熊ノ平小屋目指して仙塩尾根 仙丈ケ岳・間ノ岳・北岳(大平山荘in広河原out)
- GPS
- 29:04
- 距離
- 30.5km
- 登り
- 3,372m
- 下り
- 3,805m
コースタイム
- 山行
- 9:09
- 休憩
- 0:32
- 合計
- 9:41
- 山行
- 6:32
- 休憩
- 0:44
- 合計
- 7:16
天候 | 22日14時くらいまで暴風雨 その後一気に晴れる 23日快晴 |
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過去天気図(気象庁) | 2018年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
バス 自家用車
22日3時で一番近いPも空きあり 23日戻ると全て満車であぜ道にようなところにも溢れ返っていました。 南アルプス林道バス 仙流荘〜北沢峠 往復2680円 (フリー区間はどこでも下してくれます。 私は北沢峠手前の大平山荘で降り、そこから薮沢ルートで仙丈ケ岳へ) 始発5:30でしたが、10分ほど早く出発しました。 広河原〜北沢峠 1000円 12:30の便の前に臨時便11:30が出ました。 混雑時は基本的に人数集まると臨時便出してくれそうな感じです。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
大平山荘〜仙丈ケ岳 沢沿い歩きで渡渉箇所もありますが、雨でも問題なかったです。 仙丈ケ岳〜野呂川越 この日は暴風の稜線歩きでしたが、危険個所はありません。 アップダウンの多い長い樹林帯歩きです。 野呂川越〜三峰岳 700mほど登り返すのできついです。 三峰岳までいくつものニセピークあり。 三峰岳周辺は岩場が多くなります。 三峰岳〜熊ノ平小屋 岩場の稜線上や巻道をしばらく下ると、三国平周辺は広い台地になります。 岩に黄色のペンキがあるのでそれさえ見ていけば迷いません。 |
予約できる山小屋 |
馬の背ヒュッテ
|
写真
装備
個人装備 |
長袖シャツ
Tシャツ
ズボン
靴下
グローブ
防寒着
雨具
日よけ帽子
着替え
靴
サンダル
ザック
ザックカバー
昼ご飯
行動食
非常食
調理用食材
飲料
ガスカートリッジ
コンロ
コッヘル
調理器具
地図(地形図)
コンパス
ヘッドランプ
予備電池
筆記用具
ファーストエイドキット
日焼け止め
ロールペーパー
保険証
携帯
時計
タオル
カメラ
ポール
テント
テントマット
シェラフ
|
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備考 | 悪天候だったのでゴアテックスのシューズにすればよかった。 |
感想
三連休、中日だけお天気がよさそう。
初日は悪天候覚悟で歩いてみたかった仙塩尾根へ。
雨のせいか仙流荘のPは予想より空いていましたが始発時間前にはバス待ちの行列ができ、予定時刻より早く一便が出発しました。熊ノ平まで長い行程なので、最短の薮沢ルートで仙丈ケ岳を目指しました。なので、北沢峠手前、大平山荘でバスを降り登山道へ。私ともう一人女性の方が下りたので同じルートかなと思ったけど、ここに泊まる方でした。
北沢峠からの稜線ルートを歩く人の方が圧倒的に多いと思うので、静かな山歩きが好きな方はこちらの薮沢ルートおすすめです。こんな天気だったので誰にも会わず寂しすぎでしたが。
標高上がるとものすごい風。この風がいつかガスを吹き飛ばしてくれるんだと自分に言い聞かせて真っ白で何にも変わらない景色の中、ひとつひとつピークを踏んで進みました。仙塩尾根は樹林帯に入り、数えきれないほどのアップダウンを繰り返してまさに修行となりました。ライチョウ、紅葉したナナカマド、きのこたちに癒されなんとか両俣小屋分岐の野呂川越に。自分なりのタイムリミットは12時だったので、まだ時間はある!ということで、両俣小屋には下らず予定通り熊ノ平小屋を目指しました。
ここから三峰岳までがこれまた登り返しがエグいです。何度もニセピークにだまされようやく間ノ岳との分岐に。ここら辺に来てときよりガスが切れ展望がきくように。青空もたまに見え隠れ。これからの回復に期待しながら岩岩を下り三国平に。双六のような蓮華のようなこんな感じの広ーいところ、私好みでやっとテンション上がりました。ようやくたどり着いた熊ノ平小屋。西農鳥の絶景を望めるテン場は風もなく快適そのもの。すっかりてんこうも回復して夜は星空も最高でした。
翌日は4時に出発。三峰岳に着く頃周辺の山々が染まり始めますが、間ノ岳の大きな壁でご来光は諦めました。絶景を期待しながら間ノ岳山頂までなかなかハードな登りを頑張ると、最高のご褒美が待っていました。ここからは去年歩いた稜線てすが、草紅葉がとてもきれいで気持ちよく歩けました。
ラスボス北岳もなんとか制覇。そして2つの小屋を経由して広河原まで。次の北沢峠行きのバスは12時半でしたが、臨時便に乗ることができて早くPに着くことができました。南アルプス林道バスの運転手さんの観光ガイドは素晴らしくて気持ちのいい山行の締めになりました。
2日目途中で岩場に引っ掛けお尻に穴。前日の雨で着替えもなく恥ずかしい格好で歩いていたのは私です(笑)出会った方々、お見苦しい姿失礼しました。
コメント
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次は甲斐駒ケ岳&仙丈ケ岳計画中のわたし!かなり魅力的!北沢峠は混んでるよねーしかも雨続きで紅葉の季節になっちゃった。。
参考にさせてもらいます。
三連休、しかも中日だけだけど久しぶりの晴天だったから人出はすごかったみたい。バス必須のルートだから出来るだけ早めに仙流荘のPに行っておけば安心かも。バスの順番はベンチにザック置いておけば確保できるから、車で休めるし。チケット買うのにも並ぶんだけどね。
10月行くの?
お天気になるといいね!
私は甲斐駒は黒戸尾根からしか登ったことないの。そして仙丈ヶ岳も今回が初。全く展望なかったからまた行かなくちゃと思ってるよ。
初めまして
ちょうどその日に熊の平小屋を目指して、広河原から登り始めた者です。自分は寒さと近くに小屋があるという甘えから北岳山荘に緊急避難してしまいましたが、ちゃんんと熊の平小屋まで辿り着いたのですね 立派です。ちゃんと歩いたご褒美に15時前に青空も出たようですしナイスでした
お互い、翌日はいい天気の中歩けましたしね これからも安全登山を楽しみましょう
airdiverさん、はじめまして。
コメントありがとうございます。
今回予定変更になってしまったようですけど、airdiverさんが歩かれたルート、テン泊でしたが全く同じ行程で去年歩きました。広河内にも寄ったのでびっくりしてしまいました。大門沢の長い下りはもう2度と歩かないと思いながら下ったのを思い出しました。
仙丈ヶ岳からの仙塩尾根だとかなり長いので、私も無理そうなら途中の両俣小屋へのサブルートも考えてました。樹林帯も多いので風雨にさらされ続けなかったのが幸いだったと思います。風ヤバかったですよね。
熊ノ平小屋は整備も行き届いていて、小屋のスタッフの方も感じがよくて、とてもよかったです。小屋泊ならもっと魅力的だと思います。是非リベンジしてくださいね。
shizuponさん、はじめまして!
違っていたら申し訳ないですが、行きのバスでご一緒でしたでしょうか。進行方向左側先頭に座られてた方かなと。我々、先頭右側に座っておりました!
太平山荘でおりた女性がお二方いて、どう歩くのかなととても気になっていましたが、こんな素敵なしかも雨の中なかなかのハードルートを行かれてたとは!素敵なルートなのでとても歩いてみたくなりました(^○^)
コメントありがとうございます!
そうです、始発のバス乗って大平山荘で降りた者です。途中チラッと青空も見えたりしたので期待しましたがやはり土曜は修行になりましたね。
もうひとりの女性は大平山荘に宿泊する方で、受付してから甲斐駒に登ると言ってました。
風が強いだろうなぁと予想して、小仙丈経由の稜線ルートは避けて今回の藪沢のルートにしました。雨でしたが森林限界越えるまでは快適に歩けましたが、あんな絶景が隠れていたんだとmako hattoさんの投稿見させてもらいました。
熊ノ平まではほんとに長くて、両俣小屋へのサブルートも考えてましたがなんとか。仙塩尾根は天気がよくてもあまり歩かれないルートだと思うので静かな山歩きにはもってこいだと思います。ぜひ機会があれば歩いてみてください。
2日目の絶景ご褒美は、1日目頑張った人たちには2倍の感動でしたね!見えるもの全てにドキドキしながら歩きました。
白駒池のレコからこちらへ、魅力的な山行記録を見つけてしまいました。
熊ノ平は行ってみたい所ですが、こういうルートもあるのかと参考になりました。
他にも良い所を歩かれていますね。好みの所ばかりです。
勝手にフォローさせていただきました。
これからも楽しみにしています。
それにしても超健脚ですね。きっとマネはできないと思いますが・・。
chatraさん、はじめまして。
コメントいただきありがとうございます。
大平山荘から熊ノ平小屋までは、覚悟はしていましたがテン泊装備ではかなり修行になりました。仙塩尾根は出会う人も少なく静かな山歩き楽しめますのでぜひ!
夜叉神〜の山行拝見しました。
私も日帰りですが全く同じルートで歩きました。テント、つい最近まで同じクロスオーバードームfだったのでさらにびっくり。でもそこそこ荷物も背負えるようになったので、もう少しくつろぎたいなぁと思うようになってダブルウォールテントを買っちゃいました。
今年はアルプスはもう終わりかなぁと思ってますが、地図広げながら来年の妄想を膨らませます(笑)
どこかのお山でお会いできたらうれしいですね。
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