富良野岳–化雲岳
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- GPS
- 18:02
- 距離
- 59.2km
- 登り
- 4,304m
- 下り
- 4,508m
コースタイム
23:00 富良野岳
0:35 十勝岳
03:05 オプタテシケ山
06:40 三川台
07:30 南沼
08:00 トムラウシ山
09:50 化雲岳
13:05 天人閣
15:20 旭岳キャンプ場
天候 | 高曇りのち特濃ガスのち雨 |
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過去天気図(気象庁) | 2019年06月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
下山後はホテルベアモンテ泊 |
コース状況/ 危険箇所等 |
残雪はまだ多く夏道は多々途切れる。 オプタテシケ下りの雪渓は靴のまま下降した。チェーンスパイク等あった方が安全。 双子沼から三仙台まで猛烈な9kmの笹ラッセル。 天人峡–旭岳連絡路は去年より倒木が酷く、緊急時以外の通行はお薦めしません。 |
写真
感想
いよいよ十勝-大雪への挑戦の日がやってきた。
白銀荘に前泊し鋭気を養う。フルメンバーは雨の暑寒別山スキー以来だ。凌雲閣に到着し準備していると小雨がパラついてきた。この程度は想定内なので行くしかない。タカ先生がペースメーカーとなり7割ほどで牽いていき富良野岳に到着。
稜線上はガスと雨に打たれる覚悟だったが、幸いガスも雨も時折程度で、星や大雲海が見えるほどだった。深夜の十勝岳連峰の峰々を超えていきオプタテシケに到着し十勝ラウンドは無事終了。ここから見るトムラウシは絶望的に遠く感じた。
オプタテシケから安全運転で雪渓を下っていくと眼下に広がる三仙台方向には特濃のガスに覆われており、そこへ突っ込んでいく。
ここから三仙台への夏道は初めてだったが、本当に酷い笹藪が延々と続き唸りながら掻き分けて9kmほど進み三仙台へ到着すると、長い長い笹ラッセルからやっと解放された。
しかしこの辺りから序々に足が重たくなりペースが落ち始める。やっと南沼へ到着し水の補給等し、着る物は全て着るが寒くて5分も停滞していられないのですぐにトムラウシへ向かう。
トムへの登りで売り切れていると実感し、この状況下での停滞は許されず、自分だけでなくパーティー全員を危険に晒してしまうのでこの時点で僕は天人峡下山すると決めた。
ロックガーデンでは僕とコンちゃんはもはや付いていけなくなっており下山を申し出る。ここで4人全員で降りることがを決定した。2人は全然余裕なので本当に本当に申し訳ない。
雨も強くなってきてビショ濡れになりながらトボトボと下り無事天人峡へ下山完了。
しかしここから旭岳へ戻るには去年通った連絡路を上って帰るしかない。倒木の数は去年より酷いし、ほとんど処理されていないので疲れた体にはマジで堪えた。怒りを原動力にして乗り越えて無事にベアモントへ辿り着き生還を果たした。
今回のチャレンジために今できる全てことをやってきたつもりだったが足りなかった。完膚無きまでの敗北を味わった。敗因は明確なので足りなかったことを補い次に繋げていくしかないだろう。今は体のダメージより心のダメージの方が大きいが次の1歩を踏み出していきたいと思う。
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