愛宕山〜地蔵山 - 米買道〜ツツジ尾根〜愛宕神社〜三角点〜滝谷〜地蔵山〜脇道〜ツツジ尾根
- GPS
- 10:00
- 距離
- 20.2km
- 登り
- 1,534m
- 下り
- 1,527m
コースタイム
- 山行
- 9:00
- 休憩
- 1:00
- 合計
- 10:00
天候 | 晴れ/曇り/小雪 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2018年12月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車
復路 - JR嵯峨野線の保津峡駅にて乗車 |
コース状況/ 危険箇所等 |
■保津峡駅〜落合〜米買道〜荒神峠〜ツツジ尾根〜水尾分かれ 保津峡駅から落合までは舗装路歩き。 清滝川沿いに下り、京都一周トレイル西山4地点から米買道に進みます。 米買道は落合と水尾を結ぶ峠道で、今回は長坂谷を通り、途中の荒神峠まで歩いています。 2017年1月の大雪で倒木が大量に発生し、通行止めとなっていました。 現在は通行止めは解除されていると思われますが、『倒木多数、難路危険』などの掲示が依然として残っており、一定の注意が必要な状況です。 実際に歩いてみると、倒木が多く、歩きにくくなっており、やはり注意が必要でしょうか。 悪路を歩き慣れている人であれば、普通に対処できる範囲との印象です。 後半は倒木による影響はほぼなくなり、以前の状態に近いと思われます。 荒神峠からはツツジ尾根を進みます。 前半は急斜面区間となっていて、下りで利用する際には少し注意したいけど、登りでは頑張るのみです。 表参道に合流すると、すぐに水尾分かれへ至ります。 ■水尾分かれ〜愛宕神社〜三角点 水尾分かれからは表参道を歩いています。 冬季には道が凍結して滑りやすくなっている事があるので、軽アイゼンかチェーンスパイクがあると良いでしょう。 社務所前の広場の端からジープ道を進み、芦見谷への下り口の手前で右折して登って行くと、愛宕山三角点があります。 ジープ道をそのまま進んで行くと竜ヶ岳分岐があり、ここから滝谷へ向かいます。 ■滝谷左俣〜合流地点〜滝谷右俣 滝谷は一般のルートではありません。 今回は左俣を下って右俣との合流地点まで行き、右俣を登っています。 特に危険な箇所はありませんが、気を付けておきたい箇所はあるかも知れません。 以前よりも倒木が多くなっており、所々で通りにくくなっています。 今回は歩いていませんが、合流地点よりも下流は難易度が高まるので、一定の注意が必要。 歩く人は少ないはずなので、その辺りを理解した上で進入するかどうかの判断を。 ■地蔵山 アップダウンのあるルートで、基本的に歩きやすい道が続きます。 ■愛宕神社〜脇道〜水尾分かれ〜ツツジ尾根〜保津峡駅 表参道を少し下り、その後、脇道へ進んでいます。 倒木の影響で道が少し分かりにくくなっている所があります。 水尾分かれから表参道を少し下ると『清滝』との看板があり、この分岐を右へ進み、ツツジ尾根ルートへ。 後半の急斜面区間などに注意して進むと、荒神峠に到着。 ここで米買道と交差しています。 引き続きツツジ尾根ルートを進み、アップダウンのある道を経て、急斜面区間が少しあり、最後はジグザグ道となり、登山口に到着。 舗装路を少し歩いて橋を渡れば、保津峡駅はすぐそこです。 |
写真
感想
2017年の山行回数が46回で、2018年は今回で46回目。
偶然なのか、狙ったのか。
いずれにせよ、良い数字となったので、今回が今年最後の山行とします。
どこに行くかとなると、愛宕山で終えるのが良いだろうと思われるのだけど、ここで気になるのが隣接する地蔵山と竜ヶ岳の登頂回数で、今年は山行前の段階で竜ヶ岳が1回多く、同じじゃないのがどうにも居心地が悪い。
という訳で、弾き出される答えは一つなので、それに沿ってルートを組み立てました。
今回は地蔵山と竜ヶ岳の間にある滝谷を歩いており、2017年4月22日や2018年4月14日のレコが参考になるかも知れません。
まだ暗い保津峡駅から寂しくスタートです。
ツツジ尾根は下って来る予定なので、登山口は出来の悪い写真だけでスルー。
落石におびえながら保津峡沿いの舗装路を歩き、落合にて清滝川沿いへ下り、潜没橋を渡れば、京都一周トレイル西山4地点に到着です。
いつ以来か覚えていないけど、久しぶりに米買道を歩いてみます。
確か、2017年1月の大雪で倒木が大量に発生し、通行止めとなったはず。
一応、その通行止めは解除されたとの認識で、今回は歩いています。
しかし、取り付き地点付近には、『倒木多数、難路危険』との趣旨の掲示などがあり、まだ通行には困難を伴うよう。
最近はレコでも見る機会がないような気がするので、確認の意味もあり、ルートに採り入れてみました。
実際に歩いてみると、確かに倒木が多数あり、所々で嫌な感じになっています。
今回も鋸を持参しており、ここでは必要最小限ぐらいの処理をしつつ進んでいます。
米買道を歩くのはまだ2回目なのに加え、久しぶりでもあり、前回の記憶があやふやなのだけど、沢の左岸を歩く区間が長かったはず。
しかし、その左岸は倒木で進みにくくなりがちなので、右岸や沢に逃れると進みやすくなる事が多いかなという感じ。
その右岸に踏み跡があったり、目印も散見されたり。
それなりに大変ではあるけど、秋以降の倒木への対処をしつつの山行を経たせいか、僕の技量でもあまり問題なく進む事ができたかなと思います。
後半は倒木による影響はほぼなくなり、ジグザグ道区間を歩き、荒神峠に到着です。
ここからは何度も歩いている道なので、いつも通りに歩き、表参道に合流。
水尾分かれを経て、そのまま表参道を歩きます。
早くも下って来られる方に挨拶をして進み、社務所前の休憩所に到着、気温は-1℃。
ここで軽く食事にします。
愛宕神社にお詣りし、休憩所で少し暖を取ります。
いつものように白髭社にもお詣りし、ジープ道へ。
三角点をチェックし、竜ヶ岳分岐に到着し、ここから滝谷の左俣へ下ります。
下って行くと谷の中央には木がほとんどなく、枯れたシダに覆われていて、独特な風景が広がっています。
しばらく下って行き、支谷との合流地点で谷の間の尾根へ。
登って行くと展望地となっており、地蔵山と竜ヶ岳を視界に収めます。
竜ヶ岳への道を少しだけ進んだ後、さっきの支谷へ下り、合流地点に戻ります。
ここから滝谷の左俣を下り、右俣との合流地点へ向かいます。
今年の4月に歩いた時の印象通り、倒木がたくさんあり、枯れ枝が谷の中央を塞いでいて、歩きにくい。
ある意味では、ここの倒木処理が今回の目的なので、可能な限り時間をかけて処理に励みます。
倒木が少なめの所はゆったりした雰囲気が残っており、また以前のような風景に何としても戻って欲しいと思わせます。
じりじりと下って行き、右俣との合流地点に到着。
もう少しだけ下って、様子見。
合流地点に戻り、次は右俣を登ります。
こちらでも倒木の処理を進めます。
途中、高い位置の枝を切ろうとした時にバランスを崩し、斜面をずるずると滑り落ち、沢にドボン。
左足だけながらも、ふくらはぎ近くまで水没し、靴の中はびしょ濡れ。
予備の靴下はあるけど、これだけ靴の中まで濡れてしまうと交換しても意味がなさそうなので、濡れた靴下を絞って水分を除去するだけにしておきます。
その後も倒木の処理をしながら進み、右俣の源頭部に到着。
振り返ると、これから向かう地蔵山がきれいに見えています。
登り切ると、一般の登山道に合流です。
歩き慣れた道をゆったりと進み、気になる倒木があれば、処理します。
P917で昼食のつもりだったけど、小雪が舞っており、そのまま先へ。
目印が増えているとの印象で、赤テープに加え、ピンクのリボンも。
そのピンクのリボンはカットされて、地面に落ちているのが目に付くようになり、とりあえず結び直しておきます。
倒木処理に時間を費やした事もあり、想定よりもかなり遅く地蔵山山頂に到着です。
予定を短縮し、このままピストンで愛宕神社に戻ります。
引き返して来て、P917の反射板の下で昼食です。
もう下山するのみなので、少し歩調を速めて下っていると、人工的な色彩が登山道から少し離れた位置にあるのが見え、そちらへ。
写真60のようになっています。
歩いている時にも目印が多いなと感じていたので、取り除かれる前はさらに多かったはずで、過剰に目印が設置されていると判断されたのでしょう。
積雪期でもない限り、目印はなくても問題ないルートのはずで、そう判断する気持ちは良く分かります。
でも、そのまま放置してしまうのは、やはり良くないんじゃないでしょうか。
設置した人への警告的な意味合いで残されたのかなとは思うのだけど。
別の所にもまとめて放置されていたのも含め、ゴミとして持ち帰りました。
所々で落ちている分については、近くの木に結び直しておきました。
この先、大雪の際には、目印としての役割を果たしてくれるでしょう。
以上をまとめると、僕も含めてだけど、過剰な目印を好まない人はいるので、目印を設置する人はその辺りも考慮に入れて、適度な範囲を逸脱しないような配慮が求められているのではないでしょうか。
後味の悪さが残りましたが、考える機会にはなったのかな。
ジープ道まで戻り、展望を楽しみながら歩き、社務所前に到着。
表参道を少し下り、帰路では脇道へ。
確かに倒木があり、少し進路が分かりにくくなっている所がありますね。
水尾分かれの手前で表参道に復帰し、そのまま下って行き、分岐にてツツジ尾根へ。
軽快に下って行き、荒神峠を通過。
途中、展望が開ける箇所でいつものように愛宕山を仰ぎ見ます。
急斜面区間を経て、嫌な感じのジグザグ道を下り終えると、登山口に到着です。
電車に間に合うかなと思いつつ歩き、保津峡駅に帰還。
今回もほぼ無事にゴールし、今年の山行はこれにて終了です。
歩き慣れた愛宕山界隈ですが、天候が時に猛威となって降りかかり、所々でかつての姿は失われ、痛々しい姿を晒しています。
今年の9月の台風以降、各地で同様の風景を目にし、次第に何とかしたいとの思いが形成され、微力ながらも倒木の処理をするようになりました。
レコとしては残していないけど、地元の山には何度か出向いています。
その流れで、今回も倒木の処理に時間を費やしました。
できる事は限られているけど、それなりの充足感もあるし、今後も続けて行きたいですね。
暑い時期は無理そうだけど。
目印については、難しい部分がありそう。
目印に助けられる事もあれば、過剰な目印に辟易する事もある。
それぞれの立場があるはずで、正解はなさそうでもあり、今後も気にかけておきましょう。
以上、今年一年、色々とありましたが、特に体の不具合もなく山行を続けられ、無事に年を越す事ができそうで、何よりです。
今年も長い文章のレコに付き合っていただき、ありがとうございました。
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