記録ID: 1749670
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積雪期ピークハント/縦走
中央アルプス
七転八起の新雪歩きで御嶽山を望む!「小秀山」(日本二百名山)[乙女渓谷キャンプ場から]
2019年03月08日(金) [日帰り]
体力度
4
1泊以上が適当
- GPS
- 07:33
- 距離
- 12.2km
- 登り
- 1,264m
- 下り
- 1,259m
コースタイム
日帰り
- 山行
- 6:11
- 休憩
- 1:18
- 合計
- 7:29
16:12
乙女渓谷キャンプ場
天候 | 快晴♬ 山頂の気温:マイナス3度(午後1時) |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2019年03月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
・駐車スペースは30台程度 ・駐車料金500円(車のナンバーを備付の封筒に記入し管理棟ポストに投函) ・登山ポスト有り(管理棟) ・トイレは冬期間使用不可(管理棟、秀峰舎) |
コース状況/ 危険箇所等 |
★登山道整備度:3?(良5・4・3・2・1悪)階段や木道、鎖等の整備度 ★体力難易度 :3.5(難5・4・3・2・1易)歩行距離、累積標高差、急登等 ★技術難易度 :3(難5・4・3・2・1易)アイゼン、ピッケル、藪等の頻度 ★登山道の眺望:3(良5・4・3・2・1悪) ★山頂の眺望 :4.5(良5・4・3・2・1悪) 【すれ違った登山者の数:0人】 ◆登山道の状況(二ノ沢ルート) ・乙女渓谷キャンプ場から夫婦滝まで(約2.1km)は、整備された木道等が多い。上部斜面から落石の恐れがあるが、それ以外、危険性のある箇所はない。 ・夫婦滝周辺は、大小さまざまな美しい滝が存在する。中でも夫婦滝の存在感は群を抜く。 ・夫婦滝から三ノ沢分岐までは、急登な岩場が多い。特にカモシカ渡りは、鎖場ではないが急峻な岩場で、木の根等や岩に掴まりながら登る。高度感はあまりないが、下りで通過する場合は注意したい。 ◆登山道の状況(二ノ沢・三ノ沢分岐⇔兜岩⇔山頂) ・兜岩の直下は急登となる。技術的な難易度は高くないが、岩場があるので注意しよう。兜岩の天辺は積雪時に注意が必要だが、見晴らしの良い眺望が一望できる。 ・第1〜第3高原は、なだらかな樹林帯の稜線を緩やかにアップダウンしながら進む。積雪が無ければ歩きやすそうなコース。ノートレースの積雪時は方向感覚が分かり難いので、視界不良時は道迷いに注意しよう。 ・山頂は360度の絶景を見渡せ、特に御嶽山、中央アルプスは間近によく見える。 ・山頂の避難小屋(秀峰舎)は平成22年の建築された奇麗な市営の避難小屋。冬期間のトイレ利用はできないが内部は使用できる。入口のドア前に積雪があると開き難いので、冬期間は除雪して中に入る場合もあるかも。 ◆登山道の状況(三ノ沢ルート) ・一部に北側が開けた箇所はあるが、大半の区間は、樹林帯を九十九折しながら進むやや単調なコース。 ・特に危険性がある箇所は無いので、初心者の方は、二ノ沢ルートより三ノ沢ルートの方が良さそうだ。 ・登山口から乙女渓谷キャンプ場までは、約2kmの林道歩きとなる。ヘアピンの一部はショートカットできる踏み跡が付いていた。 ◆冬装備の状況 ・二ノ沢ルートのキャンプ場から夫婦滝までは、一部に凍結区間があったものの、木道が痛むのでアイゼンは未使用。夫婦滝より上部は終始、チェーンスパイク装着。岩場が多いのでアイゼンを引っかけないように注意が必要。 ・本日は標高1700mを越えると急に新雪が多くなり、新雪量は兜岩直下で10〜30cm、第1高原から山頂までは30〜40cmになった。全体の積雪深も山頂周辺は1〜1.5mほどある。 ・第1〜第3高原周辺の樹林帯内は、雪の締まりが緩く、腰下まで踏み抜くことが多かった。3月下旬頃まではワカンやスノーシューを準備した方が良いかも。 ・下りで利用した三ノ沢ルートは北側斜面のため凍結箇所が多く、標高1300m付近までチェーンスパイクを装着した。 ・二ノ沢ルートや兜岩直下は急登があるので、雪質や凍結状況によっては本格アイゼンがあっても良いかも。天候や雪の状態によって万全の準備が必要と感じた。 |
写真
撮影機器:
感想
今回の山行は、日本200名山の1つで、御嶽山の南側にある小秀山に登ってみました。
弱い冬型の天候から回復傾向なので、出発時間も久しぶりに遅めの午前9時前のスタートです。
2月のヤマレコの記録が数件あったり、最近の降雪状況を考慮し、過去のトレースを追えば特に支障なく登れるだろうと予想。
登山口で山の上を見上げても、雪が少なそうなので、ワカンとピッケルは車において出発。
しかし、これが、大誤算!
標高1700m以上になると、急に積雪量&新雪量が増えだし、予想外のノートレース。
なんとかミニラッセルしながら兜岩まで登ったものの、第1高原からの稜線歩きは、踏み抜き地獄で悪戦苦闘の連続でした。
久しぶりに「撤退」の言葉が頭をよぎりましたが、せっかく岐阜まで来たのだからと、日没時刻までに戻れる最終リミットを逆算し、午後1時半まで山頂に着けなかったら引き返そうと心に決め、先に進み続けました。
午後1時前、なんとか、無事に山頂に到着。
大迫力の御嶽山が間近に聳え、半端ない絶景が苦労を癒してくれました。
今回の山行は、出発時間が遅かったり、装備不足だったり、猛省すべき点が多かったです。
誰も会わない静かな山歩きは私好みで良かったですが、「山を甘く見てはイカン」と改めて心に刻んだやや苦い山行でした。
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