ヤマレコなら、もっと自由に冒険できる

Yamareco

記録ID: 1843035
全員に公開
山滑走
富士・御坂

富士山(須走口〜剣ヶ峰・お釜滑走付)

2019年05月11日(土) [日帰り]
 - 拍手
GPS
08:22
距離
13.5km
登り
2,065m
下り
2,062m

コースタイム

日帰り
山行
7:22
休憩
0:53
合計
8:15
距離 13.5km 登り 2,065m 下り 2,063m
7:17
32
12:10
12:25
3
12:28
12
12:40
12
12:52
13:07
9
13:16
13:22
32
13:54
5
13:59
14:04
1
14:05
14:07
2
14:09
14:11
4
14:15
14:16
7
14:23
14:26
2
14:28
64
15:32
ゴール地点
天候 晴れ時々曇り
過去天気図(気象庁) 2019年05月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
ふじあざみラインで須走口5合目登山口まで向かう。
無料駐車場は十分に空きがあった。
コース状況/
危険箇所等
◆須走口五合目〜砂払い五合目
・完全夏道。アイゼン等不要。

◆砂払い五合目〜須走口頂上
・完全雪道。アイゼン、ピッケル、シール・クトー(スキーの場合)は必須。
・今回は雪が緩んで重くなってきたため途中からシートラで直登した。

◆御鉢巡り
・久須志岳〜剣ヶ峰〜富士宮口頂上までは雪道なのでアイゼン、シールが必須。
・富士宮口頂上〜成就岳までは夏道と雪道MIXなので臨機応変に。

◆お釜滑走
・お釜は日が当たりづらいので雪が緩みにくい。
・釜底からお鉢まで標高差200mを登り返す必要があるので体力、コンディションと相談すべし

◆富士山東面(スキー滑走)
・下山が14時を過ぎたので気温が下がり上部は雪が凍り始めていた。
・下部は逆に雪が腐って重かった。

総合的に考えてあと1時間程度は早目に出発した方が良かったと思う。
今日は毎年恒例のイベント山行「富士山スキー滑走」。
2019年05月11日 06:24撮影 by  NIKON D5600, NIKON CORPORATION
5
5/11 6:24
今日は毎年恒例のイベント山行「富士山スキー滑走」。
自分もパクも初となる須走口からアプローチすることに
2019年05月11日 06:57撮影 by  NIKON D5600, NIKON CORPORATION
2
5/11 6:57
自分もパクも初となる須走口からアプローチすることに
登山道無視して樹林帯へ突っ込む
2019年05月11日 07:14撮影 by  Canon EOS Kiss X7, Canon
3
5/11 7:14
登山道無視して樹林帯へ突っ込む
夏道と合流。
ここからシールハイク開始。
2019年05月11日 07:59撮影 by  Canon EOS Kiss X7, Canon
2
5/11 7:59
夏道と合流。
ここからシールハイク開始。
雪が切れている時は森の中へ雪を求めて突っ込む
2019年05月11日 08:06撮影 by  Canon EOS Kiss X7, Canon
4
5/11 8:06
雪が切れている時は森の中へ雪を求めて突っ込む
ようやく安定して歩けるようになってきた
2019年05月11日 09:10撮影 by  Canon EOS Kiss X7, Canon
3
5/11 9:10
ようやく安定して歩けるようになってきた
後ろを振り向けば山中湖
2019年05月11日 09:10撮影 by  Canon EOS Kiss X7, Canon
6
5/11 9:10
後ろを振り向けば山中湖
ちょっとスタートが遅すぎたか、重たいザラメ雪だ
2019年05月11日 09:54撮影 by  NIKON D5600, NIKON CORPORATION
7
5/11 9:54
ちょっとスタートが遅すぎたか、重たいザラメ雪だ
雪が緩み過ぎてシールだと歩き辛くなってきたのでアイゼンとシートラに換装
2019年05月11日 10:18撮影 by  NIKON D5600, NIKON CORPORATION
2
5/11 10:18
雪が緩み過ぎてシールだと歩き辛くなってきたのでアイゼンとシートラに換装
さあいくぜ!
2019年05月11日 10:32撮影 by  Canon EOS Kiss X7, Canon
6
5/11 10:32
さあいくぜ!
だが酸素が薄い!体が重い!
2019年05月11日 11:31撮影 by  Canon EOS Kiss X7, Canon
6
5/11 11:31
だが酸素が薄い!体が重い!
ようやく頂上に。
スタートから5時間かかった。
2019年05月11日 12:09撮影 by  Canon EOS Kiss X7, Canon
4
5/11 12:09
ようやく頂上に。
スタートから5時間かかった。
体は重いが当然御鉢巡り行くでしょ。
手前は白山岳。
2019年05月11日 12:26撮影 by  Canon EOS Kiss X7, Canon
6
5/11 12:26
体は重いが当然御鉢巡り行くでしょ。
手前は白山岳。
ガスがかかって剣ヶ峰がなかなか見えない
2019年05月11日 12:26撮影 by  Canon EOS Kiss X7, Canon
4
5/11 12:26
ガスがかかって剣ヶ峰がなかなか見えない
おお!晴れた!
2019年05月11日 12:27撮影 by  Canon EOS Kiss X7, Canon
10
5/11 12:27
おお!晴れた!
自分はアイゼンのまま剣ヶ峰まで歩いていくことに
2019年05月11日 12:37撮影 by  NIKON D5600, NIKON CORPORATION
4
5/11 12:37
自分はアイゼンのまま剣ヶ峰まで歩いていくことに
パクはシールでいく
2019年05月11日 12:40撮影 by  Canon EOS Kiss X7, Canon
5
5/11 12:40
パクはシールでいく
頂上直下の急斜面はダブルアックスで
2019年05月11日 12:52撮影 by  NIKON D5600, NIKON CORPORATION
5
5/11 12:52
頂上直下の急斜面はダブルアックスで
ゴール!自身4回目の剣ヶ峰かな。
パクは2回目か。
2019年05月11日 12:54撮影 by  NIKON D5600, NIKON CORPORATION
15
5/11 12:54
ゴール!自身4回目の剣ヶ峰かな。
パクは2回目か。
お約束のお釜滑走GO!
2019年05月11日 13:05撮影 by  Canon EOS Kiss X7, Canon
7
5/11 13:05
お約束のお釜滑走GO!
カチカチ&モナカだったので少しでも安全な場所にトラバース
2019年05月11日 13:07撮影 by  NIKON D5600, NIKON CORPORATION
7
5/11 13:07
カチカチ&モナカだったので少しでも安全な場所にトラバース
仕切り直しで釜底へGO!
2019年05月11日 13:09撮影 by  NIKON D5600, NIKON CORPORATION
8
5/11 13:09
仕切り直しで釜底へGO!
パクは頑張って狭いところから降りてきた。
2019年05月11日 13:11撮影 by  Canon EOS Kiss X7, Canon
6
5/11 13:11
パクは頑張って狭いところから降りてきた。
モナカ万歳!(笑)
2019年05月11日 13:12撮影 by  Canon EOS Kiss X7, Canon
7
5/11 13:12
モナカ万歳!(笑)
ワイルドだぜ〜
2019年05月11日 13:13撮影 by  NIKON D5600, NIKON CORPORATION
15
5/11 13:13
ワイルドだぜ〜
もう少し緩んでくれたらな〜
2019年05月11日 13:15撮影 by  Canon EOS Kiss X7, Canon
6
5/11 13:15
もう少し緩んでくれたらな〜
釜底到着ベイビー
2019年05月11日 13:22撮影 by  Canon EOS Kiss X7, Canon
13
5/11 13:22
釜底到着ベイビー
再度お鉢まで200mの登り返し…空気薄くて辛いってのに
2019年05月11日 13:50撮影 by  NIKON D5600, NIKON CORPORATION
7
5/11 13:50
再度お鉢まで200mの登り返し…空気薄くて辛いってのに
富士宮口頂上。
去年より1m以上雪が少ない
2019年05月11日 13:57撮影 by  Canon EOS Kiss X7, Canon
5
5/11 13:57
富士宮口頂上。
去年より1m以上雪が少ない
日本一高い(場所にいる)コーラ!
大事に取っておいた。
2019年05月11日 14:03撮影 by  NIKON D5600, NIKON CORPORATION
15
5/11 14:03
日本一高い(場所にいる)コーラ!
大事に取っておいた。
あとはお鉢を残り半周したら滑走だ
2019年05月11日 14:17撮影 by  Canon EOS Kiss X7, Canon
1
5/11 14:17
あとはお鉢を残り半周したら滑走だ
剣ヶ峰も見納め
2019年05月11日 14:18撮影 by  Canon EOS Kiss X7, Canon
7
5/11 14:18
剣ヶ峰も見納め
ほんの数mの登り返しでも体が重い
2019年05月11日 14:19撮影 by  NIKON D5600, NIKON CORPORATION
2
5/11 14:19
ほんの数mの登り返しでも体が重い
宝永山。
行ったことない…行くことあるのかな
2019年05月11日 14:22撮影 by  Canon EOS Kiss X7, Canon
4
5/11 14:22
宝永山。
行ったことない…行くことあるのかな
適当な場所で滑走準備。
もう登らなくていい
2019年05月11日 14:33撮影 by  Canon EOS Kiss X7, Canon
1
5/11 14:33
適当な場所で滑走準備。
もう登らなくていい
相変わらずガスったり晴れたりを繰り返している。
晴れた瞬間を狙って滑ろう
2019年05月11日 14:37撮影 by  Canon EOS Kiss X7, Canon
2
5/11 14:37
相変わらずガスったり晴れたりを繰り返している。
晴れた瞬間を狙って滑ろう
よっしゃ!晴れたぞ!
だけど上部はカチカチ。気温が下がってきている。
2019年05月11日 14:37撮影 by  Canon EOS Kiss X7, Canon
8
5/11 14:37
よっしゃ!晴れたぞ!
だけど上部はカチカチ。気温が下がってきている。
中間部はモナカ
2019年05月11日 14:45撮影 by  Canon EOS Kiss X7, Canon
4
5/11 14:45
中間部はモナカ
モナカでも行くしかない
2019年05月11日 14:45撮影 by  NIKON D5600, NIKON CORPORATION
9
5/11 14:45
モナカでも行くしかない
ようやくザラメになってシャバランチ会長も大はしゃぎ。
2019年05月11日 14:52撮影 by  Canon EOS Kiss X7, Canon
8
5/11 14:52
ようやくザラメになってシャバランチ会長も大はしゃぎ。
いやー、富士山はやっぱり高いわ
2019年05月11日 14:56撮影 by  NIKON D5600, NIKON CORPORATION
6
5/11 14:56
いやー、富士山はやっぱり高いわ
2360mまで滑走して終了!
この時期に標高差1300mも滑れるなんて夢のようだ
2019年05月11日 15:12撮影 by  Canon EOS Kiss X7, Canon
3
5/11 15:12
2360mまで滑走して終了!
この時期に標高差1300mも滑れるなんて夢のようだ
あとはザレ場のブル道をガンガン下る
2019年05月11日 15:14撮影 by  NIKON D5600, NIKON CORPORATION
5
5/11 15:14
あとはザレ場のブル道をガンガン下る
駐車場到着!
2019年05月11日 15:32撮影 by  Canon EOS Kiss X7, Canon
2
5/11 15:32
駐車場到着!
やっぱりこの時期の富士山は最高!
お疲れさまでした!
2019年05月11日 15:33撮影 by  NIKON D5600, NIKON CORPORATION
10
5/11 15:33
やっぱりこの時期の富士山は最高!
お疲れさまでした!

感想

さあ今日は年に一度のイベントである「富士山滑走」の日だ。

富士山を快適に滑るためには気温と風と天気が三拍子揃う必要があるが、今日5/11は絶好のコンディションになりそうだ。
だいぶ前からパクと5月のゴールデンウィークが終わったら富士山に行こうと約束していたので連絡を取り合って道の駅すばしりに6時半集合とした。
自分は前日の金曜日に仕事が終わってからすぐに現地へ向かった。6時間のドライブだ。
途中で眠くなったのでSAで仮眠を取ってドンピシャ6時半に待ち合わせ場所に到着したらパクは既に準備を始めていた。
そこから自分の車1台に乗り合わせて須走口5合目登山口まで向かう。

自転車では絶対に走りたくない急な車道を延々と走って駐車場に到着。
標高1970mということで、富士山の登山口の中では御殿場口の次に低い。

実は須走口から登るのは今回が初めてだ。
これまでは吉田口が定番で富士宮口が1回のみ。
石川から遠いというのが理由のひとつだったが、ガッツリ登ってガッツリ滑ろうと思うと須走が一番良いのではないかと前々から思っていた。

ということで、須走五合目で少し高度順応をしてから出発。
素直に登山口に行けばいいのにショートカットしようとしていきなり藪漕ぎスタート。
まあいつもの悪い癖です。
そして予定通り途中で夏道に合流してしばらく雪が出てくるまでシートラで歩いていく。

雪が出てきてからは一旦シールハイクとしたが、途中で雪が緩み過ぎて歩きづらくなったので再びアイゼン+シートラで直登していった。

それにしても体が重い。
体全体に酸素が足りていないのがわかる、それなりにしっかり寝たのに眠くなる。
いつもの自分の体じゃないみたいだ。
歩いては止まって息を整えて再度登る、の繰り返し。
しかも景色が変わらないのでなおさら辛い。富士山は精神的にも試される山だ。
自分たちだけかと思ったが他の人たちも同じような感じだった。
パクと一緒に「体が重い〜」とか愚痴りながらもなんとか頑張った(笑)

久須志神社まで到着したら御鉢巡りをしながら剣ヶ峰を目指そう。

西から雲が流れてくるのでガスったり晴れたりの繰り返し…なかなか剣ヶ峰も姿を見せてくれなかった。

3700mのお鉢は歩くだけで息が切れる。
頑張りすぎると高山病を引き起こすことがあるかもしれないので休み休み歩いていく。(これまでなったことはないけど)
パクはシールで、自分はアイゼンを履いたままシートラで剣ヶ峰へ。
何人かのスキーヤーと少し会話をしつつ滑走準備をしてお釜へGO!

パクはマニアックなところから滑り込みたいと滑っていったがアイスバーンやモナカでやばそうだったので自分はオーソドックスなルートから仕切り直し。
パクはだましだまし崖の間のルンゼから降りてきた。
ちょうどお互い写真が撮れてよかったかもね。

お釜の底まで来たら再度お鉢まで200mの登り返し。
ほんと自己満足ってやつですね。
普通の山ならたかだか200mって感じだが、標高3500mを超えたところでの200m登り返しってのはマジきつい。
体は疲れていないのに、シャリバテもないのにとにかく体が言うことをきかない、そんな感じでした。

再びお鉢に戻ったら須走頂上方面へ戻って適当な斜面からドロップイン。
快適ザラメだったら良かったが時間が遅かったせいで既にアイスバーンになりかけていた。

慎重に、かつ大胆に滑りながら高度を落として最後は重めのザラメ滑走。
あと1時間早かったらもうちょっと快適だったかも…来年は意識しておこう。

2360mまで標高差1400mを滑って後はブル道をひたすら下っていくだけ。
ザクザクとザレ場を滑るように降りて終了!

高度順応が失敗したのか例年より苦しい富士山となったが終わってみれば8時間ちょいの山行ということでそれなりに頑張ったのかな、と思っている。

来年も絶対また来よう!

お気に入りした人
拍手で応援
拍手した人
拍手
訪問者数:3167人

コメント

ニアミスでした!
お疲れ様でした。富士山とは珍しいですね。どこかですれ違ってないかな〜と思いましたが、私は10時過ぎに金明水から滑り始めたのであの広い斜面のどこかですれ違っていたようです。お釜良いですね〜。またどこかで!
2019/5/14 18:54
Re: ニアミスでした!
トマホークさん、こんばんは。

お互い珍しいところでニアミスしましたね!

センセーは人気のない山でガッツリ派ですがパクと自分はたまには人並みに山スキーを楽しみたい派なのでこういうこともありえます(笑)

またどこかでお会いしましょう!(厳冬期立山とか)
2019/5/14 20:32
Re[2]: ニアミスでした!
そうですね、室堂にテント張って待っているので、ゼヒ帰りのトレースを作りに来て下さいw
2019/5/15 8:37
Re[3]: ニアミスでした!
その時はパクが向かいますのでお待ちください(笑)
2019/5/15 17:48
プロフィール画像
ニッ にっこり シュン エッ!? ん? フフッ げらげら むぅ べー はー しくしく カーッ ふんふん ウィンク これだっ! 車 カメラ 鉛筆 消しゴム ビール 若葉マーク 音符 ハートマーク 電球/アイデア 星 パソコン メール 電話 晴れ 曇り時々晴れ 曇り 雨 雪 温泉 木 花 山 おにぎり 汗 電車 お酒 急ぐ 富士山 ピース/チョキ パンチ happy01 angry despair sad wobbly think confident coldsweats01 coldsweats02 pout gawk lovely bleah wink happy02 bearing catface crying weep delicious smile shock up down shine flair annoy sleepy sign01 sweat01 sweat02 dash note notes spa kissmark heart01 heart02 heart03 heart04 bomb punch good rock scissors paper ear eye sun cloud rain snow thunder typhoon sprinkle wave night dog cat chick penguin fish horse pig aries taurus gemini cancer leo virgo libra scorpius sagittarius capricornus aquarius pisces heart spade diamond club pc mobilephone mail phoneto mailto faxto telephone loveletter memo xmas clover tulip apple bud maple cherryblossom id key sharp one two three four five six seven eight nine zero copyright tm r-mark dollar yen free search new ok secret danger upwardright downwardleft downwardright upwardleft signaler toilet restaurant wheelchair house building postoffice hospital bank atm hotel school fuji 24hours gasstation parking empty full smoking nosmoking run baseball golf tennis soccer ski basketball motorsports cafe bar beer fastfood boutique hairsalon karaoke movie music art drama ticket camera bag book ribbon present birthday cake wine bread riceball japanesetea bottle noodle tv cd foot shoe t-shirt rouge ring crown bell slate clock newmoon moon1 moon2 moon3 train subway bullettrain car rvcar bus ship airplane bicycle yacht

コメントを書く

ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。
ヤマレコにユーザ登録する

この記録に関連する登山ルート

この場所を通る登山ルートは、まだ登録されていません。

ルートを登録する

この記録で登った山/行った場所

関連する山の用語

この記録は登山者向けのシステム ヤマレコ の記録です。
どなたでも、記録を簡単に残して整理できます。ぜひご利用ください!
詳しくはこちら