岩の殿堂、秋の御在所岳登山 本谷ルート (本谷〜中道)

2018年11月12日(月) [日帰り]

• GPS: 07:02
• 距離: 6.4km
• 登り: 817m
• 下り: 835m

コースタイム

日帰り

• 山行: 4:45
• 休憩: 2:18
• 合計: 7:03

距離 6.4km 登り 818m 下り 845m

8:26 スタート地点 中道登山口駐車場
8:32 8:33 一ノ谷御在所山の家
9:21 9:29 不動滝
10:15 10:16 大黒滝
10:31 10:45 ジョーズ岩
10:48 11:15 大黒岩
11:20 11:25 御在所山上公園駅
11:26 11:27 アゼリア
11:32 12:24 御在所山上公園駅
12:25 第一ケルン 裏道登山道九合目
12:29 アゼリア
12:36 12:41 御在所山 一等三角点
12:52 12:54 御在所岳
13:00 御在所山 一等三角点
13:10 13:11 アゼリア
13:15 第一ケルン 裏道登山道九合目
13:20 13:32 富士見岩
14:22 キレット
14:27 地蔵岩
14:38 14:45 おばれ石
15:23 15:25 中道登山口
15:27 御在所岳中道ルート前駐車場（旧料金所前）
15:29 ゴール地点

天候

晴/曇

アクセス

利用交通機関：

自家用車

鈴鹿スカイライン、中道登山口近くの無料駐車場に駐車。

コース状況／危険箇所等

一般の登山道ではなく、バリエーションルートとなるため、自己判断、自己責任で入山、行動してください。
ルートは巨岩越え、鎖場、ロープなど上級者向けのルートで、要所要所で注意が必要。ルートは要所に赤または白ペンキマークが標されており、概ね判りやすく、指示通りに進めば道迷いは回避できます。

その他周辺情報

下山後の温泉はアクアイグニス、グリーン・ホテルなど日帰り入泉可能な施設多し。

写真

11/12 8:31

思わぬ渋滞で、少々スタートが遅れてしまいましたが、8時30分中道登山口駐車場を出発。スカイライン脇の紅葉が綺麗でした。

11/12 8:31

取り付きは中道登山口を左に折れます。

11/12 8:34

御在所山の家を通過。いよいよ入山です。

11/12 8:38

砂防ダムの上、砂地を渡ります。本谷ルートはこの一ノ谷本沢を遡る形で登攀していきます。

11/12 8:38

巨岩がゴロゴロした沢沿いを登っていきます。

11/12 8:42

この辺りはいい感じに紅葉していますね。

11/12 8:42

人の背ほどもある巨岩を乗り越える…

11/12 8:44

沢の水が溜まったところに落ち葉が落ちていい感じでした。

11/12 8:48

更に沢を遡る....。要所にペンキマークが標されているので安心です。

11/12 8:51

本当、巨岩を乗り越えるのは一苦労(苦笑)。

11/12 8:55

何度か渡渉。

11/12 9:01

小滝の滝つぼに溜まった沢の水が綺麗でした。

11/12 9:06

振り返ってきた道筋を確認してみると、谷の両端の樹林の彩が綺麗でした。

11/12 9:15

更に進行方向の頭上を仰ぎ見ると、見事な岩峰とロープウェイ。

11/12 9:26

歩を進めましょう。色づく木の葉を楽しみながら巨岩をひとつひとつ越えていきます。

11/12 9:28

不動滝に到着。

11/12 9:37

ここで休憩。このルート、今日はあまり人が入っていないのか、ようやくここで二人組の女性ハイカーと出会いました。
なんでも今回が初めての本谷だとか。

11/12 9:40

緑と黄色とオレンジのコントラストが綺麗。

11/12 9:53

さ、出発です。もう暫くはこの巨岩越えが続きます。

11/12 10:08

視界が開けて漸く近くの山が見えてきました。

11/12 10:09

越えられない滝の絶壁は高巻きします。

11/12 10:12

木の根をうまく利用して登っていきましょう。

11/12 10:15

巨岩の脇の急斜面を三点支持で登っていきます。

11/12 10:22

今度は笹薮の急斜面を注意して下降…(笑)。

再び巨岩のルートに戻ります。

人の3倍はあろうかと思われる岩を鎖とロープを駆使して登る

登りきった！

11/12 10:30

岩の上からの眺め。漸く鎌ヶ岳が顔を出してくれました。

11/12 10:32

遂にやって来ました。誰が付けたかジョーズ岩。

11/12 10:46

ここが丁度ロープウェイの真下。
我々に気づくと手を振ってくれます(笑)。

11/12 10:48

真上のロープウェイに沿って谷を登っていきます。
ここからまたいい眺めになりますよ。

11/12 10:48

間近で観るロープウェイ。中道でも真上をロープウェイが通る箇所がありますが、一か所だけ。ここ本谷はここから山頂駅近くまで並行して登っていくのです。

11/12 10:54

いやぁ、ここからの眺望は絶景ですね。

11/12 10:59

たまに数か所ロープウェイの部品の残骸が落ちています。
こんなのが上から落ちてきたら堪らないですねぇ(苦笑)。

11/12 11:05

山上駅が見えてきました。

11/12 11:07

登攀もいよいよクライマックス。
ここから断崖絶壁を登って大黒岩に向かいます。

11/12 11:08

この絶壁をロープを駆使して登るのです。

11/12 11:11

絶壁登攀中(笑)。

11/12 11:11

登りきっての大黒岩。

11/12 11:12

眺望も素晴らしい。

11/12 11:14

今まで真上を通っていたロープウェイを今度は見下ろします。

11/12 11:16

岩の先端に立ち、絶景を楽しみます。

ロープウェイの鉄塔の下のほうに湯の山温泉街が。

11/12 11:16

そして右手には鈴鹿の槍、鎌ヶ岳の雄姿がドーン！

11/12 11:17

岩峰の上は富士見岩の展望台。

11/12 11:18

岩の上で鎌ヶ岳を独り占めしながらランチしていたお嬢さんたち、邪魔してごめんなさいね。

11/12 11:24

さ、山頂へ向かいましょう。一旦一ノ谷新道に合流して、山頂に向かいます。

11/12 11:33

一ノ谷新道下山口に到着。旧アゼリアは既に解体され、さら地に。
なんだか寂しいな。

11/12 11:42

昼食を摂りにロープウェイ駅に向かいます。

ランチは勿論御在所名物、カレーラーメン(*^^)v
アゼリアのメニューはここナチュールが引き継いでいました。
とりあえず一安心(笑)。

11/12 12:27

ロープウェイ駅からの鎌が岳。迫力です。

11/12 12:47

ランチ後は山頂方面へ。
まず三角点。いつ見てもここの三角点はデカイ(笑)。

11/12 12:49

直接タッチできないので、エアタッチ(笑)。

11/12 13:02

三角点を越え、最高点望湖台へ。
ここからの眺めは最高です。

11/12 12:54

生憎今日は午後から曇り空ですが、こういった景色もいいもんです。

望湖台岩場から向かいのイブネを眺望。
イブネ、また行きたいですね。

11/12 13:24

下山は中道を使います。

11/12 13:29

富士見岩からの眺望。
鎌ヶ岳と、先ほど立った大黒岩を観ることが出来ます。
あの岩に立ったんだ！

11/12 13:47

中道ルートはいつもは登攀で使うルート。下山時に利用するのは実は初めて。
結構新鮮でした。

11/12 13:47

霞んでいますが、伊勢湾の向こうに微かに遥か向こうの山々が。

11/12 13:53

鎖場を渡ります。

11/12 13:54

岩峰に到着。ここからの眺めも最高。

11/12 13:54

反対側を向けば鎌ヶ岳。
御在所はいろんな角度から鎌ヶ岳を望むことが出来ます。

11/12 14:13

ザレた道をグングン下っていきます。

11/12 14:17

なんか木階段が新しくなってますね。
ここだけじゃなく、中道の至る所に整備が入っていました。
本当ありがたいことです。

11/12 14:21

7合目キレットに到着。いつもはここを降りてきていたのですが、今回は登ります。

キレット登攀中、その一。

11/12 14:26

キレット登攀中、その二。

キレットの登攀途中で見つけた珍しい岩。
「鈴鹿のイルカ岩」と命名(笑)。

11/12 14:29

キレットのてっぺんまで来ました。
ケルン越しのロープウェイ。

11/12 14:35

御在所のランドマーク、「地蔵岩」

11/12 14:49

ここも手摺が設けられていました。
ありがとうございます。

11/12 14:49

これまた御在所のランドマーク「おばれ石」

11/12 14:51

3合目付近からは紅葉が目立つようになってきました。

11/12 14:56

この辺りはまだ緑から赤に変わる途中ですね。

11/12 14:57

ロープウェイの真下を交差するように通過。
雨が落ちてきました。先を急ぎましょう。

11/12 15:16

3合目。裏道トラバースルートの分岐を通過。

11/12 15:24

樹林帯が気持ちいい。

11/12 15:30

この新しく設置された階段を下りれば中道登山口。
今日も無事怪我無く下山できました。
お疲れさまでした。

撮影機器：

NIKON D3300 NIKON CORPORATION

装備

MYアイテム

Kunisan0105

重量：-kg

個人装備

長袖シャツ Tシャツ ソフトシェル ズボン 靴下 グローブ 雨具 日よけ帽子 靴 ザック 行動食 非常食 飲料 レジャーシート 地図（地形図） コンパス 笛 計画書 ヘッドランプ 予備電池 GPS 筆記用具 ファーストエイドキット 常備薬 日焼け止め 保険証 携帯 時計 サングラス タオル ツェルト ストック カメラ ヘルメット

感想

Kunisan0105

御在所岳、本谷ルート。
秋の紅葉を観ながら登るなら本谷が一番綺麗だとのことで、登ってまいりました。
この一ノ谷本沢を登るルート、難易度も高かったですが、面白かったです。ロープウェイの真下を登っていく形で進むわけですが、自分たちの真上を通るロープウェイを仰ぎながら歩を進めるのもこのルートの醍醐味。
沢に沿った岩場の登攀は北八ヶ岳の蓼科山登攀を思わせます。クライマックスの大黒岩へのロープを使った直登もスリル満点で楽しかった。紅葉は中腹までは綺麗でしたが、山頂付近はもう落ちきっていましたね。

流石難所といわれているルート、巨岩をひとつひとつ乗り越えて行ったり、ロープ、鎖を屈指しての登攀は少々手こずりましたが、大黒岩に登りきった後の達成感は半端なかったです。
解りにくいルートという認識でしたが、ペンキなどで、しっかりルート案内されていましたし、難所にはロープや鎖もしっかり付けられていたので、迷い等はありませんでした。
山頂まで登った後は中道ルートで下山しましたが、普段登攀時でしかこのルートは使っていなかったので、かえって新鮮でした。


尚このルートは御在所岳のルート中、一番の難所といわれているルートです。また、バリルートとなるため、ルート地図には記載がありません。
案内板にもあるように上級者向けのルートとなりますので、決して単独では入らぬよう、また入山に関しては自己責任と自己判断でお願いいたします。
入山の際は地図とコンパスは必須です。必ず持参しましょう。

追記：下山に使った中道、危険個所などに柵や木階段など取り付けられ、整備されていてびっくりしました。3合目以下もあれだけ掘れていた登山道も奇麗になっています。
ありがたいことです。