GW翌週、土曜朝の立山駅。混雑して時間が読めないと嫌なので、1週間ぐらい前にWEB切符で空きのあったで8時発のケーブルカーを予約しておきました。しかし、驚くような混雑はなかったみたい。
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GW翌週、土曜朝の立山駅。混雑して時間が読めないと嫌なので、1週間ぐらい前にWEB切符で空きのあったで8時発のケーブルカーを予約しておきました。しかし、驚くような混雑はなかったみたい。
残雪期の立山地区は、ビーコンの携帯が入山ルールになっています。立山駅にレンタル屋があるので、ここで借りていきます。ちなみに、登山届を提出した室堂の登山相談所で、実際に所持のチェックはありませんでした。
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残雪期の立山地区は、ビーコンの携帯が入山ルールになっています。立山駅にレンタル屋があるので、ここで借りていきます。ちなみに、登山届を提出した室堂の登山相談所で、実際に所持のチェックはありませんでした。
ビーコンは2日間レンタルで4000円。室堂までのアルペンルートは往復4310円。なかなかの出費です…。
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ビーコンは2日間レンタルで4000円。室堂までのアルペンルートは往復4310円。なかなかの出費です…。
ケーブルカーは増発していた模様。団体客(ほぼ外国人旅行者)が多いです。
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ケーブルカーは増発していた模様。団体客(ほぼ外国人旅行者)が多いです。
立山高原バスに乗り換えて室堂を目指します。車窓は早速、素晴らしい雪景色に。
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立山高原バスに乗り換えて室堂を目指します。車窓は早速、素晴らしい雪景色に。
室堂に到着したら、登山開始の前に有名な「雪の大谷」に行ってみました。雪壁の高さは15mとのこと。
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室堂に到着したら、登山開始の前に有名な「雪の大谷」に行ってみました。雪壁の高さは15mとのこと。
ターミナルで準備を整え、いざ出発。いきなり立山・雄山の雄大な眺め。
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ターミナルで準備を整え、いざ出発。いきなり立山・雄山の雄大な眺め。
翌日に登頂予定の奥大日岳も。
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翌日に登頂予定の奥大日岳も。
山頂付近の巨大雪庇を望遠で。
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山頂付近の巨大雪庇を望遠で。
観光客に混ざってみくりが池温泉まで進むと…
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観光客に混ざってみくりが池温泉まで進むと…
剱岳がチラッと登場。今回の山行は残雪の剱岳を間近に眺めるのが目的です。
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剱岳がチラッと登場。今回の山行は残雪の剱岳を間近に眺めるのが目的です。
みくりが池は雪解けが始まったばかり。
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みくりが池は雪解けが始まったばかり。
地獄谷。噴気の音が響いていました。このあたりまでは、まだ観光気分です。
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地獄谷。噴気の音が響いていました。このあたりまでは、まだ観光気分です。
あたりには観光客の姿もなくなり、本格的に登山開始といった感じ。登山しなくても、これだけの山岳風景を見られる立山は、ある意味、すごいところです。
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あたりには観光客の姿もなくなり、本格的に登山開始といった感じ。登山しなくても、これだけの山岳風景を見られる立山は、ある意味、すごいところです。
雷鳥荘あたりから見下ろした雷鳥沢。このパノラマ感は堪りません。キャンプ場のテントはそれほど多くありません。
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雷鳥荘あたりから見下ろした雷鳥沢。このパノラマ感は堪りません。キャンプ場のテントはそれほど多くありません。
雷鳥沢に降りてきました。ここを訪れるのは5年ぶり。雪の季節は始めてです。この開放的な空間は、個人的には涸沢に負けず劣らず。いい場所です。
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雷鳥沢に降りてきました。ここを訪れるのは5年ぶり。雪の季節は始めてです。この開放的な空間は、個人的には涸沢に負けず劣らず。いい場所です。
本日の目的地は剱御前。テン場から一段下って、雷鳥坂を見上げます。ん?なんだか地形的に違和感。勉強不足でしたが、冬道は夏道の一本西の尾根を登るようです。
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本日の目的地は剱御前。テン場から一段下って、雷鳥坂を見上げます。ん?なんだか地形的に違和感。勉強不足でしたが、冬道は夏道の一本西の尾根を登るようです。
雷鳥坂を行く登山者。いっぱい登っていますが、スキーヤーが多かったです。
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雷鳥坂を行く登山者。いっぱい登っていますが、スキーヤーが多かったです。
登り始めると、名前のとおり雷鳥に遭遇。今回の山行では無数の雷鳥に出会うことになりますが、この時はまだ知らず。
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登り始めると、名前のとおり雷鳥に遭遇。今回の山行では無数の雷鳥に出会うことになりますが、この時はまだ知らず。
ちょっと登っただけで、スケール感が一気に増しました。
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ちょっと登っただけで、スケール感が一気に増しました。
2ヶ月ぶりの登山というのもあるけど、キツいです…。スキーを履いたまま登って行く人たち、尊敬します。
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2ヶ月ぶりの登山というのもあるけど、キツいです…。スキーを履いたまま登って行く人たち、尊敬します。
左手に奥大日岳。広々とした雪原の斜面。弧を描く稜線。格好いいです。
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左手に奥大日岳。広々とした雪原の斜面。弧を描く稜線。格好いいです。
いくつか急登をこなして行きます。下の方からでも別山乗越の剱御前小舎は見えているけど、なかなか距離が縮まりません。
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いくつか急登をこなして行きます。下の方からでも別山乗越の剱御前小舎は見えているけど、なかなか距離が縮まりません。
奥大日岳の高さにだいぶ近づいてきました。
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奥大日岳の高さにだいぶ近づいてきました。
立山をバックに行くスキーヤー。
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立山をバックに行くスキーヤー。
急登を終えて稜線に出ました。ここからはあと少し水平移動です。すでに奥大日岳よりも高い標高です。
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急登を終えて稜線に出ました。ここからはあと少し水平移動です。すでに奥大日岳よりも高い標高です。
雷鳥沢から2時間で剱御前小舎に到着。
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雷鳥沢から2時間で剱御前小舎に到着。
小屋から少し進むと剱岳とご対面。八ツ峰の背後には後立山連峰も。
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小屋から少し進むと剱岳とご対面。八ツ峰の背後には後立山連峰も。
小屋で宿泊の手続きして、少し休憩したら剱御前を目指します。10分も掛からないぐらいの距離です。岩が露出している部分がピークです。
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小屋で宿泊の手続きして、少し休憩したら剱御前を目指します。10分も掛からないぐらいの距離です。岩が露出している部分がピークです。
剱御前の最高点より。三角点のあるピークへ続く稜線の先に、大きな剱岳。
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剱御前の最高点より。三角点のあるピークへ続く稜線の先に、大きな剱岳。
別山と剱沢源頭部の荒涼とした風景。月面に雪が降ったらこんな感じ?
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別山と剱沢源頭部の荒涼とした風景。月面に雪が降ったらこんな感じ?
剱岳を正面に見ながら、剱御前の三角点に向かいます。進むほどに剱岳の全容が見えてきます。
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剱岳を正面に見ながら、剱御前の三角点に向かいます。進むほどに剱岳の全容が見えてきます。
ここが剱御前の三角点ピーク。最高点から20分ほどでした。
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ここが剱御前の三角点ピーク。最高点から20分ほどでした。
剱岳で三角点というと「点の記」を思い出しますね。この三角点も小説、映画の主人公たちが設置したものだそうです。100年以上も昔の出来事ですが、どんな想いでここに立って剱の頂を眺めていたのでしょう。
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剱岳で三角点というと「点の記」を思い出しますね。この三角点も小説、映画の主人公たちが設置したものだそうです。100年以上も昔の出来事ですが、どんな想いでここに立って剱の頂を眺めていたのでしょう。
ということで、ここは剱岳を眺めるには最高の展望台です。三角の山容が天を貫く「針の山」。
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ということで、ここは剱岳を眺めるには最高の展望台です。三角の山容が天を貫く「針の山」。
八ツ峰の向こうに白馬三山。
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八ツ峰の向こうに白馬三山。
五龍岳、鹿島槍ヶ岳、爺ヶ岳。
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五龍岳、鹿島槍ヶ岳、爺ヶ岳。
室堂平の奥に薬師岳。
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室堂平の奥に薬師岳。
明日、登頂予定の奥大日岳。
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明日、登頂予定の奥大日岳。
早月尾根の背後に位置するのは毛勝三山。
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早月尾根の背後に位置するのは毛勝三山。
剱岳を眺めながらのランチは、カップラーメンでも最高です。
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剱岳を眺めながらのランチは、カップラーメンでも最高です。
雷鳥坂から同じタイミングで行動していた山スキーヤーの方々と少しお話させていただきました。剱沢に向かってドロップした格好いい姿を写真に。
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雷鳥坂から同じタイミングで行動していた山スキーヤーの方々と少しお話させていただきました。剱沢に向かってドロップした格好いい姿を写真に。
滑ってしまうと一瞬ですが、絶対に気持ちいいですよね。でも、僕には真似のできる世界ではありません。
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滑ってしまうと一瞬ですが、絶対に気持ちいいですよね。でも、僕には真似のできる世界ではありません。
ひとりきりになった剱御前でのんびりしていると、向かいの岩場に雷鳥の姿が。
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ひとりきりになった剱御前でのんびりしていると、向かいの岩場に雷鳥の姿が。
15時を回ったので、そろそろ小屋に戻りましょう。剱御前に登った際は、三角点まで足を延ばすことを強くオススメします。
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15時を回ったので、そろそろ小屋に戻りましょう。剱御前に登った際は、三角点まで足を延ばすことを強くオススメします。
帰る前に、剱岳の勇姿を目に焼き付けます。
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帰る前に、剱岳の勇姿を目に焼き付けます。
山頂部をアップで。これ、どこを登るのか、全然見当が付かないんですけど。。
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山頂部をアップで。これ、どこを登るのか、全然見当が付かないんですけど。。
自分の中では、剱岳は眺める山で、今のところ登ってみたいとは思いません。きっと挑戦すれば登れてしまうと思うけど、畏怖の念が強いというか。単に臆病なことの言い訳かも知れないけど、今はそれでいいと思っています。
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自分の中では、剱岳は眺める山で、今のところ登ってみたいとは思いません。きっと挑戦すれば登れてしまうと思うけど、畏怖の念が強いというか。単に臆病なことの言い訳かも知れないけど、今はそれでいいと思っています。
帰りは登り基調。たいした登りではないのだけれど、ピークを巻くトラバースのトレースがあったので、何となくそちらに。
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帰りは登り基調。たいした登りではないのだけれど、ピークを巻くトラバースのトレースがあったので、何となくそちらに。
開放的すぎる別山の眺め。
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開放的すぎる別山の眺め。
トラバースルートは判断ミスでした…。最後のところが、小さく雪庇ぽくなっていて、越えるのに苦労しました。雪の崩落なんかも怖いですよね。
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トラバースルートは判断ミスでした…。最後のところが、小さく雪庇ぽくなっていて、越えるのに苦労しました。雪の崩落なんかも怖いですよね。
小屋付近まで戻ってくると、あちこちで雷鳥を見かけました。正直、出会えて幸運、という感覚がなくなってしまいました。
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小屋付近まで戻ってくると、あちこちで雷鳥を見かけました。正直、出会えて幸運、という感覚がなくなってしまいました。
こちらはメスの雷鳥。丸っこいフォルム、つぶらな瞳。可愛すぎです。
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こちらはメスの雷鳥。丸っこいフォルム、つぶらな瞳。可愛すぎです。
17時の夕食まで少し時間があるので、小屋のまわりで再びのんびりと風景を味わいます。
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17時の夕食まで少し時間があるので、小屋のまわりで再びのんびりと風景を味わいます。
剱御前小舎の夕食。この日は土曜にもかかわらず、宿泊客は15名もいなかったです。やっぱりGW明けは狙い目ですね。ゆっくりできました。
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剱御前小舎の夕食。この日は土曜にもかかわらず、宿泊客は15名もいなかったです。やっぱりGW明けは狙い目ですね。ゆっくりできました。
夕食後、まどろみ始めた風景を眺めに外に出ます。
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夕食後、まどろみ始めた風景を眺めに外に出ます。
本当に小屋のすぐそばに、普通に雷鳥がいることにびっくり。求愛のシーズンらしく、2羽のオスがメスを追いかけるシーンとかも見ました。こちらはアプローチ中?
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本当に小屋のすぐそばに、普通に雷鳥がいることにびっくり。求愛のシーズンらしく、2羽のオスがメスを追いかけるシーンとかも見ました。こちらはアプローチ中?
淡く茜色に染まり始めた室堂平を見下ろして。
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淡く茜色に染まり始めた室堂平を見下ろして。
剱御前(最高点)まで夕焼けを眺めに行きました。夕暮れ時の剱岳の表情もいいですね。
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剱御前(最高点)まで夕焼けを眺めに行きました。夕暮れ時の剱岳の表情もいいですね。
奥大日岳の向こうに陽が落ちて行きます。薄いもやの層が、下界と山上の世界を分け隔てているように見えました。
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奥大日岳の向こうに陽が落ちて行きます。薄いもやの層が、下界と山上の世界を分け隔てているように見えました。
少しだけアーベンロートに染まる白馬岳。
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少しだけアーベンロートに染まる白馬岳。
立山もほのかに染まります。
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立山もほのかに染まります。
今日の日が終わって行きます。山で日没を見たのは、すごく久しぶりな気がします。
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今日の日が終わって行きます。山で日没を見たのは、すごく久しぶりな気がします。
薄もやの層に沈んで行った太陽と焼ける雲空。
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薄もやの層に沈んで行った太陽と焼ける雲空。
奥大日岳にも夜の帳が降りていきます。明日もいい一日になりまうように。
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奥大日岳にも夜の帳が降りていきます。明日もいい一日になりまうように。
翌朝、再び剱御前に登り、夜明けを待ちます。
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翌朝、再び剱御前に登り、夜明けを待ちます。
五龍岳の右側から朝日が昇り始めました。
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五龍岳の右側から朝日が昇り始めました。
刻々と山が表情を変えるこの時間、山泊の醍醐味ですね。
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刻々と山が表情を変えるこの時間、山泊の醍醐味ですね。
剱岳もお目覚めです。
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剱岳もお目覚めです。
目の前の斜面、結構、赤く染まってません? 反対側の別山に登れば、きれいなモルゲンロートが見られたのかも…
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目の前の斜面、結構、赤く染まってません? 反対側の別山に登れば、きれいなモルゲンロートが見られたのかも…
朝の柔らかく温かい光の中で、今日も剱岳はいい表情をしてくれています。
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朝の柔らかく温かい光の中で、今日も剱岳はいい表情をしてくれています。
奥大日岳の山頂にも陽が当たり始めました。
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奥大日岳の山頂にも陽が当たり始めました。
立山には、まだ光が届きません。
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立山には、まだ光が届きません。
6時、奥大日岳に向けて出発です。室堂平はすでに白く輝き出しました。
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6時、奥大日岳に向けて出発です。室堂平はすでに白く輝き出しました。
奥大日岳を正面に見ながら、まずは昨日、登って来たら雷鳥坂を戻り下って行きます。雪がしっかり締まっていて歩きやすいです。
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奥大日岳を正面に見ながら、まずは昨日、登って来たら雷鳥坂を戻り下って行きます。雪がしっかり締まっていて歩きやすいです。
雷鳥沢から新室堂乗越に登るパーティが見えました。
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雷鳥沢から新室堂乗越に登るパーティが見えました。
このあたりから雷鳥坂を逸れて、奥大日岳に続く稜線に入ります。雪面に映る自分の影を。
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このあたりから雷鳥坂を逸れて、奥大日岳に続く稜線に入ります。雪面に映る自分の影を。
これから歩いて行く稜線が全部、見えます。これは否応なしに気持ちが昂ぶりますね。
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これから歩いて行く稜線が全部、見えます。これは否応なしに気持ちが昂ぶりますね。
波打つような雪原の斜面。こんなにも美しい造形を作れる自然は素晴らしい。
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波打つような雪原の斜面。こんなにも美しい造形を作れる自然は素晴らしい。
新室堂乗越で雷鳥沢からのルートと合流し、いざ奥大日岳へアタック開始。早速、ひとつ目の急登が視界に入って来ます。
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新室堂乗越で雷鳥沢からのルートと合流し、いざ奥大日岳へアタック開始。早速、ひとつ目の急登が視界に入って来ます。
急登通過中。右側から剱岳に励まされながら。
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急登通過中。右側から剱岳に励まされながら。
ひとつ目の急登をこなすと、一気に山頂が迫って見えました。稜線上には雪庇が続いています。なんともすごい世界に来たぞ。
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ひとつ目の急登をこなすと、一気に山頂が迫って見えました。稜線上には雪庇が続いています。なんともすごい世界に来たぞ。
ふたつ目の急登を先行のパーティが通過中。
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ふたつ目の急登を先行のパーティが通過中。
進むごとに、手前の尾根に隠れ気味だった剱岳が、段々と大きく見えるようになって来ます。
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進むごとに、手前の尾根に隠れ気味だった剱岳が、段々と大きく見えるようになって来ます。
2511mピークまで到達。ここからカガミ谷乗越まで少し下って、そこから最後の登り上げが待っています。
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2511mピークまで到達。ここからカガミ谷乗越まで少し下って、そこから最後の登り上げが待っています。
これが望遠で捕らえた山頂部の巨大雪庇。さすがにトレースの位置が雪庇の上でないと思うけど、ちょっと怖くなりますね…。
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これが望遠で捕らえた山頂部の巨大雪庇。さすがにトレースの位置が雪庇の上でないと思うけど、ちょっと怖くなりますね…。
2511mピークからは、奥大日岳の先、大日岳方面の山並みも見えるようになります。
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2511mピークからは、奥大日岳の先、大日岳方面の山並みも見えるようになります。
振り返って、逆光で眩しい立山連峰。
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振り返って、逆光で眩しい立山連峰。
さて、最後の登り、行きますか。
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さて、最後の登り、行きますか。
先行の皆さんに追いつきます。何となく、雪庇の上ならたくさんで乗らない方がいい気がして、少し間合いを取ります。おそらく関係ないんでしょうが。
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先行の皆さんに追いつきます。何となく、雪庇の上ならたくさんで乗らない方がいい気がして、少し間合いを取ります。おそらく関係ないんでしょうが。
最後は雪庇の際をトラバースして最高点へ。
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最後は雪庇の際をトラバースして最高点へ。
このトラバースは少し怖かったです。落ちたら称名谷まで一直線ですので。
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このトラバースは少し怖かったです。落ちたら称名谷まで一直線ですので。
どこまでが陸地で、どこからが雪庇か分かりませんが、どうやらあのあたりが奥大日岳の最高点のようです。
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どこまでが陸地で、どこからが雪庇か分かりませんが、どうやらあのあたりが奥大日岳の最高点のようです。
最高点より剱岳。もっと全景を見たいけど、雪庇でこれ以上は進めません。
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最高点より剱岳。もっと全景を見たいけど、雪庇でこれ以上は進めません。
三角点はもう少し先のピークにあります。ちなみに最高点よりも5mだけ低いです。
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三角点はもう少し先のピークにあります。ちなみに最高点よりも5mだけ低いです。
どこまでも雄大な立山、室堂。
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どこまでも雄大な立山、室堂。
阿弥陀ヶ原を貫く、うねうねのアルペンルート。
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阿弥陀ヶ原を貫く、うねうねのアルペンルート。
眺望を楽しんだら三角点のあるピークへ。開放的は稜線を散歩気分で。
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眺望を楽しんだら三角点のあるピークへ。開放的は稜線を散歩気分で。
10分ほどで三角点。
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10分ほどで三角点。
惚れ惚れとしてしまう剱岳を眺めて。
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惚れ惚れとしてしまう剱岳を眺めて。
歩いてきた最高点からの稜線。雪庇が格好いいです。
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歩いてきた最高点からの稜線。雪庇が格好いいです。
最高点もやっぱり雪庇の上なんじゃ? 崩れ落ちることはなさそうですが。
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最高点もやっぱり雪庇の上なんじゃ? 崩れ落ちることはなさそうですが。
大日岳方面。秋の紅葉シーズンに称名滝まで歩いてみたいです。
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大日岳方面。秋の紅葉シーズンに称名滝まで歩いてみたいです。
ここの雪庇もなかなか。さすがに歩いている人は見えませんが、ワカンぽいトレースはあるような。
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ここの雪庇もなかなか。さすがに歩いている人は見えませんが、ワカンぽいトレースはあるような。
結構な存在感を放っていた毛勝三山。
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結構な存在感を放っていた毛勝三山。
剱岳を眺めながらおやつタイムにしました。
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剱岳を眺めながらおやつタイムにしました。
ふんわりマドレーヌとコーヒー。
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ふんわりマドレーヌとコーヒー。
それでは、剱を見ながら帰ります。
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それでは、剱を見ながら帰ります。
雪庇の稜線を辿って。
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雪庇の稜線を辿って。
最高点から剱岳の山頂部をアップで。
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最高点から剱岳の山頂部をアップで。
目の前の立山は壮大な風景だけど、このトラバースはしっかり足元を見て慎重に。
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目の前の立山は壮大な風景だけど、このトラバースはしっかり足元を見て慎重に。
トラバースを抜けても気は休まりません。ところどころにクラックがあって、それを越えて行くので…。精神衛生上、良くないです。
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トラバースを抜けても気は休まりません。ところどころにクラックがあって、それを越えて行くので…。精神衛生上、良くないです。
2511mピークに向けて無慈悲な登り返し。実際はそれほど苦戦しませんでしたが、この稜線は小刻みにアップダウンがあるので、少しずつ疲れが蓄積されていきました。
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2511mピークに向けて無慈悲な登り返し。実際はそれほど苦戦しませんでしたが、この稜線は小刻みにアップダウンがあるので、少しずつ疲れが蓄積されていきました。
いつでも剱岳が見守ってくれています。
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いつでも剱岳が見守ってくれています。
今朝、歩いてきた剱御前からのルートがずっと見えます。
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今朝、歩いてきた剱御前からのルートがずっと見えます。
正面に立山連峰を見ながら。この雄大な風景は、本当にすごいところだと思います。
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正面に立山連峰を見ながら。この雄大な風景は、本当にすごいところだと思います。
室堂乗越で少し休憩。ここまで来ると、剱岳は少しずつ隠れて行きます。
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室堂乗越で少し休憩。ここまで来ると、剱岳は少しずつ隠れて行きます。
奥大日岳を振り返って。
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奥大日岳を振り返って。
新室堂乗越から雷鳥沢に下ります。
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新室堂乗越から雷鳥沢に下ります。
雷鳥沢のテン場が近づいてきました。テントは全然、増えていないですね。そして、室堂まで、そこそこ登り返す現実に打ちのめされます(苦笑)
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雷鳥沢のテン場が近づいてきました。テントは全然、増えていないですね。そして、室堂まで、そこそこ登り返す現実に打ちのめされます(苦笑)
雷鳥荘まで斜面を直登。ここの登りが疲れた体には滅茶苦茶しんどかった…。去りゆく雷鳥沢を写真に収めて、もうひと踏ん張り。
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雷鳥荘まで斜面を直登。ここの登りが疲れた体には滅茶苦茶しんどかった…。去りゆく雷鳥沢を写真に収めて、もうひと踏ん張り。
みくりが池は前日よりも明らかに雪解けが進んでいました。
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みくりが池は前日よりも明らかに雪解けが進んでいました。
そして、観光客で溢れる室堂ターミナルに帰着。
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そして、観光客で溢れる室堂ターミナルに帰着。
はじめまして
剣御前の三角点から眺める剱岳は、両側に鋸歯状の尾根を従え、堂々たる風格ですね。山頂が尖っていないので、国内のあらゆる山の王としての貫禄があります。
剣御前小舎の食事はバイキング方式ではなかったですか?
私が泊まったのは12年前の9月でした。夕食後、外へ出ると室堂平や天狗平の点々と灯る明かりや富山市街の夜景が綺麗でした。
翌日は薬師岳山荘に泊まりましたが、今ではすっかり老衰し、先日は室堂周辺の雪山を彷徨するだけで精一杯でした。
takayama2 さん
コメントありがとうございます。
剱御前小舎の食事は一人ひとり提供されていました。
夏山シーズンはまた違うのでしょうかね。
剱御前から薬師岳はすごいですね。
とても私には真似できません。
いいねした人
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