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Yamareco

記録ID: 188672
全員に公開
積雪期ピークハント/縦走
塩見・赤石・聖

聖岳

2012年05月04日(金) ~ 2012年05月05日(土)
 - 拍手
tds777 その他1人
GPS
32:00
距離
16.5km
登り
2,287m
下り
2,290m

コースタイム

5/4
06:15 便ヶ島
06:55 西沢渡
11:45 標高2000m
13:40 西沢三角点
14:20 薊畑
15:00 聖平小屋

就寝

5/5
04:00 起床
05:00 出発
05:30 薊畑
06:20 小聖岳
07:40 聖岳
08:30 小聖岳
09:15 薊畑
09:40 西沢三角点
13:10 西沢渡
14:10 便ヶ島
天候 5/4
曇り

5/5
晴れ
過去天気図(気象庁) 2012年05月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
長野県側から入山
国道から分岐し便ヶ島までの道はかなりダート。四駆が欲しい。
聖光小屋の駐車場は
テント泊1000円
車中泊500円
日帰りタダ
4時くらいに駐車場に付き
トイレのある車中泊スペースで仮眠していたら
6時くらいにおっちゃんがきて料金徴収された。
コース状況/
危険箇所等
便ヶ島から西沢渡りまでの林道は何カ所か崩壊しています。
頻繁に土砂崩れや落石などがある模様。雨などのあとは要注意。

西沢渡りのロープウェーは一人でひっぱるのは相当体力がいります。
幸い行き帰りとも三人(重量オーバーかも)で乗り切りました。

西沢渡りから西沢三角点は相当の急登。
いつまでも続く急登にうんざり。。。
標高2000m以降から積雪。
ただアイゼンをつけるほどではない。

薊畑手前のトラーバース箇所は登山道が完全に凍結しており
通過には細心の注意が必要。アイゼンつければ問題なし。

薊畑から小聖は稜線沿いの冬道を通過。
トレースがない場合は道迷いに要注意。
常に稜線沿いに進むことを意識。
腐れ雪の場合はかなりやっかい。

小聖から聖岳の行きはかなりの強風で
ときおり耐風姿勢が必要なほどでしたが
帰りは無風でした。
スタート
手動ロープウェー
重量は150kgまで!
2
手動ロープウェー
重量は150kgまで!
うっそうとした森の中
うっそうとした森の中
うっそうとした森の中
うっそうとした森の中
木漏れ日がもれるところも
木漏れ日がもれるところも
三角点まではけっこうしんどい
三角点まではけっこうしんどい
薊畑。
眺望なし
聖平小屋。
冬期小屋は15名ほどが寝泊まりできそう。
よい小屋でした。
聖平小屋。
冬期小屋は15名ほどが寝泊まりできそう。
よい小屋でした。
薊畑から光岳方面
薊畑から光岳方面
小聖から聖岳
聖岳から富士山
聖岳から赤石、塩見がちょっとだけ
2
聖岳から赤石、塩見がちょっとだけ
頂上碑と赤石岳

感想

GW後半は久しぶりの遠征で春山を満喫。
人が多いのはイヤなのであまり人が来ないと思われる南アルプスへ照準を定める。

昨年仙丈ヶ岳へ行った時は冬期避難小屋に泊まったのが我々だけという状況で
GWの南アルプスって意外に人が少ないのねっていうイメージなのです。

3日の夜、車を飛ばし
中央道飯田インターで高速を降り
途中、山を二つくらい乗り越えさらにカーナビが把握できない
道を進み便ヶ島に到着したのが午前4時。
そこから仮眠をとり6時ごろに出発。
着いた時にはかなり降っていた雨もなんとか止んでいました。

西沢渡までの道は崩壊だらけで結構危険。
雨上がりということもあって慎重に進みます。
西沢渡到着後は手動ロープウェーで対岸へ渡ります。
これかなり体力消耗するー!
川の水量によっては橋がかかっていることもあるそうなので
橋があるならそっちが断然おすすめ。
でも1回だけロープウェー乗っておくのも経験ですな。

その後薊畑までは苔むした森の中、ひたすら急な登り。
同行者の調子が悪くペースはかなり遅め。
小屋に着くまでに8時間半もかかってしまった。。。
我々は被害を受けなかったが、この辺りではヒルも出現した模様。

聖平小屋は冬期避難小屋として解放されており
かなりきれいな小屋でした。水場も近くに川が流れており問題なし。
ただトイレがなかった。。。

小屋にいたのは10名ちょっと。皆疲れていたのか18時くらいには爆睡。
自分も19時過ぎには寝る。
この日はスーパームーンらしかったのだが見逃した。。。
というかガスって何もみえなかった。

翌朝4時。
外は雲がなく星がきらめいているらしいが、
寒くて億劫なので外に出ずいそいそと朝飯の準備。
フランスパンとスープで腹をみたし
5時過ぎに出発。天気はすばらしい快晴。

薊畑では昨日見えなかった光岳や目指すべき聖岳もしっかり見える。
荷物をデポし小聖方面へ足を向ける。
同行者があいかわらず調子悪く、ここから自分単独で聖岳へ登ることに。
小聖への登りが腐れ雪の樹林帯で少々厄介。
また樹林帯をぬけると風がかなり強い。まっすぐ歩けないくらい。
富士山がこのくらいになるとみることができたが
笠雲が頂上を多いかぶさっていた。

小聖と聖岳をつなぐ稜線を風に飛ばされないようなんとかパスし
どっしりとした聖岳に取り付く。
ほとんど夏道が出ており、時折出てくる雪道もアイゼンを効かせて登っていく。
落石を誘発しないようにだけ注意。

そして頂上へ。
どうやらこの日一番乗り。
北側正面に赤石岳がどーんと構えて、塩見が少し頭を出している。
仙丈ヶ岳のカールもみえる。
中央アルプスの山並は見えたが北アルプスまでは見えなかった。
この季節やはり空気がかすんでいるのかな。

頂上からの景色を存分に楽しみ下山。
滑ったらノンストップハイスピードでどこまでも行きそうなので慎重に下る。
この頃にはさっきの強風はなんだんったんだという穏やかな風となり、
登りほどの危険は感じなかった。

薊畑で同行者と合流しあの長居急登を今度は下っていきます。
薊畑で登ってきた人と出会ったがそれ以外は出会わなかったなー
帰りもゆっくり下り、手動ロープウェーにひぃひぃ言いながら便ヶ島到着。

1日目の曇天も森の空気感を味わうなら
ありだったかなーと思う。
もちろん2日目の晴れがあってのことだけど。

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コメント

tds777さん、こんばんは!
はじめまして!
GW前半の29日に聖岳に登りましたが、やはり聖平小屋で前泊が正しいアプローチですネ。

薊畑の先の腐れ雪は大変な時間ロスで難儀しましたが、いかがでしたか?
ビックリしたのは最後の写真、この標識は露出していませんでした。

山頂からの赤石はやはりいいですネ。
お疲れ様でした。
2012/5/8 20:18
今日は。
>>hottenさん
コメントありがとうございます。
薊畑の先は仰る通り大変でした。。。
連休中でトレースがあったのでまだ楽だったかもと思っています。

標識隠れてたんですねー
たった数日で30センチ近く雪が融けるとは。。。
2012/5/9 9:22
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