冬の赤岳

2012年01月07日(土) ~ 2012年01月08日(日)

• GPS: 32:00
• 距離: 17.4km
• 登り: 1,502m
• 下り: 1,494m

コースタイム

参考コースタイム
美濃戸口-(0:50)-美濃戸口-(2:30)-行者小屋-文三郎尾根-(1:30)-赤岳-(0:40)-赤岳天望荘【泊】
-地蔵尾根-(1:00)-行者小屋-(0:15)-中山展望台-(0:25)-赤岳鉱泉-(1:40)-美濃戸-(0:40)-美濃戸口

天候

1/7　曇りのち晴れ
1/8　晴れ

アクセス

利用交通機関：

自家用車

美濃戸口　1日500円・約150台　八ヶ岳山荘にて入浴可(500円4WD+チェーン又は腕に覚えがある人なら
奥の美濃戸まで自家用車で入れますが普通車はやめておいた方が無難。
美濃戸まで車で入れば約1時間の林道歩きが短縮されますが1日1.000円と料金はお高くなります。

コース状況／危険箇所等

行者小屋からは登り文三郎、下山地蔵尾根
雪が少なく鎖もつかめて助かりました。
年が明けて2度ほど積雪があったとのことで登りやすい状態です。
稜線の気温はマイナス18度。それに風が加わって体感でマイナス25度ほど
まつ毛が凍りますのでゴーグルかサングラスがあったほうが良いです

写真

今回デビューのSCARPA TRIOLET Pro GTX
新品の靴は嬉しいけど靴ズレしないか心配

美濃戸口(駐車料金1日500円)でE520さんと待ち合わせ
7:15にスタート!

50分歩いて美濃戸着
駐車料金は1000円とお高くなりますが 4WD+チェーン装着ならここまで自家用車で入れます。
次はここまで入れる車が欲しいなぁ

この車は見るからに最強そうです(笑)
赤岳鉱泉の業務車両赤岳鉱泉の業務車両

雪もっさりの南沢を行きます
モノクロ写真のようだ・・・

しばらく行くとガスが晴れて横岳の絶壁が姿を現しました!

カッコイイ〜　テンションUP!
岩と氷の殿堂・・・そんな感じですね

10:55　行者小屋に到着
ここまでは順調・・・だったのですが

見上げると迫力の大同心と小同心!

行者小屋のテン場。
奥に11月にE520さんと南稜から登った阿弥陀岳

目指す赤岳方面。風どうかな

行動食を食べて大休止。
稜線装備にチェンジしたら文三郎尾根で赤岳を目指します

1/7 12:17

文三郎尾根から阿弥陀岳のバリエーションへ向かうクライマーの皆さん

新しい靴とアイゼンの調整が悪いのか私のペースが上がりません
E520さんには先に行ってもらいます

標高2700m付近
息が上がる・・体調が悪く足が前に出ない〜

キレット分岐
鎖をつかめるので助かります

それでも一歩一歩足を前に出せば着くもんです。
E520さん　お待たせしちゃってゴメンなさい

エビの尻尾　発達中♪

1/7 15:09

富士山もバッチリ♪

横岳から硫黄岳、遠く蓼科山まで続く稜線

今晩お世話になる赤岳天望荘が見えます
じっとしてると凍えそう、早く下りて暖まりましょう!

岳天望荘は1泊夕食付きで8000円
受け付け時にカップをもらい名前を書きます。
このカップで滞在中はコーヒー、お茶、お湯を自由に飲むことができるんです。
山小屋って水とかお湯って有料なのにすごいサービスですね

こちらは食堂。50人ぐらい一度に食事できそうです。
こたつもあって雰囲気がいい^^

驚きの地下通路
このトンネルで食堂棟と宿泊棟がつながっています。
寒い時期、外に出ないで行き来できるのがありがたい

こちらが今日のお部屋
なんと通常料金で個室が割り当てられます。
オーナーさんに聞くと「冬に来てくれるお客さんにはサービスしないとね」とのこと。
さっすが〜

1/7 18:44

廊下が乾燥室
ジェットヒーターが置かれぽかぽか
雪で濡れた装備も乾きます

食堂に張り出されたボード
最高気温マイナス12度・最高気温マイナス19度気温
やっぱり最高気温もマイナスなのね・・

夕方、持ってきた衣類をありったけ着こんで外に出てみる。
寒〜っ!けど絶景!

横岳が夕日をあびて紅く染まって綺麗

中央アルプスの稜線に夕日が沈むのを見届けて退散!
身の危険を感じるほど寒い

1/7 17:51

夕食はバイキング!
お惣菜や煮物、カレースープで体が温まります

明け方5時、またまたありったけの衣類を着こんで外に出てみる。
諏訪方面の夜景が綺麗<でも寒い・・を通り越して痛い!

富士山が雲海に浮かんで幻想的です
富士山の麓でオートキャンプしているお友達からメール
富士山が曇って見えないって(笑)

皆さんカメラ片手に寒さに震えながら朝日を待ちます

6:55　待望の日の出!

横岳方面がピンク色に染まります
モルゲンロートだ

赤岳天望荘の全容
一階に見える部分が二階で半地下構造になっている訳です

岳は見る角度で印象がずいぶんとかわる山ですが
このアングルが好きです

地蔵尾根で下山
雪の状態も良くアイゼンの効きが良いので安心して下れました

行者小屋に到着
連休中日とあってテントが増えてます

時間も早く天気も良いのでこのまま帰るのはもったいない
横岳のパノラマが見事だと言う中山展望台に寄ってみました。
確かに見事なんですが逆光なんで写真を撮るにはイマイチでしょうか

これこれ〜　これが見たかったのよ
赤岳鉱泉アイスキャンディー

北沢経由で美濃戸山荘へ
夏に登った時はコチラの湧水で冷やした飲み物が美味しそうに見えましたが・・・

今回は焚き火で熱燗状態のコチラが美味しそうに見えました(笑)

撮影機器：

D200 ニコン

感想

aipapa

冬山をはじめてからの目標だった厳冬期の赤岳に挑戦!
本当は昨シーズンの目標でしたが地震で1年先延ばしになりました。
天気も良くまた雪の状態も良いので、体力切れにもかかわらず何とか登頂することが
できました。
次回はもっと体力を付けて横岳〜硫黄岳を縦走してみたいです。

途中でNHKさんの撮影隊と遭遇
1/27(金)19:30〜「達人と行く冬山」として放送だそうです