【北岳・間ノ岳・農鳥岳】厳冬期白峰三山縦走

2019年02月17日(日) [日帰り]

• GPS: 51:38
• 距離: 38.0km
• 登り: 3,552m
• 下り: 3,544m

コースタイム

日帰り

• 山行: 23:28
• 休憩: 1:51
• 合計: 25:19

21:55 奈良田第一発電所
23:57 野呂川発電所バス停
0:01 0:00 日付変更
0:35 0:36 アルキ沢橋BS
2:53 3:36 池山御池小屋
7:15 7:18 ボーコン沢ノ頭
8:15 8:16 八本歯のコル
8:43 8:44 吊尾根・北岳山荘トラバース道分岐
9:01 9:02 吊尾根分岐
9:35 9:50 北岳
10:04 10:22 吊尾根分岐
10:46 10:47 トラバースルート分岐
11:04 北岳山荘
11:44 11:45 中白根山
13:21 13:23 間ノ岳
14:20 14:38 農鳥小屋
15:43 15:46 西農鳥岳
16:33 16:36 農鳥岳
17:14 大門沢下降点
22:36 早川水系発電所取水口
23:18 奈良田第一発電所

MAX17.5kg
山行時間がずれています
実際の山行時間：25：23

歩くペースもおかしなことになっています、
実際は1.2くらいだとおもいます多分。

大門沢下降点にてログが切れており、ヤマプラからデータ引用して
継ぎ足してあります、このログは使用しないでください。

写真は即時性を優先しjpg撮って出し

天候

快晴

アクセス

利用交通機関：

自家用車

奈良田発電所に駐車

コース状況／危険箇所等

敢えて詳細は記載しませんが、特に重要な個所のみ。

奈良田からは序盤から雪多め、そして深い。
大門沢小屋手前からトレース、登山道埋没しやすく高いRF能力が必要。
一部登山道が雪崩で流されてます。
大門沢小屋へ至る丸太橋二本も流されている。

北岳山頂、山荘への下りはサイドステップのトラバース。

農鳥岳の登りは雪壁気味の直登あり。

その他周辺情報

どこもやってない時間なので直帰。

写真

2/16 21:50

さぁ、長い一日が始まる…

2/16 21:53

まずはフォースの力で開錠

2/16 22:10

月が明るいがほしはそこそこ

2/16 23:16

カモシーが休んでました

2/16 23:43

トンネル内は暖かい…あぁビバーグしてその辺で寝たいかも

2/17 0:03

野呂川隧道、ここから一名入山があったようです。
先行してくれてトレースRF感謝しきれません。

2/17 0:24

あるき沢前で水場あり(自己責任)

2/17 0:35

3時間近く歩きやっと登山開始です

2/17 0:35

帰りはバスだな！！(通ってないしここに下りない)

2/17 4:38

池山御池小屋で休憩し、城峰へ到着、雪が深いのは小屋付近からこの辺までだった。

2/17 6:17

ボーコン沢付近で夜が明けそう

2/17 6:30

間ノ岳も染まる…

2/17 6:30

美しい…(が染まるバットレスを撮りたかったけど間に合わず)

2/17 7:03

太陽包み

2/17 6:50

ボーコン沢まであと少し

2/17 7:18

着きましたボーコン沢、すっかり日も上がった

2/17 7:20

ここの尾根まで来ると池山吊尾根来てよかったなと思う。

2/17 7:21

写真撮ってて進まん

2/17 7:29

八ヶ岳も天気よさそうだ

2/17 7:29

鳳凰に友達が登っていたようだ

2/17 7:34

バットレス…圧倒という言葉しか出ない

2/17 7:58

来た道を振り返って

2/17 8:08

核心部、とりあえずロープ使わず降りる

2/17 8:10

ナイフリッジ

2/17 8:12

落ちたらきっと一発死

2/17 8:12

無事抜けました。

2/17 8:12

昔来たときはここからが体力的に辛かった。

2/17 8:22

丸太ハシゴは埋まってます

2/17 8:44

山荘へのトラバース道にうっすらアイゼン跡が…行けんのか？？

2/17 8:46

こちらは山頂へのトラバース。過去に事故があるので注意したい

2/17 9:10

間ノ岳の稜線…これ皮歩くと思うとワクワク

2/17 9:10

山頂手前のトラバース。雪質よく歩きやすいがやはり緊張する

2/17 9:23

12時間弱かけて山頂へ！まずは1座

2/17 9:36

画にならない記念撮影

2/17 9:44

ちょっとちょっとのポーズ

2/17 9:44

しかし今日はBigDayですなぁ、風はそこそこあるけど

2/17 9:50

仙丈ヶ岳

2/17 9:50

先週登った甲斐駒、まさか一週間後に対岸に登っているとはね。

2/17 9:50

鳳凰三山

2/17 9:50

来た道と富士山

2/17 10:32

山荘側へ、トラバースの下り、カニ歩きプレイ

2/17 10:43

中央の白いところです

2/17 10:47

山荘近づいてきました

2/17 11:02

冬季小屋も問題なく入れそうですね。

2/17 11:12

振り返ると美しすぎる山容、アンダー気味(;'∀')

2/17 11:13

こちらは間ノ岳、実物は風で磨かれた山容が光に反射してピッカピカ

2/17 11:43

3000m級の山には分類されない不遇の山、この辺から最後までずっと強風が続く

2/17 11:43

遠くなるにつれて迫力も増す北岳

2/17 11:44

間ノ岳がまた長い…速度もダウン

2/17 11:54

ルンゼ斜面は雪が多い

2/17 13:00

悲願であった間ノ岳へ登頂！！

2/17 13:22

インスタ映えのため頑張って自撮りするオッサン

2/17 13:25

振り返って間ノ岳

2/17 13:38

農鳥岳の稜線、12月から見てもそれほど雪がないので風が強くてたまりにくいのだろう

2/17 13:41

場所によっては斜度があり注意

2/17 13:55

雪のある面を選んで適当に進んだらだいぶ本線外れてました

2/17 14:19

振り返って間ノ岳

2/17 14:19

農鳥小屋、思った以上に埋もれています

2/17 14:20

掘って再びたまり始めている、ウゲ。この辺は尋常じゃないくらいの風なのでこの窪みに入って休憩した

2/17 14:39

登り、頑張ろう(;'∀')しかしバテていたのが治ってきた

2/17 15:10

核心部の直登ピッケルを刺したら「バリッ！」という音がして周辺を見たら中が空洞になり始めてた、自分ごと落ちる可能性が高いため岩稜帯へ避難しそちらから登る。

2/17 15:19

ここもワンミスアウト

2/17 15:27

近くて遠い山頂

2/17 15:34

無事核心部を越えた、少し安心、しかし風強い

2/17 15:34

農鳥から下降の稜線

2/17 15:37

西農鳥岳

2/17 15:38

振り返って間ノ岳、邪悪な山容ですなぁ

2/17 16:27

3座目農鳥岳(*´Д｀)長かったわぁ〜19時間ほどかかりました。

2/17 16:25

歩いてきた道を見返してしんみり

2/17 16:30

記念撮影、しかし大門沢の下りを考えると安心できる余裕は全くなかった、事故は下りで起きるし気合入れなおします。

2/17 16:33

塩見方面、むこうも雪凄いんだろうなぁ

2/17 16:54

純白の雪面

2/17 17:12

鐘を鳴らして手を合わせます…無事下れますように

2/17 17:26

日が落ちる

2/17 22:36

ガチすぎて写真を撮る余裕なく下降点から5時間以上かけて無事ここまで帰還、いや、この時期の大門沢来るべきじゃないですね(;'∀')

2/17 23:18

長い一日は終わった、お疲れさまでしたm(__)m

撮影機器：

ILCE-7RM2 SONY

装備

MYアイテム

also

重量：0.99kg

個人装備

長袖シャツ ハードシェル タイツ ズボン 靴下 グローブ アウター手袋 予備手袋 防寒着 ゲイター バラクラバ 靴 ザック アイゼン ピッケル 昼ご飯 行動食 非常食 飲料 水筒（保温性） ガスカートリッジ ライター 地図（地形図） コンパス 計画書 ヘッドランプ 予備電池 GPS ファーストエイドキット ロールペーパー 保険証 携帯 時計 サングラス ツェルト カメラ ヘルメット

感想

also

積雪期の白峰三山(日帰り)は昔からチャンスがないかと見ていたが
山行時間の長さ、3000m級の稜線を歩き続けることの不安、
RF、ラッセルなど含めて考えると中々一歩先に足が出ず
1座だけ登って帰ることが多かった。
しかし今回はコンディション的にもベストと判断し縦走してきました。

積雪がしばらくなかったのでラッセルに関してもさほど不安はなかったが
北岳までは先行者が1名いてくれてラッセルしていただきました。
ご本人ともすれ違った際にお礼を申し上げましたが本当にありがとうございました。

その後間ノ岳、農鳥岳へと縦走。
稜線の風はそこそこ強く(とはいえど本来よりはきっと大人しいのであろう)
強さも増していき農鳥小屋周辺がピークで何度も飛ばされそうになりました。
しかし風裏に入ると完全に無風地帯もあり
そう言った場所で休憩織り交ぜつつ縦走しました。

そして問題の大門沢へ。
直近の降雪状況でトレースはある可能性はあるなぁと思いながら降りると
やはりありました。もちろん前提の装備ではきてませんけど。
あるものは使わせてもらうことに。
中々ワイルドなトレースで登山道無視でかなり斜度のキツイ尾根直登で
作られた道でした。
ある程度まで降りると小屋とは違う方向に延びていたため心でお礼をし、
そこからは自分でRFラッセルすることにした。
しかし大門沢の雪の量を舐めていた、何度か積雪期にここへ訪れているが
ここまであったかと思わせる量(;'∀')
ワカン履いても深いところで膝上ラッセル。
道(かもどうかよくわからない)を外せば胸までずっぽり
しかも途中で激しい雪崩があったようで登山道が消失していた。
デブリの上を歩いていたらワカンが片方壊れてさらに埋もれることに(´Д⊂
そもそも雪多くて登山道なのか斜面なのかもはやわからないような状況でしたが、
何度か通っていた尾根なので忠実に登山道を辿り大門沢小屋に到着。
たいてい雪はここから上が多いのですが、下り続けても雪は減らず
苦戦しながらなんとか下山。

僕にとっては雪山の総合力を試される何ともタフなルートでした。
とても大変だったけど充実して楽しかったです。

コメント

oyamasuki_y

白峰三山いいですねぇ
体力無い私は北岳まで行ってみたいのですよね〜
奈良田からのあるきかぁ・・・げっそり
ですが素晴らしい風景が待っているので頑張れそうです
三月に行きたいなぁ・・・

にしてもCT44Hかかるところ22H・・・
絶対9〇9とか乗って機械人間になってるでしょ！

also

Re: 白峰三山いいですねぇ
oyamasuki_yさんこんにちは。

よく見てませんでしたｗ
これ舗装路は標準CTないんですけどあっても1.2とかですよ。
多分GPS繋げたときに時間が変になったのかも(;'∀')
直しておきます助かりました。

北岳は往復するだけでもこの時期かなりきついので、そのまま縦走してしまおう的な発想でしたが奈良田がヤバすぎましたね！人いないと思った大門沢小屋に人がいて驚きました。

sunatomo

すごすぎです！！
冬期三山日帰りとか聞いたことないですわ、本当にすごいです！！　かっこよすぎ！

also

Re: すごすぎです！！
すなともさんこんにちは。

とにかく間ノ岳行きたくて、念願叶いよかったです(=´∀｀)
大門沢には面食らいましたが良い経験としておきます！

xyzJIN

やりましたね！！
「厳冬期白峰三山日帰り縦走」
alsoさんなら達成できると信じてましたよ！
年末に大門沢を登り詰めた農鳥岳、
空撮動画見て感動しましたが、あの稜線を歩かれたんですね。
そして大門沢の激ラッセルでの激下り、
写真の少なさがその大変さを物語ってますね。
本当にお疲れ様でした。

also

Re: やりましたね！！
じんさんこんにちは。

ありがとうございます(*´Д｀)
先週に黒戸登った際に自身の確認して「これはいけるだろう」と判断しました。
あとは現地判断という感じでしたが歩き通せてよかったです！
数年のしこりがとれました

AIKEN

悲願の達成おめでとうございます！
厳冬期白峰三山おめでとうございます！しかも時間無制限一本勝負！写真少ない2000m下りに相当ドラマが詰まってますね。
alsoさんも不安で二の足ふむことある人間なのだとちょっと安心。自分気象条件微妙で見合わせ後で後悔よくあるので実力と実行力など流石すぎます！
間ノ岳はきっと感慨深い山頂だったのでしょうね。勇気をいただいた素敵な縦走記録に感動しました！今後も良き山旅を！

also

Re: 悲願の達成おめでとうございます！
AIKENさんこんにちは。

AIKENさんも富士山登頂おめでとうございます(*´Д｀)
毎回ビビって帰ってたのですが、厳冬期で一番深い季節で今回いけたので
本当よかったです！
これでもう一歩前へ進めるかなとおもいます。
お互いがんばりましょう！！

shigetoshi

痺れるような緊張感
alsoさん、こんばんは。

写真拝見し、あの緊張感を思い出しました。
かつて私の第２のホームだった、もう何年も遠ざかってしまっている南ア、とても懐かしく、そしてたまらなくまた行きたくなってしまいました。
八王子に住んでいたら今週末にでも、と行きたいたころですが、明石からでは到底無理です😫😨
代わりにalsoさんの記録で楽しませていただきます☺️😅

also

Re: 痺れるような緊張感
返事気づかなかったです(;'∀')しげとしさんこんばんは。

明石はさすがに遠いですね！
たまにはこちらにもお越しくださいませ。
雪少ないと言いつつもさいきんはまた増えておりますゆえ