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Yamareco

記録ID: 173717
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積雪期ピークハント/縦走
奥多摩・高尾

芋木ノドッケ〜雲取山(登り二軒小屋尾根・下り富田新道)

2012年03月07日(水) [日帰り]
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GPS
--:--
距離
12.5km
登り
1,337m
下り
1,344m

コースタイム

07:30 日原林道富田新道方面分岐
08:30 二軒小屋尾根取り付き
11:00 芋木ノドッケ
12:30 雲取山荘
13:15 雲取山頂
15:20 日原林道富田新道方面分岐
天候 終日曇り。時々薄日が差すが、ほとんどが霧の中の山行。
過去天気図(気象庁) 2012年03月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
日原林道を使って、富田新道方面分岐周辺に駐車。
コース状況/
危険箇所等
■長沢谷下降点
大ダワ林道に人が立ち入らないよう(?)、長沢谷を渡る木橋が取り外されている。渡渉ポイントを探す必要があるが、水量には十分注意してください。

■二軒小屋尾根
赤テープはルート上にずっとあり、尾根筋がわりとはっきりしているので登りやすいが、地図とコンパスで現在位置の確認が常に必要。
芋木ノドッケに登り詰める直前の急登は、くずれやすい土の急坂。滑落注意。

■芋木ノドッケから大ダワ
このルート中一番危ないところかもしれない。急坂の下りとなるので、注意が必要。急坂を下りきるところまでは、人の歩いた形跡なし(ちなみに芋木ノドッケから長沢背稜方面もトレースなし)。

■富田新道
積雪でコースが分かりにくいが、数名のトレースあり。
下りきる直前の九十九折の急坂は要注意。

■コース全般
積雪と、雪が一度溶けて再凍結した箇所が多数あり、特に凍結箇所は滑りやすく危険。

【特に凍結の多かった箇所】
・日原林道から長沢谷下降点までの下り道
・芋木ノドッケから雲取山山頂まで
・富田新道下部

標高がある程度低い箇所に再凍結した箇所が多かった。
アイゼン必須(自分は6本爪使用)。
日原林道の冨田新道方面分岐。ここに車を停めて、もう少し林道を歩きます。
日原林道の冨田新道方面分岐。ここに車を停めて、もう少し林道を歩きます。
長沢谷下降点。大ダワ林道への立ち入りは禁止されています。警告も貼ってあります。
長沢谷下降点。大ダワ林道への立ち入りは禁止されています。警告も貼ってあります。
長沢谷まで下ります。凍結箇所があり、足を滑らすと谷底までまっさかさまですので要注意。
長沢谷まで下ります。凍結箇所があり、足を滑らすと谷底までまっさかさまですので要注意。
長沢谷を渡る橋は、人が行かないようにしているのかはわかりませんが、取り外されています。
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長沢谷を渡る橋は、人が行かないようにしているのかはわかりませんが、取り外されています。
渡渉できるところを探します。自分は少し上流側から渡りました。
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渡渉できるところを探します。自分は少し上流側から渡りました。
長沢谷のカツラ。写真だと伝わらないですが、巨木です。
長沢谷のカツラ。写真だと伝わらないですが、巨木です。
真下から見上げる。
真下から見上げる。
二軒小屋尾根に乗りました。道標の指すのは大ダワ林道方面ですが、そちらには行きません。
二軒小屋尾根に乗りました。道標の指すのは大ダワ林道方面ですが、そちらには行きません。
尾根筋方面には、ロープが張られています。このロープの後ろを入っていくと、二軒小屋尾根。
尾根筋方面には、ロープが張られています。このロープの後ろを入っていくと、二軒小屋尾根。
尾根上には、林の管理のための標石が埋まっていて、この先もずっと続きます。
尾根上には、林の管理のための標石が埋まっていて、この先もずっと続きます。
鹿柵沿いに進んで、ちょっとだけ下ります。
鹿柵沿いに進んで、ちょっとだけ下ります。
なんとなく誰かの歩いた跡がある気がします。
なんとなく誰かの歩いた跡がある気がします。
ガスが出てきました。木々の向こうから山がうっすらと見えます。天祖山方面でしょうか。
ガスが出てきました。木々の向こうから山がうっすらと見えます。天祖山方面でしょうか。
尾根上は、立派な木々が次々と現れます。
尾根上は、立派な木々が次々と現れます。
針葉樹が増えてきた。判別できればいいんですけどね。
針葉樹が増えてきた。判別できればいいんですけどね。
霧があたりを覆い、幻想的な雰囲気に。
霧があたりを覆い、幻想的な雰囲気に。
次第に倒木が多くなり、歩きにくくなります。
次第に倒木が多くなり、歩きにくくなります。
すっかり霧に巻かれてしまいました。
すっかり霧に巻かれてしまいました。
おお、あれは!
やった!芋木ノドッケ到着。
やった!芋木ノドッケ到着。
芋木のドッケからかなりの急な下り。下り切ったところにこんな看板が。ここまでは誰の踏み跡も見ませんでした。
芋木のドッケからかなりの急な下り。下り切ったところにこんな看板が。ここまでは誰の踏み跡も見ませんでした。
緩い下り道を進んでいきます。雪が溶けて再凍結したところが滑ります。
緩い下り道を進んでいきます。雪が溶けて再凍結したところが滑ります。
大ダワ到着!
さあ、雲取山まで気合入れていきましょう!
さあ、雲取山まで気合入れていきましょう!
雲取ヒュッテ跡に到着。
雲取ヒュッテ跡に到着。
かなり雪が深くなってきました。
かなり雪が深くなってきました。
雲取山荘到着。ちょっと休憩。
雲取山荘到着。ちょっと休憩。
さあ、最後の登りですよ!
さあ、最後の登りですよ!
ついに着いた!雲取山山頂。しかし何も見えません…。
ついに着いた!雲取山山頂。しかし何も見えません…。
石尾根を少し下って、富田新道方面との分岐。
石尾根を少し下って、富田新道方面との分岐。
霧の中を下ります。トレースはしっかりありました。
霧の中を下ります。トレースはしっかりありました。
手書きの道標にほっと一息。
手書きの道標にほっと一息。
ここまで来れば残りはそれほどでもない。
ここまで来れば残りはそれほどでもない。
こんな感じのところも、かなり滑ります。
こんな感じのところも、かなり滑ります。
唐松谷林道分岐。あと少し!
唐松谷林道分岐。あと少し!
眼下に釣り橋が見えてきた。
眼下に釣り橋が見えてきた。
沢音が轟いています。
沢音が轟いています。
日原林道まで最後の一登り。
日原林道まで最後の一登り。
マイカーが見えてくればもう旅の終わりです。
マイカーが見えてくればもう旅の終わりです。

感想

どうしても雪が残っているうちに行きたかった奥多摩。
タワ尾根方面と、どちらに行こうか迷いましたが、気になっていた二軒小屋尾根を通って芋木ノドッケに登り詰め、雲取山を経て日原林道に戻る周回コースにしました。

いつもながら、登山以上に緊張する日原林道のデコボコ道を運転し、富田新道方面の分岐点に駐車します。
ここから日原林道終点の、大ダワ林道方面入口まで歩き、いよいよ登山道へと足を踏み入れます。
いきなり凍結した下り坂で滑りそうになり、すぐにアイゼン装着。
左側は切り立った崖で、落ちたらひとたまりもありません。慎重に歩みを進め、ようやく長沢谷へ。

さあ行こうと思ったのも束の間、橋がない!川を渡れない…
よく見ると、木の橋が取り外されて岸に繋がれています。

そういう時期なのか、あるいは通行禁止の大ダワ林道に人が立ち入らないようにしているのか。
真相は分かりませんが、とにかく渡渉できるポイントを探し、少し上流側に行ったところから、石伝いに対岸へ渡りました。

対岸へ渡ると、長沢谷のカツラがお出迎え。
しばし立ち止まって、巨木のエネルギーを分けてもらいます。

充電完了し、しばらく登ると、二軒小屋尾根に乗ります。
大ダワ林道方面は、尾根の東側を大雲取谷沿いに進む道ですが、二軒小屋尾根は、尾根上のロープをくぐり、尾根筋をたどります。

鹿防護柵が現れ、先へ進むと、尾根が広がります。葉が落ちても自然林の気持ちよさは変わりません。巨木も次から次へ現れ、最高の気分です。

尾根筋ははっきりしていて、何となく誰かの歩いた跡もあるような気がします。林業の方が入っているのかもしれません。
赤テープもわりと多めについているので、登りやすいですが、やはり正規の登山道ではないので、地形図とコンパスで方角をセットし、方角を確認しながら進みました。

針葉樹(種類がわからなくてごめんなさい)が増えてくると、登りも終盤。
次第に倒木が多く、荒れた雰囲気になってきます。
倒れた木を乗り越えながら進むと、急にきつい登りになります。
この登りは、雪と崩れやすい土が入り混じり、滑りやすく危険だったので、ゆっくり一歩一歩確かめながら登ります。

ジリジリと高度を上げていくと、行く先に道標を発見。芋木ノドッケに到着です。
(続く)

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