鳥海山 孤高の山から

2019年07月15日(月) [日帰り]

• GPS: 12:22
• 距離: 16.8km
• 登り: 1,396m
• 下り: 1,383m

コースタイム

日帰り

• 山行: 8:53
• 休憩: 3:23
• 合計: 12:16

距離 16.8km 登り 1,396m 下り 1,391m

5:26 鉾立
6:33 6:35 賽の河原
7:09 7:35 御浜小屋
7:52 御田ヶ原
8:05 御田ヶ原分岐
8:28 8:33 七五三掛
9:23 9:40 休憩ポイント
10:20 11:15 御室
11:39 12:12 鳥海山
12:18 12:23 胎内くぐり
12:25 12:55 （雪渓を回避のためタイムロス）
13:00 13:05 御室
13:25 外輪山分岐
13:47 行者岳
13:57 伏拝岳
14:29 文珠岳
15:11 15:16 七五三掛
15:33 御田ヶ原分岐
15:44 御田ヶ原
15:57 16:14 御浜小屋
16:41 16:44 賽の河原
17:42 鉾立

天候

■7/15
晴れ、山頂付近は霧

アクセス

利用交通機関：

自家用車

■行き
マイカーで鉾立駐車場へ。

登山口：鉾立駐車場
ルート：鉾立駐車場→御浜小屋→七五三掛→千蛇谷→御室→新山→御室→行者岳→伏拝岳→文珠岳→七五三掛→御浜小屋→鉾立駐車場
下山口：鉾立駐車場

■帰り
鉾立駐車場からマイカーで帰宅。

コース状況／危険箇所等

■登山道
登山道はよく整備されています。
御室と新山の間は、西回りと東回り（胎内くぐりあり）がありますが、東回りの道は雪渓に埋もれていました。

その他周辺情報

■日帰り温泉
庄内町ギャラリー温泉　町湯（山形県東田川郡庄内町）

写真

7/13 19:07

3連休初日の夕方、象潟から見る鳥海山。
翌日の天気予報は悪くなっており、空も霞みがちで天気は下り坂と見えました。

7/14 5:00

翌朝、鉾立駐車場にて。
山頂はいちおう見えていますが風が強く、荒れると考えてこの日の鳥海山を断念。秋田駒ヶ岳に移動しました。

7/15 4:25

さらに翌朝、また鉾立駐車場で朝を迎えました。

7/15 4:25

うーん、昨日よりも雲が多いけど
風もなく天気予報も良くなっているので、今日こそアタックを決定します。

7/15 5:30

登り始めると、秋田県の日本海沿岸が見渡せます。

7/15 5:30

風車が林立。

7/15 5:34

まだ雲に隠れている山頂。

7/15 5:55

オトギリソウ。

7/15 5:59

正面の岩の上にホシガラスが佇んでいます。

7/15 6:01

お、ちょっと山頂の新山が見えた！！

7/15 6:12

振り返れば、彼方に男鹿半島まで見渡せます。

7/15 6:12

ショウジョウバカマがいっぱい。　
この時期に春先の花が見られるとは、ここがいかに寒い場所なのかがわかります。

7/15 6:13

ミツバオウレンかな？

7/15 6:17

ツマトリソウ。　
花弁が丸いタイプのやつですね。

7/15 6:17

イワカガミ、マイヅルソウ、ツマトリソウが共演。　
実際は生育地を争っているのでしょうが、人の立場から「共演」と言わせていただきました。

7/15 6:21

賽の河原近くには雪渓が残っています。

7/15 6:27

カラマツソウ。

7/15 6:28

タカネスミレかな？

7/15 6:33

賽の河原にて。沢沿いにチングルマが群落を作っています。

7/15 6:46

日本海！！

7/15 6:52

ウラジロナナカマド。

7/15 6:55

登ってもあまり日本海と麓が遠く見えないのは、登山口もすでにかなりの高度だったからでしょうか。

7/15 6:58

日本海に浮かぶ飛島。

7/15 7:04

稲倉岳を望む

7/15 7:09

御浜小屋に到着です。

7/15 7:10

どどーんと鳥海湖登場！！

7/15 7:11

そして正面には鳥海山頂の新山。　
よく晴れました。

7/15 7:11

青空のもとに鳥海湖を望む。　
通称、鳥ノ海とも呼ばれています。

7/15 7:12

かなり大きな火口跡です。

7/15 7:13

ニッコウキスゲと鳥海湖。

7/15 7:13

美しい花の季節。

7/15 7:13

正面に新山を望む。

7/15 7:20

鳥海湖の彼方には月山も見えました。

7/15 7:21

月山と鳥海湖。

7/15 7:36

透き通るような景色。

7/15 7:38

ハクサンイチゲと鳥海湖。

7/15 7:39

イワベンケイの群落。

7/15 7:40

しばらく鳥海湖沿いに進みます。

7/15 7:44

トウゲブキかな？

7/15 7:45

ハクサンフウロ。

7/15 7:48

ヨツバシオガマと鳥海湖。

7/15 7:53

御田ヶ原から望む新山。

7/15 7:55

ちょっと雲が出てきました。

7/15 7:59

御田ヶ原に入ると、いっきに雲が広がっていきます。　
気温が上昇したためでしょうか。

7/15 8:00

御田ヶ原のハクサンイチゲ。

7/15 8:04

霧の御田ヶ原。　
ハクサンイチゲのお花畑が広がっています。

7/15 8:04

ハクサンイチゲとチングルマ。

7/15 8:11

斜面に咲くニッコウキスゲ。

7/15 8:12

シロバナトウウチソウかな？

7/15 8:13

下のほうの霧が晴れてきました。

7/15 8:14

これは見事なニッコウキスゲの株。　
トリプル×2

7/15 8:17

ハクサンシャジン。

7/15 8:27

稜線ルートと千蛇谷ルートの分岐直下である七五三掛に到着。

7/15 8:31

コバイケイソウ。

7/15 8:37

分岐にて。　
右が稜線ルート、左が最短で山頂に行ける千蛇谷ルートです。　
まず、千蛇谷ルートで山頂を目指すことにします。

7/15 8:54

分岐からがっつり下って千蛇谷に降りてきました。　
この下りはかなり堪えました。　

7/15 9:07

千蛇谷にはまだ雪渓が多く残っています。
気温が上がったためか、雪渓から霧が立ち上っています。

7/15 9:45

イワギキョウ。

7/15 9:49

シナノキンバイかな？

7/15 10:08

ミヤマキンバイとイワベンケイ。

7/15 10:12

御室が近づくと、アオノツガザクラの大群落が現れました。

7/15 10:12

御室が目前に見えてきました。　
御室に行くにはこの雪渓を渡る必要があります。

7/15 10:22

ここに来て初めてチョウカイフスマを見ることができました。　
ここまで一度も目にしなかったので、時期を逃したかと思っていました。

7/15 10:22

鳥海山固有種、チョウカイフスマ。　
葉の形が非常に特徴的です。

7/15 10:22

御室に到着。

7/15 10:24

御室の大物忌神社。

7/15 10:30

大物忌神社の入り口にもチョウカイフスマ。　
この山を代表する花が、この山の頂上社の入り口に咲くというのも、興味深いですね。

7/15 11:06

ランチパックがエアパックになっていた件。

7/15 11:10

御室より、正面に新山を望みます。　
この溶岩ドームの頂を極めれば、鳥海山登頂です。

7/15 11:34

新山へ向けて、岩場を登っていきます。

7/15 11:37

こ、これは・・・！！　
山頂に向かって登っていたのに、この岩の隙間を下る！？

7/15 11:46

岩場に咲くイワウメ。　
「岩梅」とは本当によく言ったものです。

7/15 11:48

青空が少し見えています。

7/15 11:52

ようやく新山に到着。　
山頂は狭く、この山頂標に引きの写真が無い理由がわかりました。

7/15 11:56

新山頂上から見る外輪山。

7/15 11:57

先ほど通り抜けてきた岩の隙間。　
両脇は節理でしょうか？

7/15 11:57

新山頂上にて。　
一等三角点と書いてありますが、現在は東隣の七高山に移されているそうです。

7/15 12:13

青空の岩柱。　
これも溶岩ドームを構成するものでしょうか。

7/15 12:18

胎内くぐりを抜ける。

7/15 12:23

相当に狭いところです。

7/15 12:42

胎内くぐりから御室へ戻る道が雪に閉ざされていました。

7/15 12:44

思わぬ展開で、登山道ではない岩場を通るはめに。　
下に御室の小屋が見えていますが、そこまで行く道がないので、この岩場を強引に下らないといけません。

7/15 12:48

なんとか下ってきました。

7/15 12:57

本当は雪渓の下に正規の道があります。　
思わぬ大苦戦になってしまいました。

7/15 12:59

やっとのことで御室に帰還。

7/15 13:00

御室から外輪山へ。ここでも雪渓を渡ります。　
千蛇谷経由でも外輪山経由でも、必ず雪渓を渡る必要があるということですね。

7/15 13:18

イワブクロ。

7/15 13:23

イワウメがいっぱい。

7/15 13:24

外輪山まで登りました。

7/15 13:25

霧のなかを進みます。

7/15 13:33

ちょっと霧が晴れてきた？

7/15 13:38

ミヤマリンドウ。

7/15 13:38

外輪山の行く手が鮮明になってきました。

7/15 13:38

新山も見えましたが

7/15 13:48

またガスがかかってきました。

7/15 13:48

正面の雪渓が、千蛇谷から御室に到着する直前に横断した雪渓です。

7/15 13:57

伏拝岳を通過。

7/15 14:01

白いイワブクロが咲いてました。

7/15 14:04

ガスったり晴れたりですが、酒田市方面が見えるようになってきました。

7/15 14:06

あそこは吹浦かな？　
港も見えていますね。

7/15 14:09

歩いてきた外輪山を振り返る。

7/15 14:11

象潟方面へつづく道を俯瞰。

7/15 14:33

文珠岳を通過。

7/15 14:33

右端に鳥海湖が見えてきました。

7/15 14:36

ミヤマダイモンジソウかな。

7/15 14:38

バイケイソウ。

7/15 14:41

チョウカイフスマ。

7/15 14:43

オンタデ。

7/15 14:44

まだまだ長いですが、ようやく七五三掛が見えてきました。

7/15 14:49

外輪山を振り返って。

7/15 15:05

ようやく七五三掛上の分岐点に到着。

7/15 15:25

アザミのつぼみが見られますが、これがチョウカイアザミ？　
チョウカイアザミは下向きに花をつけるとのことなので、おそらくそうでしょう。

7/15 15:36

御田ヶ原の雪渓。　
気温が上がったためか、霧が出ています。

7/15 15:46

御浜小屋が見えた！

7/15 15:48

鳥海湖まで戻ってきました。

7/15 16:14

かなり日が陰ってきましたね。

7/15 16:14

御浜小屋を出発。

7/15 16:22

雲が多くなってきました。

7/15 16:43

賽の河原の雪渓。　
今日一日よくガスが出たのは、気温が上がって雪渓から霧が出たからなのかなと思うくらい、雪渓周辺は霧に包まれています。

7/15 17:11

象潟が見えてきたー。

7/15 17:19

夕暮れの日本海と飛島。　
雲の影響からか、海面の夕日の反射がモザイク状になっていて面白いです。

7/15 17:35

新山は隠れてしまいましたね。

7/15 17:36

飛島サンセット。

7/15 17:42

鉾立に帰還しました。おつかれさまでした。

7/15 18:11

今回をもって愛車アクセラは引退です。　
3年8か月ありがとうです。

撮影機器：

E-M10 Mark III OLYMPUS CORPORATION

装備

個人装備

ヘッドランプ(1) 予備電池(1) 1/25000地形図 ガイド地図(1) コンパス(1) 笛(1) 熊鈴(1) 筆記具(1) 保険証(1) 飲料(1) ティッシュ(1) トイレットペーパー(1) ウェットティッシュ(1) フェイスペーパー(1) 日焼け止め(1) バンドエイド(1) タオル(1) 携帯電話(1) 計画書(2) 雨具(1) 防寒着(1) ストック(1) 水筒(1) 時計(1) カメラ(1) ズームレンズ(1) カメラメンテナンスキット(1) 予備カメラ電池(1) 予備SDカード(1) 非常食(1) 帽子(1) サングラス(1) スパッツ(1) ザックカバー(1) おふろセット(1)

共同装備

ツェルト ファーストエイドキット 医薬品 カメラ ビデオカメラ 車

感想

hirokaz

海の日は山に行こうということで、東北遠征を敢行しました。
当初予定では14日（日）に鳥海山を登る予定でしたが、天気が15日のほうがよくなりそうと判断して、14日は急遽秋田駒ケ岳に登ることにして、その日の夜に鉾立登山口まで戻ってきました。

第1弾　秋田駒ケ岳→
https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-1930249.html


さて、15日の朝は、前日の14日よりも一見して天気が悪そうなかんじ。　
昨日は見えていた山頂の新山も雲に隠れており、これはちょっと判断を誤ったかな、とも思いました。

ただ、昨日にくらべて風がまったくなく穏やかで、天気予報も晴れだったので、
行けるだろうと判断し、登頂を開始することに。

登り始めると晴れてきて、御浜まで来ると美しい鳥海湖の眺めと、
前方に雄大にそびえる新山の景色を眺めることができました。　

千蛇谷まで来るとふたたび霧が出てしまい、その後は終始ガスがちな天気とはなりましたが、時折晴れ間ものぞく中で、さまざまな花と鳥海山の景色を楽しむことができました。

思うに、ガスは雪渓付近で頻繁に発生していたので、
気温が上がったことで雪と空気に急速に温度差が発生し、霧が発生したのかなと思いました。

無事鳥海山登山を終えて、鉾立まで下山しました。　
なお、愛車アクセラが次回の車検を通すために大幅な費用が掛かる見込みであるため
車を買い替えることになり、今回の遠征で引退の運びとなりました。
約3年8か月、苦楽（ほとんど苦？）を共にした愛車で、いろいろな所に行きましたし、初のマイカーだったので、いよいよ最後だと思うと名残惜しいですね。


――EXPLORING RECORD――――――>>
ヤマレコ　194記録
3000m峰　10/21
日本百高峰　36/100
日本百名山　61/100（+1 鳥海山）
日本二百名山　83/200
日本三百名山　98/301
一等三角点百名山　34/100（+1 鳥海山）
都道府県最高峰　19/47（+1 鳥海山　山形県）
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