念のためヘルメットとストックを目一杯伸ばしました。
荒れているように見えますが、それほどでもありません。ただし、登山道としての手入れはされていないようです。
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荒れているように見えますが、それほどでもありません。ただし、登山道としての手入れはされていないようです。
西大ホラ沢出合で消費した水を補充して、空のポリタンを満杯にします。ここで沢から離れて右岸の尾根に取り付きます。
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西大ホラ沢出合で消費した水を補充して、空のポリタンを満杯にします。ここで沢から離れて右岸の尾根に取り付きます。
右岸の尾根を登り始めて、歩いて来た中房川を振り返ります。この辺りまで来ると川幅も狭く、水量もたいしたことはありません。
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右岸の尾根を登り始めて、歩いて来た中房川を振り返ります。この辺りまで来ると川幅も狭く、水量もたいしたことはありません。
東沢乗越まで急坂で、水満杯のザックが肩に食い込みます。
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東沢乗越まで急坂で、水満杯のザックが肩に食い込みます。
ゆっくり来ましたが、4時間ほどかかって東沢乗越です。
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ゆっくり来ましたが、4時間ほどかかって東沢乗越です。
東沢岳に向かいます。下の方に見えている湖面は高瀬ダムだと思います。ガスで稜線は見えませんが、烏帽子岳から不動岳だと思います。
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東沢岳に向かいます。下の方に見えている湖面は高瀬ダムだと思います。ガスで稜線は見えませんが、烏帽子岳から不動岳だと思います。
野口五郎岳の稜線が僅かに頭を出しています。
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野口五郎岳の稜線が僅かに頭を出しています。
登山道は東沢岳の山頂を通っていません。分岐道標(といっても判読不明)にザックを置いて山頂へ行って来ます。
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登山道は東沢岳の山頂を通っていません。分岐道標(といっても判読不明)にザックを置いて山頂へ行って来ます。
山頂には石積みがあるだけで山頂標や三角点は見当たりません。
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山頂には石積みがあるだけで山頂標や三角点は見当たりません。
東餓鬼岳です。踏み跡がありそうで容易に行けそうですが、ハイマツを越えることができずに引き返します。
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東餓鬼岳です。踏み跡がありそうで容易に行けそうですが、ハイマツを越えることができずに引き返します。
振り返って東沢岳の山頂です。このように途中まで踏み跡のようなものがあります。
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振り返って東沢岳の山頂です。このように途中まで踏み跡のようなものがあります。
東沢岳の山頂から見た、これから向かう餓鬼岳方面です。
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東沢岳の山頂から見た、これから向かう餓鬼岳方面です。
丸山新道を下ってきました。振り返った東沢岳です。
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丸山新道を下ってきました。振り返った東沢岳です。
樹林帯を過ぎると岩場の連続です。
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樹林帯を過ぎると岩場の連続です。
11時半、お腹が空きました。2508Pに登ってきました。ここで昼食にします。
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11時半、お腹が空きました。2508Pに登ってきました。ここで昼食にします。
毎度質素な昼食です。
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毎度質素な昼食です。
ヒエヒエは重量制限で2本のみ。あとは小屋で調達です。
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ヒエヒエは重量制限で2本のみ。あとは小屋で調達です。
剣ズリかな。一体どこを歩くんじゃ。
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剣ズリかな。一体どこを歩くんじゃ。
帰りにも同じキノコを撮影しました。
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帰りにも同じキノコを撮影しました。
餓鬼岳小屋です。まずはテントの受付をして、ビールを調達します。冷えていて良かった。
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餓鬼岳小屋です。まずはテントの受付をして、ビールを調達します。冷えていて良かった。
テント設営後、餓鬼岳の山頂まで登ってきました。たった5分。
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テント設営後、餓鬼岳の山頂まで登ってきました。たった5分。
山名:餓鬼岳 基準点:餓鬼 等級:3等 標高:2647.19m
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山名:餓鬼岳 基準点:餓鬼 等級:3等 標高:2647.19m
テン場に戻って来ました。16時をチョット過ぎましたが、我がテント1張りのみです。17時を過ぎた頃、ソロの若者が次々と到着して、最終的にテントは3張りになりました。
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テン場に戻って来ました。16時をチョット過ぎましたが、我がテント1張りのみです。17時を過ぎた頃、ソロの若者が次々と到着して、最終的にテントは3張りになりました。
8月13日です。昨晩は21時頃から雷雨がテントを打ち、なかなか眠れませんでした。3時起き予定が4時半を過ぎていました。朝食と温かいコーヒーをザックに詰めて唐沢岳に行って来ます。
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8月13日です。昨晩は21時頃から雷雨がテントを打ち、なかなか眠れませんでした。3時起き予定が4時半を過ぎていました。朝食と温かいコーヒーをザックに詰めて唐沢岳に行って来ます。
5時前の餓鬼岳山頂です。誰もいません。霧雨が降っています。
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5時前の餓鬼岳山頂です。誰もいません。霧雨が降っています。
餓鬼岳山頂から20分ほど、展望台で振り返った餓鬼岳山頂です。
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餓鬼岳山頂から20分ほど、展望台で振り返った餓鬼岳山頂です。
同じく展望台から見た餓鬼岳から剣ズリ(中沢岳)へ続く岩稜です。
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同じく展望台から見た餓鬼岳から剣ズリ(中沢岳)へ続く岩稜です。
御来光を気にしながら歩いていますが、白んだ空に浮かび上がったのは富士山のようです。
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御来光を気にしながら歩いていますが、白んだ空に浮かび上がったのは富士山のようです。
そして本日の本命、唐沢岳です。手前は餓鬼のコブと呼ばれているピーク(2508m)です。
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そして本日の本命、唐沢岳です。手前は餓鬼のコブと呼ばれているピーク(2508m)です。
唐沢岳の山頂をちょっとアップに、岩岩した山頂です。
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唐沢岳の山頂をちょっとアップに、岩岩した山頂です。
5時半です。雲厚く残念ながら御来光は見えませんでした。
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5時半です。雲厚く残念ながら御来光は見えませんでした。
今日も一日いい日でありますように...
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今日も一日いい日でありますように...
餓鬼のコブから見た餓鬼岳方面です。左側のピークが餓鬼岳です。
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餓鬼のコブから見た餓鬼岳方面です。左側のピークが餓鬼岳です。
唐沢岳です。餓鬼のコブは南側を巻いて、唐沢岳のコルまで樹林帯を下ります。
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唐沢岳です。餓鬼のコブは南側を巻いて、唐沢岳のコルまで樹林帯を下ります。
巻きながらコブを見上げます。
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巻きながらコブを見上げます。
餓鬼のコブも唐沢岳側から見ると全く様相が違います。
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餓鬼のコブも唐沢岳側から見ると全く様相が違います。
唐沢岳の山頂が見えました。この辺りはザレザレで 足を取られ滑ります。
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唐沢岳の山頂が見えました。この辺りはザレザレで 足を取られ滑ります。
長いお助けロープでザレザレの急登を登って唐沢岳の山頂でです。
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長いお助けロープでザレザレの急登を登って唐沢岳の山頂でです。
山名:唐沢岳 基準点:唐沢 等級:3等 標高:2632.41m
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山名:唐沢岳 基準点:唐沢 等級:3等 標高:2632.41m
唐沢岳から見下ろした高瀬ダムです。対岸の稜線はガスガスですが、虹が架かっています。
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唐沢岳から見下ろした高瀬ダムです。対岸の稜線はガスガスですが、虹が架かっています。
少し粘って青空も見えたのですが、裏銀座のガスは取れませんでした。
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少し粘って青空も見えたのですが、裏銀座のガスは取れませんでした。
30分ほど滞在しましたが、誰も来ませんでした。展望は残念でしたが、帰りの時間があるので餓鬼岳に戻ります。
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30分ほど滞在しましたが、誰も来ませんでした。展望は残念でしたが、帰りの時間があるので餓鬼岳に戻ります。
餓鬼のコブを巻いて稜線に上がってくると、唐沢岳と餓鬼のコブが同じレベルで見えます。
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餓鬼のコブを巻いて稜線に上がってくると、唐沢岳と餓鬼のコブが同じレベルで見えます。
餓鬼岳まで戻って来ました。復路の稜線が見えます。剣ズリを越え、東沢岳まで緊張が続きます。
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餓鬼岳まで戻って来ました。復路の稜線が見えます。剣ズリを越え、東沢岳まで緊張が続きます。
お世話になりました餓鬼岳小屋。ビールが冷えていて良かったです。テントを畳んで軽食を摂って帰ります。
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お世話になりました餓鬼岳小屋。ビールが冷えていて良かったです。テントを畳んで軽食を摂って帰ります。
緊張が続く岩岩の登山道、奧のピークが剣ズリ(中沢岳)です。雨が降っています。風化した花崗岩は濡れても滑らないのですが、木で造られたハシゴや桟橋は滑ります。
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緊張が続く岩岩の登山道、奧のピークが剣ズリ(中沢岳)です。雨が降っています。風化した花崗岩は濡れても滑らないのですが、木で造られたハシゴや桟橋は滑ります。
雷鳴です。こんな場所では逃げ場がありません。
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雷鳴です。こんな場所では逃げ場がありません。
往路で見かけたキノコ、復路では開いていました。
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往路で見かけたキノコ、復路では開いていました。
剣ズリ辺りで一瞬南側のガスが上がりました。東沢岳から東餓鬼岳への稜線です。
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剣ズリ辺りで一瞬南側のガスが上がりました。東沢岳から東餓鬼岳への稜線です。
東沢乗越につきました。この時点では、中房温泉(5.2km)に下るか、燕岳(2.9km)でテン泊をするか悩んでいました。雨は止みませんが取り敢えず腹ごしらえです。
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東沢乗越につきました。この時点では、中房温泉(5.2km)に下るか、燕岳(2.9km)でテン泊をするか悩んでいました。雨は止みませんが取り敢えず腹ごしらえです。
大ジョッキの誘惑に負けました。燕岳2.9kmを選択しました。
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大ジョッキの誘惑に負けました。燕岳2.9kmを選択しました。
風も出てきて体が冷えてきたのでレインウエアーを出しました。視界もあまり良くありません。
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風も出てきて体が冷えてきたのでレインウエアーを出しました。視界もあまり良くありません。
何とか北燕まで来ました。ここで初めて東沢ルートの注意書きを見ました。山頂はパスして先を急ぎます。大ジョッキ!!
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何とか北燕まで来ました。ここで初めて東沢ルートの注意書きを見ました。山頂はパスして先を急ぎます。大ジョッキ!!
燕岳の山頂です。この天気ですから誰もいません。
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燕岳の山頂です。この天気ですから誰もいません。
山名:燕岳 基準点:燕岳 等級:2等 標高:2762.85m
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山名:燕岳 基準点:燕岳 等級:2等 標高:2762.85m
ゲゲ、テン場は満杯。
Wikipediaでは、宿泊600人、テント30張、すでにテントは30張以上。小屋の中も人で溢れかえっています。
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ゲゲ、テン場は満杯。
Wikipediaでは、宿泊600人、テント30張、すでにテントは30張以上。小屋の中も人で溢れかえっています。
帰るか...5.5km
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帰るか...5.5km
第二ベンチ、20時。お腹も空いたし、さすがに疲れた。行動食を詰め込んでベンチに座り込みました。
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第二ベンチ、20時。お腹も空いたし、さすがに疲れた。行動食を詰め込んでベンチに座り込みました。
市営第二駐車場、21時半。お疲れ〜...
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市営第二駐車場、21時半。お疲れ〜...

感想

些細なことから両脚を痛めて、3週間通院生活を送った。
2週間ほどで回復して自分としては大丈夫だと思ったが、なかなかお許しが出ない。少しは休みなさいって...ハイ(泣)
10日(金)の検査でやっとドクターストップが解除、無理をしないという条件で山行の許可も出た。

無理をしない...テン泊用ザックを少しでも軽くしなくては...
アレを減らすしかないか...(泣)
まあ、事情が事情だけに、小屋で調達するのもイタシカタアルマイ...
そんなこんなでいつもより4、5キロ軽くなったザックは22キロ、これを背負って、ゆっくりノンビリの第八弾は東沢登山道(中房川)から餓鬼岳・唐沢岳へ

駐車場...第一と第二は恐らく満杯、第三は何とか空きがあるだろうと思ったのがあまかった。あわてて第二へ向かった。まだ路駐は始まっていなかったので、空きを探す。何とか1台分のスペースを見つけたが、出発時には路駐が始まっていた。

中房川は吊り橋の手前辺りまでは刈り払いがされていたが、その先は笹や草木が伸び放題。朝露なのか雨のせいか、北燕沢出合に着いたときには全身びしょ濡れ。靴の中はビチャビチャ状態、一応GTXなんだけど寿命か...
西大ホラ沢出合で沢から離れ東沢乗越を目指す。この急坂は辛かった。ザックが肩に食い込み、最後の水場西大ホラ沢出合で汲んできた水をだいぶ消費した。

今回の山行の中で、できれば東沢岳から東餓鬼岳まで行って、清水岳へのルートを見たかった。このルートは有明山からのルート、計画倒れで実現していない。
登山道は東沢岳の山頂を巻いている。でも数分で山頂に立つことができる。東沢岳の山頂から見る東餓鬼岳、遮るのはハイマツぐらいで容易に行けそうな気がする。ところがこのハイマツなかなかしぶとい。やはり雪の下にならないと無理かな。

餓鬼岳までは剣ズリを初めとした岩峰群が続く。このルートにはお助け類がほとんど無い。ハシゴというか桟橋のようなものは以前より増えたように思うが、長い時間緊張感が続くこのルート、行き会う登山者もほとんど無く、営業小屋的には申し訳ないが、このような登山道を残して欲しいと思う。

翌日はほぼ終日雨だった。朝一で唐沢岳を往復、テントを畳み終わったのが10時半、予定通り燕岳まで行ってテン泊をするか、東沢乗越から中房温泉に下るか、迷った。天候の回復は見込めないが、燕山荘の大ジョッキに負けた。
平(2690m)の手前の急坂で雨が強くなり風も吹き出し、寒気を感じたので低体温症にならないようにレインウエアを出した。
さすがにこの天気だと、燕岳の山頂には誰もいなかった。ところが燕山荘まで来ると、何これと思うほどの人、人、人...
テン場も満杯。
大ジョッキを諦め、ナイトハイクで合戦尾根を下ってきました。

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コメント

大ジョッキが...むごい...
hottenさん、こんばんは。
最近山に行ってないな〜などと思ってましたが、そういう事情でしたか。
医者なんてもしも何かあったら責任を問われると思うから許可は遅めに言うもんですよ。自分の感覚で行けると思ったらだいじょびっす

順番にコースタイムを見て、おや?夜に合戦尾根を下山なんて、最近のhottenさんにしてはハードな行程、お盆の混雑を避けるためにあえて夜にしたのかな?などと思いつつ本文を読むと、そんな事情だったのですね〜
お盆に燕山荘...そりゃ混みますよ、ダンナさん!
いつものhottenさんなら冷静に東沢乗越から下ったはずなのに、 の魔力、おそるべし!

ビール減らして22kg...ふだんどんだけ担ぎ上げてんですか!
ワタシなら迷うことなく小屋で調達です。

中房温泉から東沢乗越は歩いてみたいルートですが、けっこう荒れてるんですね。
いいじゃないですか。
東沢岳から有明山のルート、2度と歩きたくないハイマツの激藪。
hottenさんは積雪期狙いかあ。藪もたまにはどうですか?

餓鬼岳から唐沢岳、ここはワタシも北アの中でも好きなエリアです。
北アにあって静かで山の奥深さを堪能できる希少な場所ですよね。
いつか高瀬ダムから幕岩経由で登りたいな〜
2018/8/20 22:03
Re: 大ジョッキが...むごい...
おはようございます、kanosukeさん!

ここに行く前に、以前コメした東沢岳−有明山のレコを再読しましたよ
でも、あのしぶといハイマツを漕いで行ったのは、スゴイ...
体中マツヤニ臭くならなかったですか
笹の薮漕ぎならまだしも、ハイマツの薮漕ぎはゴメンです

高瀬ダムからの唐沢、幕岩は写真で見たことはあるのですが、私にはチョット無理。
クライマーkanosukeさんのレコを楽しみにしていますよ
2018/8/21 7:56
いきなりハード
hottenさん、おはようございます!

怪我の状態を心配しておりましたが、どうやら
杞憂に終わったようです。
医者にこのレコを見せたら、はてさて何と言うでしょうか
いきなり20kg越えのザックを担ぎ、藪漕ぎとは...。
流石は満州の帰還兵!柔な現代人とは、一線を画しますね

この付近は出没したことはありません。
華やかなイメージの北アですが、雰囲気的に南ア南部が
連想されますね
人が居ないのは魅力的ですが、今回のルートはハード
ドMなルートは回避し、餓鬼岳を単品で狙いたいと思います
2018/8/21 6:30
Re: いきなりハード
おはようございます、tailwindさん!

本当はクリヤ谷からの笠ヶ岳を予定していたのですが、3週間のウップンが溜まって、憂さ晴らしに東沢に変更しました。
東沢岳から餓鬼岳までの岩岩登山道、距離があるだけに緊張感が持続して、鬱憤晴らしには最適です

白沢から餓鬼岳に登ったこともあるのですが、お奨めは剣ズリ経由の餓鬼岳です
長い緊張が解けたときの満足感は、白沢からでは味わえません
是非!!
2018/8/21 8:05
静かで良い稜線ですね
hottenさん、こんばんは(^^)

はじめましてではないですが、ご無沙汰してますというのも何だか妙ですね(^-^;
東沢は歩いていませんが、先月中房から餓鬼岳〜白沢を歩きました。
ずっと憧れていたルートで、北燕からは静かで手が入っていない感のある登山道、そして嫌になるくらい下ったあとの東沢山への登り。そこから見えるギザギザの稜線を目にした時は不安と興奮の入り交じった気持ちになったのを、まだ新鮮に思い出せます。
餓鬼岳まで歩けたときは安堵、しかし白沢までのワイルドな登山道は最後まで緊張感を与えてくれました。
あれから1ヶ月経ち、ようやくあの静けさと緊張感が恋しくなっていますよ♪
それと同時に限界も教えてくれた山でした。
いつか泊まりで行けるようになったら、誰もがオススメする唐沢岳にも行ってみたいです。
2018/8/22 21:32
Re: 静かで良い稜線ですね
おはようございます、miyucchiさん!
コメントありがとうございます。

いつも日帰りでロングな山行、すごいなぁ〜っと思いながら拝見しています。
剣ズリ経由の餓鬼岳も拝見しましたが、タクシーを利用しての日帰りは大変でしたでしょう。

剣ズリ経由のコースは、昔に比べて足場は増えたような気がしますが、クサリなどのお助け類はほとんど付けられないので、大型ザックだと緊張が続きますが、行き交う人は少なく今回往復で数組とスライドしただけでした。

唐沢岳へのルートは、更に人は少なく、奥深い感があり好きな場所です。
唐沢岳の先は高瀬ダムに落ちているので、晴れれば裏銀座の展望も素晴らしいです。
是非訪れてみて下さい。
2018/8/23 7:43
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無雪期ピークハント/縦走 甲信越 [2日]
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