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Yamareco

記録ID: 1811627
全員に公開
積雪期ピークハント/縦走
槍・穂高・乗鞍

穂高岳(上高地から1泊2日)

2019年04月27日(土) ~ 2019年04月28日(日)
 - 拍手
体力度
6
1~2泊以上が適当
GPS
15:13
距離
36.9km
登り
1,919m
下り
1,919m
歩くペース
速い
0.80.9
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

1日目
山行
4:53
休憩
0:29
合計
5:22
距離 16.3km 登り 872m 下り 74m
6:27
6:27
8
7:05
7:09
4
7:13
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34
7:48
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14
8:42
8:50
19
9:09
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39
9:48
9:48
101
11:29
11:45
0
11:45
宿泊地
2日目
山行
7:29
休憩
2:19
合計
9:48
距離 20.6km 登り 1,060m 下り 1,852m
6:41
53
宿泊地
7:33
7:35
40
8:15
8:25
40
9:05
9:40
34
10:14
10:23
41
11:05
11:05
28
11:33
12:35
2
12:37
13:00
13
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18
13:31
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25
13:57
13:57
15
14:12
14:12
41
14:53
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15
15:08
15:08
38
15:46
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5
15:51
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31
16:28
16:28
4
16:32
ゴール地点
天候 初日は終日雪模様、2日目は晴れのち曇り。
過去天気図(気象庁) 2019年04月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
沢渡バスターミナルの第3駐車場に駐車。
1日600円。
コース状況/
危険箇所等
▪️上高地〜横尾
林道にはほぼ積雪なし、明神池から徳沢へ約500m進んだ先に落石箇所あり。通過注意。

▪️横尾〜涸沢
ほぼ雪道。トレースしっかりで下りはつぼ足でも大丈夫だったが、登りは涸沢手前1kmほどでアイゼン装着。

▪️涸沢カール〜穂高山荘
降雪後は表層雪崩に注意。当日も小規模雪崩(幅約10m、長さ100m程)が発生し、数名が巻き込まれる。幸い大事に至らずアイゼン、ピッケルが流されたとの事。午後の下山は危険度大。雪の締まっている早朝から午前早い時間帯に通過したい。

▪️穂高山荘〜奥穂高岳山頂
岩と雪のミックス状態。凍結箇所もあり。
慎重なアイゼンワークが求められる。
その他周辺情報 ひらゆの森 日帰り入浴500円
上高地バスターミナルからスタート。
2019年04月27日 06:24撮影 by  iPhone 7, Apple
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4/27 6:24
上高地バスターミナルからスタート。
まるで絵画のような景色。
2019年04月27日 06:28撮影 by  iPhone 7, Apple
3
4/27 6:28
まるで絵画のような景色。
目的地はあんなに向こう。
2019年04月27日 06:29撮影 by  iPhone 7, Apple
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目的地はあんなに向こう。
明神池に到着。
2019年04月27日 07:09撮影 by  iPhone 7, Apple
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明神池に到着。
徳沢に到着。
2019年04月27日 07:47撮影 by  iPhone 7, Apple
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徳沢に到着。
ここは日本か?
2019年04月27日 08:30撮影 by  iPhone 7, Apple
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ここは日本か?
横尾に到着。
2019年04月27日 08:42撮影 by  iPhone 7, Apple
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横尾に到着。
橋を渡り、いざ涸沢へ。
2019年04月27日 08:51撮影 by  iPhone 7, Apple
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橋を渡り、いざ涸沢へ。
まだまだ雪深い山道。
2019年04月27日 09:30撮影 by  iPhone 7, Apple
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まだまだ雪深い山道。
涸沢への最後の登り。天候崩れ雪模様。
2019年04月27日 11:15撮影 by  iPhone 7, Apple
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4/27 11:15
涸沢への最後の登り。天候崩れ雪模様。
テント場方向へ進みます。
2019年04月27日 11:15撮影 by  iPhone 7, Apple
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4/27 11:15
テント場方向へ進みます。
真夜中に風も止み、穏やかな朝を迎えました。
2019年04月28日 04:40撮影 by  iPhone 7, Apple
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4/28 4:40
真夜中に風も止み、穏やかな朝を迎えました。
穂高連峰が徐々に赤く染まります。
2019年04月28日 04:50撮影 by  Canon EOS 8000D, Canon
2
4/28 4:50
穂高連峰が徐々に赤く染まります。
素晴らしい!
2019年04月28日 04:58撮影 by  Canon EOS 8000D, Canon
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4/28 4:58
素晴らしい!
涸沢カールから見下ろすテント場。
少〜し曇ってきました。
2019年04月28日 06:50撮影 by  iPhone 7, Apple
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4/28 6:50
涸沢カールから見下ろすテント場。
少〜し曇ってきました。
昨日降り積もった雪はフカフカ。
2019年04月28日 06:59撮影 by  iPhone 7, Apple
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4/28 6:59
昨日降り積もった雪はフカフカ。
穂高岳山荘に到着。
2019年04月28日 08:13撮影 by  iPhone 7, Apple
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4/28 8:13
穂高岳山荘に到着。
テント場があんなに小さく。
2019年04月28日 08:13撮影 by  iPhone 7, Apple
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テント場があんなに小さく。
曇ってきたのが残念。
2019年04月28日 08:50撮影 by  iPhone 7, Apple
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4/28 8:50
曇ってきたのが残念。
ちょこんと槍ヶ岳。
2019年04月28日 08:50撮影 by  iPhone 7, Apple
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4/28 8:50
ちょこんと槍ヶ岳。
奥穂高岳の山頂に到着。
太陽の周りに輪っかが。
2019年04月28日 09:04撮影 by  iPhone 7, Apple
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4/28 9:04
奥穂高岳の山頂に到着。
太陽の周りに輪っかが。
槍ヶ岳ズーム。
2019年04月28日 09:11撮影 by  Canon EOS 8000D, Canon
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槍ヶ岳ズーム。
富士山も見えた。
2019年04月28日 09:12撮影 by  Canon EOS 8000D, Canon
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富士山も見えた。
ジャンダルム格好良い〜、
2019年04月28日 09:24撮影 by  Canon EOS 8000D, Canon
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ジャンダルム格好良い〜、
山頂社をバックに。撮ってもらいました。
2019年04月28日 09:32撮影 by  Canon EOS 8000D, Canon
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4/28 9:32
山頂社をバックに。撮ってもらいました。
雪壁をクライムダウン。
2019年04月28日 09:50撮影 by  iPhone 7, Apple
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雪壁をクライムダウン。
稜線上は風で飛ばされて昨日の積雪も少なめ。
2019年04月28日 10:00撮影 by  iPhone 7, Apple
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4/28 10:00
稜線上は風で飛ばされて昨日の積雪も少なめ。
ハシゴ、鎖場の渋滞はそれほどでも。
2019年04月28日 10:17撮影 by  iPhone 7, Apple
2
4/28 10:17
ハシゴ、鎖場の渋滞はそれほどでも。
幻日環かな?
2019年04月28日 10:17撮影 by  iPhone 7, Apple
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幻日環かな?
小屋まで下りてきました。
2019年04月28日 10:19撮影 by  iPhone 7, Apple
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4/28 10:19
小屋まで下りてきました。
涸沢岳はまた今度。
2019年04月28日 10:19撮影 by  iPhone 7, Apple
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涸沢岳はまた今度。
さあ下りますか。
2019年04月28日 10:19撮影 by  iPhone 7, Apple
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4/28 10:19
さあ下りますか。
雪崩にビビりながら何とか安全地帯まで。
ホッ。
2019年04月28日 11:22撮影 by  iPhone 7, Apple
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4/28 11:22
雪崩にビビりながら何とか安全地帯まで。
ホッ。
テント場が近づいてきた。
2019年04月28日 11:22撮影 by  iPhone 7, Apple
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テント場が近づいてきた。
我が家に到着。
2019年04月28日 11:33撮影 by  iPhone 7, Apple
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4/28 11:33
我が家に到着。
登山後の一杯、最高。
2019年04月28日 12:54撮影 by  iPhone 7, Apple
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4/28 12:54
登山後の一杯、最高。
さすが連休、
どんどん登ってこられます。
2019年04月28日 13:09撮影 by  iPhone 7, Apple
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4/28 13:09
さすが連休、
どんどん登ってこられます。
樹林帯の単調な道が続く。
2019年04月28日 14:00撮影 by  iPhone 7, Apple
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4/28 14:00
樹林帯の単調な道が続く。
1時間ちょいで横尾に到着。
2019年04月28日 14:11撮影 by  iPhone 7, Apple
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4/28 14:11
1時間ちょいで横尾に到着。
明神池に到着。
2019年04月28日 15:50撮影 by  iPhone 7, Apple
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明神池に到着。
林道長いなぁ。
2019年04月28日 16:12撮影 by  iPhone 7, Apple
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林道長いなぁ。
上高地に到着。
バス間に合った。
2019年04月28日 16:32撮影 by  iPhone 7, Apple
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4/28 16:32
上高地に到着。
バス間に合った。

感想

昨年のゴールデンウィークは飛騨沢ルートで槍ヶ岳に小屋泊で登頂。今年は憧れの涸沢テント泊で穂高岳に挑戦。

上高地までの起点である沢渡バスターミナルには午前3時に到着。乗り場に一番近い第3駐車場は既に4割ほどの埋り具合。しばらく仮眠をとり身支度整えて5:45発のバスに乗車。
上高地に到着すると小雪舞い散る天候。登山届を提出して6:24、長い林道歩きがスタート。

平坦な林道は積雪なく所々ぬかるみがあるも歩きやすく、明神池、徳沢と通過して約2時間半で横尾に到着。横尾からは本格的な登山道。トレースしっかりで所々にマーキングもあり効率良く歩け午前中に涸沢到着。

広いテント場にはまだ5張で場所は選び放題。真ん中辺りに設営し、受付を済ませてテントの中でランチを摂りお昼間タイム。目覚めると周りは後続の方たちのテントに囲まれ一気にテント村へと成長。雪と風が強まっていて外に出るのも億劫になり、テント村撮影を断念(三脚まで持参したのに…)。真夜中まで風雪は収まらず、テント内はマイナス5度以下。寒さとテントが揺さぶられる音で熟睡出来ず、ウトウトしながら朝を迎える。

風雪も止み、朝日に照らされ赤く染まる穂高岳を見ながら朝食を済ませて登山の準備にかかる。早い人は既に涸沢カールをラッセルしながら進んでいるのが見える。6:41スタート、先行者のトレースをありがたく利用させていただき1時間半ほどで穂高山荘に到着。ここから約150mの岩場登りで登頂目指す。ハシゴ、鎖場は氷結しておらず難なく通過、途中の雪壁は硬い雪質でアイゼン前爪とピッケルがしっかり食い込み、下さえ見なければそれほど恐怖感も感じずクリア。あとはアイゼンを岩に引っ掛け無いように慎重に登り、約40分で奥穂高岳3190mに登頂。

山頂は風も弱く穏やかな中、360度の展望を堪能。雪を纏った堂々たるジャンダルムにしばし見とれ、夏に西穂縦走に挑戦したい気持ちが湧き上がる。槍ヶ岳、富士山などの写真数枚撮り下山開始。直登した雪壁は見おろすとほぼ絶壁に感じる斜度。登ってくる後続者に氷雪を降りかけないようルートを見極め、三点支持をしっかり維持しクライムダウン。懸念した難所での渋滞も無く30分弱で穂高山荘まで下山。ここから涸沢までは消化試合と思いきや涸沢カール斜面の雪が腐り、アイゼンの爪が刺さらず大苦戦。ザイテングラート辺りは斜度もあり、一旦滑落するとただでは済まないとの思いが頭をよぎり一気にペースダウン。すれ違う登りの登山者から「さっき小規模雪崩が発生して数人流された。」との報を聞き、まさに雪崩跡を下降中で心拍数が一気に上昇。斜度が緩む地点までの下降時間がこれほど長く感じるとは。無事テント場に到着して残雪期登山の難しさを改めて感じ、天候や山のコンディションの見極めと慎重な行動がいかに大事か思い知らされ、良い経験を積むことが出来た山行となった。

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