[谷川岳] 天神平から平標山を目指すも ほぼ遭難で反省点多数の山行き
- GPS
- 33:44
- 距離
- 19.5km
- 登り
- 1,916m
- 下り
- 1,915m
コースタイム
- 山行
- 5:11
- 休憩
- 0:46
- 合計
- 5:57
天候 | ガス・雪・風 の三拍子 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2019年03月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車
ケーブルカー(ロープウェイ/リフト)
|
コース状況/ 危険箇所等 |
天神平から肩の小屋までの天神尾根は危険箇所は無いも、雪が緩んでくると踏み抜き地獄に成りそうな感じ。 1800mを越えた辺りから急にパウダーに変わる。 アイゼンは効いてたので、快適。 肩の小屋から両耳へは、視界が無い時は道迷いに気を配るのが寛容で、近いからと気を抜くと自分の様に迷ってしまう。(^_^;) 30日はトレースが何とか読めたが夜に降った雪で31日にはトレースが期待できなかったと思う。 肩の小屋から中ゴー尾根分岐までは、分岐手前の岩場越えを慎重に進めば、ほぼ問題は無いが、天神尾根と同等に考えてると後悔すると思われる。 分岐からオジカ沢の頭までは、積雪後複数のトレースがついた状態では、鎖の付いた岩場が数か所有るものの慎重に行けばさほど危険は感じないと思われる。 ただし、積雪後のトレースが全く無くラッセルを強いられるような時は難易度は跳ね上がると思われるので計画は慎重に練る必要があると思う。 いずれも、ある程度視界が有ることが前提で、今回の様に視界がゼロに近い状態では終始緊張しまくりで、肉体だけでなく精神も相当疲れることになる。 |
写真
装備
MYアイテム |
Donai
重量:2.50kg
|
---|---|
個人装備 |
グローブ
アウター手袋
予備手袋
ネックウォーマー
バラクラバ
アイゼン
ピッケル
スコップ
スノーソー
ライター
コンパス
計画書
ヘッドランプ
予備電池
GPS
ナイフ
ポール
シェラフ
|
備考 | 装備の事前確認は入念に! アイゼンを間違って携行していってしまった。 |
感想
元々、天神尾根から主脈を抜けて平標山まで縦走する計画で、あわよくば俎(マナイタグラ)をやっつけたいなどと身の程知らずも甚だしかった。
今回は反省点だらけの山行きで、無謀な挑戦! これに尽きるのだけど・・
1・アイゼンを間違えて持って行ってしまった事。先々週木曽駒ケ岳に行った時気温が高いとの情報だったので夏靴とそれに合わせたアイゼンをケースに入れたままで、中身を確認しないで携行してしまった。 サイズだけの問題なので調整すれば使えたのだが、気づいたのが核心部でそこでアイゼンをバラスして調整などは到底出来ずに結局4つ爪のアイゼンでオジカ沢避難小屋まで行く羽目に。あの状態で滑落でもして救助されてたら、バカ丸出しだったと思う。
2・肩の小屋から先は進むべきではなかった。 当日の往路はたどり着く自信が有ったので、行ける所までと思いながらも明日は運が良ければ俎瑤惺圓韻襪も? と、都合のいい状況ばかりを想像して行動してしまった。 稜線上の避難小屋で雪に降られて積もってしまった場合孤立してしまうリスクを考えられなかった。 おかげで散々な目にあってしまう事に・・
3・翌日、俎敗退後に再度小屋から出た時の天候を見て小屋にとどまり天候回復を待つ判断が出来なかった。 まさか稜線上があれほどの積雪になるとは想像できなかったが、視界が無い事は小屋を出た時に分かってた事だったから大きな判断ミスだった。 結果、小屋から20分足らずの場所に雪洞を掘り4時間近く待機することになった。
総じて今回は遭難し救助とは至らなかったものの一つ間違えば、滑落遭難は紙一重だったと思うしそれを想像もしてた。 なので滑落するなら復帰率が少しでも高いと思われるオジカ沢側へ落ちる事を考えながら行動してた。
しかし人の身体は不思議だと思う。肩の小屋直下の鞍部についてホッとして緊張が緩んだとたんに太腿がパンパンになり痙攣し始めるし、体が5倍ぐらい重くなったのでは?と思うほど動かなくなりザックがずっしり重く感じて小屋まで上り返すのが一苦労だった。
事前準備の大切さからリスク前提の判断実行など色々と再認識した山行きだった。 気のゆるみは厳禁だと言う事を忘れないように今後も山に行ければと思う。
それにしても悔やまれるのが、雪洞を出て出発する前、娘に少々こっぱずかしいメールを送ってしまった事が何とも・・ 取り消したい。
コメント
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こんばんは、Donai さん。
凄い山行ですね、文面読まさせて頂いてても、
半端ない緊張感が伝わって来ました。
3月末でも谷川岳はまだ厳寒期の雪山なのですね〜。
やはり雪山でホワイトアウトだと怖いですね、
方向感覚も無くなるし・・・
私なんぞ低山でもホワイトアウトだと怖くて進めず、
すぐ撤退ですよ。
でも冷静に行動されてるのは流石です、
長年の経験がそうされると思いますが。
ホントご無事で良かったです。
あはは、娘さんに送ったメールが気になりますが
mildpapaさん こんにちは コメントありがとうございます。
反省点が多々ある山行きでした。 お恥ずかしい限りです。
報告しようと思ってたのですが、スノーシューとっても快適でした。下りで踵を踏み込めるのは便利ですね。とっても助かりました。
当分はゆるゆる登山に戻ってのんびりしようと思ってます。(^_^;)
暖かくなりましたらどこかの山域でお会いできるのを楽しみにしてますので、よろしくお願いします。
もちろん、それまでも情報交換もよろしくお願いいたします。
こっぱずかしいメールについては内緒でお願い致します。(^_^;)
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