日本百名山:奥穂高岳 涸沢岳(涸沢カール テン泊 穂高岳山荘泊)
- GPS
- 21:04
- 距離
- 23.5km
- 登り
- 1,971m
- 下り
- 1,254m
コースタイム
- 山行
- 5:49
- 休憩
- 0:44
- 合計
- 6:33
- 山行
- 3:35
- 休憩
- 2:17
- 合計
- 5:52
- 山行
- 1:07
- 休憩
- 1:15
- 合計
- 2:22
天候 | みぞれ・晴れ・晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2018年10月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
バス 自家用車
1日600円(5000・10000円札は不可) バス 片道1250円 往復2050円 |
コース状況/ 危険箇所等 |
積雪・凍結 登りはノーアイゼンでも、降りはチェーンスパイクがあったほうがいい。 |
装備
個人装備 |
毛糸帽子
バラクラバ
ハードシェル(サーマル)
メリノウールシャツ長袖
ウイックロンZEO T半袖
ジオラインLWインナー
ロッシュパンツ(ソフトシェル)
メリノウール靴下
スペリオダウンジャケット
防風ウインドストッパートレッキンググローブ
防水サンダーパスグローブ(グローブカバー)
薄手フリース手袋
エマージェンシーシート
貼るカイロ3(15時間分)
靴用カイロ2(10時間分)
チェーンスパイク
|
---|---|
備考 | 今回の登頂用寒さ対策装備 |
感想
台風などの天候不良でなかなか行く事ができなかったのですが、延期の末、シーズン最後だと思い、思い切って行ってみました。
土曜日の午前2時に沢渡市営第三駐車場に到着。ガラガラ、空いていました。バスも混む事なく移動。
登り始め良い天気で、気持ち良く歩く事ができました。人も少なく、たまに前後に誰もいなくなる事も。ここって地方の山じゃないよね?って感じです。
午前中は晴れていたのですが、途中からパラパラと雨が降ってきて、涸沢カールのテント場に着いた頃にみぞれ。急いで設営しました。コンパネは今シーズンレンタル終了していました。
(反省点)
そのまま昼寝をしようと思い横になったのですが、地面からの冷えがものすごい。春先の雪上でも耐えられたサーマレストのリジッレスト ソーラーだったのですが、寝ていると体温を吸い取られる感じ。テント場は岩を組み合わせて平らにしてあるので一見寝やすそうに見えるが、微妙に盛り上がっていて横に向くとマットからずり落ちるし。(考察・岩を組み合わせてあるので隙間が多く、冷たい空気がずっと流れているので全く暖まらなく岩そのものの熱を奪っていく。岩は小石や土より熱伝導率が良いと聞いた事があり、夏場にペット用の大理石のひんやりマットが売っているぐらいなのだから、その上で寝ていた事になる。テントを張るときは土や小石の場所を選ぼう。。。)
寒くて寝ていられないので、マットを二つ折りにし間に雨具とタオルを挟み、足元はザックを空にしたなかに着替えを広げ、その上に足を乗せる事で落ちつきました。
翌日晴天。山頂付近は白く積雪があるようでしたが、チェーンスパイクを持ってきて大正解。安心感があります。
奥穂高岳の山頂では雲ひとつない360度パノラマ。たまに一人になるぐらいに人が少ない。大興奮です。
ただ当初予定の北穂高岳へは、稜線を渡ってきた人に状況を聞き、夏道も行った事がない自分には危険と判断し諦めました。
その事もあり、このまま下山してテン泊はもったいないと思い、予定のなかった穂高岳山荘に泊まりました。
山荘は人が少なく、最大18人寝る部屋で5人だけ。ゆったり布団で寝る事ができます。ごはんもおいしく、同室の人との話も面白く楽しく過ごす事ができました。
雪が降る中北穂高岳に登りテン泊。テン泊装備で雪の稜線を渡り奥穂高岳、前穂高岳に抜ける人。
雪があるのにノーアイゼンで槍ヶ岳から大キレットを通り北穂高岳。そこから稜線を通り涸沢岳、そして山荘についた人。
西穂高岳から来たが途中でチェーンスパイクが切れてしまい時間がかかり、ヘッドライト付けながらも奥穂高岳から降りてきた人。
いやー、自分には無理です。
夕日もご来光も見る事ができ、満足した状態で涸沢カールまで下山。霜がついたテントをのんびり乾かして、家で乾燥や整理しなくて済むように回収。そしてバスターミナルまで移動。
満足のいく二泊三日でした。
追記
20日の吹雪で3名が奥穂高岳で遭難。21日に救助されたそうですが、1名凍死で亡くなられたようです。ご冥福をお祈りします。
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