八ヶ岳(赤岳〜横岳〜硫黄岳)テント泊
- GPS
- 12:24
- 距離
- 21.5km
- 登り
- 1,743m
- 下り
- 1,730m
コースタイム
- 山行
- 2:09
- 休憩
- 0:02
- 合計
- 2:11
- 山行
- 6:04
- 休憩
- 1:26
- 合計
- 7:30
天候 | 8/26(日)晴れ 8/27(月)晴れ 8/28(火)曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2018年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
(駐車場の予約可能ですので遅い到着でも安心です) |
コース状況/ 危険箇所等 |
・登山道は概ね整備されています。 ・地蔵尾根は急登で階段、鎖あるのでスリップ注意(難易度は高くないです) ・横岳付近は梯子、鎖多数あるので滑落注意(難易度は高くないです) ・赤岳鉱泉小屋テント場利用:大人1人1泊¥1,000、外来入浴¥1,000、水無料、トイレ水洗で紙あり |
写真
感想
本来は唐松岳〜五竜岳の縦走を予定していましたが、今年は白馬方面の天候に非常に嫌われていて、前回の白馬三山は燕〜常念に変更…そして今回は南八縦走に急遽変更となりました。
8/26(日)晴れ
南八縦走に2泊3日と超贅沢な行程となり2日間温泉入るぞ!と普段と違ったゆるさで美濃戸に到着。お天気は申し分なく明日も晴れろよと準備をしていたところ…同行のTさんが「実は左足首捻挫して…」などとカミングアウト!けっこう痛いらしいです。足に湿布を貼り、ストックを貸して出発です。その為、ペースは落とし気味で進みました。幸い、北沢ルートは傾斜も緩いので「大丈夫そう」とのことで続行です。北沢ルートは約半分は林道歩きで残りは沢沿いの涼しい道で快適です。適度に日射しを遮ってくれるので心地よく赤岳鉱泉に到着。
目の前に横岳の大同心、小同心が見えて小屋越しに赤岳が聳えています。テント場はまだスペースが残っているので、小屋に近くて平坦な場所をGETできました。その後、屋根つきのテラスで昼食を摂り、暇すぎる時間を持て余していましたが、14時を過ぎて鉱泉の入浴開始時間となったので、のんびり入浴タイムを満喫しました〜
その後も日射しがきつくテントには入れないので、テラスでTさんは足首のアイシング、自分はまったりした時間を過ごしてそのまま夕飯…ぐうたらな1日が終わりました〜
8/27(月)晴れ
23時頃に目が覚めると、いやに明るい。小屋の照明かな?と思ったら月明かりでした。外に出てもヘッデンが必要ないほど明るく、おかげで星は見えず。ってことで再び就寝。3時半に起床し外を見ると空は晴れています。燕〜常念では2日間連続で寝坊したので今回は気合を入れて起きました!しかし、Tさんの足首は多少の痛みがあるとのことで湿布とロキソニン投入し、空荷アタックにしました。
ヘッデンがいらなくなった5時に出発!まずは地蔵尾根経由で赤岳を目指しました。樹林帯の緩やかな登りから中山乗越を降ると行者小屋に到着。ここから地蔵尾根に入ります。徐々に傾斜がきつくなり、急勾配の階段を登ると視界が開けて眼下に行者小屋や入笠山が見えてきました。その後もグイグイ標高を上げて鎖のトラバースなどを過ぎて地蔵の頭に到着。稜線は風が強く寒いです…赤岳方面は富士山も見える晴天ですが振り返った横岳方面は強風でガスがかかっていて…あそこを通過するのか?と思うと怯みますね。寒いので赤岳天望荘で少し休憩しましたが、建物の陰に入ると日射しが暑く上着が邪魔に…しかし風に吹かれると上着は必須…困りますね〜
休憩後に赤岳への最後の急登に取り付きました。傾斜がきつく鎖などもありますが岩のフリクションも高く危険というわけでは無いのでグイグイ登り、赤岳北峰に到着!僅か先に最高峰の南峰があるのでそちらで休憩。風も徐々に収まり横岳方面のガスも取れて縦走日和となってきました!山頂で休憩を取りつつ、南ア、中アや野辺山、諏訪湖などなど景色を満喫して、再び地蔵の頭を目指して降りました。
地蔵の頭から横岳の岩場のスタートです。ハシゴや鎖も登場しますが、難易度はそれ程でもないです。ただし、ちょこちょこ現れて区間も長めなので集中を切らさないようにしないと危ないですね。Tさんは足の痛みをスッカリ忘れて大好きな岩と戯れていますが、穂高などを経験しているので物足りなさを感じているようです。
景色も良く、細かいアップダウンを繰り返し「あち〜」と言いながら横岳に到着。ここから横岳最後の鎖場を通過して硫黄岳山荘に到着。岩場を通過して一息しつつコーラを飲んで腰を上げて硫黄岳への登りに入ります。緩やかな傾斜で大きなケルンに導かれて登るのは気持ちよいですね。そして、僅かながらもコマクサが残っていました。硫黄岳の山頂に到着し、歩いてきた稜線を眺めて「がんばった〜」とお互いの労をねぎらいつつ景色を満喫して下山開始。
赤岩の頭から樹林帯に突入し、一気に赤岳鉱泉に降りました。昼過ぎで非常に暑く小屋でコーラを買ってがぶ飲みしてから昼食を摂りました。そして、当然の如く14時になったら入浴タイム!まったり湯につかり疲れ?を癒しました。
その後も昨日と同様ゆっくり過ごして、夕飯を食べていましたが、空は曇ってきました。「明日は雨の前に降りようと」と早出を決定して就寝です。
8/28(火)曇り
20時頃にテントに雨粒が当たる音がしましたが、0時頃には雨音は聞こえなかったので外を見ると真っ白…再び寝ていると2時頃から周囲が騒がしいです。大学生らしきグループが早出で赤岳にアタックするようです。その後もウトウトして4時に起床。雨こそ降っていないですが、昨日の朝とは大違いの白い景色。
テントで軽い食事を摂って、撤収開始しました。赤岳や横岳の稜線は暗い雲の中で大学生達は大丈夫かな?と思いつつも、自分達は下山開始。Tさんは「足は大丈夫、岩場で治ったと」意味不明なことを言っていますが、念のためにストックを渡して歩きました。
登ってくる方々に上の状況を聞かれましたが「曇りか…そうなんですね〜」と残念そうな顔をしていました。自分達はうまく日程がはまったのだなと実感。その後、登山道から林道に出て、やまのこ村に到着です。帰り支度をしていると、やまのこ村のスタッフさんが「昨日は良かったでしょ」と話しかけてくれて「最高でした!」と二人で返答。
今までに無いまったり、ゆったりの山行でした!
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