曇天の木曽駒ヶ岳(山頂で狸と出会う)
- GPS
- 03:31
- 距離
- 4.2km
- 登り
- 477m
- 下り
- 485m
コースタイム
- 山行
- 2:41
- 休憩
- 0:50
- 合計
- 3:31
今年は1月〜2月より3月の方が雪があった。
天候 | 曇り (千畳敷でマイナス5〜8℃くらい?山頂気温はマイナス13℃) |
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過去天気図(気象庁) | 2019年03月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
ケーブルカー(ロープウェイ/リフト)
駒ヶ岳ロープウェイ(バス+ロープウェイ往復券3,900円) バスで菅の台バスセンターからしらび平まで約30分 ロープウェイでしらび平から千畳敷まで7分 |
コース状況/ 危険箇所等 |
全体的によく締まった雪で歩きやすいが、八丁坂は不規則な足跡のまま固まっており歩きにくかった。 ここはピッケルが要る区間か。 |
その他周辺情報 | ホテル千畳敷 宿泊者で無くてもレストランや休憩所を利用可能 こまくさの湯 大人610円 綺麗、露天あり、休憩所ありでリーズナブル |
写真
装備
個人装備 |
長袖シャツ
長袖インナー
ハードシェル
タイツ
ズボン
靴下
グローブ
アウター手袋
予備手袋
防寒着
ゲイター
バラクラバ
毛帽子
靴
予備靴ひも
ザックカバー
アイゼン
ピッケル
行動食
飲料
水筒(保温性)
ヘッドランプ
予備電池
ファーストエイドキット
常備薬
日焼け止め
ロールペーパー
保険証
携帯
時計
サングラス
タオル
ヘルメット
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感想
もう地上では春が訪れていおり、今年の雪山ももう終わりか…と思っていたが、まだ今週末は寒くなるとの事。
もう一発雪山に行ってしまうか!と行きたかった木曽駒ケ岳と谷川岳を天秤にかけた。
谷川の方の予報は思わしくないため木曽駒ケ岳に決めたのだが、土日どちらが天気が良いか迷いに迷った。
3つくらいの天気予報のサイトやアプリで予報は迷走。
予想し辛い天気なのだろうな…
結局土曜にしたが、下山後快晴、日曜に登った記録を見ると天気良しとの事。
戦いに敗れた気分だがまぁこれはこれで楽しかったから良しとするか…
今シーズンが本格雪山デビューだった自分だが、初心者向けといわれる比較的難易度の低めな山を順に登って行った。
天狗岳、唐松岳、武尊山…そして今回の木曽駒ケ岳だ。
木曽駒ケ岳はロープウェイで2,612mまで登れてしまう為コースは短めで標高差も少ないが、今までの雪山の中で一番の高峰だ。
天候次第、雪面の状態次第では難易度が格段に上がるだろうと思うと緊張のためか前夜あまり眠れず、眠すぎて途中高速のPAで15分ほど仮眠をとる羽目になった。
朝8時過ぎに菅の台バスセンターに到着し、準備を整えながら登山天気のアプリを確認する。
天気予報は前日の曇り時々晴れから完全に曇りに変わっており、晴れ始めるのは15時辺り。これはもう下山している時間だ。登る前から「下山したら晴れ」が確定しているとは…少し萎える。
バス待ちの登山者の列はかなり長く、チケットを買い後ろに並んだが、結局乗れたのは3本目のバスだった。
此処から千畳敷まではバスで30分、ロープウェイで7分。
登山を開始できるのは10時近くになりそうだ。
予定よりかなり遅くなったがまぁ問題ないだろう。
実際この日は天候は安定しており、太陽は出ないものの高曇りの空で周囲の景色は
十分楽しめる状況。風もそこまで強くはなく、気温もマイナス10℃より低くならない程度だった。
今まで経験したことある範囲内だ。
準備を終え出発するが、すでに多数の登山者が登り始めている八丁坂へ向かう。
宝剣岳へ直登するPTも三組ほどいたが、ほぼすべての登山者は八丁坂だ。
このカール内の登りが今回の核心部で、ここを超えたら乗越浄土以降特に難所は無い。
はじめはなだらかだった傾斜が見る間に斜度を増し、ピッケルを突き刺すにふさわしい角度へ変わっていく。
なるほど、これが八丁坂か。
雪は固く締まりアイゼンの爪をよく噛むが、そこら中に残された足跡のせいで雪面はボコボコ。微妙に歩きにくい。
やはり来るなら12月から1月の方が良いのだろう。その方が雪の感触が楽しめそうだ。
今日は気温も上がらなそうで雪崩の心配などは無さそうなので一安心だ。
頭の隅が鈍く痛み、これ高山病かな…などと考えていたが、下山しても変わらなかったのでおそらく寝不足の所為だろう。
乗越浄土以降は普通にピストンして木曽駒ケ岳山頂へ行き戻ってきた。
二年ぶりの木曽駒ケ岳は懐かしかったが、日も差さず風も強く寒いので写真を取ったらさっさと退散した。(居たのは15分くらいか)
山頂には何故か野生の狸が一匹おり、登山者の足元をうろうろしていた。
登山者に餌付けでもされたのだろうか。
冬のアルプスの高峰に狸がいるなんて普通じゃないだろう。
この風と雪の中とどまることは命にかかわると思うのでさっさと下山してくれればと思いはしたが、特に自分にできることはなく狸氏の無事を祈りつつ下山した。
ホテルのレストランでソースかつ丼を食した後ロープウェイの臨時便に時間ギリギリで乗り込み無事下山。
下山したらとんでもない快晴に変貌しており、分かっていたこととはいえショックであった…。
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