奥穂, 西穂, ロープウェイで下る
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- GPS
- 15:24
- 距離
- 23.1km
- 登り
- 2,934m
- 下り
- 2,916m
コースタイム
- 山行
- 12:49
- 休憩
- 2:23
- 合計
- 15:12
天候 | 晴れのち雨 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2018年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
奥穂高岳から西穂独標まで怖すぎ. ヘルメット要. ハイキングに向かない. |
写真
感想
新穂高温泉の河原にある登山者駐車場.
予報では悪天続きで登山には向かない
はずなのに,ほとんど満車.
いま, 中津川, 下呂と晴天続きの中を
のんびりドライブしてきたせいで
クルマのボディーに熱がこもっています.
窓を開けて山の空気をとりいれよう
としたところで雷雨.
こんな土砂降りの中, 山歩きは絶対
やだな. と思いながら外を見ていると,
山から降りてきてクルマで帰っていく
人が結構います.
日が暮れて雨が止み, うって変わって
星空. クルマのドアを開けて寝よ.
深夜でもクルマが来たり, 周りで人の気配がしたりで, 午前1時に目が覚めます.
目覚ましより先に目覚める山登り.
出発です.
バスセンターみたいな所で登山計画書
を出します. 明るくて新しいトイレ.
よっしゃと林道へ進みます.
やがて登山道に入り, 沢に渡した板の
橋を渡り, U字の広い谷を登っていくと,
穂高岳山荘の石垣が見えてきます.
見えてきますけどなかなか着かないです.
ここから先はこの"なかなか着かない"が
よく出てきます.
到着してみると穂高岳山荘というところ,
実に眺めがいいです.
もうここまで来たらぐるっと見渡して
満足して帰っていいぐらい.
しかしここまで来たからには足を延ばして先へ行ってみましょう.
ここから先は難所らしく, 皆ヘルメットを
かぶっています.
自分も持ってくりゃよかった. 自転車の
やつだけど.
さて, いきなり鉄の梯子で始まります.
奥穂高岳.
そしてコップを逆さにしたような,
ジャンダルムとゆうカタカナの山,
ううんいい景色.
だけど,天狗岩に間ノ岳, 西穂高岳,西穂独標と続くこのルート, 両手両足で岩の割れ目を探ったり, 鉄の鎖を頼りによじ登るのが連続するような怖いところ.
おまけにジャンダルムを超えたあたりで
ガスがかかって来ましたよ.
さっきの山荘でトイレには寄りましたが,
お腹が痛くなってきます.
そして雨です.
絶体絶命.
トイレの我慢と雨と高所恐怖との三重苦,
闘っていると, めまいがします.
ここでリタイヤもできないので,
なんとか前に進みます.
雨の西穂高岳にはそれでも3人登山者が
来ています.
息切れしながら, いつまでも続くよじ登りと這い降りを繰り返していると,
不思議なことに便意がなくなります.
乗り切った.
やっと冷静になれます.
雨で滑ってずり落ちないように慎重に
いきましょう.
独標を過ぎたら靴ひもを締めなおします.
ザックに固定していた杖を外します.
ハイマツの上をホシガラスが水平に飛ぶのが
見えました.
しばらく待てば近くから写真が撮れるかも.
なんて時間はないです.
ここまでの恐怖区間が長すぎました.
西穂山荘でちょっと休んだら,
ロープウェイの駅へ急ぎます.
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