霧氷の森から新緑の海へ 剣山〜三嶺 四国山地縦走
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- GPS
- 56:00
- 距離
- 20.5km
- 登り
- 1,641m
- 下り
- 2,121m
コースタイム
13:00 見ノ越登山口
14:18 西島神社
14:38-14:57 大剣神社
15:12 剣山頂上ヒュッテ(泊)
5月12日(土)
07:12 剣山頂上ヒュッテ
07:20-07:26 剣山山頂
07:57 次郎笈峠
08:29-08:34 次郎笈
09:56-10:03 丸石
10:45 1732mピーク
11:43-12:53 高ノ瀬(昼食)
14:15-14:24 1700mピーク
15:38 白髪山避難小屋テント場(テン泊)
5月13日(日)
06:20 白髪山避難小屋テント場
06:32 白髪山分岐
07:20 カヤハゲ
08:44-9:30 三嶺
09:43 三嶺避難小屋
10:46 ダケモミの丘上新ルート分岐
12:21 名頃(平尾谷登山口)
天候 | 5/11 晴れのちガス 5/12 晴れ 5/13 晴れのちうす曇り |
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過去天気図(気象庁) | 2012年05月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
バス 自家用車
見ノ越駐車場、名頃駐車場 共に無料 市営バス 10:33発 13:43発 名頃 ※ 運賃 名頃〜見ノ越 1,200円 10:58着 14:08着 見ノ越 |
コース状況/ 危険箇所等 |
特に危険な箇所はありませんが、三嶺の山頂付近のクサリ場の通過は注意が必要です。 道はしっかり歩かれており、道標や目印もよく整備され迷うようなところもないでしょう。 ダケモミの丘から名頃駐車場への旧ルートは、一部崩落のため、尾根筋に付けられた新ルートを利用することになります。 剣山観光推進協議会のウェブサイト http://www.turugisan.com/ |
写真
感想
出発前日の天気予報によると、気温がぐっと下がるとのこと。
慌てて厚手のダウンジャケットとタイツを引っ張り出し車のトランクに放り込む。
今回はテントも持って行くのでできるだけ余分なものは持ちたくないからザックを担ぐまで持って行くべきか迷ったが、「備えよ常に」ということでザックに詰め込んだ。
剣山山頂ヒュッテに到着したあたりから風とガスが強くなり、一気に冷え込んできた。「持ってきて良かった〜」とつくづく思った次第。
ヒュッテはこたつ完備の広い個室に三人で宿泊。酒盛りのあと、翌日の長丁場を無事に歩けるか少々不安になりながらも眠りについた。
翌朝、風が窓を鳴らす音で目を覚ます。
強風とガスと冷え込みの三拍子でヒュッテ周辺は見事な霧氷の森に変身していた。
7時半、予定より少し遅れて三嶺に向けて出発する。
山頂付近の木道のロープには、大きなエビのシッポがびっしりと付着していた。
上空は青空のようだが、ガスで次郎笈は見えない。
少々残念に思いながらも次郎笈に近づいてみると、時折ガスが飛ばされ展望が利くようになり、霧氷と熊笹に覆われた美しい山頂に感動する。
丸石に到着するころには青空も見え始め、さらに高ノ瀬からは剣山と次郎笈もしっかり望めるようになり、縦走の楽しさを満喫しながら白髪小屋に向かって歩を進めた。
三日目、白髪小屋横。
三嶺を指呼の間に望む絶好のロケーションでの幕営を終え、これまたやや遅れ気味に出発。カヤハゲを勘違いしたおかげで、一気に三嶺の基部まで辿りついたところで息を整える。鎖場でこれまた一気に高度を稼ぐと、予定より早く三嶺の山頂に到着。
360度遮るもののない最高の眺めを楽しみ、遥か遠くまで続く歩いて来た尾根を見て「よく歩いたものだ」と感慨に浸った後、下山にかかる。
高度を下げていくと、新緑の森。
名頃まで緑のグラデーションを楽しみながら森を泳いでいく。
深い森と谷。ミヤマクマザサに覆われた美しく優しい山々。
四国独特の景観を霧氷が演出するという、この時期ではめったにないようなサプライズ山行であった。
同行してくれた雨男のY氏と晴男のO氏、おつかれさまでした。
寒かったけど、楽しかったですね。
コメント
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kei727さん、おはようございます。
四国でこの時期霧氷にめぐり会えるなんて、本当にサプライズですね
縦走気分を満喫できる剣山から三嶺へのルート、いつか行って見たくなりました。
kusmmkさん、こんにちは。
コメントありがとうございます。
運よく…というか、寒さと引き換えに、いい景色を楽しませてもらえました
眺めがいいだけあって、これからの季節は日差しがきつそうなルートなので、気をつけて行ってください
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