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Yamareco

記録ID: 186864
全員に公開
積雪期ピークハント/縦走
白馬・鹿島槍・五竜

残雪の北ア;八方尾根〜唐松岳〜白岳〜遠見尾根

2012年04月30日(月) ~ 2012年05月01日(火)
 - 拍手
GPS
29:00
距離
13.7km
登り
1,247m
下り
1,557m

コースタイム

4/30 9:10八方第一ケルン発-10:00八方池-12:00丸山-13:00唐松山荘-13:20-40唐松岳山頂-14:00唐松山荘(泊)
5/1 6:50唐松山荘発-9:30-50白岳-11:20大遠見山-12:00-20中遠見山-12:40小遠見山-13:50五竜ゴンドラ山上駅着
天候 4/30 曇り時々小雨、夕方は薄日あり
5/1 曇り、朝方と正午ごろ時々晴れ、稜線は霧
過去天気図(気象庁) 2012年04月の天気図
アクセス
利用交通機関:
電車 タクシー ケーブルカー(ロープウェイ/リフト)
4/29 四国(新居浜)-(JR)-松本
4/30 松本-(JR)-白馬ー(タクシー;1200円)-八方ゴンドラ駅ー(ゴンドラ、リフト)-八方第一ケルン
5/1 遠見尾根ゴンゴラ山上駅ー(ゴンドラ)-ゴンドラ麓駅-(タクシー;2500円)-白馬駅
5/2 白馬ー(JR)-四国(新居浜)
コース状況/
危険箇所等
・八方尾根;トレースははっきりしている。所々、赤布着き竹竿あり。尾根最上部はやせた岩稜。
・唐松山荘〜白岳;牛首の岩場は雪はなく、夏道、鎖が出ていた。そのあとの稜線歩きは、夏道と雪道が交互にでてくる。アイゼン使用せず。遠見尾根への分岐の道標はしっかり出ていた。
・遠見尾根;積雪多し。トレースは一通り着いていたが、赤布等はなかった。白岳からの下りはのっぺりした雪の斜面で、下る方向に要注意。西遠見山は巻く。そのあとは稜線伝い。尾根の北側は雪庇が出ているので要注意。大遠見山は標識が見当たらなかったが、中遠見山、小遠見山の山頂は標識が出ていた。
4/30 朝、松本から白馬へ向かう大糸線の車窓より、爺が岳の「種まき爺さん」の雪形を見る。
2012年04月30日 07:00撮影 by  Canon IXY DIGITAL 900 IS, Canon
4/30 7:00
4/30 朝、松本から白馬へ向かう大糸線の車窓より、爺が岳の「種まき爺さん」の雪形を見る。
大糸線の車窓より、五竜、白馬の山なみ、上空は高曇りで、山もぼんやり霞んでいる
2012年04月30日 07:09撮影 by  Canon IXY DIGITAL 900 IS, Canon
4/30 7:09
大糸線の車窓より、五竜、白馬の山なみ、上空は高曇りで、山もぼんやり霞んでいる
八方第一ケルン(リフト終点)より登山開始
2012年04月30日 09:19撮影 by  Canon IXY DIGITAL 900 IS, Canon
4/30 9:19
八方第一ケルン(リフト終点)より登山開始
八方第一ケルンより、上り下りする人たちの行列
2012年04月30日 09:17撮影 by  Canon IXY DIGITAL 900 IS, Canon
4/30 9:17
八方第一ケルンより、上り下りする人たちの行列
八方尾根より五竜、鹿島槍を望む
2012年04月30日 09:40撮影 by  Canon IXY DIGITAL 900 IS, Canon
4/30 9:40
八方尾根より五竜、鹿島槍を望む
五竜岳、鹿島槍のアップ
2012年04月30日 09:51撮影 by  Canon IXY DIGITAL 900 IS, Canon
4/30 9:51
五竜岳、鹿島槍のアップ
八方池付近より、不帰の険を望む
2012年04月30日 09:56撮影 by  Canon IXY DIGITAL 900 IS, Canon
4/30 9:56
八方池付近より、不帰の険を望む
不帰の峰(曲、景)のアップ、曇り空だといつもより威圧感がある
2012年04月30日 11:32撮影 by  Canon IXY DIGITAL 900 IS, Canon
2
4/30 11:32
不帰の峰(曲、景)のアップ、曇り空だといつもより威圧感がある
丸山付近より、唐松岳山頂を望む。上空の灰色の雲から時々小雨がぱらついてきた
2012年04月30日 12:11撮影 by  Canon IXY DIGITAL 900 IS, Canon
4/30 12:11
丸山付近より、唐松岳山頂を望む。上空の灰色の雲から時々小雨がぱらついてきた
八方尾根上部、岩が少しでてきた。右奥は唐松岳
2012年04月30日 12:55撮影 by  Canon IXY DIGITAL 900 IS, Canon
1
4/30 12:55
八方尾根上部、岩が少しでてきた。右奥は唐松岳
唐松岳山頂に到着。五竜岳が大きい
2012年04月30日 13:32撮影 by  Canon IXY DIGITAL 900 IS, Canon
1
4/30 13:32
唐松岳山頂に到着。五竜岳が大きい
唐松岳山頂より、不帰の険と、続く白馬連山
2012年04月30日 13:32撮影 by  Canon IXY DIGITAL 900 IS, Canon
4/30 13:32
唐松岳山頂より、不帰の険と、続く白馬連山
唐松岳山頂より唐松山荘を振り返る
2012年04月30日 13:33撮影 by  Canon IXY DIGITAL 900 IS, Canon
4/30 13:33
唐松岳山頂より唐松山荘を振り返る
唐松岳山頂付近より、雪の多い谷筋と下界を望む
2012年04月30日 13:33撮影 by  Canon IXY DIGITAL 900 IS, Canon
4/30 13:33
唐松岳山頂付近より、雪の多い谷筋と下界を望む
唐松山荘付近より、薄日の下、剣岳がぼんやりと見える
2012年04月30日 16:09撮影 by  Canon IXY DIGITAL 900 IS, Canon
4/30 16:09
唐松山荘付近より、薄日の下、剣岳がぼんやりと見える
4/30夕方、唐松山荘付近より。薄日が差して精気を取り戻した五竜岳
2012年04月30日 16:12撮影 by  Canon IXY DIGITAL 900 IS, Canon
4/30 16:12
4/30夕方、唐松山荘付近より。薄日が差して精気を取り戻した五竜岳
唐松山荘付近より、唐松岳
2012年05月03日 09:01撮影 by  Canon IXY DIGITAL 900 IS, Canon
1
5/3 9:01
唐松山荘付近より、唐松岳
唐松山荘付近より、下界の谷を隔てて、妙高、火打岳あたりもうっすら見えている
2012年04月30日 16:14撮影 by  Canon IXY DIGITAL 900 IS, Canon
4/30 16:14
唐松山荘付近より、下界の谷を隔てて、妙高、火打岳あたりもうっすら見えている
唐松山荘付近より、日差しを浴びて陰影のはっきりした白馬連山方面
2012年04月30日 16:14撮影 by  Canon IXY DIGITAL 900 IS, Canon
4/30 16:14
唐松山荘付近より、日差しを浴びて陰影のはっきりした白馬連山方面
唐松山荘付近より、明日通る予定の長大な遠見尾根を望む、中央の小ピークは小遠見山あたりか?
2012年04月30日 16:23撮影 by  Canon IXY DIGITAL 900 IS, Canon
1
4/30 16:23
唐松山荘付近より、明日通る予定の長大な遠見尾根を望む、中央の小ピークは小遠見山あたりか?
唐松山荘付近より、逆光にうすぼんやりした剣岳
2012年04月30日 16:23撮影 by  Canon IXY DIGITAL 900 IS, Canon
4/30 16:23
唐松山荘付近より、逆光にうすぼんやりした剣岳
5/1 5時前に、雲海の向こうから朝日が出た。
2012年05月01日 05:00撮影 by  Canon IXY DIGITAL 900 IS, Canon
6
5/1 5:00
5/1 5時前に、雲海の向こうから朝日が出た。
まだ青く沈んでいる剣岳、立山連山
2012年05月01日 05:02撮影 by  Canon IXY DIGITAL 900 IS, Canon
1
5/1 5:02
まだ青く沈んでいる剣岳、立山連山
朝日をあびてほんのりピンク色になった唐松岳
2012年05月01日 05:03撮影 by  Canon IXY DIGITAL 900 IS, Canon
5
5/1 5:03
朝日をあびてほんのりピンク色になった唐松岳
朝日と、八方尾根
2012年05月03日 09:02撮影 by  Canon IXY DIGITAL 900 IS, Canon
6
5/3 9:02
朝日と、八方尾根
雲海の向こう、妙高と火打岳が遠い
2012年05月01日 05:13撮影 by  Canon IXY DIGITAL 900 IS, Canon
4
5/1 5:13
雲海の向こう、妙高と火打岳が遠い
朝日を浴びてうっすらピンク色になった剣岳
2012年05月03日 09:02撮影 by  Canon IXY DIGITAL 900 IS, Canon
3
5/3 9:02
朝日を浴びてうっすらピンク色になった剣岳
モルゲンロートの剣岳と立山連山
2012年05月01日 05:15撮影 by  Canon IXY DIGITAL 900 IS, Canon
6
5/1 5:15
モルゲンロートの剣岳と立山連山
朝の五竜岳
2012年05月01日 05:16撮影 by  Canon IXY DIGITAL 900 IS, Canon
2
5/1 5:16
朝の五竜岳
朝の白馬連山
2012年05月01日 05:17撮影 by  Canon IXY DIGITAL 900 IS, Canon
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5/1 5:17
朝の白馬連山
朝日の下に広がる雲海
2012年05月01日 05:18撮影 by  Canon IXY DIGITAL 900 IS, Canon
5/1 5:18
朝日の下に広がる雲海
朝日を浴びて爽やかな唐松岳
2012年05月01日 05:18撮影 by  Canon IXY DIGITAL 900 IS, Canon
2
5/1 5:18
朝日を浴びて爽やかな唐松岳
剣岳、立山連山、その奥には薬師岳あたりも望めた
2012年05月01日 05:21撮影 by  Canon IXY DIGITAL 900 IS, Canon
2
5/1 5:21
剣岳、立山連山、その奥には薬師岳あたりも望めた
剣岳のズームアップ
2012年05月03日 09:03撮影 by  Canon IXY DIGITAL 900 IS, Canon
2
5/3 9:03
剣岳のズームアップ
唐松山荘の脇でライチョウ(♂、♀)を見かけた
2012年05月01日 05:27撮影 by  Canon IXY DIGITAL 900 IS, Canon
5
5/1 5:27
唐松山荘の脇でライチョウ(♂、♀)を見かけた
青空の中、東のほうから飛行機雲が伸びてきた
2012年05月03日 09:03撮影 by  Canon IXY DIGITAL 900 IS, Canon
1
5/3 9:03
青空の中、東のほうから飛行機雲が伸びてきた
さて縦走に出発。朝日を浴びる唐松岳を再び写真に収める
2012年05月01日 05:29撮影 by  Canon IXY DIGITAL 900 IS, Canon
2
5/1 5:29
さて縦走に出発。朝日を浴びる唐松岳を再び写真に収める
毛勝三山も良く見えた
2012年05月01日 05:29撮影 by  Canon IXY DIGITAL 900 IS, Canon
5/1 5:29
毛勝三山も良く見えた
牛首の岩稜地帯、雪は全くなく、夏道と鎖が露出していていた
2012年05月03日 09:03撮影 by  Canon IXY DIGITAL 900 IS, Canon
5/3 9:03
牛首の岩稜地帯、雪は全くなく、夏道と鎖が露出していていた
牛首の岩稜地帯、霧が出てきたので慎重に行く
2012年05月03日 09:03撮影 by  Canon IXY DIGITAL 900 IS, Canon
1
5/3 9:03
牛首の岩稜地帯、霧が出てきたので慎重に行く
縦走路は、東から吹きあがる霧で覆われたが、たまに青空が見えた。雲の上、わずかに五竜の山頂が見えた。
2012年05月01日 07:37撮影 by  Canon IXY DIGITAL 900 IS, Canon
5/1 7:37
縦走路は、東から吹きあがる霧で覆われたが、たまに青空が見えた。雲の上、わずかに五竜の山頂が見えた。
霧の合間に剣岳がちらちら
2012年05月01日 07:38撮影 by  Canon IXY DIGITAL 900 IS, Canon
5/1 7:38
霧の合間に剣岳がちらちら
霧の稜線を行く、結構雪が少なく、夏道が露出していた
2012年05月03日 09:04撮影 by  Canon IXY DIGITAL 900 IS, Canon
5/3 9:04
霧の稜線を行く、結構雪が少なく、夏道が露出していた
コル付近の砂礫帯で一休み、西側はたまに剣岳あたりの風景を見ることができた
2012年05月01日 08:41撮影 by  Canon IXY DIGITAL 900 IS, Canon
5/1 8:41
コル付近の砂礫帯で一休み、西側はたまに剣岳あたりの風景を見ることができた
稜線の途中で、まだ冬羽の雷鳥を見かける
2012年05月01日 09:16撮影 by  Canon IXY DIGITAL 900 IS, Canon
1
5/1 9:16
稜線の途中で、まだ冬羽の雷鳥を見かける
白岳山頂に到着。ほとんど雪に覆われた山頂だが、石柱がわずかに露出していた
2012年05月03日 09:04撮影 by  Canon IXY DIGITAL 900 IS, Canon
5/3 9:04
白岳山頂に到着。ほとんど雪に覆われた山頂だが、石柱がわずかに露出していた
白岳から下山にかかる。完全にホワイトアウト状態。うっすら着いたトレースだけが命綱。
2012年05月03日 09:05撮影 by  Canon IXY DIGITAL 900 IS, Canon
5/3 9:05
白岳から下山にかかる。完全にホワイトアウト状態。うっすら着いたトレースだけが命綱。
白岳の雪の大斜面にはところどころこのようなクレヴァス状の亀裂が走っていた。幅20cmくらい、長さ20mくらい
2012年05月03日 09:05撮影 by  Canon IXY DIGITAL 900 IS, Canon
5/3 9:05
白岳の雪の大斜面にはところどころこのようなクレヴァス状の亀裂が走っていた。幅20cmくらい、長さ20mくらい
真っ白な霧の中、たまに見えるわずかな景色を手掛かりに下り続ける
2012年05月01日 10:14撮影 by  Canon IXY DIGITAL 900 IS, Canon
5/1 10:14
真っ白な霧の中、たまに見えるわずかな景色を手掛かりに下り続ける
白岳の大斜面の途中より振り返ると、一筋のトレースが続いている
2012年05月01日 10:15撮影 by  Canon IXY DIGITAL 900 IS, Canon
5/1 10:15
白岳の大斜面の途中より振り返ると、一筋のトレースが続いている
遠見尾根は雪の量が多く、北側に雪庇状に張り出しているところが多い。
2012年05月01日 10:18撮影 by  Canon IXY DIGITAL 900 IS, Canon
5/1 10:18
遠見尾根は雪の量が多く、北側に雪庇状に張り出しているところが多い。
西遠見山手前のコル付近より、わずかに顔をだした五竜岳を振り返る
2012年05月01日 10:22撮影 by  Canon IXY DIGITAL 900 IS, Canon
5/1 10:22
西遠見山手前のコル付近より、わずかに顔をだした五竜岳を振り返る
遠見尾根を行く登山者、G0岩峰を登ってきたとのこと。
2012年05月03日 09:07撮影 by  Canon IXY DIGITAL 900 IS, Canon
1
5/3 9:07
遠見尾根を行く登山者、G0岩峰を登ってきたとのこと。
再びガスに覆われた。トレースを慎重にたどる
2012年05月03日 09:07撮影 by  Canon IXY DIGITAL 900 IS, Canon
5/3 9:07
再びガスに覆われた。トレースを慎重にたどる
西遠見山付近、雪庇が北側に大きく張り出している
2012年05月01日 10:36撮影 by  Canon IXY DIGITAL 900 IS, Canon
5/1 10:36
西遠見山付近、雪庇が北側に大きく張り出している
標高2200m付近でようやく雲の層の下にでた。八方尾根が見えだした
2012年05月01日 11:20撮影 by  Canon IXY DIGITAL 900 IS, Canon
5/1 11:20
標高2200m付近でようやく雲の層の下にでた。八方尾根が見えだした
大遠見山付近を登高する登山者。
2012年05月01日 11:42撮影 by  Canon IXY DIGITAL 900 IS, Canon
5/1 11:42
大遠見山付近を登高する登山者。
中遠見山付近にて、ダケカンバの林の上に青空が少し見えだした
2012年05月01日 11:59撮影 by  Canon IXY DIGITAL 900 IS, Canon
5/1 11:59
中遠見山付近にて、ダケカンバの林の上に青空が少し見えだした
中遠見山到着、ケルンあり。青空と展望が広がってきた。
2012年05月01日 12:08撮影 by  Canon IXY DIGITAL 900 IS, Canon
1
5/1 12:08
中遠見山到着、ケルンあり。青空と展望が広がってきた。
中遠見岳より、長い遠見尾根を振り返る。
2012年05月03日 09:07撮影 by  Canon IXY DIGITAL 900 IS, Canon
5/3 9:07
中遠見岳より、長い遠見尾根を振り返る。
中遠見山より麓を望む
2012年05月01日 12:08撮影 by  Canon IXY DIGITAL 900 IS, Canon
5/1 12:08
中遠見山より麓を望む
中遠見山より、頂上が雲に覆われた五竜岳を振り返る
2012年05月03日 09:08撮影 by  Canon IXY DIGITAL 900 IS, Canon
5/3 9:08
中遠見山より、頂上が雲に覆われた五竜岳を振り返る
中遠見山より、唐松から白馬連山に続く稜線を望む
2012年05月01日 12:10撮影 by  Canon IXY DIGITAL 900 IS, Canon
5/1 12:10
中遠見山より、唐松から白馬連山に続く稜線を望む
中遠見山より縦走路を望む、中央に黒く、大黒岳
2012年05月01日 12:12撮影 by  Canon IXY DIGITAL 900 IS, Canon
5/1 12:12
中遠見山より縦走路を望む、中央に黒く、大黒岳
中遠見山にて、今回はストックとピッケルを併用
2012年05月01日 12:13撮影 by  Canon IXY DIGITAL 900 IS, Canon
5/1 12:13
中遠見山にて、今回はストックとピッケルを併用
中遠見山から八方尾根と縦走路を望む
2012年05月01日 12:14撮影 by  Canon IXY DIGITAL 900 IS, Canon
5/1 12:14
中遠見山から八方尾根と縦走路を望む
中遠見山より、カクネ里を望む。鹿島槍の山頂部はとうとう見えなかった
2012年05月03日 09:08撮影 by  Canon IXY DIGITAL 900 IS, Canon
5/3 9:08
中遠見山より、カクネ里を望む。鹿島槍の山頂部はとうとう見えなかった
中遠見山より日差しを浴びて美しい八方尾根を望む
2012年05月01日 12:16撮影 by  Canon IXY DIGITAL 900 IS, Canon
5/1 12:16
中遠見山より日差しを浴びて美しい八方尾根を望む
小遠見山に到着。長い縦走路を振り返る
2012年05月01日 12:45撮影 by  Canon IXY DIGITAL 900 IS, Canon
1
5/1 12:45
小遠見山に到着。長い縦走路を振り返る
小遠見山より、東北に伸びる尾根を望む。眼下に小さく、五竜スキー場も見えだした
2012年05月01日 12:45撮影 by  Canon IXY DIGITAL 900 IS, Canon
5/1 12:45
小遠見山より、東北に伸びる尾根を望む。眼下に小さく、五竜スキー場も見えだした
小遠見山から北東に伸びる尾根を下る。この付近も雪庇が発達している
2012年05月01日 12:51撮影 by  Canon IXY DIGITAL 900 IS, Canon
5/1 12:51
小遠見山から北東に伸びる尾根を下る。この付近も雪庇が発達している
スキー場へと急な尾根を下る
2012年05月03日 09:08撮影 by  Canon IXY DIGITAL 900 IS, Canon
5/3 9:08
スキー場へと急な尾根を下る
スキー場手前付近から、雨飾山、焼岳付近が望めた
2012年05月01日 13:44撮影 by  Canon IXY DIGITAL 900 IS, Canon
5/1 13:44
スキー場手前付近から、雨飾山、焼岳付近が望めた
雨飾山のアップ
2012年05月01日 13:45撮影 by  Canon IXY DIGITAL 900 IS, Canon
5/1 13:45
雨飾山のアップ
五竜スキー場に到着。ゲレンデ内を歩いて下る。ゴンドラ駅まであと少しだ。
2012年05月01日 13:46撮影 by  Canon IXY DIGITAL 900 IS, Canon
5/1 13:46
五竜スキー場に到着。ゲレンデ内を歩いて下る。ゴンドラ駅まであと少しだ。
撮影機器:

感想

【山行No410】

※ 待望のゴールデンウイークだが、用事がいろいろとあり、4/30-5/2しか空いている日がない。
 どこに行こうか迷ったが、残雪期の唐松岳は2回行っているので、思い切って唐松〜五竜への縦走を計画してみた。

4月29日(日)
 ・今日は午後から、JRにて信州へと向かう移動日。
  松本駅近くのビジネスホテルに着いたのは、夜も8時を過ぎていた。

4月30日(月)
 ・早起きして、始発の6:00発の大糸線の電車に乗る。
  昨日から天気は下り坂の感じだったが、今朝になってさらに上空は灰色になっており、気分は冴えない。
 ・雲は高曇りで、北アルプスの山々は灰色の空の下、モノトーンの姿を見せてくれていた。
  常念岳、爺が岳、鹿島槍、五竜岳など一通り車窓より見えた。爺が岳の「種まき爺さん」の雪形も見えた。
8:00 白馬駅
 ・急ぎたいので、タクシーにてゴンドラ乗り場に向かう。
8:10-30 八方ゴンドラ麓駅
 ・今日は3連休の祝日なので、ゴンドラ駅にはスキーヤーが多く、ゴンドラ待ち大行列をができていた。
 ・ゴンドラからさらに上部のリフト2本を乗り継いで上へと上がってゆく。

8:50-9:00 八方第一ケルン(リフト終点)(標高=約1800m、気温=13℃)
 ・空模様はイマイチだが、登山口であるここには、結構登山者が多い。
  自分も早速準備して、登り始める。
 ・最初から雪があるが、ザクザクの雪なのでアイゼンは着けずに登ってゆく。
 ・3回目の残雪期の八方尾根なので、見慣れた風景の中を登ってゆく。
  南には、五竜岳、鹿島槍がモノトーンの姿を見せている。
10;00-10 八方池(標高=約2090m、気温=14℃)
 ・ドンヨリとしてはいるが、今日は風は弱く、ちょっと蒸し暑い感じだ、ゴアの上着も脱ぐことにする。
 ・結構、登り、下りの登山者が多く、登りの人の多くは日帰りだろうか? みなさん足が速く、数パーティに追い抜かれた。
10:30-40 下のカンバ
 ・上空のドンヨリ度が増してきたなと思っていたら、とうとう雨がぱらついてきた。嫌な感じだ。
  ゴアの雨具の上下を着こみ、ザックカバーも着ける。ここから雪の急坂が続くのでアイゼンも着ける。
 ・下のカンバの雪の急坂、上のカンバの急坂を、ゼイゼイ言いながら登る。
11:30-40 丸山の東のピーク(標高=2360m)
 ・雨は小止みとなったので、小休止。ようやく唐松岳の頂上が見えてきた。
12:00 丸山ピーク
 ・休まず先を進む。トレースははっきりしている。
  主稜線手前は、いつものようにやせた岩場が露出していたが、たいして危ない感じもなく、わりと簡単に通り過ぎた。
13:00 唐松山荘
 ・ようやく到着。しかし、チェックインはせず、ザックを置いて空身で頂上を目指す。
 ・唐松岳の頂上までは雪が少なく、アイゼンは無くても良いぐらいだった。

13:30-40 唐松岳山頂(標高=2696m)
 ・ようやくたどり着いた山頂だが、残雪期3回目で、しかも天気もパッとしないので、あまり感動がない。
  高曇りの天気なので、視界は割とあり、白馬、五竜などは見えた。

14:00 唐松山荘着
 ・8年ぶりに泊まるが、改築されたようで、中が新しく、以前と少し違うようだった。
  定員20名の部屋に結局10名程度。今日の宿泊客は結局24名と、ゆったりしていた。
 ・午後はゴロゴロしていたが、16時ころにふらっと外に出てみると、
  外は薄日が差しており、視界もさっきより良好になってた。
  唐松岳、五竜岳も日差しを浴びて生き返ったような表情を見せている。写真をパチパチと撮る。
  AUの携帯も小屋裏のピークからは通じ、天気情報のサイトで天気の様子を調べることができた。
  いったん天気が回復した模様だが、気圧配置は西から低気圧がゆっくりやってきている。 
  明日も天気が持ちそうなら、予定通り五竜岳へ行ってみようか? とちょっと悩む。
 ・18時過ぎより再び、東側から風と共に霧が上がってきた。明日はやはりダメかな、とも思う。


5月1日(火)
 ・朝4時過ぎから、部屋の中がゴソゴソして目が覚めた。
  4:30に外に出てみると、スッキリとはしていないが上空は青空となっている。
  東の方は、白馬の谷をびっしりと雲海が埋めている。
  しばらく待っていると、5時前に日の出。それほどは朝焼けにはならなかったが、
  白馬、五竜、剣岳など、朝日を浴びてうっすらとモルゲンロートに染まり、なかなか良い朝を迎えることができた。
  小屋周辺で、ライチョウ(2羽)も見ることができた。
 ・早く縦走に出発したかったが、唐松山荘の朝食は6:30〜とやけに遅い。
  朝食を急いで食べ、すぐに出発する。
6:50 唐松山荘 発(気温=5℃)
 ・朝食前まではあんなに晴れていたのに、出発するころには、雲海が東から上がってきたようで、周りはすっかり霧に覆われている。
  今日は五竜岳に登ってから五竜山荘に泊まる予定にしてはいるが、
  雲行き次第だな、と思い、とりあえず縦走して、分岐の白岳まで行ってから考えることにした。

 ・縦走路を少し進むと、牛首の岩稜帯となった。
  前日同宿だった、五竜側から縦走してきた人に聞いた通り、
  岩稜帯には雪がなく、岩が露出している。鎖も全部出ている。アイゼンを脱ぎ、霧の中、慎重に下る。
 ・岩稜帯が終わった後は、夏道が出ているところと、雪があるところが交互に出てきた。
  霧の中で見通しが悪いし、ほかに縦走している人影もないので、道を間違えないように慎重に進む。
  雪は所々グサグサになっており、結構はズボっと足がはまってしまうところも多い。
8:30-40 標識のある場所(標高=2430m)
 ・大黒岳もいつの間に通過したやら気が付かず、コルもどこだかはっきりしなかったが、
 道が少し上がり気味になったところに道標があった。このあたりは砂礫帯となっており、小休止する。
  ちょうど霧が薄くなり、西の方には青空と白い剣岳を望むことができた。
 ・ここから白岳に向かう登りとなる。相変わらず雪はあったりなかったりの道が続く。

9:30-50 白岳山頂(標高=2541m、気温=8℃)
 ・登りの道が少し緩やかになったところに、大きな分岐の標識が立っていた。
  「遠見尾根分岐」とはっきり書いてある。
  分岐を東へ進むと、2〜3分で白岳の頂上に着いた。
 ・頂上はほぼ雪に覆われているが、東側に石の標識らしきものがあり、ここが山頂だろうと見当をつける。
  小休止して考えたが、霧は晴れそうに無いし、この分だと明日は雨になりそうなので、
  五竜岳に登るのはきっぱりとあきらめ、遠見尾根を下山することにした。
  五竜山荘にはキャンセルの電話を入れる。

 ・霧が濃いのでアイゼンを着け踏み跡を慎重にたどる。
  山頂部は少し踏み跡が乱れていたが、よく見ていると、南東側に下る踏み跡があり、そこを下る。
  まったくのホワイトアウトの状態で、足元から薄く続いている一本のトレースが命綱といった感じ。
  雪の大斜面を、トレースに従い、どんどん下る。少し行くと、五竜山荘側からのトラバースのトレースと合流した。
 ・うしろから声が聞こえるな、 と気が付いて後を見ると、トラバース道のほうから4人パーティが足早に下ってくる。
  縦走路に入って初めて人にあったので、ちょっとホッとする。
  追い抜かれ際に話を交わすと、五竜岳のG0ピークを登攀してきたとのこと。
  一個レベルの上の人たちだった。
 ・霧は相変わらず濃いので、トレースに従い慎重に進む。赤布、道標の類は全くない。
  この遠見尾根は、聞いていた通り雪が多い。
  尾根筋の北側には大きな雪庇ができており、雪庇との間には亀裂も所々あり、
  雪庇側に寄りすぎないように慎重に行く。
 ・標高=2200mを少し切ったあたりで、ようやく雲の層の下に出て、視界が出てきた。
  長い尾根が先へと続いている。その所どころにテントが4〜5張ある。
  どうやら遠見尾根は、テント泊で登攀するようなコースらしい。ちょっと場違いなところに来てしまったか?
  この付近はなだらかな尾根が続き、ピッケルよりもむしろ今回持ってきたストックが意外と便利だ。
  雪質はグサグサだが、トレースをはずさなければ、雪に潜るような場所も少ない。
11:20-30 大遠見山(標高=2106m)
 ・標識はないが、地図と見比べて、大遠見山だと見当をつけ、小休止する。
 ・ここから中遠見までは50mほどのギャップとなっており、中間は少しやせた雪の尾根となっていた。慎重に進む。
12:00-20 中遠見山(標高=2037m、気温=12℃)
 ・ここは標識とケルンがあるピーク。
  ちょうどこのあたりに来たころから、上空の雲に隙間が出てきて青空が顔をだした。
  八方尾根から白馬あたりは、日差しが差して、まぶしい白い色を見せている。
  景色が良いので、写真を撮り、のんびりとした。やはり雪山には晴天が似合うな。
12:40 小遠見山(標高=2007m)
 ・尾根が大きく二つに分岐する場所だが、大きな標識がはっきり出ており、迷いようはなかった。
  眼下には、ゴールの五竜スキー場が見え始めた。下界も良く見える。
 ・小遠見山からは、急な下りの尾根だが、視界もあるし日差しも差しているので気持ちよく、
  ところどころシリセードを交えながら、ドンドンと下った。
13:30 五竜スキー場上部
 ・スキー場に到着、ゴンドラ駅までスキーゲレンデの脇を歩いて下る。
  八方と違い、スノーボーダーの多いゲレンデだ。

13:50-14:00 五竜遠見ゴンドラ山上駅 着(標高=1515m)
 ・ようやく長い、遠見尾根を下り切った。ちょっとホッとした。

 ・あとはゴンドラで下界に降り、ビールを飲んで一息。
 ・今日中に四国まで帰るのは時間的に無理なので、白馬に泊まることとし、
  白馬駅までタクシーで行き、駅前の観光案内所でペンションを取ってもらい、
  ミソラ野のペンションに泊まることにした。 
 ・ペンションでは、さっそく風呂に入り、美味しい夕食を食べて、のんびりできた。

5月2日(水)
 ・朝から小雨のぱらつく天気、山もかなり低いところまで雲で覆われている。
  今日、遠見尾根を下山してたら、雨の中の不快な下りだったろう、と思う。
 ・10時ころの白馬駅発のJRにて、帰路につき、四国(新居浜)に着いたのは、夕方になっていた。

※ 今回、目標の一つであった雪の五竜岳には登頂できなかったが、
  まあ、天気の具合もあるし、自分的にはまずまず良い判断ができた、充実した山行だった。

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コメント

遠征だったんですね
bergheilさん、おはようございます。

愛媛新居浜からの長距離遠征だったんですね。
長旅お疲れ様でした。

五竜は残念でしたが、高曇りでまずまずの遠望もあり、残雪(まだ冬山)の北アルプス北部を満喫ですね

GW期間中と云えども唐松から五竜・白岳までの間は登山者は少ないようですね。
遠見尾根もですが。。。

雪の尾根をガスの中うっすらのトレースを頼りに、遠見尾根を下るのは少々不安だったと思いますが無事の下山何よりです。
今朝のニュースでは、白馬と爺で遭難が発生しているようです。
2012/5/5 9:00
GWの北アルプスって、油断できませんね。
kusmmkさん、コメントありがとうございます。

今日、白馬、爺が岳、涸沢岳の遭難のニュースを見ましたが、GWの北アルプスは、天気が良ければ「天国」、天気が悪ければ「地獄」へと、極端に表情を変えるので、油断なりませんね。

私は、春の雪山はほとんど単独行なので、安全第一でかなり慎重に行っているつもりで、今回、五竜岳登頂をあきらめて一日早く下山したのも、自分としては良い判断だったと思っています。

なお、五竜から唐松への縦走は、GW前半の3連休には、かなり歩いた人はいたようです(唐松山荘のご主人からの情報)。
ただ、八方尾根往復のコースに比べると、縦走コースは少し心理的な難度があるのと、今回通過した日がGW谷間の平日だったせいで、人影が少なかったようです。
遠見尾根も、八方尾根と同様にゴンドラで中腹までアクセスできるので、後立山連峰の中では割と楽なコースですが、八方尾根に比べると距離が長いので、もともと登山者が少ないようでした。
2012/5/5 17:43
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無雪期ピークハント/縦走 白馬・鹿島槍・五竜 [2日]
唐松岳&五竜岳(八方尾根⇒遠見尾根)
利用交通機関: 電車・バス
技術レベル
2/5
体力レベル
3/5

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