MOC 鳳凰三山縦走
- GPS
- 30:10
- 距離
- 17.8km
- 登り
- 2,132m
- 下り
- 2,000m
コースタイム
- 山行
- 5:24
- 休憩
- 0:15
- 合計
- 5:39
天候 | 晴のち夜半雪、2日目快晴 |
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過去天気図(気象庁) | 2018年10月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
高嶺から白鳳峠経由広河原登山口までの下りは、岩場の下り及び鉄梯子朽ちた木の梯子、丸木橋等があり、注意が必要です。 |
その他周辺情報 | 日帰り温泉(白鳳会館、金山沢温泉等)ありますが、受付終了の時間が早めなので、HP等で確認された方が良いかと思います。 そのほか、温泉旅館の日帰り入浴あり |
写真
装備
個人装備 |
長袖シャツ
Tシャツ
ソフトシェル
タイツ
ズボン
靴下
グローブ
防寒着
雨具
ゲイター
日よけ帽子
着替え
靴
予備靴ひも
ザック
ザックカバー
昼ご飯
行動食
非常食
ハイドレーション
ライター
地図(地形図)
コンパス
笛
計画書
ヘッドランプ
予備電池
GPS
筆記用具
ファーストエイドキット
常備薬
日焼け止め
ロールペーパー
保険証
携帯
時計
サングラス
タオル
ツェルト
ストック
ナイフ
カメラ
携帯トイレ
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感想
モンベルアウトドアチャレンジで、鳳凰三山へ行ってきました。「山と渓谷」で見た夜叉神峠からの白峰三山を見てから45年、やっと来ることができました。
車で芦安のゲートまで来ると、朝まだずいぶんと早い時間にも拘わらず、誘導員のおじさんが居て、どこまで行くのかと聞く。鳳凰三山というと、夜叉神の駐車場まで行って良いという。北岳方面だと、芦安の駐車場へ停めてバス利用をという事らしい。夜叉神峠で、広河原行のバスが満員で乗れない場合があるかららしい。しかし、この日は、夜叉神のバス停で見ていた限り、登山客はそう多くはなく、夜叉神からでも十分座れたようである。
今回は1泊2日の行程であり、8時半登山口集合ということで、登山開始は9時少し前であった。最初は緩やかに標高を上げ、夜叉神峠に至る行程で、ウォーミングアップには丁度良い。峠にに着くと雑誌で見た白峰三山が眼前に広がるはずであったが、残念ながら雲が被ってしまっていた。夜叉神小屋のおかみさん曰く、朝一は素晴らしい眺めであったようです。
夜叉神峠から、本日の宿泊地南御室小屋までは、前半は樹林帯の中の緩やかな登りで、非常に歩き易い道です。てんくらではB判定になるのは午後3時すぎだったのですが、中ほどあたりから霰が降り始め、登山道も白くなるほどでしたが、雨ではなかったのでレインウエアを使わずに済みました。途中岩稜帯では北からの風がかなり強くなりましたが、苺平を過ぎて、南御室小屋への下りで再び樹林帯へ入るため、我慢することができました。
南御室小屋は、昔ながらの山小屋という風情で、小屋前は天幕場になっており、今日も結構な数のテント組が既に設営を終えていました。小屋の乾燥場には煉炭、談話室には豆炭炬燵があり、昔ながらの雰囲気でした。小屋の晩御飯は、ビーフシチューをメインに、ポテトサラダ、生野菜、きんぴら、味噌汁等と品数もあり、ごはんはお代わり自由で、お米はこの山の北側の麓で栽培された美味しいと評判の武川米だそうです。大変おいしかったです。
翌朝は、予定4時出発ということで、小屋自体も20時消灯でしたが、寒くもなくゆっくり休養をとることができました。
翌日は、朝食代わりの弁当を食べて出発です。小屋を出ると辺りは真っ白で、小屋前のベンチも少し積もっていました。ヘッドライトを点けて、樹林帯を進みます。
途中、改装された薬師岳小屋を通過しましたが、やはり新築の小屋はきれいそうでした。今度はこちらに泊まってもみたくなりました。
三山の最初のピーク薬師岳へ到着したのは、まだ日が出る前でした。観音岳へ至る途中の尾根で日の出を迎えましたが、久々にきれいな朝日を見ることができました。モルゲンロートに染まる白峰三山を暫く眺めていても飽きることはありませんでした。
観音岳は、三山の最高峰ではありますが、地蔵のオベリスクが有名すぎて、何となく損をしているピークのように感じられましたが、やはり最高点ですから、眺望は360度申し分ありません。
地蔵岳へは、赤抜け沢の頭から賽の河原まで下って、オベリスクは下から見上げるのみでしたが、ずっと麓から見ていたものを間近に見ることができ、目標を一つ達成した気分でした。
赤抜け沢の頭から、高嶺の登り返しも偽ピークがあったりで登り応えがありました。
そこから、今回の核心部かもしれない長い広河原への下りが始まります。
他の山域なら、ロープや鎖があっても良いようなところもあり、おまけに今回は雪が着いているため、余計滑りやすく神経を使いました。
白鳳峠からの下りも、最初はガレ場、それから樹林帯へ入り、後半になって鉄梯子や、朽ちかけた木の梯子、丸太の橋等が現れ、気を抜けない状況が続きます。
このルート、逆側からでもいいのかなと過去に思ったのが明らかに間違いだったと思いました。逆コースを辿ってすれ違った登山者が居ましたが尊敬しちゃいました。
しかし、45年来の念願が叶い、良い山行になりました。
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