秋の飯豊山登山。いいではいいで〜。

2018年09月28日(金) ~ 2018年09月29日(土)

• GPS: 27:22
• 距離: 22.9km
• 登り: 2,332m
• 下り: 2,327m

コースタイム

1日目

• 山行: 7:55
• 休憩: 0:22
• 合計: 8:17

距離 14.8km 登り 2,015m 下り 870m

4:55 大日杉小屋
5:45 長之助清水
5:54 5:56 御田
6:48 6:49 滝切合
7:15 地蔵岳
7:42 語らいの丘
8:03 8:11 目洗い清水
8:48 8:49 御坪
9:40 切合・種蒔山分れ
9:46 切合避難小屋
10:19 10:20 草履塚
10:33 姥権現
10:38 10:41 御秘所
10:54 御前坂下
11:16 一ノ王子
11:22 11:25 本山小屋
11:36 11:38 飯豊山
11:50 本山小屋
11:55 11:56 一ノ王子
12:10 御前坂下
12:24 御秘所
12:28 姥権現
12:46 草履塚
13:12 切合避難小屋

2日目

• 山行: 3:11
• 休憩: 0:07
• 合計: 3:18

距離 8.1km 登り 317m 下り 1,453m

4:58 切合避難小屋
5:05 5:06 切合・種蒔山分れ
5:46 御坪
6:13 目洗い清水
6:31 語らいの丘
6:49 6:51 地蔵岳
7:07 7:08 滝切合
7:40 7:42 御田
7:46 7:47 長之助清水
8:16 大日杉小屋
8:16 ゴール地点

切合小屋から下山路を取る場合、まず三国方面に進み、その先の分岐で大日杉方面と三国（川入）方面に分かれています。早朝、ガスがかかっている時はルート分かりづらく、間違って水場に降りて進んで行くと進退窮します（私の失敗談）。

天候

1日目晴れ（一時小雨）、2日目曇り

アクセス

利用交通機関：

自家用車

大日杉小屋（ナビだとうまく出てこない場合は以下の住所入力。山形県西置賜郡岩倉640）手前の路肩に駐車。大日杉小屋手前4.5kmに分岐の看板があるが、夜間だと分かりづらい。10台弱駐車可能。満車であればその手前の広場に駐車できる。

コース状況／危険箇所等

〇スタートからから30分程度は急登。途中長い鎖場（ザンゲ坂）もあるが、それほど難しくはない。滝切合を過ぎるまで地蔵岳の姿は見えずほぼ林の中。我慢の登山。
〇地蔵岳を過ぎると一度下り、アップダウンを繰り返す。御坪に行く途中に目洗い清水あり。足場は良くないが5分ほど下ると湧水がある。御坪から切合小屋まで足場の良くない場所（片側が切り立った場所、切った竹が続く場所）何カ所か足元注意。切通小屋脇にも水場（湧水）有り。本山小屋の水場の水は出ているか未確認。
〇切合小屋、草履塚、姥権現の先に「御秘所の岩場」がある。難易度は高くないが足を滑らせれば無事では済まないので慎重に足の置き場を考えながら進んで下さい。

その他周辺情報

〇卯の花温泉はぎ乃湯（ https://travel.biglobe.ne.jp/onsen/spot/6011319.html ）を利用。大人450円
〇昼食はそば処太郎亭で食べた。「肉そば」がお奨め

写真

9/28 4:53

1日目早朝。登山口脇の注意看板。遭難しないように注意はしてますよー。

9/28 5:13

スタートして最初の30分ほど急登が続く。歩いて20分ほどで長い鎖場に到着。登るときは鎖を使わずとも大丈夫かと思いますが、下るときに足場が湿っている場合は鎖を使う必要があります。

9/28 5:16

ザンゲ坂という名前が付いているらしい。足繁く登山に来ているので、ザンゲするとしたら家族にだろうか・・・

9/28 5:26

だいぶ明るくなってきました。

9/28 5:27

山深い飯豊の山並み。

9/28 5:28

ナナカマドの葉も赤く色づいています。

9/28 5:30

稜線まで上がってきました。時々片側が切れ落ちているので、注意しながら進んで行きます。

9/28 5:33

木の根は濡れると滑りやすいので、足をどこに置くか考えながら進みます。

9/28 5:46

登山路はそれほど湿っていなかったので登りにくくはありませんでした。

9/28 5:49

「御田の杉」です。

9/28 5:49

杉の株元には「御田五社権現」と書かれた碑が設置されていました。

9/28 6:04

相変わらず木の根の上を歩き、・・

9/28 6:09

足型が付いた登山路を進むと・・・

9/28 6:42

左脇から小型エンジンをかけた時のような獣の唸り声が・・
「熊」かと思いストックどうしを叩きながら進みます。帰りにも下の方で唸り声に遭遇しました。あの声は何だったのでしょう。

9/28 6:43

滝切合です。右手の尾根に登山路は付いていないようです。

9/28 6:46

紅葉の一部も色づき始めました。

9/28 6:47

ようやく地蔵岳が姿を現しました。ここまで遠く感じました。目標物が現れたので、俄然やる気が出ます。

9/28 6:48

オオカメノキの実。

9/28 6:48

オオカメノキの葉も綺麗に紅葉していました。

9/28 6:49

さらに登っていくと・・・

9/28 6:59

眺望が良い場所が。手前は鍋越山、奥は大森丸山と小森丸山でしょうか。

9/28 6:59

右側が切れ落ちているので、慎重に歩みを進めます。

9/28 7:04

あれが目指す「飯豊本山」だと思われます。
山並み素敵−。

9/28 7:05

あそこは飯豊山手前の草履塚あたりではないだろうか。

9/28 7:05

飯豊連峰の迫力が伝わってきます。

9/28 7:08

地蔵岳の標識がありますが、ここは偽ピークだそうです。

9/28 7:08

すぐ脇にだまし地蔵が・・・
痕跡はありますが、地蔵がありませんね。どうしちゃったんでしょう。

9/28 7:09

少し上に本当のピーク（三角点）が。

9/28 7:09

お約束、記念の三角点タッチ。

9/28 7:11

切合小屋方面に向かいます。

9/28 7:18

飯豊山が迫ってきた。

9/28 7:18

左手稜線上に小屋が見えます。切合小屋でしょうか。

9/28 7:32

アップダウンを繰り返しながら進むと・・

9/28 8:03

目洗い清水の標識です。

9/28 8:03

下った先に赤い印とペットボトルがぶら下がっている場所が水場です。傾斜は急で足場はあまりよろしくなかったです。

9/28 7:34

その代わり、途中幾つもの花か咲いていました。これはアカモノかな。

9/28 7:35

イブキボウフウ。

9/28 7:45

シオガマの仲間かな。

9/28 7:58

オオアザミ

9/28 8:00

シシウド

9/28 8:00

ウメバチソウ

9/28 7:58

水は冷たく、美味しかったです。

9/28 8:32

秋の紅葉は確実に進んでいますね。

9/28 8:09

紅葉のアップ。

9/28 8:34

先に進むと、笹ゾーンへ。朝露でびしょびしょになります。登山路は所々段差があるので、足元注意です。

9/28 8:37

笹ゾーンを抜けると見晴らしが良くなってきました。

9/28 8:38

白い木は風景として映えますね。

9/28 8:42

見晴らしの良いこの場所が御坪かと思いきや・・

9/28 8:44

少し下った所が御坪です。この辺のピークでもなく、見晴らしが良いわけでもないのになぜ。

9/28 8:51

切合小屋と種蒔山との分岐に到着しました。切合小屋方面に向かいます。

9/28 9:10

紅葉に染まりだした山並み。

9/28 9:11

尾根沿いに進みます。

9/28 9:25

足元も紅葉。

9/28 9:28

紅葉と切合小屋。

9/28 9:30

まさに紅葉

9/28 9:40

切合小屋にヘリが何度も物資を下していました。

9/28 9:42

切合小屋です。頂上まで行った後、本日はこちらにお世話になります本日は管理人在中していました。

9/28 9:43

紅葉の中を進み・・

9/28 9:46

まずは草履塚を登る。

9/28 9:53

アキノキリンソウ

9/28 10:00

ミヤマリンドウ

9/28 10:12

ヤマハハコ

9/28 10:13

ここを登って・・・

9/28 10:15

草履塚です。

9/28 10:15

草履塚から見た飯豊本山。

9/28 10:18

雪も一部残っています。

9/28 10:18

麓に紅葉をまとった飯豊本山。近づいたり離れたりすると飯豊本山の風景もまるで変わりますね。

9/28 10:20

鮮やかなオレンジ色となったモミジ。

9/28 10:23

飯豊本山まで稜線が見えます。この風景も素敵ですね。

9/28 10:26

群生するマツムシソウ

9/28 10:30

姥権現標識に到着。

9/28 10:30

祀られている姥権現です。蔵王といい姥神様を祀っているところは多いですね。

9/28 10:34

御秘所（おひそ）に着きました。名前の由来はこの後わかった。

9/28 10:34

岩場だわ。

9/28 10:37

この辺はそれほど怖くない。

9/28 10:38

鎖上部の付け根辺りが一番高度感があり、慎重な移動が必要な箇所です。ストック持ってると逆に危ないのでストックは片付けて三点支持で移動した方が良いです。

9/28 10:50

御前坂標識に到着です。

9/28 10:50

御前坂から見た飯豊本山。

9/28 10:56

ガレのような岩場を登っていきます。

9/28 11:00

振り返ると、秋色づいた飯豊連峰の山並み。

9/28 11:18

本山小屋です。管理人不在期間に入ったようです。

9/28 11:19

飯豊山神社です。小屋の中に入ってお参りします。

9/28 11:25

一番左手が頂上ですね。

9/28 11:33

お目当ての飯豊本山の頂上ゲットだぜ。

9/28 11:33

記念の三角点タッチ。

9/28 11:50

当初の予定は本山小屋泊りでしたが、かなり予定より早いので、本日は切合小屋まで降りて宿泊します。

9/28 12:08

これから向かう草履塚方面。

9/28 12:14

御秘所の岩場。通過はそれほど怖くはありません。

9/28 12:23

振り返り、飯豊山。お世話になりました。

9/28 12:35

草履塚方面。

9/28 12:40

草履塚まで登り返しました。

9/28 13:00

切合小屋近くの紅葉。

9/29 5:01

2日目帰り。三国方面に降りてしばらく行くと、三国方面と大日杉小屋方面との分岐に到着です。

9/29 5:21

朝日が出そうでしたが、その後雲に隠れて見えませんでした。

9/29 6:30

下って・・・

9/29 6:36

登り返す・・・

9/29 6:40

あそこが地蔵岳のピーク、もうすぐです。

9/29 6:46

何とか地蔵岳まで登り返しました。ハアハア（息切れ）。

9/29 7:32

この風景だけ見ると森の散策という雰囲気です。

9/29 7:37

御田看板。だいぶ傾いてしまっています。

9/29 7:56

足元は湿っていたので鎖も使って降りました。

9/29 8:11

大日杉の伐採跡。直径3m30�僂發△辰慎靆擇世修Δ任垢�、明治43年に伐採してしまったとのことです。飯豊山信仰の象徴だったそうですが、残念ですね。

9/29 8:12

大日杉小屋です。1階に屋外トイレ（1基）があります。ペーパーはご準備ください。

9/29 8:31

スタート地点（登山口最寄りの路肩）に戻ってきました。

9/29 8:33

路肩に止められなければすぐ下に広場がありますので、そちらに停められます。

9/29 8:43

夜は分かりづらかった分岐の看板。右手の細い道を進みます。

9/29 10:36

登る予定でいた朝日岳方面。次回こそリベンジだ。

9/29 11:11

そば処太郎亭の暖かい肉そば。冷たい方の肉そばも美味しいそうです。美味しかった。お近くをお通りの際は是非。

撮影機器：

TG-4 OLYMPUS CORPORATION

感想

ginta8080

　一番美味しいものは後に残す主義。三連休で飯豊山、大朝日岳を登る予定が天気の都合で飯豊山だけに。さすが飯豊連峰の盟主、登り甲斐があります。今回は避けたがダイグラ尾根からの飯豊山はかなり登り甲斐があるらしいので来年登ろう。ダイグラ尾根経由で登った方にも感想を聞いてみたいです。
　東北エリアで登っていない百名山は大朝日岳だけになった。10月中旬まで所用で行けないので、10月下旬に是非とも登りに行きたい。