雪を味わう、立山三山縦走

2019年05月06日(月) ~ 2019年05月08日(水)

• GPS: 24:30
• 距離: 17.3km
• 登り: 1,478m
• 下り: 1,469m

コースタイム

1日目

• 山行: 9:20
• 休憩: 0:30
• 合計: 9:50

8:20 みくりが池
10:00 10:20 一の越山荘
11:20 11:30 雄山
11:30 立山
11:30 大汝休憩所
13:30 富士ノ折立
14:30 真砂岳
15:00 別山南峰
16:00 剱御前小舎
16:00 浄土橋
17:00 雷鳥沢ヒュッテ
17:30 雷鳥荘
18:10 みくりが池温泉
18:10 みくりが池
18:10 宿泊地

2日目

• 山行: 4:35
• 休憩: 0:15
• 合計: 4:50

4:00 宿泊地
5:25 5:40 一の越山荘
6:30 浄土山南峰
7:00 浄土山
7:00 浄土山南峰
8:00 一の越山荘
8:50 みくりが池
8:50 ゴール地点

天候

6日昼過ぎから雪　7日曇り時々晴れ　8日晴れ

アクセス

利用交通機関：

電車 バス ケーブルカー（ロープウェイ／リフト）

富山電鉄；富山〜立山
ケーブルカーとバス：立山〜室堂

コース状況／危険箇所等

6日の新雪の為、踏み抜き注意　人が歩いて無い所は、腰までになるとこも。。危険というより、初心者注意として、ガスったり雪で目印分からない事も多いのでそれを踏まえてルートの入念な下調べは必要かと。

その他周辺情報

登山する際は、ビーコン装着を推奨されます。入山ルールを参照のこと。室堂
に入山と安全相談窓口があり、ここでも借りれます。（数に制限あり、1回5000円）
立山駅内のＴＡＢＯで登山グッズを色々レンタルできます：10本アイゼン、ピッケル、ビーコンはここで借りました。ウェアとか装備一式セットとかもあります。

写真

5/6 12:46

5/6　12：57　電鉄富山から立山へ　

5/6 13:20

やっぱり午後からは天気悪そう

5/6 14:06

14：06　立山駅へ　思ったよりずいぶんあったかい

5/6 14:10

この食事処の一角奥に、TABOさんの山岳用品レンタルあり

5/6 14:59

10本爪アイゼン・ビーコン・ピッケルをレンタル　簡単な使い方のレクチャーと、登山ルートの相談。時計周りか反時計周りか・・

5/6 14:37

切符を購入し、時間まで砂防カルデラ博物館に。ずっと来たかったけど、じっくり見るには時間なし。

5/6 14:57

15時発：美女平行きのケーブルカー　GW最終日なので、降りてくる人が多量に居る。荒天予報のため、向かう人は6人程度。

5/6 15:47

バス途中。立山って本当に雪が深いんだ、と見て初めて実感。雪の高さが、最高16mなら、人が埋まってもわかんないなぁ、と急にびびってくる。

5/6 16:19

16時室堂ターミナル着　や？2Fも1Fも、登山届がもう終わってる！念のため予め書いておいた届けを案内人のスタッフに渡す。

5/6 16:21

外出たらすっかり雪　視界が・・。前の人についていく事に。

5/6 16:34

立山でお世話になる、みくりが池温泉のお宿。

5/6 16:38

中は綺麗であったかい。温泉に立ち寄った以来。温泉に入って・・

5/6 18:22

楽しみのご飯！豪華！　お湯やお茶・水も無料で24時間ポットに入れてくれているという素晴らしいサービス。お風呂もほぼ24時間。なんという贅沢。寝不足のためこのまま就寝。

5/7 5:04

5/7　04：30　目が覚めてお風呂へ　髪がゴワゴワになるのは硫黄成分かなぁ。　まだガスってるなぁ。雪がどれぐらい降ったか気になる所。

5/7 6:14

06：00　朝ごはん　バイキングなので、欲張りすぎて、中々食べ終わらない羽目に。。。席が近い方と本日の予定をお話する。8時か11時ぐらいに晴れてきそうとの事。

5/7 7:17

07：00　晴れてきた！慌てて準備へ。

5/7 7:40

昼ごはん用のパンお弁当　まさか、この日食べる余力が殆どない1日になるとは思わず・・

5/7 8:18

08：20　仕度をして出たのは、結局8時過ぎ　ストーブで乾かして貰わせたお陰で気持ちよく靴が履ける　

5/7 8:34

楽なのでついブルドーザーの後をついていく。薄いフリース＋ソフトシェルで行けるかな・・

5/7 8:52

08：50　道がイマイチわからず、室堂山荘の方へ　一の越で、と思ったけどそんな余裕は無いだろうと気づき、ここで、アイゼンを装着

5/7 9:15

途中晴れてたのに・・

5/7 9:52

10：00　一の越着く頃にはガスガス

5/7 9:55

見えないし、吹雪いて寒いし、危ないので停滞して待つ。この間に、ヘルメット・ビーコン装着し、ストックからピッケルへ　ピッケルって随分短いのだね、と使おうとして、はじめて気づく

5/7 10:50

10：20　晴れてきた　シメタ！GO！ここで3.4人と会う

5/7 11:15

大勢が登ってるというけれど、岩が出てて、アイゼンとピッケルは微妙に邪魔なような感じだし、急斜面が多くて雪で危ないし、怖かった。珍しく楽しめない登り

5/7 11:24

なんと神社の鳥居が埋まってるとは

5/7 11:28

11：28　雄山着　右脇に標識あるよん

5/7 11:30

願いを書いた石があったり、キーホルダーがあったり

5/7 11:24

雄山の頂上から神社の方まで戻り、左脇の道？から進行　しかし、このルートで良かったのか？？道間違い1？

5/7 11:53

新雪でズボズボ

5/7 11:54

振り返って。雄山直下が怖かったんだけど、このルート？でいいの？？

5/7 12:19

12：20　吹雪いてるけど、どうやら人が居た、あの岩の木が大汝山だったらしい。

5/7 12:26

12：25　大汝休憩所　予想通り埋まっている。。　ここでさっきの青いお兄さんに越されてから、剣御前までまさか誰一人会わないとは・・。ピッケルの紐がとれて悪戦苦闘。影でパンとお湯をほおりこむ。止まると寒い。

5/7 12:52

12：50　珍しく標識がちゃんと見えた。

5/7 12:52

少しガスがとれて下界が見える

5/7 12:58

見えるうちに進行ルートを確認

5/7 13:17

ここらへんで、どうやら、急所といわれる富士の折立を過ぎていることに気づき、ちょっと気分が上がる。

5/7 13:22

13：20　大走り分岐手前　降りてしまいたい誘惑。

5/7 13:22

エスケープをちょっと考えたけど、この視界で、初めての道で、この広さ。雪があって道しるべも危ういなら、まず迷うだろうとそのまま進む事にする。

5/7 13:37

反対側の分岐の方　黄色いペンキがどうやらルート標識らしい

5/7 13:40

13：40　真砂岳

5/7 13:41

晴れて向こう側が一瞬見えた！

5/7 13:47

と思ったらガス。念のため、内蔵助山荘を探してルートとったつもりだけど、見つからなかったので、そのまま進む。

5/7 14:09

こんな天候でも、雷鳥さんは元気。

5/7 14:16

今から思えばこの先の岩場で道間違い2つ目を起こしたかも

5/7 14:22

登っていくと雷鳥さんが切り立った岩のとこに。どこでも居るねぇ。と感心。この右上の岩がどうしてもそのまま登りきれず、左へ巻いてみたけれど。

5/7 14:25

14：25　途中で明らかに道間違い。振り返って撮った？？GPSは真砂乗越を越して半分程を示すがそれ以上は不明。四つん這いになってピッケルを突き刺してザリザリ斜面を這い上がる。

5/7 14:40

尾根沿いについたかな・・

5/7 14:40

うん、多分この道だ。（というか他に道が無い）

5/7 14:45

ポールが見えた。GPS的に別山ピーク踏まない巻き道だろう。降りたい。でも、道悪いと地図に記載あり、さっきの恐怖があるので、このままピークを踏む方を選ぶ。

5/7 14:51

晴れた！とりあえずあのごつごつを目指す。足元ややペンキの矢印ある所もあり

5/7 15:04

15：05　なんとか別山　南峰を踏む　埋まってるから直前までわからなかった　もう15時だよ。。焦っても良いことないので、開き直る。

5/7 15:07

さて帰ろう。まだ帰り道が分かる間に。

5/7 15:12

ここにも雷鳥さん。風が強くて厳しい環境でも生きてるって、凄いなぁ。

5/7 15:19

しめた！晴れてきた。バッテリー切れのため、充電装備。ヘッドライトも準備。その合間に風がゆるくなってきたので、このすきにパン数個と水分を放りこむ。

5/7 15:25

巻き道合流地点　どうやら、巻き道は通行止めだったらしい。看板読める状況じゃないと、気づかないなぁ。行かなくてよかった。

5/7 15:28

剣（つるぎ）さん方面も晴れてきた！

5/7 15:29

しかし、ズボズボ。ゲイター以上になったりするとこも。。。

5/7 15:33

15：30　なんとここで晴れるとは　まさかの景色を見る事が出来て感動

5/7 15:34

大日岳の方面もこんな綺麗に見れるとは！

5/7 15:47

5/7 15:52

ようやく剣御前小屋が見えてきた

5/7 15:56

16：00　剣御前小屋　流石にここらへん周りには人が居た。今日泊まる方らしい。カメラマンも居た。外トイレがあって助かりました。

5/7 16:12

剣御前前の足跡から下山開始　そして、さっそく3回目の道間違えを起こす。バックカントリーの人の跡だったらしく、斜面を横切る羽目に。

5/7 16:23

赤ポールが見えるので、そこを目指すが。斜面を雪ズボズボで歩くのは大変。。。でもアイスバーンよりましか。。

5/7 16:26

やっと合流！どうやら、雷鳥坂と室堂乗越の間を横切ったらしい。ポールは室堂乗越沿いについてたから、冬季はそのルートかな？？

5/7 16:36

綺麗。正規ルートの道って何って楽なんだろう！　新雪で程よく埋まり、晴れて程よく硬くなった状態だったので、富士山の大砂走りのように、駆け下りれました。ここが一番楽しかった。

5/7 17:07

17：05　雷鳥沢テント前に到着　紐を越していくのね。ここまで来たら、一安心。

5/7 17:08

　ポツポツとテント。テント泊は本当に尊敬します。

5/7 17:19

17：20　雷鳥沢ヒュッテ。意外とここからも長いのね。

5/7 17:42

　そして、雷鳥荘へ。ここぐらいからは一回来た事あるけど、雪だとすっかり景色変わりして分からない。

5/7 18:07

エンマ台

5/7 18:11

展望広場のとこから見上げた所。帰って来れて、感謝

5/7 18:12

みくりが池温泉へ帰宅。雷鳥さんのつがいがお客さんをおもてなししてました。

5/7 18:41

日の入り　お腹ぺこぺこでしたので、夕飯優先。

5/8 4:02

5／8　3時起床したのに、出発は4時。仕度が遅い　今回はアイゼンを最初っから装着。日の出を山頂から見る予定だけど、時間的にどうかな。。

5/8 4:06

ヘッドライドがいらないくらい　夜明け前も綺麗

5/8 4:26

04：30　空が白み始める　今度は迷う事なく進行ルートへ

5/8 4:48

雷鳥さんが少しの間伴走してくれました。ごめんね、逃げる方向が私が行きたいとこなのよー。

5/8 4:49

雪を掘って一体化してるつもりみたい。可愛い。

5/8 5:08

そろそろ反対側で日が上がってそう。うーむ間に合わないか。
アイゼンの左がどうも少しずれて調子わるく。ベルトを結局5回ぐらい締めなおす羽目に。。やり方が悪いのかな。。

5/8 5:26

05：25　一の越到着　うーむ。向こうはもう日が出ているねぇ。昨日の弁当の余りを食べて、装備つけて準備。　今日はピーカン天気だけど、昨日よりより寒く、風が強くて。止まってると、足がしびれてきそう。

5/8 5:45

05：45　目指すは浄土山　恐らく山荘前から行くルートでいいと思うんだけど。。

5/8 6:01

振り替えると、雄山から日の出が出るような景色　ここから見ても、やっぱり急だなぁ。

5/8 6:10

浄土平は広い道をゆるゆると登ってくので気が楽です。天気悪くなると道迷いが心配かもしれないけど。

5/8 6:13

完全に風景と一致してますが、雷鳥さん。近くに行くと鳴く為、わかりやすい。びっくりさせるつもりはなく、気づかなかったんだよ。ごめんね。

5/8 6:25

06：25　富山大学立山研究所と観測台？

5/8 6:32

ここから、北峰までが意外と遠かった。というかどこかに目印あるのかな？よく分からなかった。

5/8 6:34

5/8 6:38

黒部湖や後立山連峰も見える

5/8 6:53

ホテル立山や、バスルートも見える

5/8 6:53

しかし綺麗

5/8 6:54

昨日あそこに昇ったとは・・・。今日を登山日にした方が、よりリスクは少なかっただろうな。。。

5/8 7:01

浄土山の慰霊碑？はこれかね。

5/8 7:14

降りていくのが惜しいくらいの景観
07：00　お腹空いてきたので下山　踏み抜いたら肩近くまで落ちました。深い！

5/8 7:29

惜しみながら下山　雄山が今なら楽しく登れそうにも思えてくる。

5/8 7:37

一応、赤ペンキでルート書いてある所もあるのです。

5/8 8:03

風が強すぎて、一人分の足跡くらいはすぐ消されてしまうみたい。アイゼン効くカチカチの所とふかふか雪と、ミックスされてます。（カチカチの所の方が足跡わかりにくいかも）

5/8 8:06

5/8 8:11

08：00　一の越より下山開始　この時間になると、結構人が登ってきました

5/8 8:39

08：50　宿にようやく到着　朝食を食いっぱぐれましたが、チェックアウトの時間が迫ってるので急ぎます

5/8 10:50

09：00　温泉に入った後に
11；00　喫茶店でピザを食べる

5/8 11:47

近くの展望台で名残惜しく風景を楽しみ

5/8 12:24

雪の大谷フェス付近は外国人観光客でかなり賑わってました。平日でもこんなに人が居る事に驚嘆しました。お昼に帰路につきました。

5/8 15:06

ありがとう立山

撮影機器：

WAS-LX2J HUAWEI

感想

clambon

ちゃんとした雪山を雪山装備で登山してみたい。。というものの、装備なしの初心者。レンタル出来るという事で諦めが突然現実となり、新雪直後で行ってみました。が、難易度、山ともに、遥か上でした。3回ぐらい道をロストし、天気を見ながらの登山では時間が遅すぎて。。悪い見本のような登山をしてしまい、反省。。　にもかかわらず、立山の色んな表情と素晴らしい景色を感じさせて貰い、感謝です。。みくりが池温泉に泊まったのですが、山小屋よりも旅館に近く、それでいて登山者にも配慮されてる満足度の高い宿泊地でした。

コメント

raku-inkyo

途中ですれ違って、情報をいただいた者です。
5月8日、clambonさんが一ノ越から下っている途中ですれ違いました。
その時に、浄土山の情報を頂きました。

お陰様で、雄山から下って来た後、浄土山にトライする勇気をいただきました。

それにしましても、clambonさんは、怖いもの知らずというか、大胆な山行をされますよね。
お若いし、体力が有るからこそ、なせる技なんでしょうね。

喜寿の爺様には、到底できるものではありません。羨ましくも有ります。

これからも、お気を付けて山を楽しんで下さいませ。

また、何処かで遭遇できることを楽しみにしています。

clambon

Re: 途中ですれ違って、情報をいただいた者です。
コメント、ありがとうございます。覚えてます。浄土山綺麗でしたよね！雄山より傾斜が緩やかで後立山方面等多方面がよく見えるので、お勧めしたかったんです。雄山と浄土山どっちも登られたんですね！凄い。いや、私のは本当、遭難一歩手前というか、今後次は無いくらいの酷い山登内容だったので、今回ばかりは本当に反省です。。。今後は山シーズンなので、お互い気をつけて山楽しみましょうね☆

iroha

ラッセルの方です
clambonさん　こんばんは

コメントありがとうございました。
雄山の下りのフミ跡、間違えてごめんね。

遅いから京都から来た女性と心配していたら
立山三山から別山まで行ったんだ
自分は真砂岳から下りたけど、ズボズボで歩き難かった〜一番疲れた

８日はよく晴れたね〜新雪が眩しかった。
奥大日はピーク踏めなかったけど気持ちの好い尾根でしたよ

朝ごはん食べながら話した山行。
フルラッセルの八方尾根と西黒尾根からの日の出。
レコにしてあるから良かったら覗いてみて下さい。

また何処かの稜線でお会いしましょう

clambon

Re: ラッセルの方です
　コメントありがとうございます。いえいえ、かえって、踏み跡つけてくださってて本当に感謝です。一人で来てる以上、本来は自分でルートを分かってたり、ルートつけられる事が前提だと思うので、装備や計画の甘さがお恥ずかしい限りです。
　レコありがとうございますー。気になってたので、見れて本当に嬉しいです。ラッセル本当に尊敬します！！！北アルプス雪山の、刻々と変わる表情の美しさと難しさをちょっと感じれた貴重な経験をさせていただきました。それにしても、宿で心配して待って下さった方が居て、心強かったです。京都の方といい、優しさに感謝です。