秋の妙高、火打山
- GPS
- 31:30
- 距離
- 22.1km
- 登り
- 2,190m
- 下り
- 1,985m
コースタイム
10/19 7:30黒沢池ヒュッテ-8:30高野池-10:00-40火打山-12:10黒沢池-16:30笹ヶ峰牧場(泊)
天候 | 10/18 霧のち晴れ 10/19 曇りときどき晴れ |
---|---|
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス タクシー
(帰り)笹ヶ峰牧場-(バス)-妙高高原駅ー(JR)-長野ー(JR)-四国(新居浜) |
コース状況/ 危険箇所等 |
全体に特に問題はなく、よく整備されていた。 |
写真
感想
【山行No 166】
※ 友人のY氏と二人で、北信濃の山に秋山の雰囲気を味わいに行ってみることにした。
10月17日(木)
・Y氏は仕事の都合で出発が一日遅れるとのことで、自分一人、1日早く出発する。
・夜行フェリー、JRを乗り継いで、松本にお昼頃に到着。
・松本はあいにくの雨模様だ。しかし、午後を無為に過ごすのももったいないので、
レンタカーを借りて、行ったことのない美ヶ原へと行ってみることにした。
・雨の平日に美ヶ原に行くような物好きの人はおらず、ドライブウエーもガラガラ。
・美ヶ原の一角、ドライブウエーの終点に車を停め、歩き出す。
約1時間で、最高点の王が頭に到着。百名山の一つに登ったことにはなるが、霧と雨の中、展望も何もなく、
登頂の感動もなかった。
・そのあとは、いったん松本市内に戻り、まだ時間があるので、安曇野の
碌山美術館に寄ったりして観光で時間を過ごし、夕方より長野市へと電車で移動。駅前のビジネスホテルに泊まる。
10月18日(金)
7:00長野駅発
・天気は回復し、まずまずの感じになっている。長野からの電車の車窓から見ると、
妙高山方面は雲に隠れているが、電車の車中は朝日がまぶしい。
7:40-55 妙高高原駅
・ここで、夜行電車でやってきたY氏と無事、合流。
・さっそく登山口までのバスに乗る。平日のせいか、バスの乗客は自分らを含めても3名とガラガラだった。
8:30-9:00 燕温泉登山口
・ここから登山開始。露天風呂を横目で眺めながら歩き始める。
ここから向かう山の方は、やけにドンヨリしていて、ちょっと気分が乗らない感じ。
・森の中を登ってゆくが、この森はあまり深い森ではなく、黄ばんだブナの木を
眺めているうちに紅葉のゾーンを過ぎてしまい、あとは冬枯れの木立の中を進む。
11:00-40 黄金清水(気温=8℃)
・薄く霧に包まれた場所。時間もころあいなので、コーヒーを沸かして昼食とする。
13:00-10 長助池分岐(気温=9℃)
・ようやく周りを覆っていた霧も晴れてきて、上の方に、山頂部がゴツゴツとした姿を見せ始めた。
重たいザックをここにおいて、カメラなどだけもって妙高山頂へと登りだす。
ここからの山頂への道は、ナナカマドやミヤマハンノキが多く、ナナカマドの実を口に含んでみたりしながら登ってゆく。
14:00-40 妙高山山頂(標高=2446m、気温=3℃)
・5時間かけてようやく山頂に到着した。
ここから見ると、眼下には見渡す限りの雲海が広がっており、午後の日差しを浴びて白く輝いている。
人影のない静かな山頂に二人、のんびりした午後の時間を過ごした。
・下りはいったん、荷物を置いた長助池分岐へと戻る。
15:20-30 長介池分岐
・今日の宿、黒沢池へと道をたどる。
16:10 外輪山乗越
・すでに時刻は夕方となり、この外輪山を乗越す峠のところで、夕日が西の地平へと沈むのが見られた。
東の方を振り返ると、雲海の表に、影妙高の姿が見えた。
静かな峠、不意に、マヒワが数百羽、にぎやかなさえずりを残して、峠を越えていった。
16:30 黒沢池ヒュッテ着
・日も落ちて道も暗くなるころ、ようやく今日の宿に到着した。
このヒュッテはいかにも山小屋風の大きな木を組んであり、丸い形をした山小屋。
・今日は宿泊客も10名程度と少なく、静かな山の夜を味わえた。
シチューの夕食の後は、2Fの寝床に入り、Y氏とよもやま話をしつつ、夜が更けてゆく。
10月19日(土)
・今日は次の目的地、火打山へ向かう日。
朝食は、山小屋には珍しく、クレープなどが出てきた。
7:30 黒沢池ヒュッテ発
・昨日の天気の感じからすると、今日は天気が良くなってもよさそうだったが、
天気予報によると、日本海側から前線が南下してくるようで、上空は薄曇りで、
西の方を見ると、早くも灰色の雲が近づいてきている。雨も覚悟して急いで出発する。
・小さい峠を一つ越えると、高谷池が見えてきた。
8:30-40 高谷池
・一休みする。天気がイマイチなので、風景もうすら寒い印象。
黒沢池ヒュッテで水筒にお湯を入れてもらってきたが、
さっそくお茶にしようと思ったのに、お湯が結構ぬるくなっており、かなりガッカリきた。
・高谷池から少し歩くと「天狗の庭」という湿原に出た。
いかにも越後の山らしい湿原地帯で、山の秋の寂しさがひとしお感じられる場所だった。
途中でヒヨドリが50羽ほど、南へと群れ飛んで行った。秋の風情を感じる。
10:00-40火打山(標高=2462m、気温=2℃)
・なんとか雨に合わずに山頂に着けてホッとした。
気温も低く、寒い山頂だ。西の方遠く、焼山の向こうに雨飾山も見えていた。
・下りは来た道をそのまま戻る。途中、高谷池を通る。
ここから笹ヶ峰へと下ることもできるが、いったん黒沢池まで戻ることにした。
今日は土曜日なので、高谷池付近、登山者でにぎやかだった。
12:10-50 高谷池
・小屋の前のベンチでお湯を沸かし、昼食とする。
・ここから笹ヶ峰方面に下りの道を取る。
途中のシラビソ林では、先日の台風のせいか、大きな木が根こそぎ倒れており、びっくり。
・富士見が原までは割となだらかだったが、そこから先は、割と急な下りが続く。
15:30-40 黒沢分岐
・この付近より、ブナの森となった。期待していたが思ったほど紅葉しておらず、
上空もどんよりと灰色なので、鮮やかさはなかった。
16:30 笹ヶ峰(笹ヶ峰ロッジ)着
・今日の宿は国民宿舎なので、山小屋というより旅館風の宿。
聞いてみると、明日で店じまいということで宿泊客も少なく、ちょっと侘しい感じが漂っていた。
お客さんも10名程度しかいない。
・食事はまずまず豪華で良かったが、部屋には暖房もなく、寒々しい部屋なので早々に布団に入る。
10月20日(日)
・今日は下山日。上空は冬型になったようで、低い雲が垂れ込めている。
8:10 笹ヶ峰(ロッジ)発
・バスで妙高高原駅まで下る。そこからJRで長野市に出る。
・長野市では善光寺を見物し、自分はそのまま帰路に着いたが、
休みがもう一日あるというY氏は、そこから戸隠山へと向かっていった。
・長野からJRで、名古屋、岡山経由で、四国(新居浜)には夜に帰着。
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