槍ヶ岳(上高地往復)
- GPS
- 18:14
- 距離
- 52.0km
- 登り
- 2,565m
- 下り
- 2,562m
コースタイム
- 山行
- 7:33
- 休憩
- 1:21
- 合計
- 8:54
- 山行
- 5:58
- 休憩
- 3:00
- 合計
- 8:58
天候 | 3日:快晴 4日:快晴だが稜線上は爆風 今年は本当に雪が降らない |
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過去天気図(気象庁) | 2024年11月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
バス 自家用車
バス代往復2800円 駐車場代一日700円(車中泊日含めて2100円) 時間的に駐車場はそれなりに空いていた シーズンオフ間近なので、始発時間が6時出発からしかなく、その便に乗車 乗り合いタクシーに乗っていれば、バスより早く上高地に着けたようです。 https://www.kamikochi.or.jp/access/sawando/ ■槍ヶ岳山荘 ・・・1泊夕食付 12500円(素泊まり9500円) 夕食17時〜、朝食5時〜 消灯20時半、ひとり1時間制限で充電使用可。トイレは二階のみ使用可能だった。 宿泊した日が営業最終日な為、売店等が17時で完全終了。Tシャツ等はほとんど売り切れ、自販機もほとんど売り切れ。受付横と室内の水は最後まで使わせてもらえた。 お湯の提供もあったが夕食時まで。 小屋締めの為、翌朝7時までに全員チェックアウトするように言われた。 https://www.yarigatake.co.jp/yarigatake/ 電波状況など https://www.yarigatake.co.jp/lodge/ ※正直ニュースを見て驚いたが、車中泊をしたその日に、バスターミナルすぐ横の梓川に転落する事故があったようだ。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
登山届は上高地バスターミナルに到着してすぐの、上高地インフォメーションセンターの外に設置してあるのでそこに出す。 全体的にすごく整備されている。距離が物凄いが、段差や木の根のあまりないのでとても歩きやすい。 上高地バスターミナルのバス待ちの整理券が無くなっていたので、バスの乗車は待機列に並ばないと乗れない。 紅葉の見ごろでもある為、上高地観光の一般客が大勢いた。 □上高地から明神〜横尾山荘 いつもの舗装された砂利道の約3時間による苦行タイム。ひたすら長いのと標高を稼げないこと。 いつも思っているが、この区間をどうにか短縮する手段を実装してほしい(工事用の道が整備されているんだから、土日祝日限定とかでバス移動とかどう?無理か・・・)。 土曜日の大雨の影響か、梓川の左岸コースが通行禁止にされていた。よりによって槍ヶ岳に行くのに前回より約1時間半遅くの出発な上に、あまり好きではない右岸コースを歩く羽目になるとは。 明神館に到着後、左岸コース側を見たら通行可能の看板になっていた。どっち!? 所々、前日の雨の影響か沢化した道を通る。 □横尾から槍沢ロッジ ようやく山道になる。一ノ俣辺りまでは多少は平坦な道だが、だんだん標高を上げていく登山道なる。 7月豪雨で破壊された箇所は問題無く通過できるようになっている。だが前日の雨の影響か、増水して沢が乗り越えて来ていた箇所があった。所々、泥ぐちゃな所も多数あり。 槍沢ロッジ前で、標高を上げる。 槍沢ロッジは、明日に小屋締めなのもあり、外のトイレは封鎖されていたのと机は撤去されていた。 □槍沢からババ平 森の中をゆるい登りで歩く。とても綺麗に岩が並べられていて歩きやすい。すぐに到着する。 ババ平は小屋締め済み。 □ババ平から天狗原分岐〜槍沢グリーンバンド入り口 水俣乗越との分岐である大曲を越えると一気に傾斜が強くなって標高が上げる。ここまですでに長時間歩いてきてるので、ここからの登りがかなりきつく感じる。 ここら辺から、絶対に道迷いはさせないという強い意志が感じられる程の目印のオンパレードになる。 今までの大雨の影響か、所々前回とはルートが変わっていたのが明確にわかった。正直、今の登山道の方がかなり歩きやすく感じた。 何か所か、沢を横切る所がある。 □槍沢グリーンバンド入り口から殺生ヒュッテ〜槍ヶ岳山荘 ここから槍ヶ岳山荘までの最後の登りの正念場になる。特に危険に感じる所はないが、ここまでの疲労でかなりきつく感じる。 少しだけの配松地帯を抜けて直ぐに、殺生ヒュッテ辺りまで岩場でゴロゴロのガレ場地帯になる。ここも目印のオンパレードなので迷うことはない。浮石も少なく、段差もあまり感じられなかったので自分的に歩きやすい方だと思われる。 殺生ヒュッテを超えたら、最後のつづら折りの登りになる。 殺生ヒュッテはすでに閉まっている。 □槍ヶ岳山荘〜槍ヶ岳 山頂までは、これでもかと目印のオンパレードなので迷う必要なし。鎖場、金具の足場、梯子等がたくさんあるが、三点支持をきちんとしていれば問題ないし危険も感じない。正直、ここが一番楽しかった。 槍ヶ岳山荘が小屋締め間近なのと、部屋制限していたのもあり、盛況時に比べれば登山者がかなり少なかったので、山頂まで渋滞もなくすんなり登れた。 この日は爆風が吹いていたのもあり、かなり寒かった。 槍ヶ岳山荘すぐそばに、日光浴中の雷鳥がいた。 --------------------------------------------------------------------------------------- 水場/ 上高地BT: 広場の水場で蛇口より。無料 徳澤園: 沢横。無料 横尾山荘: 公衆トイレ前。無料 槍沢ロッヂ: 小屋締め間近な為になし。中でポットのお湯を提供していた。500ml 100円 ババ平: 解体済みな為なし。 殺生ヒュッテ: 小屋締め済みな為なし。 槍ヶ岳山荘: 受付横 天水 1L 200円 4日の小屋締め後の山小屋の売店状況(下記山小屋11/3日に営業終了) 槍ヶ岳山荘:利用不可 槍沢ロッヂ:利用不可 横尾山荘:利用不可 徳澤園:利用不可 徳澤ロッジ:ランチ営業だけしていた 明神館:ランチ営業だけしていた |
その他周辺情報 | ・さわんど温泉 梓湖畔の湯 大人750円 レンタルバスタオル400円 あずがっぱオリジナルタオル280円 https://azusakohaann.jimdofree.com/ |
写真
感想
土曜日の大雨は変わらないが、日曜日・月曜日が快晴予報に急に変わった。
なら、今年のシーズン締めの意味も込めてと、各地の山小屋が小屋締めに入るので今年最後の山小屋泊と、どこか2日間で往復できる良い所はないかと探して、せっかくなら槍ヶ岳が良いなと、急遽ここを選択。
まあ、まだ今年中は雪が積もらない限り登山は続けるけどね。そんなこと言って去年は車を事故って本当に終わったけど。今年はそんな終わりにならないよう絶対に気をつける。
そして本当に今年は雪が降らない。登山するには良いけどね。
去年の前回登った時は、寝不足と暑さにバテたのと体力不足とペース配分を間違えて心が折れる寸前で酷い目にあったが、今回は睡眠もしっかり取り、五竜岳を日帰り出来る体力も付けたので意気揚々に出発。
よく調べてなかったのもあるが、でもまさかバスの始発時間が5時じゃなくて6時からだとは思わなかったけど。
前回が良くなかったとは言え、1時間半も遅くスタートだが、10時間もかかる行程なので焦らずに行くことにしました。
さらにかっぱ橋に着いて、いつもの左岸ルートが前日までの雨で通行止めになっているとは思わなかったけど。
右岸ルートの明神池直通ルートはあまり好きでは無いし。でもまさか明神館に着いて左岸ルートを見たら通行可能になっていて、なんとも言えない気持ちになったが。
今回はひたすらペースを抑えつつ、前回より1時間半遅い出発の差を無くすためにペースを抑えながら急ぐ登山だった。
あと毎回思うが、かっぱ橋から横尾山荘までの約3時間の行程は何とかならないものか。
今回は、難なくまずは槍沢ロッジに到着。もう小屋締め間近なのもあり、昼食はどうするかと思ったが、有料のセルフのお湯があったので、フリーズドライで腹ごしらえ。
そしてこれから始まる自分的最難関の前回心が折れかけた、ババ平から槍沢グリーンバンドの標識がある所までの登り坂。前回はここでバテて通り抜けるのに3時間もかかってしまったが、今回は体力を付けてきたのもあり、難なくヤマレコの標準時間通りに通り抜けれて本当に一安心。ここで一気に前回からの時間差を無くせて逆に追い抜くことも出来た訳だ。槍ヶ岳山荘に16時到着も見えて来た。
一安心だがやはりここまで来ると、流石に今までの行程の疲れで槍ヶ岳山荘までの最後の登りがかなりキツかったが、余力を残して無事に16時頃までに到着出来て本当に良かった。
槍ヶ岳山荘は小屋締め間近なのもあり部屋数を制限してたみたいだった。16時までに着けたので前回見逃した日没の夕陽を見られるチャンスがあるわけだしね。今回はせっかくだから夕食も付けてみた。17時から夕食の時間だが、その前に夕陽を見る為に外に直行。夕焼けと夕陽を無事に見ることが出来たが、見る場所が少し悪かったというポカをやらかしたのは、言うまでもない。
まあ今回は、見れて写真も撮れたのでこれで満足だけど、欲を言えばもう少し良い写真撮影場所で撮りたかった。
でもまた満天の星空を見ずに寝てしまったが。
2日目は山頂からご来光を見る為に、ひとまず無事に起きれたことに一安心。二度寝したりもせずにさっさと準備してヘッデンを付けて出発。
今回は登山者があまりいなかったのとまだ外は暗く、朝食の時間も重なったので山頂まではすんなり登れた。少し早く着いたが朝焼けの空が最高だったので日の出までは退屈しなかったが、風が凄いこと。
無事に日の出も撮れたらさっさと下山する為に槍ヶ岳山荘に戻ったがそこで念願の雷鳥を発見したので撮影会を開始!また雷鳥だけで写真を30枚も撮ってしまった。
上高地に帰るための下山準備が完了して、もう1回雷鳥がいないか探したら今度は日光浴中だったのでさらに2度目の撮影会!
今回は体力に余裕があるので天狗池に寄るか迷ったが、無駄なことはしない方が良いと思いやめた。
下山中にどこかの山小屋で温かい昼飯だけでも食べられないかなと甘く考えてたが、本当にどこもやっていないと言うね。もう上高地かっぱ橋周辺エリアまで無理かなと思い始めてたが、まさかの徳澤ロッジでランチ営業してて本当に助かった。下山してきて、横尾山荘からかっぱ橋までの3時間の行程がここに来て無駄にキツイからね。
中華丼を頼んだが、温かくてとても美味かった。
今回は、今までからしても時間的に早めに上高地バスターミナルに到着出来たのでさっさとバスに乗って上高地から脱出。
そして、なかなか営業時間中に寄れなかったさわんどバスターミナル付近にある、さわんど温泉梓湖畔の湯に始めた寄れました。というか、さわんどバスターミナルにあるお土産屋にも始めて寄れた。
今回の反省点は、やっぱり保温ボトルを持って来るべきだった事。まさか、小屋締め後がここまで利用出来なくなるとは本当に思わなかった。
とは言え、シーズン締めの意味を込めた登山としては、最高な終わりにできたと思う。まだまだ雪で登れなくなるまで登るつもりだが車の運転にだけは気をつけたい。
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