残雪多き槍穂を心ゆくまで【蝶ヶ岳・常念岳】(上高地から長塀尾根)

2019年04月27日(土) ~ 2019年04月29日(月)

• GPS: 18:39
• 距離: 32.4km
• 登り: 2,369m
• 下り: 2,369m

コースタイム

1日目

• 山行: 6:09
• 休憩: 0:32
• 合計: 6:41

距離 12.0km 登り 1,251m 下り 107m

7:07 上高地バスターミナル
7:12 河童橋
7:20 小梨平(森のリゾート小梨/上高地野営場)
7:53 8:00 明神館
8:04 徳本口(徳本峠分岐)
8:49 9:04 徳澤園
10:19 10:26 チューダイ広場
12:41 12:42 長塀山
13:22 13:24 妖精の池
13:33 蝶ヶ池
13:45 蝶ヶ岳
13:48 蝶ヶ岳ヒュッテ

2日目

• 山行: 6:56
• 休憩: 1:20
• 合計: 8:16

距離 7.9km 登り 1,032m 下り 1,030m

6:50 蝶ヶ岳ヒュッテ
7:23 8:09 蝶槍
8:50 2592ピーク
9:23 9:30 2512ピーク
10:56 11:08 常念岳
12:24 12:28 2512ピーク
13:05 2592ピーク
14:17 14:28 蝶槍
14:40 蝶ヶ岳・蝶槍間分岐(横尾方面)
15:06 蝶ヶ岳ヒュッテ

3日目

• 山行: 3:47
• 休憩: 1:05
• 合計: 4:52

距離 12.5km 登り 103m 下り 1,247m

8:10 蝶ヶ岳ヒュッテ
8:14 8:25 蝶ヶ岳
8:35 蝶ヶ池
8:38 妖精の池
8:59 9:01 長塀山
9:51 チューダイ広場
10:39 11:22 徳澤園
12:02 徳本口(徳本峠分岐)
12:07 明神館
12:11 12:13 明神橋
12:18 明神館
12:55 13:02 河童橋
13:02 上高地バスターミナル

天候

1日目　曇り一時雪
2日目　晴れ（薄曇り）
3日目　晴れのち曇り

アクセス

利用交通機関：

自家用車

沢渡駐車場を利用
沢渡〜上高地：バス（往復2,050円）※GWでもあり帰りの上高地BTは長蛇の列。バスがピストン輸送していましたが、乗車まで5〜6台（30分くらい）待ちました

コース状況／危険箇所等

上高地〜徳沢　ぬかるみの箇所が多い、日陰は凍結箇所あり
徳沢〜蝶ヶ岳　登り始めからほぼ雪道、登山口に近いところは雪が少なく凍結している箇所あり
蝶ヶ岳〜常念岳　岩と雪のミックス

その他周辺情報

徳澤園：山のカレー
日帰り温泉：竜島温泉せせらぎの湯（510円）

写真

4/27 7:01

GW初日の上高地バスターミナル
早朝7時なのでまだ静か

4/27 7:06

長野県のゆるキャラ「アルクマ」がお出迎え
朝早くからご苦労様です

4/27 7:07

静かといってもこの賑わい
この時間はほぼ登山者だけ

4/27 7:11

雪に煙る上高地

4/27 7:28

徳沢までは遊歩道を行きます
雪解けでぬかるみだらけ

4/27 7:49

今日は天気良くない予報ですが、ときどき青空と日差しも

4/27 7:53

約1時間で明神

4/27 8:06

日陰は凍結箇所もあり

4/27 8:24

ふきのとうがたくさん芽吹いていました

4/27 8:48

徳沢キャンプ場到着

4/27 9:04

しばらく休んで蝶ヶ岳に向かいます
徳沢まで大勢いた登山者はほとんどが涸沢へ？

4/27 9:15

登り始めから雪が現れました
ところどころ凍結しているので注意

4/27 10:07

ときどき雪の舞う中、徐々に急登になります
気温も低く、完全に冬山

4/27 11:00

連休初日のため人もあまり入っていないようで、トレースも薄くて足が潜って体力消耗します

4/27 11:03

赤いロープなど目印はたくさんありましたが、案内板は少ししか見当たりませんでした

4/27 12:26

ところどころ平坦な開けた場所に出ますが、基本樹林帯
でも風雪を伴った今日の天候では、樹林帯がありがたい

4/27 12:42

何も案内がないけれど（埋まっている？）ここが長塀山山頂らしい

4/27 13:23

妖精の池
ロマンチックな名前ですが、まだ雪の中から少しだけ水面が見えだしたところです

4/27 13:28

いよいよ稜線
青空も一瞬

4/27 13:33

今夜の宿泊地蝶ヶ岳ヒュッテが見えてきた
ガスの奥、かすかに常念岳の影が

4/27 13:45

ガスガスで展望ないけれど、とりあえず蝶ヶ岳山頂

4/28 15:38

お世話になる蝶ヶ岳ヒュッテ

4/27 18:23

気温氷点下10度、この時期としては強い冷え込みです
小屋の窓ガラスには自然の模様が

4/28 4:44

2日目
東の空がオレンジ色に染まる

4/28 4:57

浅間山の左からの日の出

4/28 4:58

雪の斜面も常念岳もピンク色に色付きました

4/28 5:00

穂高岳のモルゲンロート

4/28 5:01

槍も染まる

4/28 5:17

朝食まで時間があったので山頂へ
乗鞍岳も御嶽山も望めます

4/28 6:50

朝食後、青空の下の穂高連峰

4/28 6:52

常念岳、大天井岳へと続くパノラマロード
とりあえず蝶槍へと向かいます

4/28 7:01

槍ヶ岳を正面に絶景の山稜

4/28 7:27

目の前に蝶槍
奥には常念岳

4/28 7:33

蝶槍山頂から
蝶槍と槍ヶ岳のW槍

4/28 7:45

富士山、南アルプスも良く見えます

4/28 7:46

蝶槍からの常念岳、大天井岳
本当は蝶ヶ岳周辺で一日を過ごそうと思っていましたが、通りかかった女性2人組が常念岳まで行くというので、自分も行くことに

4/28 8:47

蝶槍から一旦下り、再び登り返す

4/28 8:52

2592、2512ピークと何度ものアップダウン
近いようでなかなか遠い常念岳

4/28 9:22

2512ピークからの穂高連峰
ここからの形、良いですね

4/28 9:22

ここを下って、いよいよ常念岳への登り

4/28 10:05

常念岳への登りは岩とアイスのミックス
標高差300mの登りがキツイ

4/28 10:57

初めての残雪期の常念岳山頂
来て良かった〜

4/28 10:59

高曇りですが大展望が広がります

4/28 11:02

妙高山、火打山など上越方面の山々

4/28 11:02

横通岳、大天井岳、燕岳へと続く縦走路
奥には立山連峰、針ノ木岳

4/28 11:05

ここまで歩いてきた稜線を振り返る
ここを再び戻ります…

4/28 12:24

2512ピークから常念岳を振り返る
いつも思う、よくあんなところを歩いてきたなあ

4/28 12:43

緩んできた雪の斜面の登り返し

4/28 13:10

往路と同じ構図での撮影ですが、蝶槍への登り返しは見ただけでしんどそう

4/28 14:09

やっと蝶槍のトップが見えてきた

4/28 14:27

蝶槍に戻ってきました
落とした手袋が飛ばないよう石を重しに置いてありました
ありがとうございます

4/28 14:33

これも朝撮ったのと同じ構図ですね
気に入った場所では何度も撮ってしまいます

4/28 14:51

今年は本当に雪が多い

4/28 15:05

蝶ヶ岳ヒュッテに戻ってきました
前夜と違って大勢で賑わっています

4/29 5:00

3日目
昨日とはまた違った雰囲気の日の出

4/29 5:02

朝日が雪の斜面を赤く染める

4/29 5:04

ガスの間から槍の穂先

4/29 5:05

霧が勢いよく流れていく

4/29 5:12

残念ながら穂高連峰には雲がかかっていました

4/29 5:10

雲に浮かぶ乗鞍岳

4/29 7:21

朝食後、外に出てみると穂高連峰も姿を見せてました

4/29 8:13

槍ヶ岳もスッキリ晴れわたりました

4/29 8:12

まるで映画のセットのよう

4/29 8:17

蝶ヶ岳からのパノラマ

4/29 8:20

最後にもう一度山頂へ

4/29 8:27

昨日常念岳に登ったお二人と下山します

4/29 8:32

この絶景ともお別れ
また来るからね〜

4/29 8:32

昨日登った常念岳もここで最後

4/29 8:51

長い樹林帯をひたすら下る

4/29 10:06

ところどころ凍った階段もあるので慎重に

4/29 10:39

徳沢まで下りてきました
テントがいっぱい
もう少し暖かくなったらここでテント泊したいなあ

4/29 10:40

徳沢園で早めの昼食
ここも人でいっぱい

4/29 11:33

徳沢から上高地までの歩きがやっぱり長い
上高地が近づくにつれ観光目的の人が増えてきます

4/29 12:11

横尾で寄り道

4/29 12:55

上高地に戻ってきました
今回はここから穂高を見られず
でも、稜線で絶景を見れたので満足
GW真っ只中、帰りのバス乗り場は大混雑

撮影機器：

E-M1 OLYMPUS IMAGING CORP.

SO-02J Sony

感想

ken_poplar

今年のGW前半、そして平成最後の登山は2年ぶりの蝶ヶ岳。
前回は三股からのピストンでしたが、今回は上高地から入り長塀山のルートから。こちらのほうが駐車場やバス代など料金も時間もかかりますが、山登りだけでなく上高地や徳沢での景色や食事、観光も楽しめます。

この時期の蝶ヶ岳は今回で3回目になりますが、今までで一番雪が多く残っていて気温も低く春山というより冬の延長といった感じ。そのぶん雪がたっぷりの槍穂を見ることができました。

初日は雪の中でしたが、翌日が晴れ予報だったので予定どおり決行。人のあまり入っていない雪道は踏み抜きも多く疲れましたが、予定どおり蝶ヶ岳ヒュッテへ。さすがにこの天気の中、人は少なかったです。
翌日は朝から快晴！モルゲンロートも見ることができて、昨日のうち登った甲斐がありました。本当はこの日で下山予定でしたが、翌日の予定がなくなったのと天気も持ちそうだったので連泊することに。蝶槍に散歩して1日のんびりと過ごすつもりでしたが、通りかかった女性の2人組が常念岳まで行ってみるというので、自分も行けるかなあと考えて常念岳へ。蝶槍からは見た目以上にアップダウンが多く、常念岳の登下降は岩と雪のミックスで意外とハードでしたが、残雪期の常念岳山頂に立てて喜びもひとしお。ただ風が冷たく長くはいられなかったです。
最終日は再び長塀尾根の長い下り。前日、常念岳へと導いてくれた女性たちと下山をご一緒させていただきました。多くの登山者で踏み固められたトレースは往路とは別物。話をしながら楽しく、アッという間の下山。彼女達オススメのスイーツは残念ながらいただくことはできませんでしたが、次回の楽しみにしようと思います。

本当は時代の変わり目を山で迎えられたらと思っていましたが天気がイマイチ。
一旦家に帰り体制を整えて、GW後半そして令和最初の山に向かいます。