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Yamareco

記録ID: 1624838
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
甲斐駒・北岳

MOC 鳳凰三山縦走

2018年10月20日(土) ~ 2018年10月21日(日)
 - 拍手
mino0747 その他8人
体力度
5
1泊以上が適当
GPS
30:10
距離
17.8km
登り
2,132m
下り
2,000m
歩くペース
ゆっくり
1.21.3
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

1日目
山行
5:24
休憩
0:15
合計
5:39
距離 7.9km 登り 1,235m 下り 164m
9:52
3
9:55
10:06
110
11:56
60
12:56
12:58
42
13:40
13:42
38
2日目
山行
9:20
休憩
1:24
合計
10:44
距離 9.8km 登り 908m 下り 1,822m
3:51
75
5:06
16
5:22
65
6:27
6:31
23
6:54
75
8:09
8:56
73
10:09
10:24
57
11:21
11:37
163
14:20
14:21
10
14:31
14:32
3
天候 晴のち夜半雪、2日目快晴
過去天気図(気象庁) 2018年10月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
夜叉神峠登山口駐車場(無料)
コース状況/
危険箇所等
高嶺から白鳳峠経由広河原登山口までの下りは、岩場の下り及び鉄梯子朽ちた木の梯子、丸木橋等があり、注意が必要です。
その他周辺情報 日帰り温泉(白鳳会館、金山沢温泉等)ありますが、受付終了の時間が早めなので、HP等で確認された方が良いかと思います。
そのほか、温泉旅館の日帰り入浴あり
夜叉神峠登山口駐車場、この日は6〜7割の駐車状況でした。芦安のゲートで、鳳凰山組は、この駐車場まで入るように誘導されます。北岳組は、芦安に停めてバスを利用するように誘導されます。ここから、広河原へバスで入る場合、混雑時は乗れない可能性があるらしいです。しかし、この日の広河原行バスが空き空きでした。
2018年10月20日 08:21撮影 by  RICOH WG-40, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
10/20 8:21
夜叉神峠登山口駐車場、この日は6〜7割の駐車状況でした。芦安のゲートで、鳳凰山組は、この駐車場まで入るように誘導されます。北岳組は、芦安に停めてバスを利用するように誘導されます。ここから、広河原へバスで入る場合、混雑時は乗れない可能性があるらしいです。しかし、この日の広河原行バスが空き空きでした。
夜叉神峠登山口。ここから緩やかに登り始めます。いきなりの急登よりも心の準備が整います。後から判りましたが、この逆ルートだったら地獄でした。
2018年10月20日 08:21撮影 by  RICOH WG-40, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
10/20 8:21
夜叉神峠登山口。ここから緩やかに登り始めます。いきなりの急登よりも心の準備が整います。後から判りましたが、この逆ルートだったら地獄でした。
木漏れ日の樹林帯を進みます。
2018年10月20日 09:27撮影 by  RICOH WG-40, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
1
10/20 9:27
木漏れ日の樹林帯を進みます。
夜叉神峠到着。朝一は白峰三山がきれいに見えていたそうですが、残念ながら到着時は雲の中
2018年10月20日 09:41撮影 by  RICOH WG-40, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
10/20 9:41
夜叉神峠到着。朝一は白峰三山がきれいに見えていたそうですが、残念ながら到着時は雲の中
夜叉神ゆかりの祠だそうです。
2018年10月20日 09:54撮影 by  RICOH WG-40, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
10/20 9:54
夜叉神ゆかりの祠だそうです。
夜叉神峠の紅葉
2018年10月20日 10:18撮影 by  RICOH WG-40, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
1
10/20 10:18
夜叉神峠の紅葉
しらびその向こうに紅葉
2018年10月20日 11:21撮影 by  RICOH WG-40, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
10/20 11:21
しらびその向こうに紅葉
杖立峠到着
2018年10月20日 11:41撮影 by  RICOH WG-40, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
10/20 11:41
杖立峠到着
唐松の紅葉。このあたりで霰が降り始めました。
2018年10月20日 12:18撮影 by  RICOH WG-40, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
10/20 12:18
唐松の紅葉。このあたりで霰が降り始めました。
火事場後
2018年10月20日 12:36撮影 by  RICOH WG-40, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
10/20 12:36
火事場後
だけかんばの葉は全て落ちてしまっています
2018年10月20日 12:36撮影 by  RICOH WG-40, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
10/20 12:36
だけかんばの葉は全て落ちてしまっています
午後2時半以降通過のお客さまで南御室小屋宿泊の方要連絡の看板
2018年10月20日 12:42撮影 by  RICOH WG-40, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
10/20 12:42
午後2時半以降通過のお客さまで南御室小屋宿泊の方要連絡の看板
霰が結構激しく降っています。
2018年10月20日 12:57撮影 by  RICOH WG-40, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
10/20 12:57
霰が結構激しく降っています。
こけの間に霰
2018年10月20日 13:08撮影 by  RICOH WG-40, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
10/20 13:08
こけの間に霰
分岐
2018年10月20日 13:23撮影 by  RICOH WG-40, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
10/20 13:23
分岐
苺平通過
2018年10月20日 13:25撮影 by  RICOH WG-40, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
10/20 13:25
苺平通過
南御室小屋が見えてきました。
2018年10月20日 13:59撮影 by  RICOH WG-40, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
10/20 13:59
南御室小屋が見えてきました。
小屋到着。天幕組も結構いますが、庭もかなり白くなっています。
2018年10月20日 14:00撮影 by  RICOH WG-40, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
10/20 14:00
小屋到着。天幕組も結構いますが、庭もかなり白くなっています。
ベンチにも霰が積もっています。間もなく雪に変わりました。
2018年10月20日 14:01撮影 by  RICOH WG-40, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
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10/20 14:01
ベンチにも霰が積もっています。間もなく雪に変わりました。
南御室小屋全景。
2018年10月20日 14:01撮影 by  RICOH WG-40, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
10/20 14:01
南御室小屋全景。
白い
2018年10月20日 14:02撮影 by  RICOH WG-40, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
10/20 14:02
白い
翌朝。積もってます。
2018年10月21日 03:34撮影 by  RICOH WG-40, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
10/21 3:34
翌朝。積もってます。
薬師岳に向けて出発しました。
2018年10月21日 03:51撮影 by  RICOH WG-40, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
10/21 3:51
薬師岳に向けて出発しました。
ガマ岩と言うそうです。
2018年10月21日 04:24撮影 by  RICOH WG-40, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
10/21 4:24
ガマ岩と言うそうです。
雪山登山になりました。
2018年10月21日 04:44撮影 by  RICOH WG-40, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
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10/21 4:44
雪山登山になりました。
薬師岳小屋通過
2018年10月21日 05:07撮影 by  RICOH WG-40, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
10/21 5:07
薬師岳小屋通過
小屋前のベンチ。南御室より積もっている感じ。
2018年10月21日 05:07撮影 by  RICOH WG-40, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
10/21 5:07
小屋前のベンチ。南御室より積もっている感じ。
夜明け前の富士。結構白くなっています。
2018年10月21日 05:17撮影 by  RICOH WG-40, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
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10/21 5:17
夜明け前の富士。結構白くなっています。
薬師岳到着。バックの右は仙丈ヶ岳。左は北岳。
2018年10月21日 05:18撮影 by  RICOH WG-40, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
10/21 5:18
薬師岳到着。バックの右は仙丈ヶ岳。左は北岳。
稜線からの日の出。
2018年10月21日 05:42撮影 by  RICOH WG-40, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
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10/21 5:42
稜線からの日の出。
間の岳、農鳥岳のモルゲンロート
2018年10月21日 05:42撮影 by  RICOH WG-40, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
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10/21 5:42
間の岳、農鳥岳のモルゲンロート
通過してきた薬師岳
2018年10月21日 05:43撮影 by  RICOH WG-40, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
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10/21 5:43
通過してきた薬師岳
岩場を乗り越えて。雪がついて滑ります。
2018年10月21日 06:01撮影 by  RICOH WG-40, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
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10/21 6:01
岩場を乗り越えて。雪がついて滑ります。
2018年10月21日 06:06撮影 by  RICOH WG-40, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
10/21 6:06
鳳凰三山最高峰観音岳到着。
2018年10月21日 06:06撮影 by  RICOH WG-40, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
10/21 6:06
鳳凰三山最高峰観音岳到着。
観音岳からの薬師岳の後ろに富士山
2018年10月21日 06:09撮影 by  RICOH WG-40, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
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10/21 6:09
観音岳からの薬師岳の後ろに富士山
地蔵岳、赤抜け沢の頭の向こうに甲斐駒ケ岳
2018年10月21日 06:10撮影 by  RICOH WG-40, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
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10/21 6:10
地蔵岳、赤抜け沢の頭の向こうに甲斐駒ケ岳
北岳と仙丈ヶ岳
2018年10月21日 06:10撮影 by  RICOH WG-40, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
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10/21 6:10
北岳と仙丈ヶ岳
稜線上の盆栽から地蔵のオベリスク
2018年10月21日 06:59撮影 by  RICOH WG-40, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
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10/21 6:59
稜線上の盆栽から地蔵のオベリスク
青空をバックにオベリスク
2018年10月21日 07:12撮影 by  RICOH WG-40, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
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10/21 7:12
青空をバックにオベリスク
オベリスクの向こうに八ヶ岳
2018年10月21日 07:51撮影 by  RICOH WG-40, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
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10/21 7:51
オベリスクの向こうに八ヶ岳
賽の河原。(奥は甲斐駒ケ岳)
2018年10月21日 08:02撮影 by  RICOH WG-40, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
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10/21 8:02
賽の河原。(奥は甲斐駒ケ岳)
時々行くゴルフ場が見えます。
2018年10月21日 08:26撮影 by  RICOH WG-40, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
10/21 8:26
時々行くゴルフ場が見えます。
高嶺を目指して登り返し(結構きつい)
2018年10月21日 09:20撮影 by  RICOH WG-40, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
10/21 9:20
高嶺を目指して登り返し(結構きつい)
高嶺から、八ヶ岳・蓼科山
2018年10月21日 09:24撮影 by  RICOH WG-40, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
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10/21 9:24
高嶺から、八ヶ岳・蓼科山
高嶺から白峰三山
2018年10月21日 09:47撮影 by  RICOH WG-40, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
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10/21 9:47
高嶺から白峰三山
仙丈ヶ岳。1ヶ月半まえはあそこに居ました。
2018年10月21日 10:00撮影 by  RICOH WG-40, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
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10/21 10:00
仙丈ヶ岳。1ヶ月半まえはあそこに居ました。
オベリスクの見納め。
2018年10月21日 10:00撮影 by  RICOH WG-40, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
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10/21 10:00
オベリスクの見納め。
高嶺からの下り
2018年10月21日 10:11撮影 by  RICOH WG-40, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
10/21 10:11
高嶺からの下り
結構な岩場でした
2018年10月21日 10:11撮影 by  RICOH WG-40, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
10/21 10:11
結構な岩場でした
2018年10月21日 10:29撮影 by  RICOH WG-40, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
10/21 10:29
白鳳峠到着
2018年10月21日 11:04撮影 by  RICOH WG-40, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
10/21 11:04
白鳳峠到着
広河原へのガレ場の下り。仙水峠や蓼科山に似ています。
2018年10月21日 11:25撮影 by  RICOH WG-40, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
10/21 11:25
広河原へのガレ場の下り。仙水峠や蓼科山に似ています。
正面にバットレスを見ながらの下り。
2018年10月21日 11:33撮影 by  RICOH WG-40, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
1
10/21 11:33
正面にバットレスを見ながらの下り。
間もなく樹林帯へ突入
2018年10月21日 11:58撮影 by  RICOH WG-40, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
10/21 11:58
間もなく樹林帯へ突入
北八ヶ岳にも似た苔の森
2018年10月21日 12:07撮影 by  RICOH WG-40, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
10/21 12:07
北八ヶ岳にも似た苔の森
朽ちた木の梯子や、やや危なっかしい丸太の橋を通過
2018年10月21日 12:59撮影 by  RICOH WG-40, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
10/21 12:59
朽ちた木の梯子や、やや危なっかしい丸太の橋を通過
鎖場と木の梯子
2018年10月21日 12:59撮影 by  RICOH WG-40, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
10/21 12:59
鎖場と木の梯子
林道到着
2018年10月21日 14:04撮影 by  RICOH WG-40, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
10/21 14:04
林道到着
広河原インフォメーションセンター到着
2018年10月21日 14:17撮影 by  RICOH WG-40, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
10/21 14:17
広河原インフォメーションセンター到着

装備

個人装備
長袖シャツ Tシャツ ソフトシェル タイツ ズボン 靴下 グローブ 防寒着 雨具 ゲイター 日よけ帽子 着替え 予備靴ひも ザック ザックカバー 昼ご飯 行動食 非常食 ハイドレーション ライター 地図(地形図) コンパス 計画書 ヘッドランプ 予備電池 GPS 筆記用具 ファーストエイドキット 常備薬 日焼け止め ロールペーパー 保険証 携帯 時計 サングラス タオル ツェルト ストック ナイフ カメラ 携帯トイレ

感想

モンベルアウトドアチャレンジで、鳳凰三山へ行ってきました。「山と渓谷」で見た夜叉神峠からの白峰三山を見てから45年、やっと来ることができました。
車で芦安のゲートまで来ると、朝まだずいぶんと早い時間にも拘わらず、誘導員のおじさんが居て、どこまで行くのかと聞く。鳳凰三山というと、夜叉神の駐車場まで行って良いという。北岳方面だと、芦安の駐車場へ停めてバス利用をという事らしい。夜叉神峠で、広河原行のバスが満員で乗れない場合があるかららしい。しかし、この日は、夜叉神のバス停で見ていた限り、登山客はそう多くはなく、夜叉神からでも十分座れたようである。
今回は1泊2日の行程であり、8時半登山口集合ということで、登山開始は9時少し前であった。最初は緩やかに標高を上げ、夜叉神峠に至る行程で、ウォーミングアップには丁度良い。峠にに着くと雑誌で見た白峰三山が眼前に広がるはずであったが、残念ながら雲が被ってしまっていた。夜叉神小屋のおかみさん曰く、朝一は素晴らしい眺めであったようです。
夜叉神峠から、本日の宿泊地南御室小屋までは、前半は樹林帯の中の緩やかな登りで、非常に歩き易い道です。てんくらではB判定になるのは午後3時すぎだったのですが、中ほどあたりから霰が降り始め、登山道も白くなるほどでしたが、雨ではなかったのでレインウエアを使わずに済みました。途中岩稜帯では北からの風がかなり強くなりましたが、苺平を過ぎて、南御室小屋への下りで再び樹林帯へ入るため、我慢することができました。
南御室小屋は、昔ながらの山小屋という風情で、小屋前は天幕場になっており、今日も結構な数のテント組が既に設営を終えていました。小屋の乾燥場には煉炭、談話室には豆炭炬燵があり、昔ながらの雰囲気でした。小屋の晩御飯は、ビーフシチューをメインに、ポテトサラダ、生野菜、きんぴら、味噌汁等と品数もあり、ごはんはお代わり自由で、お米はこの山の北側の麓で栽培された美味しいと評判の武川米だそうです。大変おいしかったです。
翌朝は、予定4時出発ということで、小屋自体も20時消灯でしたが、寒くもなくゆっくり休養をとることができました。
翌日は、朝食代わりの弁当を食べて出発です。小屋を出ると辺りは真っ白で、小屋前のベンチも少し積もっていました。ヘッドライトを点けて、樹林帯を進みます。
途中、改装された薬師岳小屋を通過しましたが、やはり新築の小屋はきれいそうでした。今度はこちらに泊まってもみたくなりました。
三山の最初のピーク薬師岳へ到着したのは、まだ日が出る前でした。観音岳へ至る途中の尾根で日の出を迎えましたが、久々にきれいな朝日を見ることができました。モルゲンロートに染まる白峰三山を暫く眺めていても飽きることはありませんでした。
観音岳は、三山の最高峰ではありますが、地蔵のオベリスクが有名すぎて、何となく損をしているピークのように感じられましたが、やはり最高点ですから、眺望は360度申し分ありません。
地蔵岳へは、赤抜け沢の頭から賽の河原まで下って、オベリスクは下から見上げるのみでしたが、ずっと麓から見ていたものを間近に見ることができ、目標を一つ達成した気分でした。
赤抜け沢の頭から、高嶺の登り返しも偽ピークがあったりで登り応えがありました。
そこから、今回の核心部かもしれない長い広河原への下りが始まります。
他の山域なら、ロープや鎖があっても良いようなところもあり、おまけに今回は雪が着いているため、余計滑りやすく神経を使いました。
白鳳峠からの下りも、最初はガレ場、それから樹林帯へ入り、後半になって鉄梯子や、朽ちかけた木の梯子、丸太の橋等が現れ、気を抜けない状況が続きます。
このルート、逆側からでもいいのかなと過去に思ったのが明らかに間違いだったと思いました。逆コースを辿ってすれ違った登山者が居ましたが尊敬しちゃいました。
しかし、45年来の念願が叶い、良い山行になりました。

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