台風に翻弄されつつ、秋色の静かな西鎌。
- GPS
- 53:42
- 距離
- 31.7km
- 登り
- 2,570m
- 下り
- 2,562m
コースタイム
- 山行
- 5:05
- 休憩
- 0:28
- 合計
- 5:33
- 山行
- 3:46
- 休憩
- 0:25
- 合計
- 4:11
天候 | 10/4木:高曇り 10/5金:霧雨のち小雨 10/6土:強風&晴れ、のち曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2018年10月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
小池新道はまた一段と歩きやすくなっていた。 西鎌尾根も問題なし。 飛騨沢は、滝谷の渡渉点の橋がないのでやや難儀。 |
予約できる山小屋 |
槍平小屋
|
写真
感想
急な休みが取れない職場であり、夏休みは台風により返上順延返上順延を繰り返していたが、もうこれ以上延ばせない10月4日からの最後の休み。
しかーし、またもや台風が!!
先週土日の台風が去った後、月火水と最高の晴天だったのに、夏休み予定の木曜からは連日雨と暴風予定‥。涙涙。
またもや休みは返上か?しかしもう代わりに休める日がない‥。
と悶々としていたが、妻の「もう休めないんだったら、行こうよ」と。
「6日に降りてくれば暴風は避けられる。雨ざんざん降る感じでもないし」という一言でそのまま休むことにする。
が、天気が悪そうなことに変わりはないので、テントではなく小屋泊とする。
「こんな天気の悪い平日だから空いてるよ。」と妻。
「ここ最近混んで混んで駐められない新穂の無料駐車場にとめられるよ、きっと。久々にそっち歩きたい。」と言う。
新穂側は以前から好きでよく行っていたが、ここのところ駐車は絶対無理というほど混んでいるし、ましてや普通の週末などは100%とめられなくなっていたので実に久々。
前日仕事が遅くて疲れていたので、新穂に着いたのは7時頃であったが、
天気のあまり良くない木曜日とあって、さすがにガラガラ。
1番上の段の駐車場も余裕で駐められた。
平日に山に行ける嬉しさはこれである。
今日は双六までなので気楽。小池新道を登る時は大抵三俣まで一気に行くが、今日は出発も遅くなったし天気も今ひとつだし。
久しぶりの小池新道は、随分ルートが変わっており一段と歩きやすくなっていた。シシウドが原手前の分岐道は跡形もなく無くなっていたし。
予報よりは良く、高曇りなるも遠望もきいて、紅葉盛りの鏡池からは槍もよく見えた。静かな弓折を経て双六到着。
ここはテントは張っても小屋は久々。
流石に今日は空いていて、イワウメの部屋の2段ベッド上の区画を2人で占有。その後自分は談話室でまったりモード。
妻は久々に双六山頂まで散歩に出かけたが、往復とも誰にも会わず、しばらく山頂にいてようやく来合わせた方に写真撮ってもらったとのこと。
夕飯天ぷら爆食。
翌日朝は雨。
テンションだだ下がりで「下山したい」と言ったら妻に「何言ってんの「9時頃雨上がるよ。今日槍までしか行かないんだったらすぐでしょ。雨上がるまで待機してから出ればいいよ」と言われた。
どうせいくのであれば待機もめんどくさいので、少し小降りになってから出発。
樅沢岳までは雨が顔に当たる感じであったが、そこで雨は止んだ。
後はガッスガスの西鎌尾根を槍へ。
槍まで出会ったのはたった1名という静か過ぎる西鎌。
妻は「ガスだけど雨止んだし、西鎌久々だから楽しいな」と、カッパでガスガスにもかかわらずながらも楽しげであったが、自分はテンション低し。むっつりとガスガスの中を歩いていたら、雷鳥出現!
これでややテンション上がる、
さらに鎖場付近で、なんと6羽の雷鳥が!
最初は置物かと思った。
小さい雛連れで計6羽というのは見るが、
成長した同じ大きさの雷鳥が6羽も一緒にいるというのは初めてだ。
兄弟だろうか?
雷鳥はこの後、6羽が一列に並んで鎖場を登っていき、ハイマツの茂みに消えていった。いやー、とてもテンション上がった!
結局、西鎌尾根で会ったのは、人間1名と雷鳥8羽であった。
槍ヶ岳山荘のキッチン槍でコーヒータイム。
ストーブで暖まる。
ガスガスなため穂先はパス。
しょっちゅう来ているので、空いていて天気の良い日のみ登ることとしている。
コーヒー(妻はココア)とストーブで暖まった後は東鎌を、お気に入りのヒユッテ大槍へ一番乗り。ここの会員になっておりポイントが溜まっていたので無料で宿泊。なんかトクした気分。
ガスが抜けたら散歩しようと妻は言っていたが、結局抜けずにまったりと読書三昧。
いつもの「ドリンクバー飲み放題500円」を購入し、コーヒー(但しインスタント)、ココア、レモネード、ミルクティー、を10杯くらい飲んですっかりがぼがぼになった。
夕飯も美味しく夜もゆったりと寝られた。
翌日は快晴!
秋色の飛騨沢。
夜中に台風の影響による風が吹いており、
あまり強風であれば東鎌を槍に登り返すのは危険なため槍沢周りにせざるを得ないかと思っていたが、なんとかしのげる感じなため、
飛騨沢へ向かう。
台風の強風なるもこれだけの快晴は久々。
こういう快晴だともっと稜線歩きたいが、
台風が迫ってくるため、下山やむなし。
滝谷の橋はかかっておらず
水量も多くて足の短い妻が渡渉できる地点を探して
20分程右往左往したが、
なんとかクリア。
下山するにつれ曇ってきたが、
2100m付近の紅葉が綺麗であった。
この悪天予報の中、それなりに歩けて良かった。
雷鳥
雷鳥ルーティーンはまだ続いていたのね。
しかも丸々太った美味しそうな雷鳥6羽
じゅるじゅる・・・ローストサンダーバード
雨にも負けず頑張って歩いたご褒美の快晴の槍は素晴らしいね
しかしヒュッテ大槍にドリンクバーがあるとは知らなかった
しばらく途切れていましたが、
今年は雷鳥遭遇率がやはり高かったですね!
しかし、成長した雷鳥6羽の団体というのは初めて見ました。
台風が多くて、兄弟固まって行動してます、という風情でしたよ
大槍のドリンクバーは、今の前の支配人が始めたもので、
かれこれ7年位前からありましたよ。
アルコール飲料でないので姐さんの目に入ってなかったんじゃないですかね
そのもう一代前の支配人の時はドリンクバーは無かったですが、
手作りケーキがお得意で、ケーキの日とかありましたよ。
あらら・・
近い山域に居られたですね〜
土曜日の早い時間は槍がキレイでした。
ペンさん出発された頃は南岳から槍を
見て歩いてましたね。
4〜6日はどこも人が少なくて、6日も例年より
少ないと言われてました。
槍沢も人少なかったですし・・
横尾街道も・・3/1程度の人でしたけど
そちらも静かな双六だったようで
ベッドルーム貸し切りはラッキーですね。
そういえば、西鎌はまだ歩いてないので・・
西鎌 北鎌は来年にでも行きたいものです。
そうなんですよ、
よくよく拝見したらお近くでした
6日も、天気が良ければ南岳方面へ行こうと思っていましたし。
台風接近により稜線に長居せず下山しましたが、
行っていればお会いしてましたね。
本当に人が全然いませんでしたね。
2日目の西鎌など、人間より雷鳥の方が多かったですし
二日間ともゆったり個室状態で熟睡でした。
我々は北鎌には行けませんが、西鎌は気楽に歩けるのでいいですよ。
今回はガスガスでしたが、晴れているときは眺望もいいですし、花もありますし。
本来であればこの季節ものすごい混雑が予想されるこの界隈に
平日とはいえ読み切った小屋泊の余裕の日程をチョイスされるとは
流石です
赤く染まったり、青空に天を突く穂先がとても綺麗で
もう数えきれないほど訪れているお二人だからこそ
強風とはいえ山頂をスルーするところも流石です
来年は槍への再訪もいいかもしれません!
しかし10杯は飲み過ぎでは
よい「秋休み」になりましたね
なにしろ天気予報が悪かったですから
おかげさまでで空き空きの静かな山を楽しめました。
西鎌は果てしなくガスガスでしたが
6日の朝に強風なるもスカッと晴れたのは予想外で嬉しかったです。
6日はもうちょい風が収まれば穂先に寄ろうかと思ってたんですが、
ビュービュー吹いていたので
君子危うきに近寄らずを決め込みました
いやー、貧乏性なのでついついソフトドリンクを飲みすぎました。
溜まったポイントでタダで泊まって、500円でこれだけ飲んだので、
小屋の方から見ればもうからないお客で申し訳なかったです
暴風はすごかったでしょう‥
でも、軽々ですね。小池新道は、ワサビ平で止まったこと、鏡平で止まったこと、とても双六や三俣なんか行けません。。
西鎌もヘロヘロでしたよ、それを飛ぶように、ですか‥槍の山荘でなくて、いくらただとはいえ、ヒュッテ大槍に・・
驚いたばかりのレコ、楽しみました。
僕らは、過ぎ去ってから、8日に日帰りで前穂、でした。
いや、どう考えても日帰り前穂の方が全然大変ではないかと思いますが
しかし、8日は文句なしの好天でしたので、最高でしたでしょうね
これが2日ほどズレてくれれば、我々もいうことなかったのですが
大槍は好きなので、遠回りになってもついつい行ってしまいます。
新穂から入山して翌日笠ヶ岳まで行った時も、肩に泊まらず大槍まで降りて
翌日また登り返すことをやり、小屋番さんに「わざわざ酔狂なことしますね…」と、呆れられたこともありました
有効期限はありますが、10泊すると1泊タダになるというのは、なかなか率がいいもので
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