9:10ヤビツ峠着。いい天気だ(ここでは)。気温は6〜7℃ほどか。ニノ塔の登山道に入るまで30分は車道を歩くので、まずは防寒をしっかりとして出発!【服装:メッシュT、ベース、Xジャケット、フィンガーレスグローブ、サンダーパスグローブ等】
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9:10ヤビツ峠着。いい天気だ(ここでは)。気温は6〜7℃ほどか。ニノ塔の登山道に入るまで30分は車道を歩くので、まずは防寒をしっかりとして出発!【服装:メッシュT、ベース、Xジャケット、フィンガーレスグローブ、サンダーパスグローブ等】
陽も当り、登り始めると汗が滴る。Xジャケットを脱いでウインドシェルに替えた。サンダーパスもいらない。
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陽も当り、登り始めると汗が滴る。Xジャケットを脱いでウインドシェルに替えた。サンダーパスもいらない。
尾根道に出て大山を振り返る。あちらは最高だろうな。
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尾根道に出て大山を振り返る。あちらは最高だろうな。
大体タイム通りでニノ塔に到着。最初はゆっくりだからこんなもんだ。ちょっとだけ腰掛けて行動食をつまみ、すぐ出発。ここで休むなら15分歩いて三ノ塔まで行った方がいい。
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大体タイム通りでニノ塔に到着。最初はゆっくりだからこんなもんだ。ちょっとだけ腰掛けて行動食をつまみ、すぐ出発。ここで休むなら15分歩いて三ノ塔まで行った方がいい。
冬富士の厳しい姿を垣間見ることができたのは、このニノ塔〜三ノ塔の間だけだった。今年の夏もまたあそこに行くのだと思うと楽しくなる。なるほど。登山というのはいいもんだ。
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冬富士の厳しい姿を垣間見ることができたのは、このニノ塔〜三ノ塔の間だけだった。今年の夏もまたあそこに行くのだと思うと楽しくなる。なるほど。登山というのはいいもんだ。
11:00。三ノ塔着。黒い雲が塔ノ岳上空にかかろうとしているのが目に入り、「またか…」と暗い気持ちになる。ん、何か変だぞ。
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11:00。三ノ塔着。黒い雲が塔ノ岳上空にかかろうとしているのが目に入り、「またか…」と暗い気持ちになる。ん、何か変だぞ。
おっ。避難小屋がない。
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おっ。避難小屋がない。
あーそうなんだ。そんなに老朽化していた様には見えなかったけどな。ご苦労さまです。ここで15分の休憩。風が冷たく、ウインドシェルの下に再びXジャケットを着た。だが、陽が差しているのでまだそれほど寒くはない。
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あーそうなんだ。そんなに老朽化していた様には見えなかったけどな。ご苦労さまです。ここで15分の休憩。風が冷たく、ウインドシェルの下に再びXジャケットを着た。だが、陽が差しているのでまだそれほど寒くはない。
ここから繋がる烏尾山、行者ヶ岳、政次郎ノ頭、新大日、そして塔ノ岳。表尾根の各ピークが一望できる。結構急な登り下りの繰り返しとなり、穏やかな稜線歩きというわけにはいかない。
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ここから繋がる烏尾山、行者ヶ岳、政次郎ノ頭、新大日、そして塔ノ岳。表尾根の各ピークが一望できる。結構急な登り下りの繰り返しとなり、穏やかな稜線歩きというわけにはいかない。
三ノ塔地蔵菩薩さまの冬の装い。ちゃんと合掌が見えているこだわりの仕立てだ。すごいな…
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三ノ塔地蔵菩薩さまの冬の装い。ちゃんと合掌が見えているこだわりの仕立てだ。すごいな…
こうして雨の日も雪の日も表尾根を見守っておられるのだ。有難い。やっぱり塔ノ岳はまた真っ白になりますか?
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こうして雨の日も雪の日も表尾根を見守っておられるのだ。有難い。やっぱり塔ノ岳はまた真っ白になりますか?
この辺りの高度感はすばらしく、山に来たという気分になる。これは奥多摩では味わえない。昨年、20mの暴風に見舞われた時は怖くて歩けたもんじゃなかったが。
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この辺りの高度感はすばらしく、山に来たという気分になる。これは奥多摩では味わえない。昨年、20mの暴風に見舞われた時は怖くて歩けたもんじゃなかったが。
鎖場が何箇所かあるが、それほどのものではない。トレッキングポールはまだ持っていて大丈夫だ。我々貧弱登山者はトレポのおかげで歩けているようなものなのである。トレポを収納するのは本当に本当のギリギリの時にしたいというのが本音だ。
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鎖場が何箇所かあるが、それほどのものではない。トレッキングポールはまだ持っていて大丈夫だ。我々貧弱登山者はトレポのおかげで歩けているようなものなのである。トレポを収納するのは本当に本当のギリギリの時にしたいというのが本音だ。
全然トレポいける
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全然トレポいける
本日のお昼ポイント、烏尾山に到着。雲が大分増えてきたが、まだ晴れといっていい天気だ。
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本日のお昼ポイント、烏尾山に到着。雲が大分増えてきたが、まだ晴れといっていい天気だ。
ここは日光を受けて輝く相模湾を一望できる。
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ここは日光を受けて輝く相模湾を一望できる。
お弁当に絶好の場所だが、陽がかげってしまった上に風も強くて寒い。Xジャケットの上からウインドシェルを羽織り、手袋も再び二重にしてなんとか凌ぎつつカップうどんをすする。この手袋レイヤリングは機能している。
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お弁当に絶好の場所だが、陽がかげってしまった上に風も強くて寒い。Xジャケットの上からウインドシェルを羽織り、手袋も再び二重にしてなんとか凌ぎつつカップうどんをすする。この手袋レイヤリングは機能している。
また塔ノ岳は駄目かな…と思い、展望のよいこちらでお勤めをさせて頂きました。本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。今年こそ富士山の頂上に稲荷鳥居を建てて御覧に入れます。
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また塔ノ岳は駄目かな…と思い、展望のよいこちらでお勤めをさせて頂きました。本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。今年こそ富士山の頂上に稲荷鳥居を建てて御覧に入れます。
ちょうど昼時なのに全然休憩している人がいない。ひょっとして、寒い時期は腰を落ち着けて昼食を摂らず、行動食で済ませるのが普通なのかな。そうだよな。暖かいものを食べても結局すぐ体は冷えるもんな…。
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ちょうど昼時なのに全然休憩している人がいない。ひょっとして、寒い時期は腰を落ち着けて昼食を摂らず、行動食で済ませるのが普通なのかな。そうだよな。暖かいものを食べても結局すぐ体は冷えるもんな…。
なんだかんだ撮影していたりして1時間休憩してしまった。寒い。
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なんだかんだ撮影していたりして1時間休憩してしまった。寒い。
このあたりは緑のトンネルを潜って行く。
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このあたりは緑のトンネルを潜って行く。
結構な急登を経て行者ヶ岳に到着。狭く、休憩には適さない。ここでトレッキングポールを収納。
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結構な急登を経て行者ヶ岳に到着。狭く、休憩には適さない。ここでトレッキングポールを収納。
行者ヶ岳〜政次郎ノ頭間は両手を使う必要がある鎖場が頻出する。
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行者ヶ岳〜政次郎ノ頭間は両手を使う必要がある鎖場が頻出する。
さすがにこの区間だけはトレポを持ってはいられない。
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さすがにこの区間だけはトレポを持ってはいられない。
最後の鎖場が一番角度がキツイ。ここだけは前向きには降りられなかったが、奥多摩で練習したほぼ垂直の鎖場と比べるとなんでもない。
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最後の鎖場が一番角度がキツイ。ここだけは前向きには降りられなかったが、奥多摩で練習したほぼ垂直の鎖場と比べるとなんでもない。
ここら辺りにあった見晴らしのいい場所で休憩したいなと思っていたら、一番いいポイントに先客が…。最高のトイレですね(怒)
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ここら辺りにあった見晴らしのいい場所で休憩したいなと思っていたら、一番いいポイントに先客が…。最高のトイレですね(怒)
政次郎ノ頭の直前の崩壊地。前回は暴風が酷くて立っていられず、腰をかがめて歩いたことを思い出す。
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政次郎ノ頭の直前の崩壊地。前回は暴風が酷くて立っていられず、腰をかがめて歩いたことを思い出す。
政次郎ノ頭のピークの南西側に明らかな踏み跡があった。ここが政次郎尾根への道かと思ったが、すぐに途切れてしまった。うーん?
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政次郎ノ頭のピークの南西側に明らかな踏み跡があった。ここが政次郎尾根への道かと思ったが、すぐに途切れてしまった。うーん?
ピークを少し下ったところにちゃんと標識があった。地図によるとこの先にも山小屋があるらしい。
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ピークを少し下ったところにちゃんと標識があった。地図によるとこの先にも山小屋があるらしい。
さらに登り返してカイサク小屋跡に到着。書策新道分岐と書いてある地図もある。三ノ塔からこちら、ずっと曇ってしまっており寒い。【服装:アウターはずっとXジャケット】
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さらに登り返してカイサク小屋跡に到着。書策新道分岐と書いてある地図もある。三ノ塔からこちら、ずっと曇ってしまっており寒い。【服装:アウターはずっとXジャケット】
おっ。この前初詣に行った江ノ島が見える!ちょっと専門的な話になるが、稲荷五社明神というようにいわゆるお稲荷さまというのは複数の神様の集合であり、明治の神仏分離以前はその中に弁天さまも含まれていた。”弁天さまはお稲荷さま”なのである。稲荷信仰で江ノ島というのはおかしくないのだ。
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おっ。この前初詣に行った江ノ島が見える!ちょっと専門的な話になるが、稲荷五社明神というようにいわゆるお稲荷さまというのは複数の神様の集合であり、明治の神仏分離以前はその中に弁天さまも含まれていた。”弁天さまはお稲荷さま”なのである。稲荷信仰で江ノ島というのはおかしくないのだ。
新大日に到着。いよいよ塔ノ岳は目前だが、ここからはまだ200m弱登らなければならない。寒さもあり結構疲れてきたが、最後の踏ん張りだ。
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新大日に到着。いよいよ塔ノ岳は目前だが、ここからはまだ200m弱登らなければならない。寒さもあり結構疲れてきたが、最後の踏ん張りだ。
北面は雪がびっしりだが、登山道のものはほぼ解けており凍結の心配はない。
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北面は雪がびっしりだが、登山道のものはほぼ解けており凍結の心配はない。
尊仏山荘が見えてきた…
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尊仏山荘が見えてきた…
15:00、とうとう塔ノ岳に到着。冬場のこんな時間に山頂にいる人はおらず、閑散としている。
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15:00、とうとう塔ノ岳に到着。冬場のこんな時間に山頂にいる人はおらず、閑散としている。
雲は多いが、まあ晴れといっていい天気だ。いつ来ても真っ白で知らなかったが、塔ノ岳ってこんな360度の展望が楽しめる山だったのか!
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雲は多いが、まあ晴れといっていい天気だ。いつ来ても真っ白で知らなかったが、塔ノ岳ってこんな360度の展望が楽しめる山だったのか!
ああ〜これは確かにいい山だな…。みんなブチブチ文句を言いながらも大倉尾根を登ってくる理由がわかる。残念ながら富士山は隠れてしまっているが、満足。
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ああ〜これは確かにいい山だな…。みんなブチブチ文句を言いながらも大倉尾根を登ってくる理由がわかる。残念ながら富士山は隠れてしまっているが、満足。
とうとうここで気持ちよくお勤めができますね。
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とうとうここで気持ちよくお勤めができますね。
ここは修験の山でもあり、聞くところによると毎日登拝している方もいるそうだ。
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ここは修験の山でもあり、聞くところによると毎日登拝している方もいるそうだ。
冷え切ってしまったので尊仏山荘に逃げ込む。小屋の方に「日没は5時ですよ」と注意される。すいません。
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冷え切ってしまったので尊仏山荘に逃げ込む。小屋の方に「日没は5時ですよ」と注意される。すいません。
ストーブの効いた部屋で挽きたての珈琲を頂き、芯から温まる…。珈琲ってこんなに美味かったっけ?
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ストーブの効いた部屋で挽きたての珈琲を頂き、芯から温まる…。珈琲ってこんなに美味かったっけ?
なんだかんだで山頂に45分も居てしまった。15:45、日没前のきれいな光に目を奪われながらも足速に下山開始。
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なんだかんだで山頂に45分も居てしまった。15:45、日没前のきれいな光に目を奪われながらも足速に下山開始。
花立山荘の影から何か出てきたので一瞬ギョッとしたが、鹿だった。今までフンしか見たことがなかったが、ようやくご対面。
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花立山荘の影から何か出てきたので一瞬ギョッとしたが、鹿だった。今までフンしか見たことがなかったが、ようやくご対面。
16:45。そろそろ日没の時間だ。残照が消える前にどこまで行けるかな。
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16:45。そろそろ日没の時間だ。残照が消える前にどこまで行けるかな。
しかし急ぐと危ないし膝も痛めるので休憩はきちんと取る。薄闇に包まれる掘山の家前でヘッドライトをサコッシュに準備する。
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しかし急ぐと危ないし膝も痛めるので休憩はきちんと取る。薄闇に包まれる掘山の家前でヘッドライトをサコッシュに準備する。
17:15、駒止茶屋の下あたりで手も見えないような完全な闇の中となった。大倉まではあと1時間くらいか。
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17:15、駒止茶屋の下あたりで手も見えないような完全な闇の中となった。大倉まではあと1時間くらいか。
夜間登山は富士山で経験したので平気と高を括っていたが、どこを見ても漆黒の樹林帯を1人きりで歩くのは怖い!感受性が暴走する。
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夜間登山は富士山で経験したので平気と高を括っていたが、どこを見ても漆黒の樹林帯を1人きりで歩くのは怖い!感受性が暴走する。
ヘッドライトは写真でいうストロボの直撃ちと一緒で対象物の立体感が把握し辛いため、足元の起伏がよくわからない。ライトは足や腰にも付けた方がいいのでは…。
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ヘッドライトは写真でいうストロボの直撃ちと一緒で対象物の立体感が把握し辛いため、足元の起伏がよくわからない。ライトは足や腰にも付けた方がいいのでは…。
ビビリまくりながらなんとか下山。ネットではよく見るし実際に夕方に大倉から歩いてくる人も見るが、夜にここを3時間も登るなんて自分には無理だな…。
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ビビリまくりながらなんとか下山。ネットではよく見るし実際に夕方に大倉から歩いてくる人も見るが、夜にここを3時間も登るなんて自分には無理だな…。
1810、大倉着で一安心。なんだかんだ、ほぼタイム通りの下山だったのか。
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1810、大倉着で一安心。なんだかんだ、ほぼタイム通りの下山だったのか。
あ〜疲れた。夜山は集中力も使うわ。お稲荷様の御神恩に感謝します。
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あ〜疲れた。夜山は集中力も使うわ。お稲荷様の御神恩に感謝します。
今回は手袋のレイヤリングを試してみた。左からいつも愛用しているメッシュのフィンガーレス、近所のホムセンで買った特に中綿でも起毛でもない中厚手の作業手袋、モンベルのサンダーパス。中厚は登りですぐ暑くなるので使い難く、メッシュを嵌めっぱなしにして適宜サンダーパスをオーバーグローブに使用という形が良かった。ただ、冬場は指有りのメッシュの方がいいかな。
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今回は手袋のレイヤリングを試してみた。左からいつも愛用しているメッシュのフィンガーレス、近所のホムセンで買った特に中綿でも起毛でもない中厚手の作業手袋、モンベルのサンダーパス。中厚は登りですぐ暑くなるので使い難く、メッシュを嵌めっぱなしにして適宜サンダーパスをオーバーグローブに使用という形が良かった。ただ、冬場は指有りのメッシュの方がいいかな。