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Yamareco

記録ID: 190932
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
四国剣山

霧氷の森から新緑の海へ 剣山〜三嶺 四国山地縦走

2012年05月11日(金) ~ 2012年05月13日(日)
 - 拍手
kei737 maltkai その他1人
GPS
56:00
距離
20.5km
登り
1,641m
下り
2,121m

コースタイム

5月11日(金)
13:00 見ノ越登山口
14:18 西島神社
14:38-14:57 大剣神社
15:12 剣山頂上ヒュッテ(泊)

5月12日(土)
07:12 剣山頂上ヒュッテ
07:20-07:26 剣山山頂
07:57 次郎笈峠
08:29-08:34 次郎笈
09:56-10:03 丸石
10:45 1732mピーク
11:43-12:53 高ノ瀬(昼食)
14:15-14:24 1700mピーク
15:38 白髪山避難小屋テント場(テン泊)

5月13日(日)
06:20 白髪山避難小屋テント場
06:32 白髪山分岐
07:20 カヤハゲ
08:44-9:30 三嶺
09:43 三嶺避難小屋
10:46 ダケモミの丘上新ルート分岐
12:21 名頃(平尾谷登山口)
天候 5/11 晴れのちガス
5/12 晴れ
5/13 晴れのちうす曇り
過去天気図(気象庁) 2012年05月の天気図
アクセス
利用交通機関:
バス 自家用車
自家用車
見ノ越駐車場、名頃駐車場 共に無料

市営バス
10:33発 13:43発 名頃  ※ 運賃 名頃〜見ノ越 1,200円
10:58着 14:08着 見ノ越
コース状況/
危険箇所等
特に危険な箇所はありませんが、三嶺の山頂付近のクサリ場の通過は注意が必要です。
道はしっかり歩かれており、道標や目印もよく整備され迷うようなところもないでしょう。
ダケモミの丘から名頃駐車場への旧ルートは、一部崩落のため、尾根筋に付けられた新ルートを利用することになります。

剣山観光推進協議会のウェブサイト http://www.turugisan.com/
まずは、剣神社に詣でて
まずは、剣神社に詣でて
初日は山頂ヒュッテ泊なので、歩いて登ります
リフト下のトンネルをくぐります
初日は山頂ヒュッテ泊なので、歩いて登ります
リフト下のトンネルをくぐります
リフト終点が近づいてくると
リフト終点が近づいてくると
次郎笈も顔を見せてくれました
次郎笈も顔を見せてくれました
はるか遠く三嶺の姿も
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はるか遠く三嶺の姿も
大剣神社で道中の安全をお祈り
大剣神社で道中の安全をお祈り
西島駅と見ノ越を見下ろして一服
西島駅と見ノ越を見下ろして一服
頂上ヒュッテが見えてきました
頂上ヒュッテが見えてきました
劔山本宮の鳥居をくぐって、いよいよ山頂
劔山本宮の鳥居をくぐって、いよいよ山頂
山頂ヒュッテに到着
ガスと風も強くなり、気温はマイナス1℃でした
山頂ヒュッテに到着
ガスと風も強くなり、気温はマイナス1℃でした
当日の朝はマイナス3℃だったようで…
当日の朝はマイナス3℃だったようで…
翌朝、部屋から一瞬の御来光と雲海を望む
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翌朝、部屋から一瞬の御来光と雲海を望む
強風とガスと冷え込みで、見事な霧氷ができあがり、辺りは真っ白です
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強風とガスと冷え込みで、見事な霧氷ができあがり、辺りは真っ白です
山頂ヒュッテ
最低気温は、マイナス4.4℃でした
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最低気温は、マイナス4.4℃でした
エビのシッポが沢山
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エビのシッポが沢山
御神体の岩も真っ白
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御神体の岩も真っ白
ロープには綺麗なエビのシッポがびっしり
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ロープには綺麗なエビのシッポがびっしり
山頂の木道を行き
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山頂の木道を行き
しめ縄三角点に到着
時折、上に青空が見えます
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しめ縄三角点に到着
時折、上に青空が見えます
次郎笈に向かって下って行きます
展望がないのが残念
次郎笈に向かって下って行きます
展望がないのが残念
次郎笈峠
この霧氷の大きさ!
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この霧氷の大きさ!
山頂目指し
強風で、時折ガスが切れますがそれも束の間
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強風で、時折ガスが切れますがそれも束の間
こんな景色に出会えるとは思ってなかったので感動もひとしお!
次郎笈山頂まであと少し
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こんな景色に出会えるとは思ってなかったので感動もひとしお!
次郎笈山頂まであと少し
次郎笈山頂にて
針路、三嶺へ
幻想的な景色です
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幻想的な景色です
ミヤマクマザサの道を登るころには、ガスもだんだん晴れてきました
ミヤマクマザサの道を登るころには、ガスもだんだん晴れてきました
丸石山頂
遠目には桜のような、満開の霧氷
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遠目には桜のような、満開の霧氷
だんだん青空になってきました
三嶺はまだまだ遠い
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だんだん青空になってきました
三嶺はまだまだ遠い
気温も上がり、風で氷がパラパラと落ちてきます
気温も上がり、風で氷がパラパラと落ちてきます
丸石避難小屋
これから向かう高ノ瀬
これから向かう高ノ瀬
高ノ瀬の登りから剣山を振り返って
高ノ瀬の登りから剣山を振り返って
高ノ瀬より
ランチを済ませ、高ノ瀬山頂を後に
ランチを済ませ、高ノ瀬山頂を後に
高ノ瀬を振り返り
剣山も遠くなってきました
高ノ瀬を振り返り
剣山も遠くなってきました
三嶺は徐々に近くに
右に、名頃の町が確認できます
三嶺は徐々に近くに
右に、名頃の町が確認できます
尾根歩きを満喫中
尾根歩きを満喫中
見晴らしの良さそうなピークを目指し
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見晴らしの良さそうなピークを目指し
一歩一歩
振り返ると、太郎次郎も遠くに
振り返ると、太郎次郎も遠くに
1700mピークあたりから剣山方面
1700mピークあたりから剣山方面
昼寝にはもってこいの場所でしょ
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昼寝にはもってこいの場所でしょ
とにかく眺めが最高!
とにかく眺めが最高!
ああ、いつの日か誰かがこの道を♪
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ああ、いつの日か誰かがこの道を♪
青い空とピンクの躑躅
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青い空とピンクの躑躅
本日の幕営地が見えてきました
本日の幕営地が見えてきました
白髪避難小屋
お宿は、三嶺を望む絶好のロケーション
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お宿は、三嶺を望む絶好のロケーション
テン場から見る三嶺、剣山、次郎笈
テン場から見る三嶺、剣山、次郎笈
風もなく、静かに日が暮れていきます
風もなく、静かに日が暮れていきます
翌朝、朝焼けに浮かぶ太郎次郎
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翌朝、朝焼けに浮かぶ太郎次郎
やや雲のかかる中での御来光
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やや雲のかかる中での御来光
予定時刻どおり撤収完了!
予定時刻どおり撤収完了!
いざ三嶺へ
幕営地と歩いてきた尾根が見渡せます
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幕営地と歩いてきた尾根が見渡せます
白髪山分岐にて
右奥の山が白髪山
白髪山分岐にて
右奥の山が白髪山
白髪山分岐付近から見る三嶺
白髪山分岐付近から見る三嶺
遠くに見えるのは高知市内でしょうか?
遠くに見えるのは高知市内でしょうか?
カヤハゲと三嶺
まだまだアップダウンが続きます
カヤハゲと三嶺
まだまだアップダウンが続きます
カヤハゲにて
三嶺の雄姿
カヤハゲからまたまた下ります
カヤハゲからまたまた下ります
下ったら、コツコツと登り返し
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下ったら、コツコツと登り返し
ムシカリの花に励まされ
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ムシカリの花に励まされ
池塘のほとりを行き
池塘のほとりを行き
いよいよ最後の登りに
いよいよ最後の登りに
大岩の横を登るあたりから
大岩の横を登るあたりから
鎖が張ってあります
鎖が張ってあります
急坂に喘ぎながら
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急坂に喘ぎながら
山頂から谷底に続く笹原が美しい
山頂から谷底に続く笹原が美しい
見上げていた岩場もいつの間にか下に
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見上げていた岩場もいつの間にか下に
三嶺山頂 1,893m
山頂の二等三角点
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山頂の二等三角点
三嶺山頂から
歩いてきた道のり
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三嶺山頂から
歩いてきた道のり
山頂より西方向、天狗塚方面の眺め
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山頂より西方向、天狗塚方面の眺め
東方向、剣山方面の眺め
360度さえぎるものがありません
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東方向、剣山方面の眺め
360度さえぎるものがありません
いつまでも見飽きない眺めですが、山頂をあとに下りにかかります
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いつまでも見飽きない眺めですが、山頂をあとに下りにかかります
三嶺山頂を振り返って
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三嶺山頂を振り返って
三嶺小屋
池の周辺も一面の笹原
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池の周辺も一面の笹原
名頃への分岐
真ん中あたりの尾根を集落へ下ります
真ん中あたりの尾根を集落へ下ります
新ルートへの分岐点
新ルートへの分岐点
旧登山道荒廃に伴う応急対策の地図
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旧登山道荒廃に伴う応急対策の地図
新緑が目にまばゆい
新緑が目にまばゆい
やっと出会えた「シカ」
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やっと出会えた「シカ」
緑の森を泳ぐ感覚
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緑の森を泳ぐ感覚
緑に囲まれた名頃の集落
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緑に囲まれた名頃の集落
終点に到着です
無事下山できてなにより
無事下山できてなにより
また出会えたね
名頃駐車場にて
また出会えたね
名頃駐車場にて
白い犬はいませんでした
白い犬はいませんでした
国道439号
名頃のバス停でバスを待ちます
名頃のバス停でバスを待ちます
バス時刻表
見ノ越までは1,200円
バス時刻表
見ノ越までは1,200円
見ノ越に戻って
登山リフト
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見ノ越に戻って
登山リフト
遥か三嶺までよく歩きました
遥か三嶺までよく歩きました
帰りの国道438号から剣山を望む
帰りの国道438号から剣山を望む

感想

出発前日の天気予報によると、気温がぐっと下がるとのこと。
慌てて厚手のダウンジャケットとタイツを引っ張り出し車のトランクに放り込む。
今回はテントも持って行くのでできるだけ余分なものは持ちたくないからザックを担ぐまで持って行くべきか迷ったが、「備えよ常に」ということでザックに詰め込んだ。
剣山山頂ヒュッテに到着したあたりから風とガスが強くなり、一気に冷え込んできた。「持ってきて良かった〜」とつくづく思った次第。
ヒュッテはこたつ完備の広い個室に三人で宿泊。酒盛りのあと、翌日の長丁場を無事に歩けるか少々不安になりながらも眠りについた。

翌朝、風が窓を鳴らす音で目を覚ます。
強風とガスと冷え込みの三拍子でヒュッテ周辺は見事な霧氷の森に変身していた。
7時半、予定より少し遅れて三嶺に向けて出発する。
山頂付近の木道のロープには、大きなエビのシッポがびっしりと付着していた。
上空は青空のようだが、ガスで次郎笈は見えない。
少々残念に思いながらも次郎笈に近づいてみると、時折ガスが飛ばされ展望が利くようになり、霧氷と熊笹に覆われた美しい山頂に感動する。
丸石に到着するころには青空も見え始め、さらに高ノ瀬からは剣山と次郎笈もしっかり望めるようになり、縦走の楽しさを満喫しながら白髪小屋に向かって歩を進めた。

三日目、白髪小屋横。
三嶺を指呼の間に望む絶好のロケーションでの幕営を終え、これまたやや遅れ気味に出発。カヤハゲを勘違いしたおかげで、一気に三嶺の基部まで辿りついたところで息を整える。鎖場でこれまた一気に高度を稼ぐと、予定より早く三嶺の山頂に到着。
360度遮るもののない最高の眺めを楽しみ、遥か遠くまで続く歩いて来た尾根を見て「よく歩いたものだ」と感慨に浸った後、下山にかかる。
高度を下げていくと、新緑の森。
名頃まで緑のグラデーションを楽しみながら森を泳いでいく。

深い森と谷。ミヤマクマザサに覆われた美しく優しい山々。
四国独特の景観を霧氷が演出するという、この時期ではめったにないようなサプライズ山行であった。
同行してくれた雨男のY氏と晴男のO氏、おつかれさまでした。
寒かったけど、楽しかったですね。

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コメント

霧氷のサプライズ
kei727さん、おはようございます。

四国でこの時期霧氷にめぐり会えるなんて、本当にサプライズですね

縦走気分を満喫できる剣山から三嶺へのルート、いつか行って見たくなりました。
2012/5/16 7:21
はじめまして
kusmmkさん、こんにちは。
コメントありがとうございます。

運よく…というか、寒さと引き換えに、いい景色を楽しませてもらえました

眺めがいいだけあって、これからの季節は日差しがきつそうなルートなので、気をつけて行ってください
2012/5/17 7:56
プロフィール画像
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