富士山(須走口〜剣ヶ峰・お釜滑走付)
- GPS
- 08:22
- 距離
- 13.5km
- 登り
- 2,065m
- 下り
- 2,062m
コースタイム
- 山行
- 7:22
- 休憩
- 0:53
- 合計
- 8:15
天候 | 晴れ時々曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2019年05月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
無料駐車場は十分に空きがあった。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
◆須走口五合目〜砂払い五合目 ・完全夏道。アイゼン等不要。 ◆砂払い五合目〜須走口頂上 ・完全雪道。アイゼン、ピッケル、シール・クトー(スキーの場合)は必須。 ・今回は雪が緩んで重くなってきたため途中からシートラで直登した。 ◆御鉢巡り ・久須志岳〜剣ヶ峰〜富士宮口頂上までは雪道なのでアイゼン、シールが必須。 ・富士宮口頂上〜成就岳までは夏道と雪道MIXなので臨機応変に。 ◆お釜滑走 ・お釜は日が当たりづらいので雪が緩みにくい。 ・釜底からお鉢まで標高差200mを登り返す必要があるので体力、コンディションと相談すべし ◆富士山東面(スキー滑走) ・下山が14時を過ぎたので気温が下がり上部は雪が凍り始めていた。 ・下部は逆に雪が腐って重かった。 総合的に考えてあと1時間程度は早目に出発した方が良かったと思う。 |
写真
感想
さあ今日は年に一度のイベントである「富士山滑走」の日だ。
富士山を快適に滑るためには気温と風と天気が三拍子揃う必要があるが、今日5/11は絶好のコンディションになりそうだ。
だいぶ前からパクと5月のゴールデンウィークが終わったら富士山に行こうと約束していたので連絡を取り合って道の駅すばしりに6時半集合とした。
自分は前日の金曜日に仕事が終わってからすぐに現地へ向かった。6時間のドライブだ。
途中で眠くなったのでSAで仮眠を取ってドンピシャ6時半に待ち合わせ場所に到着したらパクは既に準備を始めていた。
そこから自分の車1台に乗り合わせて須走口5合目登山口まで向かう。
自転車では絶対に走りたくない急な車道を延々と走って駐車場に到着。
標高1970mということで、富士山の登山口の中では御殿場口の次に低い。
実は須走口から登るのは今回が初めてだ。
これまでは吉田口が定番で富士宮口が1回のみ。
石川から遠いというのが理由のひとつだったが、ガッツリ登ってガッツリ滑ろうと思うと須走が一番良いのではないかと前々から思っていた。
ということで、須走五合目で少し高度順応をしてから出発。
素直に登山口に行けばいいのにショートカットしようとしていきなり藪漕ぎスタート。
まあいつもの悪い癖です。
そして予定通り途中で夏道に合流してしばらく雪が出てくるまでシートラで歩いていく。
雪が出てきてからは一旦シールハイクとしたが、途中で雪が緩み過ぎて歩きづらくなったので再びアイゼン+シートラで直登していった。
それにしても体が重い。
体全体に酸素が足りていないのがわかる、それなりにしっかり寝たのに眠くなる。
いつもの自分の体じゃないみたいだ。
歩いては止まって息を整えて再度登る、の繰り返し。
しかも景色が変わらないのでなおさら辛い。富士山は精神的にも試される山だ。
自分たちだけかと思ったが他の人たちも同じような感じだった。
パクと一緒に「体が重い〜」とか愚痴りながらもなんとか頑張った(笑)
久須志神社まで到着したら御鉢巡りをしながら剣ヶ峰を目指そう。
西から雲が流れてくるのでガスったり晴れたりの繰り返し…なかなか剣ヶ峰も姿を見せてくれなかった。
3700mのお鉢は歩くだけで息が切れる。
頑張りすぎると高山病を引き起こすことがあるかもしれないので休み休み歩いていく。(これまでなったことはないけど)
パクはシールで、自分はアイゼンを履いたままシートラで剣ヶ峰へ。
何人かのスキーヤーと少し会話をしつつ滑走準備をしてお釜へGO!
パクはマニアックなところから滑り込みたいと滑っていったがアイスバーンやモナカでやばそうだったので自分はオーソドックスなルートから仕切り直し。
パクはだましだまし崖の間のルンゼから降りてきた。
ちょうどお互い写真が撮れてよかったかもね。
お釜の底まで来たら再度お鉢まで200mの登り返し。
ほんと自己満足ってやつですね。
普通の山ならたかだか200mって感じだが、標高3500mを超えたところでの200m登り返しってのはマジきつい。
体は疲れていないのに、シャリバテもないのにとにかく体が言うことをきかない、そんな感じでした。
再びお鉢に戻ったら須走頂上方面へ戻って適当な斜面からドロップイン。
快適ザラメだったら良かったが時間が遅かったせいで既にアイスバーンになりかけていた。
慎重に、かつ大胆に滑りながら高度を落として最後は重めのザラメ滑走。
あと1時間早かったらもうちょっと快適だったかも…来年は意識しておこう。
2360mまで標高差1400mを滑って後はブル道をひたすら下っていくだけ。
ザクザクとザレ場を滑るように降りて終了!
高度順応が失敗したのか例年より苦しい富士山となったが終わってみれば8時間ちょいの山行ということでそれなりに頑張ったのかな、と思っている。
来年も絶対また来よう!
コメント
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お疲れ様でした。富士山とは珍しいですね。どこかですれ違ってないかな〜と思いましたが、私は10時過ぎに金明水から滑り始めたのであの広い斜面のどこかですれ違っていたようです。お釜良いですね〜。またどこかで!
トマホークさん、こんばんは。
お互い珍しいところでニアミスしましたね!
センセーは人気のない山でガッツリ派ですがパクと自分はたまには人並みに山スキーを楽しみたい派なのでこういうこともありえます(笑)
またどこかでお会いしましょう!(厳冬期立山とか)
そうですね、室堂にテント張って待っているので、ゼヒ帰りのトレースを作りに来て下さいw
その時はパクが向かいますのでお待ちください(笑)
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