仙塩尾根縦走・鳥倉→広河原(小屋泊)
- GPS
- 56:00
- 距離
- 31.2km
- 登り
- 3,116m
- 下り
- 3,249m
コースタイム
- 山行
- 7:15
- 休憩
- 0:20
- 合計
- 7:35
- 山行
- 5:05
- 休憩
- 1:40
- 合計
- 6:45
天候 | 25日:雨一時強く降る 26日:晴れ 27日:晴れ |
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過去天気図(気象庁) | 2018年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス タクシー
あるぺん号は丁度1人で2座席使える程度の乗りで、比較的ゆったりでした。 タクシープランは、8名の利用でジャンボタクシーでした。 下山時は、甲府駅まで山梨交通の路線バス,その後特急あずさ。 広河原14時のバスは2台運行でしたが、すし詰め超満員。 (この日から平日運行で本数が減ったためか?) |
コース状況/ 危険箇所等 |
○言い尽くされている感はあるが、塩見岳・三峰岳・北岳のそれぞれ直下は、岩場の連続となる。 ○仙塩尾根の樹林帯の区間は、ピンクマーカが整備されていて迷う心配はない。 ○八本歯のコル〜大樺沢二俣間は、迷う心配はほぼないがペンキマーカが薄いように感じた。 ○入山時の登山届は、あらかじめ用意したものを越路駐車場にて投函。 |
その他周辺情報 | 下山後、バスを芦安で途中下車して白峰会館の温泉に入る予定でしたが、バスの混雑が激しく、「途中下車したら最後、甲府駅まで立ち通しだよ。」と広河原の切符売場でアドバイスを受け、お風呂はあきらめました。 (途中下車の場合でも、切符は通し計算で同料金。) |
写真
感想
今年は台風の来襲が多く、山行に出ようとして予定していた夏休みをことごとく変更せざるを得ず、結果として山行に使える休みは土日+休み1日の連続3日ということになってしまった。そんな中でも極力山深い感覚を味わいたく、編み出したのが、仙塩尾根を南から歩くコースであった。
このルートは5年前にも歩いているが、当時は核心となる塩見岳〜三峰岳の区間で天気が良くなく展望に恵まれなかったこと,5年前はテント山行であったが途中の熊ノ平小屋の印象が良く、小屋泊で再訪したいとかねてから考えていた。
但し、このコースは標準3泊4日コースなのに対し、使える日程は3日。そこで、入山には日程的に丁度利用できる毎日アルペン号で夜行移動することで時間を稼ぐとともに、普通は3泊目を北岳山荘か肩の小屋とするところ、長丁場とはなるが広河原まで下りてしまい、遅くとも甲府行の最終バスには乗って帰京することで、何とか2泊3日で歩き切るプランを立てた。
今回、1日目の鳥倉登山口〜塩見小屋はほぼ雨にたたられ、ザックも体もずぶ濡れの、ある意味悲惨なスタートとなってしまったが、残り2日はそれを補ってあまりある、すばらしい晴天に恵まれた。核心の仙塩尾根区間、目の前にだんだん近づいてくる間ノ岳と、背後にだんだん遠くなる塩見岳を常に眺めながらの尾根歩きは、爽快の一言に尽きた。山深い熊ノ平小屋では、人が少ない静かな雰囲気の中、テラスで農鳥岳を眺めながらビールを飲んだりと、まったりゆったり至福の一時を過ごすことができた。長いぞすごいぞ仙塩尾根、本当に素晴らしかった。
最終日も天気に恵まれたが、仙塩尾根の区間とは人の数が桁違いに多かったのと、最後の大樺沢の急下降は、下りとはいえ疲れている中で神経を使ったので、コースタイムで10時間となる区間を朝3時半スタートで歩き切り、広河原に着いた頃には本当にクタクタであった。しかし、静かで眺望のよい仙塩尾根を十二分に満喫でき、極めて満足できる山行であった。
<note>
・アルペン号タクシープランで入れるのは越路駐車場まで。
昭文社地図には「沢水」の標記があるが、私は発見できませんでした。
・塩見小屋は新築できれいだが、比較的混んでいたせいか、だいぶ狭く感じました。
・広河原→甲府駅の山梨交通バスは、平日で本数が少ないためか超満員でした。
私は座れたからよかったものの、林道のくねくね道を立ち通しはちょっと…。
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