記録ID: 163855
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積雪期ピークハント/縦走
八ヶ岳・蓼科
桜平から【硫黄岳】・・・疲れました。頑張った
2012年01月22日(日) [日帰り]
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- GPS
- --:--
- 距離
- 14.6km
- 登り
- 1,145m
- 下り
- 1,133m
コースタイム
9:30 桜平までたどりつけず途中で車をおいてスタート
10:30 桜平
10:50 夏沢鉱泉
11:20 オーレン小屋
11:50 夏沢峠(ヒュッテ) ザックデポ 準備
14:00 硫黄岳山頂
15:40 夏沢鉱泉 休憩
17:30 車に到着
10:30 桜平
10:50 夏沢鉱泉
11:20 オーレン小屋
11:50 夏沢峠(ヒュッテ) ザックデポ 準備
14:00 硫黄岳山頂
15:40 夏沢鉱泉 休憩
17:30 車に到着
天候 | 曇りのち晴れ 稜線は風がすさまじかったです。 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2012年01月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
<コ―ス> ・桜平まで 4WDのジムニーでも登れませんでした。桜平まで行かれたいようでしたらチェーンは必須です。 しょっぱなからそういうアクシデントで1時間余分に歩くことになりました。しかも、新雪のためずるずる滑ってちっともすすみませんでした。 ・夏沢鉱泉から トレースは夏沢鉱泉からでした。お会いしたのは3パーティー(山岳ガイドの旅行会社、モンベルの関西から いずれも根石に行かれたそうです) あとは夏沢峠で折り返す方たちでした。 夏沢峠まではひたすら安全な樹林帯を進んでいく感じでした。そこまではアイゼンなしでいきました。 ・夏沢鉱泉から硫黄岳山頂まで 硫黄岳へのとりつきからアイゼンをつけました。 写真にもありますが、風がとても強く特に爆裂火口方向へ吹く風は怖かったです。そのまま飛ばされそうでした。耐風姿勢やピッケルを十分に使う機会がありました。 7つのケルンは風よけの休憩に使わせていただきました。雪は場所によっては太ももまで埋まってしまうくらいありました。とにかく風が強いのでトレースが不鮮明でした。 打ってある赤杭に何でも助けられました。もっとも頭くらいしかでてないようなのもありましたが 吹きだまりにはまると膝上、太ももくらいまでありました。 下山時は相当気を遣いました。 樹林帯に戻った時は本当に安心しました。 <リスク> 前回の天狗岳とは全然ちがいました。風が強かったですし、雪庇もはりでていました。トレースも風で消えてしまったりしました。 まだまだ冬山に対する備えや知識が足りないこと実感しました。 あと登山口まで車でつけないアクシデントも十分あり歩く量や予定が大幅に変わることも勉強になりました。 <ギア> 今回はいくつか新アイテムを試しました。 まずインナーのフリース いつもはパタのR1をつかってました。今回はロウアルパインのフリースを試しました。 やはり透湿性などを考えるとパタが抜群にいいようです。 もう一つはピッケルのストラップ・・これがすごくよかったです。グリベルのものを使いました。山側にピッケルを打ち付けるのにすごく使いやすかったです。これはかなりいいですね。 大事なことを忘れてました。今回から靴が本格的になりました。スカルパのモンブランGTX と ブラックダイヤモンドのセラッククリップ12本爪アイゼン この二つはこれから自分の相方として長い付き合いになりそうです。 モンブラン・・・足が全然冷たくならなかったです。ただ歩き方が変わるのか 足の筋肉痛の個所がかわりました。スーパーフィットを入れてみるとまた違うかも。またレビューします アイゼン ・・・すごくよく効きました。安定感抜群 靴との相性もいいみたいです。 |
写真
感想
冬山の風の怖さとラッセル(なんちゃって程度ですが)の大変さを感じました。
今回はリスクマネージメントの甘さを実感しました。今後気をつけたいと思います。
でも、山頂に登った時はうれしかったです。
風はきつく寒かったですが視界がよく赤岳 阿弥陀岳などすごく雰囲気がありました。
ますます山にはまりそうです。今回は写真とる余裕があまりなかったです。
以上 ご覧いただきありがとうございました。
以下 先輩より
冬山を始めて3シーズンになりますが、その中でも今回はかなりシビアな山行でした。また反省点としてかなり課題が残りました。
予想していたにもかかわらずチェーン不携帯により予定外な林道歩きを強いられたこと。それにより行程がかなり遅れ頂上アタックが午後からになってしまった。当日の天候を考慮すると普通では有り得ない。
寝不足での強行も疲労度を倍増させることとなってしまいました。
結果オーライでしたが、森林限界を超えてからのあの場面ではアンザイレンでスタッカットでもオーバーではなかったでしょう‥‥。現にピークで出会った4人パーティは完全重装備でした。
まだまだシーズン長いので安全登山を心がけて行きたいですね。
厳しさの中に見せる神々しい美しさを求めて!
metabo manさん、ホントにお疲れさまでした。来月も宜しくお願いします!
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大変、おつかれさまでした。
3月3日に直接、お聞かせくださいね。
文字にできないご苦労も多々あるかと思いますので。
その時にはまだまだ、山行件数が増えていることと思います。
楽しみにしております。
こんばんわ
Navecatさんも新たなアクションを身につけられたようですね。
今回は自分との闘いにもなりました。
冬山は奥が深く、優しい表情と厳しい表情が表裏一体という感じがしました。
でも、達成感ありましたよ。
リスクマネージメントと知識。技術もさらにみにつけてたのしみたいとおもいます。
三月は楽しみにしております。
お天気はもう一つだったようですが、充実した山行でしたね。
何よりです。
>優しい表情と厳しい表情が表裏一体
そこに、はまるんですよねー。
赤岳、横岳、硫黄の写真。幻想的ですね。
まさしくはまってしまいました。
上河内岳からの聖・赤石・悪沢の写真はとても印象的でした。
八ヶ岳も本当に奥が深いですね。まだまだ知らない場所も多いのでまずは
厳冬期八ヶ岳制覇から目指していきたいと思います。
今後ともアドバイスなどよろしくお願いします
コメントありがとうございます。
この日、午前中は全くの無風でした。metabo manさんが稜線に出たあたりから強風になったようです。
本沢温泉で昼食中、風が強くなり木々に積もった雪がバタバタ落ちてきました。
東側の谷筋ですら強かったのですから稜線ではもの凄かったのではないでしょうか。
数時間で全く変わる山の気象。お互い気を付けて山行を続けましょう。
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