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Yamareco

記録ID: 1596966
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
槍・穂高・乗鞍

槍ヶ岳〜大キレット〜北穂高岳

2018年09月22日(土) ~ 2018年09月24日(月)
 - 拍手
GPS
56:00
距離
41.5km
登り
2,460m
下り
2,455m

コースタイム

1日目
山行
10:40
休憩
0:00
合計
10:40
6:30
6:30
40
7:10
7:10
50
8:00
8:00
230
11:50
11:50
120
13:50
13:50
30
14:20
14:20
70
15:30
15:30
60
16:30
槍ヶ岳 テン場
2日目
山行
8:20
休憩
0:30
合計
8:50
5:40
100
槍ヶ岳 テン場
7:20
7:20
10
7:30
7:30
90
9:00
9:00
10
9:10
9:40
100
11:20
11:20
90
12:50
12:50
90
14:20
14:20
10
3日目
山行
6:50
休憩
0:00
合計
6:50
6:40
6:40
130
8:50
8:50
10
9:00
9:00
40
9:40
9:40
50
10:30
10:30
30
11:00
11:00
150
13:30
上高地
天候 初日は雨、でも10時くらいから下山まで晴れ
過去天気図(気象庁) 2018年09月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
あかんだな駐車場を使用。ゲートはこの日(土曜日)は午前3時半に開きました。駐車料金は1日600円。3日間だったので1800円でした
コース状況/
危険箇所等
大キレットは危険個所ばかりなので写真のコメントや感想をご参考にしてください。
雨・・・テンション下がるがこのあと晴れると信じて上高地をスタートした
2018年09月22日 05:49撮影 by  NIKON 1 J5, NIKON CORPORATION
9/22 5:49
雨・・・テンション下がるがこのあと晴れると信じて上高地をスタートした
2年ぶりの横尾、ここに来るとこれから始まる山旅にワクワクする
2018年09月22日 08:06撮影 by  NIKON 1 J5, NIKON CORPORATION
9/22 8:06
2年ぶりの横尾、ここに来るとこれから始まる山旅にワクワクする
雨で写真が撮れず、いきなり天狗原分岐
2018年09月22日 11:55撮影 by  NIKON 1 J5, NIKON CORPORATION
9/22 11:55
雨で写真が撮れず、いきなり天狗原分岐
ナナカマドの実、着実に秋が来ている
2018年09月22日 11:56撮影 by  NIKON 1 J5, NIKON CORPORATION
9/22 11:56
ナナカマドの実、着実に秋が来ている
槍沢を見下ろす
2018年09月22日 11:59撮影 by  NIKON 1 J5, NIKON CORPORATION
1
9/22 11:59
槍沢を見下ろす
坊主岩小屋、ここならビバークは完璧
2018年09月22日 12:58撮影 by  NIKON 1 J5, NIKON CORPORATION
9/22 12:58
坊主岩小屋、ここならビバークは完璧
槍の穂先が見え始めた。三年前もこんな写真を撮った
我ながらやってることはいつも一緒だ
天気が良くなり、テンション上がる
来てよかった
2018年09月22日 13:12撮影 by  NIKON 1 J5, NIKON CORPORATION
2
9/22 13:12
槍の穂先が見え始めた。三年前もこんな写真を撮った
我ながらやってることはいつも一緒だ
天気が良くなり、テンション上がる
来てよかった
殺生ヒュッテとの分岐
2018年09月22日 13:23撮影 by  NIKON 1 J5, NIKON CORPORATION
9/22 13:23
殺生ヒュッテとの分岐
槍ヶ岳山荘に到着。ザックを降ろしてテント泊の受付
2018年09月22日 14:03撮影 by  NIKON 1 J5, NIKON CORPORATION
9/22 14:03
槍ヶ岳山荘に到着。ザックを降ろしてテント泊の受付
奥は大喰岳かな?
2018年09月22日 14:14撮影 by  NIKON 1 J5, NIKON CORPORATION
1
9/22 14:14
奥は大喰岳かな?
槍ヶ岳山荘と槍の穂先
2018年09月22日 15:05撮影 by  NIKON 1 J5, NIKON CORPORATION
1
9/22 15:05
槍ヶ岳山荘と槍の穂先
槍の穂先へチャレンジする人たち
2018年09月22日 15:09撮影 by  NIKON 1 J5, NIKON CORPORATION
9/22 15:09
槍の穂先へチャレンジする人たち
穂先への途中
2018年09月22日 15:16撮影 by  NIKON 1 J5, NIKON CORPORATION
9/22 15:16
穂先への途中
穂先へ向かう登山者
2018年09月22日 15:17撮影 by  NIKON 1 J5, NIKON CORPORATION
9/22 15:17
穂先へ向かう登山者
槍の影、この時間帯しか見られないと思う
2018年09月22日 15:34撮影 by  NIKON 1 J5, NIKON CORPORATION
1
9/22 15:34
槍の影、この時間帯しか見られないと思う
3年ぶりの槍の穂先。今回はなぜか余裕がある
3年前はビビりまくりだった
2018年09月22日 15:35撮影 by  NIKON 1 J5, NIKON CORPORATION
2
9/22 15:35
3年ぶりの槍の穂先。今回はなぜか余裕がある
3年前はビビりまくりだった
祠と記念撮影
2018年09月22日 15:39撮影 by  NIKON 1 J5, NIKON CORPORATION
2
9/22 15:39
祠と記念撮影
この高度感がたまらない、左奥は笠が岳かな
2018年09月22日 15:40撮影 by  NIKON 1 J5, NIKON CORPORATION
9/22 15:40
この高度感がたまらない、左奥は笠が岳かな
槍の穂先から下山する人
2018年09月22日 15:42撮影 by  NIKON 1 J5, NIKON CORPORATION
9/22 15:42
槍の穂先から下山する人
明日向かうつもりの稜線、美しい
2018年09月22日 15:42撮影 by  NIKON 1 J5, NIKON CORPORATION
9/22 15:42
明日向かうつもりの稜線、美しい
この日本最高の標高にあるテン場でテント泊をしたかった。今回の山行の目的でもあった。新しい一人用のテントを買った、MSRのパクリとの噂も(中国製)
岩影のテン場でとても秘境感があった
2018年09月22日 16:26撮影 by  NIKON 1 J5, NIKON CORPORATION
2
9/22 16:26
この日本最高の標高にあるテン場でテント泊をしたかった。今回の山行の目的でもあった。新しい一人用のテントを買った、MSRのパクリとの噂も(中国製)
岩影のテン場でとても秘境感があった
いつものことながらテント内は整理できず
2018年09月22日 16:30撮影 by  NIKON 1 J5, NIKON CORPORATION
1
9/22 16:30
いつものことながらテント内は整理できず
大キレットに挑戦する予定の二日目の朝
2018年09月23日 05:02撮影 by  NIKON 1 J5, NIKON CORPORATION
1
9/23 5:02
大キレットに挑戦する予定の二日目の朝
真ん中は常念岳か?
2018年09月23日 05:14撮影 by  NIKON 1 J5, NIKON CORPORATION
1
9/23 5:14
真ん中は常念岳か?
美しいご来光だった
2018年09月23日 05:49撮影 by  NIKON 1 J5, NIKON CORPORATION
1
9/23 5:49
美しいご来光だった
槍の穂先にはすでに人がいる
2018年09月23日 05:49撮影 by  NIKON 1 J5, NIKON CORPORATION
9/23 5:49
槍の穂先にはすでに人がいる
これから向かう大喰岳
2018年09月23日 05:49撮影 by  NIKON 1 J5, NIKON CORPORATION
9/23 5:49
これから向かう大喰岳
笠が岳
2018年09月23日 06:52撮影 by  NIKON 1 J5, NIKON CORPORATION
9/23 6:52
笠が岳
槍に別れを告げる。映っている人はこれから何度もお会いするお兄さん(赤ザック兄さん)
2018年09月23日 07:22撮影 by  NIKON 1 J5, NIKON CORPORATION
9/23 7:22
槍に別れを告げる。映っている人はこれから何度もお会いするお兄さん(赤ザック兄さん)
穂高方面
2018年09月23日 07:22撮影 by  NIKON 1 J5, NIKON CORPORATION
9/23 7:22
穂高方面
2018年09月23日 07:27撮影 by  NIKON 1 J5, NIKON CORPORATION
9/23 7:27
2018年09月23日 07:43撮影 by  NIKON 1 J5, NIKON CORPORATION
9/23 7:43
中岳かと思う
2018年09月23日 07:43撮影 by  NIKON 1 J5, NIKON CORPORATION
9/23 7:43
中岳かと思う
2018年09月23日 07:43撮影 by  NIKON 1 J5, NIKON CORPORATION
9/23 7:43
中岳山頂。右端はこれから何度も会う黄ザック兄さん
2018年09月23日 07:54撮影 by  NIKON 1 J5, NIKON CORPORATION
9/23 7:54
中岳山頂。右端はこれから何度も会う黄ザック兄さん
一服中
2018年09月23日 08:35撮影 by  NIKON 1 J5, NIKON CORPORATION
9/23 8:35
一服中
南岳小屋が見えてきた。奥はこれから向かう大キレット
2018年09月23日 09:06撮影 by  NIKON 1 J5, NIKON CORPORATION
9/23 9:06
南岳小屋が見えてきた。奥はこれから向かう大キレット
これからこの大キレットに向かう
緊張が高まる
自分の人生がここで終わるかも知れないとも思った
2018年09月23日 09:41撮影 by  NIKON 1 J5, NIKON CORPORATION
1
9/23 9:41
これからこの大キレットに向かう
緊張が高まる
自分の人生がここで終わるかも知れないとも思った
こんな長いハシゴが二か所ほど。特に怖くはないが高度感はある
2018年09月23日 10:04撮影 by  NIKON 1 J5, NIKON CORPORATION
1
9/23 10:04
こんな長いハシゴが二か所ほど。特に怖くはないが高度感はある
北穂がそそり立っている。ホントに行けるのだろうか?
2018年09月23日 10:04撮影 by  NIKON 1 J5, NIKON CORPORATION
9/23 10:04
北穂がそそり立っている。ホントに行けるのだろうか?
テント泊装備でこのルートはやめたほうがいいかと思う
体制が変わるたびに重心が移動することでバランスが崩れる。小屋泊の装備が安全
2018年09月23日 10:04撮影 by  NIKON 1 J5, NIKON CORPORATION
1
9/23 10:04
テント泊装備でこのルートはやめたほうがいいかと思う
体制が変わるたびに重心が移動することでバランスが崩れる。小屋泊の装備が安全
南岳を見上げる。この岸壁を降りてきたのか?
ただ、見た目よりは易しかった
2018年09月23日 10:12撮影 by  NIKON 1 J5, NIKON CORPORATION
2
9/23 10:12
南岳を見上げる。この岸壁を降りてきたのか?
ただ、見た目よりは易しかった
特徴的な岩
2018年09月23日 10:18撮影 by  NIKON 1 J5, NIKON CORPORATION
9/23 10:18
特徴的な岩
立ちはだかっている北穂
2018年09月23日 10:18撮影 by  NIKON 1 J5, NIKON CORPORATION
9/23 10:18
立ちはだかっている北穂
途中のペイント
2018年09月23日 10:48撮影 by  NIKON 1 J5, NIKON CORPORATION
9/23 10:48
途中のペイント
A沢のコルから北穂を見た写真と思う
2018年09月23日 10:48撮影 by  NIKON 1 J5, NIKON CORPORATION
9/23 10:48
A沢のコルから北穂を見た写真と思う
A沢のコル、気付かないまま長谷川ピークを越えてしまっていた
2018年09月23日 11:32撮影 by  NIKON 1 J5, NIKON CORPORATION
9/23 11:32
A沢のコル、気付かないまま長谷川ピークを越えてしまっていた
A沢のコルでザックを降ろす、ホッとできる場所だった
小さな小屋が一軒建つくらいの広さはある
2018年09月23日 11:32撮影 by  NIKON 1 J5, NIKON CORPORATION
9/23 11:32
A沢のコルでザックを降ろす、ホッとできる場所だった
小さな小屋が一軒建つくらいの広さはある
左奥は長谷川ピーク方面と思う。黄ザック兄さんが映っている
2018年09月23日 11:32撮影 by  NIKON 1 J5, NIKON CORPORATION
9/23 11:32
左奥は長谷川ピーク方面と思う。黄ザック兄さんが映っている
奥は南岳
2018年09月23日 11:33撮影 by  NIKON 1 J5, NIKON CORPORATION
9/23 11:33
奥は南岳
これが長谷川ピーク、登山者が何人か通過中。通過しているときは気付かなかったが、とんでもないところだ
2018年09月23日 11:41撮影 by  NIKON 1 J5, NIKON CORPORATION
1
9/23 11:41
これが長谷川ピーク、登山者が何人か通過中。通過しているときは気付かなかったが、とんでもないところだ
飛騨泣きのステップ、ここは怖くはない。奥に見える兄さんは大阪からやってきた。ここで話がはずんだ
2018年09月23日 12:05撮影 by  NIKON 1 J5, NIKON CORPORATION
1
9/23 12:05
飛騨泣きのステップ、ここは怖くはない。奥に見える兄さんは大阪からやってきた。ここで話がはずんだ
北穂まで残り200Mとなった。こんな時こそ油断しないよう心掛けた
2018年09月23日 12:39撮影 by  NIKON 1 J5, NIKON CORPORATION
9/23 12:39
北穂まで残り200Mとなった。こんな時こそ油断しないよう心掛けた
北穂高小屋まであとわずかとなった
2018年09月23日 12:39撮影 by  NIKON 1 J5, NIKON CORPORATION
9/23 12:39
北穂高小屋まであとわずかとなった
ゴールまであとわずか、はやる気持ちを抑えながら
2018年09月23日 12:39撮影 by  NIKON 1 J5, NIKON CORPORATION
9/23 12:39
ゴールまであとわずか、はやる気持ちを抑えながら
やっと着いた、もう、ビールで一人乾杯
北穂高小屋が天使のように見えたなあ
2018年09月23日 13:04撮影 by  NIKON 1 J5, NIKON CORPORATION
1
9/23 13:04
やっと着いた、もう、ビールで一人乾杯
北穂高小屋が天使のように見えたなあ
このルートを通ってきたんだと感慨にふける
2018年09月23日 13:11撮影 by  NIKON 1 J5, NIKON CORPORATION
3
9/23 13:11
このルートを通ってきたんだと感慨にふける
真ん中やや左のナイフリッジが長谷川ピークと思う
2018年09月23日 13:54撮影 by  NIKON 1 J5, NIKON CORPORATION
1
9/23 13:54
真ん中やや左のナイフリッジが長谷川ピークと思う
北穂高小屋のテラスにて・・
絵になったので撮らせていただきました
2018年09月23日 13:56撮影 by  NIKON 1 J5, NIKON CORPORATION
1
9/23 13:56
北穂高小屋のテラスにて・・
絵になったので撮らせていただきました
2年ぶりの北穂高山頂
2018年09月23日 14:25撮影 by  NIKON 1 J5, NIKON CORPORATION
9/23 14:25
2年ぶりの北穂高山頂
二年前に泣けた北穂分岐
2018年09月23日 14:36撮影 by  NIKON 1 J5, NIKON CORPORATION
9/23 14:36
二年前に泣けた北穂分岐
北穂のテン場、素晴らしいロケーションだが、あまりにもトイレが遠い。北穂高小屋のトイレを使わなければならず、トイレに行くにはれっきとした登山だ
2018年09月23日 15:34撮影 by  NIKON 1 J5, NIKON CORPORATION
2
9/23 15:34
北穂のテン場、素晴らしいロケーションだが、あまりにもトイレが遠い。北穂高小屋のトイレを使わなければならず、トイレに行くにはれっきとした登山だ
30年以上使っているロウソク式のランタン
2018年09月23日 17:20撮影 by  NIKON 1 J5, NIKON CORPORATION
1
9/23 17:20
30年以上使っているロウソク式のランタン
北穂のテン場の風景
2018年09月23日 17:20撮影 by  NIKON 1 J5, NIKON CORPORATION
9/23 17:20
北穂のテン場の風景
この日の夜食、牛丼とネギの味噌汁、見た目以上に美味しいです
2018年09月23日 17:27撮影 by  NIKON 1 J5, NIKON CORPORATION
1
9/23 17:27
この日の夜食、牛丼とネギの味噌汁、見た目以上に美味しいです
3日めの朝焼け
2018年09月24日 05:22撮影 by  NIKON 1 J5, NIKON CORPORATION
9/24 5:22
3日めの朝焼け
ご来光
2018年09月24日 05:38撮影 by  NIKON 1 J5, NIKON CORPORATION
9/24 5:38
ご来光
奥穂と前穂
2018年09月24日 06:41撮影 by  NIKON 1 J5, NIKON CORPORATION
2
9/24 6:41
奥穂と前穂
二年前に通過した涸沢岳
2018年09月24日 06:41撮影 by  NIKON 1 J5, NIKON CORPORATION
1
9/24 6:41
二年前に通過した涸沢岳
北穂の南陵、二年前は印象になかったが思ったより危険だった
2018年09月24日 07:05撮影 by  NIKON 1 J5, NIKON CORPORATION
9/24 7:05
北穂の南陵、二年前は印象になかったが思ったより危険だった
南陵のクサリ場、渋滞中
2018年09月24日 07:46撮影 by  NIKON 1 J5, NIKON CORPORATION
9/24 7:46
南陵のクサリ場、渋滞中
涸沢のテン場、これが見えてからテン場までが長かった
2018年09月24日 08:49撮影 by  NIKON 1 J5, NIKON CORPORATION
1
9/24 8:49
涸沢のテン場、これが見えてからテン場までが長かった
涸沢小屋にて、素晴らし眺めだった
2018年09月24日 08:49撮影 by  NIKON 1 J5, NIKON CORPORATION
9/24 8:49
涸沢小屋にて、素晴らし眺めだった
涸沢のテン場
2018年09月24日 08:55撮影 by  NIKON 1 J5, NIKON CORPORATION
1
9/24 8:55
涸沢のテン場
2018年09月24日 08:55撮影 by  NIKON 1 J5, NIKON CORPORATION
9/24 8:55
涸沢小屋
2018年09月24日 08:57撮影 by  NIKON 1 J5, NIKON CORPORATION
1
9/24 8:57
涸沢小屋
やっと横尾の橋、サルがいっぱい陣取っていた
2018年09月24日 11:04撮影 by  NIKON 1 J5, NIKON CORPORATION
1
9/24 11:04
やっと横尾の橋、サルがいっぱい陣取っていた
ここまで来るともう命の危険はない
2018年09月24日 11:06撮影 by  NIKON 1 J5, NIKON CORPORATION
1
9/24 11:06
ここまで来るともう命の危険はない
2018年09月24日 12:16撮影 by  NIKON 1 J5, NIKON CORPORATION
9/24 12:16
2018年09月24日 13:29撮影 by  NIKON 1 J5, NIKON CORPORATION
9/24 13:29
梓川、無事生きて帰ってこられた
2018年09月24日 13:31撮影 by  NIKON 1 J5, NIKON CORPORATION
9/24 13:31
梓川、無事生きて帰ってこられた

装備

備考 大キレット通過はテント泊装備は不利、ザックの重さで重心が移動して思わぬバランス崩しにつながる。小屋泊まりの装備にとどめたほうがより安全

感想

ヤマレコ仲間のkatsuuuさんと立山で会おうかと話していたが
天候があまりよくないということでkatsuuuさんが辞退
以前から立山〜剱岳 or 槍ヶ岳〜大キレットをずっと計画していたので
出発直前まで迷った挙句、槍ヶ岳〜大キレットにチャレンジすることにした

上高地スタート時点で雨
気分が乗らないが予報によるとその後晴れるとのこと
その情報を信じて槍沢を詰めていった
槍沢ロッヂに着くころには予報の通り雨が上がり
思いもよらないほどの晴天となった
テンションがどんどん上がっていく

槍ヶ岳山荘に到着、3年ぶり
ここのテン場は以前からの憧れ
日本で一番高所にあるテン場だからだ
今回の山行の目的の一つでもあった
到着時刻も割と早かったこともあり余裕で張ることが出来た
体力的にも余裕があったので槍の穂先に登った
3年前に登った時よりずいぶん恐怖感が無くなっている
これまでの山行で慣れてきたこともあるだろう
槍の穂先でほかの登山者とはなぜか連帯感が生まれ会話が楽しい
その日の夜はぐっすり眠ることが出来た

翌日も快晴
ここから先は未知の世界
ひょっとしたら自分の人生は今日で終わるかも知れない
それくらいの気持ちだった
当然、大キレットの難度は十分承知している
槍ヶ岳山荘ではauがつながるとのことなので
妻にLINEでも送っておこうかなんて思ったが
ふだんやらないことをするのはかえって不吉なものを
呼び込んでしまうような気がしたのでLINE送信はやめた
山行の間、何も連絡せず、家に帰ってから
「あ〜〜疲れたで風呂入るわ〜」
というスタイルのほうが自分らしい
中岳あたりで黄ザック兄さんと赤ザック兄さんに出会い
どちらへ向かわれるのか聞いたら、お二人とも大キレットを挑戦するという
しかもお二人とも初めて
このお二人とは大キレットの途中で何度も顔を合わせることとなる

南岳小屋でコーラを一本飲んで気合いを入れ
大キレット下降点へ向かう
不安とワクワク感が入り乱れる
北穂高小屋を見ながら
「必ず北穂高小屋に着く!必ず生きて小屋に着く!」
と心の中でつぶやいた
当初は自分に無理そうなら引き返して天狗原経由で下山すれば
いいと思っていたが南岳からの下降は割と易しく
長いハシゴを二つほど降りるとキレットの一番低い部分に着いた
ここまで来たらもう迷わず北穂高小屋を目指す!と腹を括った
少しの間易しい登山道が続くが
そろそろ長谷川ピークと言われる難所が来るころ
左右の切れ落ちた岩稜に登りその岩稜を飛騨側に乗り越える
部分、そのあとの下降も大変怖かったが
とにかく自分の一つ一つのホールドとスタンスに意識を集中する

ここで足を滑らせたら、死・・・
このホールドした岩が崩れたら、死・・・
悪いイメージばかりがよぎる

A沢のコルに着いた
知らぬ間に長谷川ピークを越えていた
とうとう長谷川ピークのペイントを目にすることはなかった
というか、そんな余裕はない
ここで黄ザック兄さんと再会し
北穂高小屋に着いたら握手をしよう!と称えあった

次は飛騨泣き
飛騨泣きは金属製のステップのつけられているところのことかと
思っていたが、実はその手前(北)の飛騨側の切り立った巻道が核心部のようだ
高度感がすごく、まるでボルダリング状態のルート
剱岳のカニのヨコバイのような感じ

実をいうとここから先
北穂の最後の登りが一番危険だった気がする
ザレ場、ガレ場が多く落石を起こしそうだし
本来ならクサリが取り付けられてもおかしくないようなところ
を手足を使って登って行くところもある
ワンミスがすぐ滑落となる

「北ホ あと200m」のペイントを見たときは
やっとここまで来たかと思ったが
ここで気を抜くパターンが一番いけないと思い
今まで以上に手足の動きに集中した

そして、北穂高小屋のテラスに着いた
思わず「バンザーイ!」をやってみたかったが
恥ずかしくてできなかった
が、そんな気持ちに満満だった
このルートを超えた人ならその気持ちがわかると思う

そして、途中で知り合った
黄ザック兄さん、赤ザック兄さんも無事到着
お二人とそれぞれ握手し、称えあった

その後、北穂のテン場では、この日のプレイバックと強風で
全然寝られなかった、このときの余韻が今でも続いている
山行内容、難易度、計画の実行性、ロケーション
達成感、そして山行を終わった後の感動
どれをとっても今までの山行の中で3本の指に入るような
素晴らしい山行だった








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素晴らしい!
去年の、鷲羽岳方面縦走のレコにコメントさせていただいた者です。

プロフ写真に見覚えがあり…ん??この方は…と思いました!
単独でキレット越えとは!勇気がありますね〜同じ単独男子がほぼ一緒に歩いていたのは心強かったと思います。
「ここで死ぬかもしれない」と始めは思っていた、とありましたか、その気持ちとても良くわかります!

でも大キレットより、北穂から涸沢岳のルートの方が難易度高く感じませんでしたか?
大キレットは、ラクちんルートではないですが、かなり整備はされていると感じました。それと比べて北穂から先のルートはあまり手が入ってないなぁと感じました。
大キレット、緊張しながら先に先にと進んでしまったので、もう一回あのルートを歩いてみたいですが…私は単独で足を踏み入れる勇気がでないですねー(T_T)

去年の北岳のレコも拝見しました。
なかなか出来ない経験をされたのですね。どんな山でも、怪我をしないで帰宅して「あ〜疲れたなぁ」と言える事は幸せですよね。再確認をさせて貰えました。状況をアップしてくだってありがとうございました。

これからも楽しいレコをヨロシクお願いします🎵
2018/9/27 20:36
maroeri様、コメントありがとう
去年の鷲羽のコメでよく覚えてますよ!
コメントいただきありがとうございます
大キレット(南岳〜北穂)と涸沢岳〜北穂の難易度ですが
大キレット(南岳〜北穂)は通過に3時間、易しい所と危険な所の差が大きく感じました
涸沢岳〜北穂は通過に2時間、常に厳しい所を通過するイメージです
どちらが厳しいか、微妙ですね〜
ほかの登山者にも聞きましたが涸沢岳〜北穂の方が怖いという話も聞きました
僕も、今考えるとどちらが厳しいかわからないですねえ
北岳の件もあって、人間、どこで危険な場面に直面するかわからないもんだと思って、より慎重に山行をしています
普段通り、「あ〜疲れた〜」って日常に戻れるってことは
ホント、幸せなことなんだと思います

ところでmaroeriさんは今年、宮之浦岳に行かれたんですね
あそこは山ヒルが出るとか、ものすごい体力が要るとか
遭難多発地帯とか聞いています
天気も良い方でよかったですね
ほとんど雨の山ってイメージもあるし・・・
100名山、目指してらっしゃるのでしょうか
maroeriさんの性格でしたら単独行の方がよかったのかも?
僕も、山行の大部分が単独行なので、お気持ちわかります
2018/9/27 22:11
Re:百名山は狙ってませーん
junbaderさん、おはようございます!

屋久島は特に前から行きたかったとかそういうのではなく…
会社のリフレッシュ休暇で約半月休みがあり、どこで何をしようか?と検討していた時に友達が「絶対にイイよ!行ったほうがいいよ!」と言われ。それで計画しました(^o^;
海外の山も考えたけど、一人で長時間飛行機に乗るのもかったるいし(笑)そこまでして行って天気悪かったら最悪だしとか考えて最終的に屋久島に落ち着いた次第です(^^)/

屋久島には一週間滞在して、登山・沢登り・カヤック等、海での遊び以外は計画通り楽しんできました!

山にヒルはいるみたいだけど、確実に沢山いるのは花山歩道ルートです。
これはガイドさんが言ってました。
私が今回歩いたところでは会いませんでした。私もヒルは絶対にヤダー
ヒルの生息地は広がっているらしく、多分、鹿が運んでいるのでは?との事です。

遭難も多いらしいです。でもって、遭難したら出て来ないことが多いと。
晴れていれば、なんてことないルートだと思いますが、なんてったって雨や霧の島です。天候不良になり道迷いすると出てこれなくなり、又、探しきれないのでしようね。

縦走の際に私だけテント泊しました。
やはりテントはいいです。
昔からキャンプはしているので、テント泊の気持ちよさはわかるのだけど山中でのテントはお初でした。星がメチャきれいだったです!
実は山岳テント買ったのでいつ使おうか?と考えてるだけで実行してない💦
2018/9/28 8:01
失礼しました
maroeriさん、失礼しました
百名山というわけでななかったんですね
ちなみに僕は山ヒルの巣窟ともいわれる鈴鹿山脈がほぼホームグラウンド
なんで、2週間前にもヒルにやられ、その噛み痕がまだ残ったままです
まあ、慣れっこですね
なので、いつも超高濃度塩水スプレーを持ち歩いてます(笑)
そういえばmaroeriさんのプロフィールにも書かれてましたが
複数で歩いても単独のように歩けるヤマ友の件
意味、良くわかりますが、結構、難しくないですか?
僕も同じですが、結局、単独になってしまいます
自分でいうのもなんですが自己中なんでしょうね
僕がテント泊が好きなのもそんな理由
あのマイペース感はテント泊でないとね
2018/9/28 21:52
え〜?!
ヒルのすみかが、ホームグラウンド?!
キャー(@_@)
もうねぇ、ヒルってあの姿がまずヤダ…
そして、知らない間にスルスルと入り込んでる等という行動パターンも恐怖…
実際に山で見たのは一回だけで、走るように登って走って下山しましたよ。その時は、山と言うよりは丘みたいなとこだったからそれができましたけど。

山友…
実際に年に一回程度でしたが、アルプス等に出掛ける友達(と言っても親子くらい年が離れてるけどね)が複数だけど単独を感じられる人でした。結婚して一緒に行けなくなっちゃったけど(T_T)
彼女は、登りが強い人で私よりペースは上。だけど、要所要所では足並みを揃えて歩き、その距離感は絶妙でしたね。
ずーッとくっついて一緒に歩くよりは、自分のペースで歩く時間と景色を見たり食事をしたりする時は一緒で…、とバランスが良い人でした。
2018/9/29 8:53
立山ではなく、大キレットでしたか!
今回は立山三山縦走をご一緒に計画していましたが、
ご同行できず申し訳なかったですが、こんな素晴らしいコースへ行かれていたんですね!!!
それにしても、写真を見るからに怖そう・・・
高所恐怖症の僕にとっては、一生歩けないルートを淡々と歩いちゃうのがすごいですなぁ〜。(僕なら、硬直しちゃうんで絶対ムリ!)

今年の乾杯計画は延期になっちゃいましたけど、こちらに選んで正解だったと思います!
「油断大敵事故一生」と言う格言がありますが、まさしくでしたね。
ほんと、お疲れさまでした!
2018/9/29 17:15
Re: 立山ではなく、大キレットでしたか!
katsuuuさん、どうも!
この度はお会いできなくて残念だったです
それにしても今年は土日祝日のたびに天候が悪くなるんで調子狂っちゃったよねえ
山で天候が悪いと、魅力無くなってしまうからなあ
ただ、この連休は思った以上にいい天気になったんで良かったです
大キレットはずっと考えていた山行だったんで
立山〜釼岳、槍〜大キレットを最期まで迷って大キレットに挑戦しました
ただ当分はのんびりした山行をしたいと思いました
しかし、キツかったわ
2018/9/29 17:53
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