日本オートルート(グダグダの…)
- GPS
- 39:34
- 距離
- 59.3km
- 登り
- 4,137m
- 下り
- 5,459m
コースタイム
- 山行
- 6:58
- 休憩
- 0:57
- 合計
- 7:55
- 山行
- 11:12
- 休憩
- 0:12
- 合計
- 11:24
- 山行
- 0:00
- 休憩
- 0:00
- 合計
- 0:00
- 山行
- 4:43
- 休憩
- 0:50
- 合計
- 5:33
- 山行
- 7:03
- 休憩
- 2:03
- 合計
- 9:06
天候 | 晴れ→晴れ/風雪→雨→雨→曇り/晴れ→晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2019年04月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
新穂高から富山駅まで濃飛バス。 後日電車で立山駅まで車を回収しに行く。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
雪の量は少ないということはない(多いとは言っていない) |
その他周辺情報 | いつもほぼ貸切ニューホタカ(温泉) |
写真
感想
10連休なGW、憧れの日本オートルートへ挑戦!
純正版は槍に登って上高地下山なんだろうけど、今の時期の西鎌尾根をソロ通過はちょっと嫌なので新穂高下山で勘弁してください。新穂高下山のほうが双六谷と大ノマ乗越からの滑りが楽しめるし…それに上高地は富山までの帰りの交通も不便。上高地で+1泊になりそうだし。
連休1日目は季節はずれの大雪、北アルプスでもかなり雪が積もった。迷ったが出発は連休2日目(4/28)にした。
1日目(4/28)(晴れ)
立山駅周辺も雪がうっすら積もっている。
少しでも入山時刻を早めるために4時に並んで始発便のチケットをゲット。
が、前日の降雪の除雪で美女平で1時間半ほど足止め…結局室堂を出発できたのが8:30。スゴ乗越付近まで行きたいが無理か?
一ノ越に着いて御山谷を滑る。が、前日の降雪の雪が早くも腐ってる。板がまったく回らんではないか…特に今回は軽量重視でセンター75mm158cmのキャンバースキー。僕の技術では無理。コケないように必死の滑り。荷が重いのもあってうまく滑れない。
標高2450m地点あたりから竜王岳をトラバースする形で滑って、竜王岳と鬼岳のコルへ登り返し。登り返したら鬼岳には登らずトラバース。
獅子岳からはザラ峠に向けてナイスな滑走が楽しめるはずが、新雪が腐ってもうだめ。ターンできないのでジグを切っての滑り。屈辱的…
ザラ峠からしばらくシール歩行。五色が原を通過、鳶山を巻いて、越中沢岳手前の眺めの良い幕営適地にて幕営。学生さんのでっかいテントが張ってあった。
水の入った田んぼを夕日が照らし絶景!
2日目(4/29)(晴れ/風雪)
6時過ぎ幕営地発。太郎小屋までは行きたいところ。
まずは越中沢岳の緩やかな登り。越中沢岳からは岩場の下り、急な雪斜面の下りなど気が抜けない。全行程で唯一ピッケルが必要だと感じた斜面。
しかし本当の悪場はここ(スゴ乗越手前)から始まった。スキーを背負う箇所が多くなってくるが、おとといの新雪のせいで思うように進めない。ひざ上までズボるし、踏み抜き多数でかなり消耗。幸いにも歩きの方がいたので交代で踏み跡をつけた。そして間山手前くらいから風が、雪が、強くなってきた。ツボ足歩きで時間を大幅にロスしたので太郎小屋までは厳しいか?幕営適地を探さないと。視界もなくなってきた。時折ホワイトアウト。
結局北薬師を越え、本来ハイライトであろう全行程中最高峰の薬師岳をさっさと通過し、薬師岳山荘の風下にテントを張った。が、日が落ちた頃から風向きが変わり稜線の風雪が容赦なく吹きつけた。なんとか水だけ作って、夕飯は行動食で済ませた。相当な風雪であまり眠れない。
3日目(4/30)(風雪/断続的に雨)
風がやまない。気づけば雪が吹き溜まりテントが押されて半分ほどの広さになっていた。仕方がないので吹雪の中完全武装し除雪に出る。よく見るとテントポールが風に耐えかねてスリーブを突き破っていた。新品なのに…(ヘリテイジ・クロスオーバードーム)
10時ころからやや風が落ち着いてきた。タイミングを見計らって撤収、太郎小屋へ逃げ込んだ。
天気が悪いせいかお客さん4人しかいない。
夕飯はご飯3杯食べた。うめぇ。
4日目(令和元年5/1)(断続的に雨)
完全停滞。
朝からご飯3杯食べた。うめぇ。味噌汁うめぇ。
本を読んだり。ラジオを聴いたり。
同じくオートルートを行く山岳会の3人組とソロのおじさんが小屋にやってきた。心強い。
夕飯はご飯3杯。うめぇ。
5日目(5/2)(雪/晴れ)
予報は昼前から晴れ。信じて支度をしていると本当に晴れてきた。
行くぞーーーー!!
ご飯をたらふく食べたおかげで足が回る。これがカーボローディングか。
北ノ俣岳で夢のあるコースを行ってきたスキーヤーと挨拶を交わし、中俣乗越まで長大トラバース。ようやくスキーの機動力を活かせている。ツアースキーっぽくなってきた!腐った新雪も雨で消え去った!
黒部五郎の登りは雪質が良いのでずっとシール。そのまま山頂に行けそうだったが、どっちみち滑走地点までは雪が切れているのでアイゼンに履き替えた。
そして今山行のハイライト、黒部五郎カール滑走。雪庇の切れ目から黒部五郎カールへ飛び込もう!雪質も最高とは言えないもののこれまでの腐った雪質からみれば上々!まっさらなカールにシュプールを描いた。何度も振り返ってニンマリ。
トラバースして、フィルムクラストを滑って、黒部五郎小舎着。小屋からもカールのシュプールが見える。最高だ。
黒部五郎小舎の冬季小屋泊。太郎小屋で一緒になった山岳会の3人組とテレマークのおじさんもいるので怖くない(冬季小屋とか避難小屋って一人だとなんか怖い)
6日目(5/3)(晴れ)
朝から晴れ。一気に下山まで行きたいところ。
5時には出発したかったが6時発(寝坊)
三俣蓮華、双六(巻かずに登りましょう!)と登って双六小屋→双六谷へと滑り込む。双六岳に登っている頃はまだ雪が硬かったが、滑る頃にはちょうど雪も緩んできて気持ちの良い滑り。標高2200mくらいまで双六谷を滑って大ノマ乗越へ登り返す。今山行最後の登り!ガンバロウ!この登り返しの谷はデブリが多く頻繁にキックターンが必要だった。
乗越から小池新道への滑りも雪が持ちこたえてくれたようで楽しめた。下のデブリランドをこなして登山口へ。あとは林道を滑って歩いて新穂高へ。
全行程終了!
バスまで時間があるので温泉へ入った。6日間も風呂には入れてないから最高に気持ちが良かった!
総評
グダグダながらも大きなトラブル無く無事歩き通せた。
山登りの総合力が試された6日間だった。
後半2日間はスキーツアーらしい行動をかなり楽しめたと思う。山スキーは最高だ!
雪が良ければ前半も楽しかっただろうがこれは致し方なし。全日程通して雪にも天気にも恵まれるほうが難しいだろう。
オートルート踏破おめでとうございます!いつもの彼とは一緒じゃなかったのですか。来年は、私も新穂高in室堂outで挑戦したいので付き合ってください♪
ありがとうございます!
彼はチャリで能登一周していたようです。オートルート来年もう1回やるのはちょっと勘弁…三俣蓮華あたりに定着して滑りまくりたいです!そこまでなら(笑)
ところで雪崩のお怪我は大丈夫ですか?
足はゴールデンウィークに奥穂でテント泊スキーを頑張りすぎてまた痛くなりました!毎日、ロキソニン飲んでは療養中です。いま、息子と京都旅行していて今日は伏見稲荷大社の稲荷山を200m登ってリハビリしてきたらやっぱりまだ足が痛いです!そろそろ、本気で治そうかと思ってます!
奥穂スキー行かれてたんですか、、無理しすぎでは(笑)
雪もなくなりますし本気で治したほうが良いですよ!!
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