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Yamareco

記録ID: 157123
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
日光・那須・筑波

きのこ山・足尾山・加波山・雨引山・御嶽山

2011年12月17日(土) [日帰り]
 - 拍手
GPS
06:45
距離
21.1km
登り
1,229m
下り
1,264m

コースタイム

上曽バス停 09:15
上曽峠   09:55
きのこ山  10:30-10:40
足尾山   11:20-11:30
一本杉峠  11:50
丸山    12:10
丸山直下  12:15-12:20
加波山   12:50-13:00
加波山神社 13:10-13:15
燕山    13:30
雨引山   14:45-14:55
御嶽山   15:25-15:35
岩瀬駅   16:00
天候 晴れ
過去天気図(気象庁) 2011年12月の天気図
アクセス
利用交通機関:
電車 バス
(行き)
石岡 08:40-(関鉄グリーンバス)-09:15 上曽バス停
(帰り)
JR水戸線 岩瀬駅
コース状況/
危険箇所等
実は、数年前に立てていた当初の計画では、バスを真壁駅で降りてスタートし、みかげ憩いの森からのコースを登るはずでした。
ところが後回しにしているうちに、筑波山口〜真壁駅間の関東鉄道バスが廃止(今年の春)されてしまい、なんとこの山域の西側から公共交通が1つ残らず消えてしまったのです。
辛うじて東側には石岡駅〜上曽、羽鳥駅〜板敷山前の2路線が残されていますが、もしもそれすら廃止されようものなら、公共交通利用でこの山域を縦走するのが困難になってしまいます(※)。
そこで、それらのバスが動いているうちに(来春にバスダイヤが改正されるであろう前に)、出掛てしまおうと思っていました。
 (※)筑波山から縦走する手はありますが、公共交通利用で神奈川発だと日帰りでは無理っぽい感じです。

そんなわけで、スタートを上曽バス停とする苦肉の策に出たのですが、バスを降りてから、きのこ山を経て足尾山の直下に至るまでの間、約2時間にわたって延々と車道歩きをするという少々苦しいルートとなりました。
昨年までのうちに出掛けておかなかったのが悔やまれます。

●上曽バス停〜上曽峠
単なる車道歩きですが、歩道はおろか路肩すらほとんどないのに、交通量は少なくなく、歩行者は非常に肩身の狭い思いをします。
幸い、カーブが多いために車はスピードを出していませんが、そのカーブで道の見通しは悪く、車が来るたびにヒヤヒヤさせられます。

●上曽峠〜きのこ山〜足尾山〜加波山〜雨引山〜御嶽山〜岩瀬駅
大部分は「関東ふれあいの道」と重なるルートで、危険個所はありませんし、要所には道標が完備されています。
ただし「関東ふれあいの道」は車道のある所では車道を進むのが基本らしく、道標に従っていると足尾山と丸山は巻いてしまいます。
そこで、足尾山と丸山の前後では、「関東ふれあいの道」を外れて、ほとんど案内のない山道を進みました。
足尾山を踏んで行く道が良く歩かれている様子だったのに対して、丸山の前後ではやや頼りない道となります。しかも丸山を微妙に巻いてしまうので、山頂に上がるにはヤブっぽい踏み跡を追う必要がありました。
常磐線の石岡駅。
2011年12月17日 08:31撮影 by  FinePix Z300 , FUJIFILM
12/17 8:31
常磐線の石岡駅。
私ひとりしか乗客のいないバスに終点まで揺られて、この上曽バス停からスタートします。
2011年12月17日 09:15撮影 by  FinePix Z300 , FUJIFILM
12/17 9:15
私ひとりしか乗客のいないバスに終点まで揺られて、この上曽バス停からスタートします。
しばらくは、歩道はおろか路肩すらほとんどないのに、車は結構走っている舗装道路を進みます。
2011年12月17日 09:44撮影 by  FinePix Z300 , FUJIFILM
12/17 9:44
しばらくは、歩道はおろか路肩すらほとんどないのに、車は結構走っている舗装道路を進みます。
上曽峠。ここで右の細い道に入ります。
2011年12月17日 09:52撮影 by  FinePix Z300 , FUJIFILM
12/17 9:52
上曽峠。ここで右の細い道に入ります。
車道歩きはまだまだ続きますが、ほとんど車が通らない道にはなりました。
2011年12月17日 10:03撮影 by  FinePix Z300 , FUJIFILM
12/17 10:03
車道歩きはまだまだ続きますが、ほとんど車が通らない道にはなりました。
今日最初のピークとなるきのこ山。東屋が建っていますが、展望はありません。
2011年12月17日 10:29撮影 by  FinePix Z300 , FUJIFILM
12/17 10:29
今日最初のピークとなるきのこ山。東屋が建っていますが、展望はありません。
きのこ山の直下のハングライダーの離陸場。前方には関東平野がドーンと広がっています。
2011年12月17日 10:40撮影 by  FinePix Z300 , FUJIFILM
12/17 10:40
きのこ山の直下のハングライダーの離陸場。前方には関東平野がドーンと広がっています。
こちらは東への離陸場。右奥で霞ヶ浦が文字通り霞んでいます。
2011年12月17日 11:03撮影 by  FinePix Z300 , FUJIFILM
1
12/17 11:03
こちらは東への離陸場。右奥で霞ヶ浦が文字通り霞んでいます。
足尾神社の参道入口。ここからようやく山道に入ります。
2011年12月17日 11:07撮影 by  FinePix Z300 , FUJIFILM
12/17 11:07
足尾神社の参道入口。ここからようやく山道に入ります。
足尾神社の拝殿は倒壊して石組みの基礎だけになっていて、廃墟に近い印象でした。
2011年12月17日 11:11撮影 by  FinePix Z300 , FUJIFILM
12/17 11:11
足尾神社の拝殿は倒壊して石組みの基礎だけになっていて、廃墟に近い印象でした。
足尾山の頂上へは、さらに急な石段を登っていきます。
2011年12月17日 11:16撮影 by  FinePix Z300 , FUJIFILM
12/17 11:16
足尾山の頂上へは、さらに急な石段を登っていきます。
足尾山の頂上には、足尾神社の本殿がありました。
2011年12月17日 11:18撮影 by  FinePix Z300 , FUJIFILM
12/17 11:18
足尾山の頂上には、足尾神社の本殿がありました。
足尾山頂から北へ延びる山道を下っていくと、この地点で車道に出ました。
2011年12月17日 11:34撮影 by  FinePix Z300 , FUJIFILM
12/17 11:34
足尾山頂から北へ延びる山道を下っていくと、この地点で車道に出ました。
さらに車道をショートカットして、再び車道に出た地点。「マウンティンバイク」って一体何語?
2011年12月17日 11:41撮影 by  FinePix Z300 , FUJIFILM
12/17 11:41
さらに車道をショートカットして、再び車道に出た地点。「マウンティンバイク」って一体何語?
一本杉峠へ。2本あるように見えますが、杉は左側の1本だけで、右側は檜らしい。
2011年12月17日 11:46撮影 by  FinePix Z300 , FUJIFILM
12/17 11:46
一本杉峠へ。2本あるように見えますが、杉は左側の1本だけで、右側は檜らしい。
一本杉峠から、この細い道に入ります。
2011年12月17日 11:47撮影 by  FinePix Z300 , FUJIFILM
12/17 11:47
一本杉峠から、この細い道に入ります。
細い道が巻いてしまった丸山は、この風車の背後になります。
2011年12月17日 12:20撮影 by  FinePix Z300 , FUJIFILM
12/17 12:20
細い道が巻いてしまった丸山は、この風車の背後になります。
ここが丸山の頂上のはずですが、周囲を少しウロウロしても何も見つけられませんでした。
2011年12月17日 12:10撮影 by  FinePix Z300 , FUJIFILM
12/17 12:10
ここが丸山の頂上のはずですが、周囲を少しウロウロしても何も見つけられませんでした。
もう1基ある風車の先には、次に登る加波山が見えています(左側の一番高いピーク)。
2011年12月17日 12:13撮影 by  FinePix Z300 , FUJIFILM
12/17 12:13
もう1基ある風車の先には、次に登る加波山が見えています(左側の一番高いピーク)。
加波山へは、しばらく急な木段が続きます。結構長くて、休み休みでないととても登れません。
2011年12月17日 12:32撮影 by  FinePix Z300 , FUJIFILM
12/17 12:32
加波山へは、しばらく急な木段が続きます。結構長くて、休み休みでないととても登れません。
一気に100mほど登ると、ようやく傾斜が緩んで、穏やかな登山道に変わります。
2011年12月17日 12:37撮影 by  FinePix Z300 , FUJIFILM
12/17 12:37
一気に100mほど登ると、ようやく傾斜が緩んで、穏やかな登山道に変わります。
加波山でまず最初に現れたのは、本来は一番奥に当たるはずの加波山三枝祇神社・本宮拝殿。
2011年12月17日 12:46撮影 by  FinePix Z300 , FUJIFILM
12/17 12:46
加波山でまず最初に現れたのは、本来は一番奥に当たるはずの加波山三枝祇神社・本宮拝殿。
頂上部にはこんな巨岩がいくつか。修験道の霊場とされるに相応の雰囲気がありました。
2011年12月17日 12:51撮影 by  FinePix Z300 , FUJIFILM
12/17 12:51
頂上部にはこんな巨岩がいくつか。修験道の霊場とされるに相応の雰囲気がありました。
こちらは加波山三枝祇神社・本宮本殿。本宮拝殿とともに、巨岩群を挟むように相対しています。
2011年12月17日 12:50撮影 by  FinePix Z300 , FUJIFILM
12/17 12:50
こちらは加波山三枝祇神社・本宮本殿。本宮拝殿とともに、巨岩群を挟むように相対しています。
やや険しい道を少し下ると、今度は加波山神社の本殿がありました。
2011年12月17日 12:59撮影 by  FinePix Z300 , FUJIFILM
12/17 12:59
やや険しい道を少し下ると、今度は加波山神社の本殿がありました。
続いて「たばこ神社」。正面の石柱にはJTの企業名も入っています。
2011年12月17日 13:01撮影 by  FinePix Z300 , FUJIFILM
12/17 13:01
続いて「たばこ神社」。正面の石柱にはJTの企業名も入っています。
お次は加波山神社の親宮。もうどれが何だか分からなくなります。
2011年12月17日 13:02撮影 by  FinePix Z300 , FUJIFILM
12/17 13:02
お次は加波山神社の親宮。もうどれが何だか分からなくなります。
車道が通じている一番下まで降りてくると、加波山神社の拝殿がありました。
2011年12月17日 13:08撮影 by  FinePix Z300 , FUJIFILM
12/17 13:08
車道が通じている一番下まで降りてくると、加波山神社の拝殿がありました。
燕山は、山名の書かれた標柱が立っているだけのピークでした。
2011年12月17日 13:29撮影 by  FinePix Z300 , FUJIFILM
12/17 13:29
燕山は、山名の書かれた標柱が立っているだけのピークでした。
燕山の先では道幅が広がって、登山道よりもハイキングコースという呼び方が相応しい道です。
2011年12月17日 13:38撮影 by  FinePix Z300 , FUJIFILM
12/17 13:38
燕山の先では道幅が広がって、登山道よりもハイキングコースという呼び方が相応しい道です。
ある程度標高を落とすと、急な登降がなくなって、穏やかな道が多くなりました。
2011年12月17日 13:41撮影 by  FinePix Z300 , FUJIFILM
12/17 13:41
ある程度標高を落とすと、急な登降がなくなって、穏やかな道が多くなりました。
道すがらに見掛けた365.2mの四等三角点。登山道のすぐ脇にあって、道からも良く見えました。
2011年12月17日 14:06撮影 by  FinePix Z300 , FUJIFILM
12/17 14:06
道すがらに見掛けた365.2mの四等三角点。登山道のすぐ脇にあって、道からも良く見えました。
雨引山は展望が開けた眺めの良いピークです。
2011年12月17日 14:42撮影 by  FinePix Z300 , FUJIFILM
12/17 14:42
雨引山は展望が開けた眺めの良いピークです。
先程まで歩いていた山々。最前面の三角錐は燕山で、その右奥に加波山や足尾山が連なります。
2011年12月17日 14:42撮影 by  FinePix Z300 , FUJIFILM
1
12/17 14:42
先程まで歩いていた山々。最前面の三角錐は燕山で、その右奥に加波山や足尾山が連なります。
その右側には、筑波山の堂々とした姿が。
2011年12月17日 14:46撮影 by  FinePix Z300 , FUJIFILM
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12/17 14:46
その右側には、筑波山の堂々とした姿が。
さらに右に目を向けると、関東平野の大きさを感じられる眺めが広がりました。
2011年12月17日 14:43撮影 by  FinePix Z300 , FUJIFILM
1
12/17 14:43
さらに右に目を向けると、関東平野の大きさを感じられる眺めが広がりました。
雨引山からは、まず、登りだったら気が遠くなりそうな木段を激下りします。
2011年12月17日 14:55撮影 by  FinePix Z300 , FUJIFILM
12/17 14:55
雨引山からは、まず、登りだったら気が遠くなりそうな木段を激下りします。
採石場手前の分岐点。道標は左折を示していますが、直進方向にも立派な道が続いています。
2011年12月17日 15:08撮影 by  FinePix Z300 , FUJIFILM
12/17 15:08
採石場手前の分岐点。道標は左折を示していますが、直進方向にも立派な道が続いています。
採石場迂回後の合流点。この写真では見切れている、道標の左側から出てきました。
2011年12月17日 15:16撮影 by  FinePix Z300 , FUJIFILM
12/17 15:16
採石場迂回後の合流点。この写真では見切れている、道標の左側から出てきました。
この付近が御嶽山の最高点です。
2011年12月17日 15:29撮影 by  FinePix Z300 , FUJIFILM
12/17 15:29
この付近が御嶽山の最高点です。
右手のササ藪には、少し切り開かれたような所が1箇所だけあります。
2011年12月17日 15:27撮影 by  FinePix Z300 , FUJIFILM
12/17 15:27
右手のササ藪には、少し切り開かれたような所が1箇所だけあります。
案の定、その先に三角点がありました。
2011年12月17日 15:27撮影 by  FinePix Z300 , FUJIFILM
12/17 15:27
案の定、その先に三角点がありました。
最高点を過ぎて僅かに下って行くと、道の左側に、木の幹でこしらえたベンチのような物が。
2011年12月17日 15:30撮影 by  FinePix Z300 , FUJIFILM
12/17 15:30
最高点を過ぎて僅かに下って行くと、道の左側に、木の幹でこしらえたベンチのような物が。
そのベンチに腰掛けると、地形図無名の大政山(283.6m)のあたりを眺められました。
2011年12月17日 15:25撮影 by  FinePix Z300 , FUJIFILM
12/17 15:25
そのベンチに腰掛けると、地形図無名の大政山(283.6m)のあたりを眺められました。
さらに下るとこんな道標が。すでに通り過ぎてきた御嶽山が、まだ先にあると言っています。
2011年12月17日 15:34撮影 by  FinePix Z300 , FUJIFILM
12/17 15:34
さらに下るとこんな道標が。すでに通り過ぎてきた御嶽山が、まだ先にあると言っています。
すく先で御嶽神社に出ました。どうやら道標はここを御嶽山として案内しているようです。
2011年12月17日 15:35撮影 by  FinePix Z300 , FUJIFILM
12/17 15:35
すく先で御嶽神社に出ました。どうやら道標はここを御嶽山として案内しているようです。
神社の左手には見晴台があったので、ちょっと寄っていきます。
2011年12月17日 15:36撮影 by  FinePix Z300 , FUJIFILM
12/17 15:36
神社の左手には見晴台があったので、ちょっと寄っていきます。
見晴台からは、これから下って行く岩瀬の町並みが一望できました。右奥は富谷山です。
2011年12月17日 15:39撮影 by  FinePix Z300 , FUJIFILM
12/17 15:39
見晴台からは、これから下って行く岩瀬の町並みが一望できました。右奥は富谷山です。
ここが岩瀬駅側の登山道起点です。
2011年12月17日 15:48撮影 by  FinePix Z300 , FUJIFILM
12/17 15:48
ここが岩瀬駅側の登山道起点です。
ゴールの岩瀬駅。
2011年12月17日 15:59撮影 by  FinePix Z300 , FUJIFILM
12/17 15:59
ゴールの岩瀬駅。
撮影機器:

感想

歩き始めは、上記「コース状況」に書いた通り、ちょっと徒歩には向かない車道をしばらく進みます。
上曽峠で細い道に入った後は、ほとんど車が通らなくなって落ち着いて歩けるようにはなりますが、きのこ山の直下までは、これといった見所もなく退屈な道のりでした。

きのこ山の頂上には東屋がありますが、せっかくの東屋も背丈ほどの樹木に囲まれていて展望はありません。
しかも周囲には、ゴミばかりかキジ撃ち・お花摘みのティッシュなども散見されて、居心地は非常によろしくなかったです。
頂上直下にあったハングライダーの離陸場からは、視界いっぱいに関東平野が広がる素晴らしい展望があって、そこで爽快な気分になれたのとは対照的でした。

足尾神社の参道入口まで来たところで、「関東ふれあいの道」から外れて参道に入ります。そこまでの約2時間は車道ばかりだったので、待望の山道となります。
すぐに足尾神社の拝殿に着くと、社殿は倒壊して石組みの基礎が残るばかりです。周囲も荒れるに任されている感じで、廃墟に近い印象でした。

拝殿脇から急な石段を登っていくと足尾山の頂上で、少し開けた平らな頂上に、足尾神社本殿の小さな祠だけが立っています。
ただし周囲を取り囲む樹木のために展望は今ひとつで、どの方角も幹の間から覗くような眺めしか得られませんでした。

足尾山の頂上からは、良く踏まれた道を北側へ下り、一旦車道に出た後も、地形図に破線が描かれた稜線上を進んで、車道をショートカットしていきます。
このあたり、山道を示す道標は一切なかったので、道路を歩きたくなければ、地図を見て山道の所在を探しながら歩く必要があります。

一本杉峠の先でも「関東ふれあいの道」の道標は車道を示していますが、稜線近くにも道が付いているので、何の案内もない細い道に入ります。
するとその道は稜線に出ることはなく、丸山の西側を巻いていき、2基の風車が建つ北側に回り込みました。
丸山は風車の背後にあり、風車裏の斜面は崖地が多かったのですが、崖を外した右奥に微かな踏み跡が見つかります。
それを追うと頂上らしい地点に出られましたが、ヤブっぽいその周囲には何もないようでした。

その先で少し車道を歩いた後、次の加波山へは、しばらく急な木段が続きます。
やや苦しい登りでしたが、一気に100mほど登ってしまうと、傾斜が緩んで穏やかな登山道に変わりました。

信仰の山らしく、加波山の頂上一帯には社がたくさんありました。
ただ、南から縦走していくと裏から入る形になるので、本来一番奥に当たる所から見て行くという、なんか変な感じとなりました。
また頂上付近では、かつての修験道らしく、ハイキングコースにしてはやや険しい道も出てきます。
なぜか道標もほとんど見なくなって、いくつか枝道も出てきたりしましたが、稜線を真っ直ぐ進んでいれば大丈夫でした。

車道が通じている加波山神社の拝殿まで下ってくれば、やや険しい箇所のある道は終わり、そこからまた車道を歩いたりして、加波山とほぼ同じ高さの燕山まで登り返します。
燕山は、山名を示す標柱が立っているだけのピークだったので、スルーしてしまいました。

燕山の先では道幅が広がって、登山道というよりもハイキングコースという呼び方が相応しい道になります。
始めのうちはグングンと下って行くため、所々に急降下がありますが、そこを除けば快適な道でした。
そしてある程度標高を落とすと、急な登降がなくなって、しばらくは穏やかな道となります。
ただ、次の雨引山まではちょっと距離があって、途中では少々退屈にもなりました。

雨引山が近付いてくると、ちょっときつい登りが2回ほど出てきて、すでにかなり疲労が溜まってきている中では、結構辛かったです。
それでも雨引山に着けば、この日初めて展望が開けた眺めの良いピークとなっていて、景色を見ながら少しなごんでいくことができました。

雨引山からは、まず、登りだったら気が遠くなりそうな木段を激下りします。
そして電波塔の脇を抜けた後で、「関東ふれあいの道」は採石場の西側を迂回するために、大きく下ってから登り返す道になっています。
しかし、そのアップダウンを避けられる別の道が存在するという情報を事前にウェブで得ており、その道筋を予め地形図から推定していました。

いざ採石場の手前に差し掛かると、道標が左折を示している地点に出て、そこでは直進方向にも立派な道が続いています。
直進する道が、推定していた方向と合致しているので、迷わず直進していくと、思惑通りに採石場の入口付近に出て、そのまま採石場の東側を回り込むようにして「関東ふれあいの道」に復帰しました。
その近くには通行止めのバリケードで塞がれた別の道もありましたが、通って来た道では通行止め等の表示を全く見掛けなかったので、普通に歩いて構わなかったようです。

その次の御嶽山が、この日7つ目にして最後のピークとなりますが、最高点付近に標識類は一切なく、右手のササ藪を少し分け入った所に、三角点がポツンと埋まっているだけでした。
しかしそこを過ぎて下っていくと、御嶽山がまだ先にあるという道標を見ることになります。
そのすぐ先には御嶽神社があったので、どうやら「関東ふれあいの道」では、その神社を御嶽山として案内しているようでした。

御嶽山の時点で標高は230mしかなかったので、そこから麓まで下りてくるのはあっという間です。
山林を抜けた所で山道も終わって、あとは平坦な車道を歩いて岩瀬駅へと向かいました。

詳細な記録のページ
http://cellist.my.coocan.jp/yama/mt2011_10_12/mt2011_10_12.html#20111217

写真主体のブログ版 (ヤマレコと同じ写真しか使用していません)
http://cellist.blog.ss-blog.jp/2011-12-17

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