北アルプス縦走（テン泊デビュー）常念〜槍〜上高地

2018年08月20日(月) ~ 2018年08月23日(木)

• GPS: 29:22
• 距離: 51.0km
• 登り: 3,747m
• 下り: 3,551m

天候

概ね良好ながら台風接近のため緊急下山

アクセス

利用交通機関：

タクシー

南安タクシーの「マイカーお預りサービス」を利用。豊科の営業所で車を預かってもらう代わりに登山口・下山口の送迎にタクシーを利用します。今回のように下山日や下山口が未確定あるいは急変する場合に大変便利です。

コース状況／危険箇所等

当初は常念〜槍〜燕（中房温泉）を計画していましたが、台風接近で稜線が20〜30m/s超の暴風予報のため槍から上高地へ緊急下山しました。

その他周辺情報

豊科駅前のルートインホテルで一泊し十分休息をとってから帰りました。入浴はもちろん、コインランドリーで洗濯もできます。

写真

5/1 8:25

前から憧れていた常念岳から縦走開始です。しかもテン泊デビュー。

8/20 6:27

一ノ沢登山口。ここからはクマさんのお家です。ベルでしっかりお知らせしますので怒らないでね。

8/20 8:47

いいお天気。前常念岳でしょうか。

8/20 8:47

休みを一週間遅せたお陰でまずまず空いていましたが、団体さんもいます。

8/20 9:21

富士山かな？一度登ったらもうお腹一杯の山なのに、不思議と気になります笑。やっぱ最強の「他の山から見る山」ですね。

8/20 9:26

お花もきれい。

8/20 9:26

でも名前わかりません笑

8/20 9:36

いよいよ核心部。

8/20 9:36

文三郎に比べればマシかな？

8/20 9:46

場所によってはすれ違いに気を遣う所も。

8/20 10:01

ここで2ℓ給水します。20kgのザックが22kgになってしまう〜笑

8/20 11:10

雲のいぢわる笑

8/20 12:28

手続きをして、いよいよ初テント張りです！

8/20 12:33

テント張ったらいざ常念岳へ。なんか楽勝に思えますが、騙されてはいけません。見えているのは山頂ではないのです。

8/20 12:37

安曇野が見渡せます。

8/20 12:45

青いのが私のテント。今や絶滅危惧種のシングルゴア。

8/20 13:23

最初の傾斜を越えたら本当の山頂が見えます。

8/20 13:29

明日行く稜線。

8/20 13:56

到着！

8/20 16:07

この夜断続的に大雨となり、いきなりテントの防水性能試験の様相を呈してきました。Xライズ2の説明書通りにシームコートもしっかりやったのでバッチリ！でした。

8/21 5:21

翌朝。ちょっと寝坊気味笑。

8/21 5:28

さあ縦走開始です。

8/21 6:40

突然ですが「クイズ雷鳥を探せ！」笑。さてこの中に何羽いるでしょうか？

8/21 7:37

正解はオカンと5羽のヒナたちでした。え？廃道！？

8/21 8:52

ガスガスの大天荘。

8/21 10:05

大天井ヒュッテへの縦走路はなかなかアスレチックですね。

8/21 10:17

大天井ヒュッテ

8/21 10:59

ビックリ平。ビックリするほどなんも見えません笑

8/21 11:25

西岳への縦走路。

8/21 12:09

赤岩岳の山頂は巻きます。

8/21 12:33

槍沢。この時はあそこを下りる事になるとは予想だにしていませんでした。

8/21 13:09

やっとヒュッテ西岳が見えました。

8/21 13:18

雲の緞帳が下りていて、肝心な所が見えません笑。

8/21 13:27

本当は今日槍まで行きたかったのですが、この東鎌尾根を見て心が折れました笑。というわけで今日の宿はここに決定です。

8/21 14:23

常念さんカッケーです！

8/21 14:24

ここからだと常念小屋からの登り具合がよく分かりますね。

8/21 14:25

昨日の宿と、稜線を越えた今日の宿。なおヒュッテ西岳ではテント張ったまま槍往復するのは禁止だそうです。

8/22 4:45

夜明けの穂高。

8/22 5:03

登山ガイドのイワヒバリくん。「おっせーな早く来いよ！」と言わんばかりに道案内してくれます。

8/22 5:22

水俣乗越。ここから東鎌尾根の核心部に入ります。

8/22 5:57

槍の予行演習のつもりでしたが、結果的にはこっちの方がずっとハードでした。

8/22 6:02

槍のハシゴや鎖は新しくしっかりしていますが、こちらはそこそこ老朽化した木製だったり、鉄製でも骨組が細く、なかなかスリリングです笑。

8/22 6:28

出ました！待望のハッキリクッキリ槍さん！

8/22 6:41

槍〜北鎌尾根。

8/22 7:19

こちらはまだガスが取れません。

8/22 7:35

天上沢。

8/22 7:44

ヒュッテ大槍に到着。

8/22 7:48

槍の肩はまだまだ先。

8/22 7:50

東鎌は最後までなかなかハードですね。

8/22 8:15

殺生ヒュッテ。

8/22 8:41

槍どーん。

8/22 8:58

ここまでくると、もう何の岩塊だかわかりません笑

8/22 9:03

本日の宿がすぐそこに。

8/22 9:07

テン場一番乗りで、Aを頂きました。

8/22 9:08

テント張ったら行ってみましょう！

8/22 10:20

そんじゃ、いっちょ行ってみるべ。

8/22 10:20

渋滞はない模様。

8/22 10:20

右が歌で有名な子槍さん？

8/22 10:27

で、こっちが孫槍かな？それとも逆かも笑

8/22 10:27

ハシゴ登場。東鎌と違ってしっかりしているので安心。

8/22 10:40

最後のハシゴ。

8/22 10:42

移動式三角点笑

8/22 10:43

間ノ沢？

8/22 10:44

みんな交替で撮影会。普段自撮りしない私も、折角なのでカンバン持って撮ってもらいました。

8/22 10:49

歩いてきた常念〜西岳の稜線が一望できます。

8/22 10:51

ガスってきたので、そろそろ下りましょうか。

8/22 10:52

どれどれ？恐る恐る覗いてみると、それほどでもないような。

8/22 10:54

ガスの晴れ間でも、まあまあ。元々超の付く高所恐怖症の私ですが、登山始めて「見て見ぬ振り力」笑 がついたのかもしれません。いまでもビルの屋上なんかは十分怖いです笑。

8/22 11:05

小屋がよく見えます。

8/22 11:05

青いテント、特等位置ですね。

8/22 11:22

無事帰還。乾杯しようと思ったらなんとジュース類が全部売り切れ！泣。「次のヘリ便までありません、猛暑で下界でも品薄です」とのこと。

8/22 11:23

裏銀座方面にも行ってみたいですね。

8/22 11:42

テン場からの眺め。

8/22 12:46

トイレと焼却場に近いので、若干臭うのがたまにキズ。

8/22 18:02

夕暮れの槍。まだ登ってる。ちょうどルンゼ状のところを登るんですね。

8/23 3:42

夜半の1時頃、テントが飛ばされそうな暴風に叩き起こされました。登山天気を見ると昼頃から稜線では風速20〜30mという凄い数字が並んでいます。台風接近でこれから更に風が強くなるなか燕まで稜線を帰るのは自殺行為と判断し、上高地へ緊急下山することにして早々にテント畳んで出発しました。

8/23 4:12

沢沿いなら風の影響も受けないはずです。

8/23 5:08

赤槍、と思ったら大喰岳？

8/23 5:09

見事なモルゲンロート。

8/23 5:17

見とれて足が進みません笑。

8/23 5:51

刻一刻と色が変わります。

8/23 6:00

またね！

8/23 6:05

さあ槍沢を下りましょう。

8/23 6:09

このあたりは一番虫が多く、終始虻にストーカーされました。線香を焚くと多少はマシに。

8/23 6:35

ババ平。

8/23 7:11

槍沢ロッヂに着陸するヘリコプター。

8/23 7:14

槍沢ロッヂ。待望のCCレモンをいただきました。

8/23 7:33

槍沢。きれいな流れです。

8/23 7:48

距離はあるものの、暴風の稜線を帰ることに比べれば、まさに天国ロードです。ここまでに多くの人とすれ違いましたが、みんな大丈夫なんでしょうか？

8/23 8:50

横尾到着。平和そのもの。無事下山でき、ほっとしました。

8/23 8:53

秋には涸沢に行ってみようかな。

8/23 8:57

台風接近など嘘のようです。

8/23 9:53

横尾からは車道兼用の林道となり、もう極楽ロードです。

8/23 10:03

徳沢では定番のソフトクリームをいただきました。

8/23 10:13

こんなキャンプ場でテント張るのもいいなあ。

8/23 11:32

いつもと変わらず観光客と登山客で賑わう河童橋。

8/23 11:33

山の素晴らしさと恐ろしさを改めて教えられました。

8/23 11:40

のどかな風景もどこか違って見える気がします。

8/23 11:46

この後、タクシーの待ち合わせ場所の「茶嵐」までバスで行き、豊科へと戻りました。

撮影機器：

OLYMPUS OM-D E-M5 オリンパス

装備

MYアイテム

yamazazen

重量：-kg

個人装備

長袖シャツ Tシャツ ソフトシェル タイツ ズボン 靴下 グローブ 防寒着 雨具 ゲイター 日よけ帽子 着替え 靴 予備靴ひも サンダル ザック ザックカバー サブザック 行動食 非常食 調理用食材 調味料 飲料 ハイドレーション ガスカートリッジ コンロ コッヘル 食器 調理器具 ライター 地図（地形図） コンパス 笛 計画書 ヘッドランプ 予備電池 筆記用具 ファーストエイドキット 針金 常備薬 日焼け止め ロールペーパー 保険証 携帯 時計 サングラス タオル ツェルト ストック ナイフ カメラ ポール テント テントマット シェラフ ヘルメット 携帯トイレ 虫除け線香

備考

虫除けの線香はいらなかったかな

感想

yamazazen

テン泊デビューとして北アルプス縦走を計画しました。本来なら事前に低山で試すべきですが、ダメならすぐ下りてくればいいやという気持ちで臨みました。結果、テント設営も20kg装備もそれほど問題ではなかったものの、台風に行く手を阻まれ緊急下山することとなりました。しかしこれも良い経験として今後に活かしたいと思います。

コメント

Torumiya

南安タクシー