記録ID: 1937359
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沢登り
丹沢
沢ヤカ美渓相!ディープ西丹沢(^▽^;
2019年07月21日(日) [日帰り]
神奈川県
山梨県
体力度
3
日帰りが可能
- GPS
- 08:54
- 距離
- 14.4km
- 登り
- 1,256m
- 下り
- 1,251m
コースタイム
日帰り
- 山行
- 7:41
- 休憩
- 1:06
- 合計
- 8:47
距離 14.4km
登り 1,257m
下り 1,261m
天候 | 曇り 超時々 陽差し |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2019年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
【往路】 自宅〜(平塚中央ルート)〜小田急・新松田駅※1〜(R246・三国峠・道志みち)〜道の駅・どうし※2(泊)〜山伏トンネル・道志側 【駐車場】 山伏トンネルの道志側を下ったカーブの先の駐車スペース → 涸沢を跨いで2台分のスペース。 → それぞれランドクルーザクラスがスッポリ収まる広さ。 → 無料:駐車禁止標識や規制等はなし 【復路】 山伏トンネル・道志側〜石割の湯※3〜(三国峠・R246)〜小田急・新松田駅※4〜(西湘BPルート)〜自宅 ※1:ben3さん、to2takaちゃん夫妻をピック ※2:小宴会 ※2:ben3さん、to2takaちゃん夫妻はテント泊 ※2:oobantouは車中泊 ※2:朝、東海チームと合流 ※3:下山後の入浴 ※3:東海チーム・関東チームは発展的解散 ※4:ben3さん、to2takaちゃん夫妻と解散 【おまけ:色々ビックリ】 <その 東京オリンピックに向けた自転車のロードレースが開催されるため、いつもの駐車スペース等のありとあらゆる場所にロープが張られていた。一時は三ケ瀬川から国境尾根ルートへの変更を検討したが、前述の駐車位置を見つけて解決。 <その◆ 当該大会の影響なのか、石割の湯は営業時間が16:30〜。30分以上の時間があったので、あしがら温泉への移動を目指すが・・・ <その> 平野〜三国峠へのルートは当該大会の関係で17:40まで通行止め・・・。引き返して、その△硫浩瑤慳瓩襪海箸法ΑΑ |
コース状況/ 危険箇所等 |
東海3県の山仲間さんから、昨年に続いて「丹沢の沢を堪能したい!」とのご要望をいただいたのが3ヶ月前。 ならば「丹沢中毒にしてやる!」との思いと、長雨で今年初めての沢歩きになることもあって、私(oobantou)の沢歩きの師である「AYさん、ardbegさん、nenetaさん」に連れて行っていただいた山伏沢を下る魅惑の滑床・滑棚ルートを選び、登り返しは初踏の樅ノ木沢・左俣の滑筋ルートで楽しんでいただくこととした。 それにしても、師匠連のおススメの沢はホント素敵なルートだらけである。 【山伏トンネル(a)〜大棚ノ頭の巻道分岐(b)】 旧山伏トンネルが土砂崩れで埋まった側の登山口から入る。 斜面をゆったり登り道志山塊・丹沢山地の境界である山伏峠へ上がる。 山色豊かに染まった道標に従って丹沢側への程好い斜面を登り、大棚ノ頭の直下で巻いて甲相国境尾根の縦走ルート(東海自然歩道)に合流する。 大棚ノ頭への尾根縛りorジクザグがあるが、途中まで尾根縛りでラストは巻き道。 【〜水ノ木分岐(c)】 甲相国境尾根の歩きやすい道。 分岐=要所小屋ノ頭へは急登となって直下は土嚢の階段状。 【〜山伏沢の源頭】 要所小屋ノ頭は3方向に尾根が伸び、2方向は東海自然歩道。 南西に向かう尾根(西丸への吊尾根)を急降下し、ややフラットになったあたりの東側のV字谷が源頭部。 V字谷へ続く薄い踏み跡があり、谷の先に細い滑筋(雨の翌日なので流れていた)が見えるので探しやすい。 【〜山伏沢〜金山沢林道(廃道)の終点】 きれいなV字の源頭へ降りる薄い踏み跡を辿るが、要所小屋ノ頭方面から下ってきた踏み跡もあるので、下ってきた尾根の途中に折口があるのだろう。 谷に降り立った場所から湧水が始まり、そこから細い滑(ナメ)になり、谷の壁面湧水や支沢から水量が増えるとともに、美しいナメが少しずつ広がっていく。 時折、ゴロ床や流木が谷を荒らすが、ほとんどは海底火山の産物が美しきナメ床を作り、美しい斜瀑のナメ棚になったりスラブになったりするので、沢好きにはタマラナイコンディションが続く。 【〜金山沢林道(廃道)〜樅ノ木林道分岐】 沢の傾斜が緩く太くなり、ゴーロとコケが主人公になり始める頃、左岸の段丘が林道の尽きる場所らしい。とても車が通った道とは思えないだろうが、やがて沢側に路肩の石積みが散見されるので道であることに納得するだろう。 水の木林道の支道である金山沢林道は荒れるに任せてて、いつから使われていないのか分らないが、山伏沢支流の沖ビリ沢に廃鉱山があるので、きっと丹沢開拓期の産物なのであろう。 廃道ファンが喜ぶ道を下り、沢渓谷の底に金山沢歩道(要所小屋ノ頭へ登るVR)を見て樅ノ木沢林道分岐点の広場へ続く。 【〜樅ノ木林道(廃道)〜西沢の入渓点〜樅ノ木沢の入渓点】 分岐後、わずかばかり林道の面影が残るが、崩落した土に完全埋没する。 再度、林道の形跡が見え始めたら、木立に囲まれた廃バス(プリンス自動車製)が現れる。前回(2年前)とあまり変わっていないので、ここまで朽ち果てた歴史の長さを感じる。 バスを過ぎたすぐ先で地図上の林道が尽きる場所でクロスするのは西沢。ここは座って寛ぎやすい絶好の休憩ポイント。 西沢を渡渉し、林道の名残が尽きる尾根を巻く下に樅ノ木沢の清流が見え始め、巻き終わったあたりから谷底へ下る踏み跡が続き、見た目よりも緩やかに入渓点に至る。 【〜樅ノ木沢〜左俣分岐〜△樅ノ木沢の頭】 「きれいすぎる水だ!」とみんなが叫ぶくらいに、透明の水は沢底を色で灰白色の水流に見える。 入渓点は西沢との合流点より僅かに上流のポイント。 最初は大小のゴーロが続く沢の畝りをゆったりと登り、ナメが出始めた頃から傾斜が上がり始め、複数段の滑棚を幾つも登り、時折、大きな滑棚が行く手に嬉しい試練をくれる。 左右俣の分岐点は主流たる右股は大き目の滑る棚となり、その少し手前で左俣の滑床に入る。 左俣は2つの滑が過ぎた頃から狭いゴーロ帯となり、半チョックストーンや5m菱岩等が出現する急傾斜に渓相を変えていき、水が涸れる頃には苔むしたゴーロの源頭下に至る。 最後の二俣は直進の源頭部は草生した急傾斜(ロープ要)となるので右俣へ。沢筋は脆くてザレザレな上、倒木が折り重なっている(oobantou試歩)ため、分岐の上5mあたりで右俣の右岸側に取り付いて急斜面をジグザグ(薄い踏み跡あり)で詰め、右岸の際に切り立つ細尾根の上で笹を漕ぎながら甲相国境尾根に上がる。 【〜△西沢ノ頭〜△石保土山〜△要所小屋ノ頭=(c)】 甲相国境尾根を縦走する整備されたアップダウンの登山道(東海自然道)。 【〜(b)〜山伏峠バス停〜(a)】 往路を戻るが、鉄塔下の分岐点で自然と西側の径路へ進んでしまい、山中湖側の施設廃屋に出てしまった。 ココは私有地なので、本来は無断立ち入りはNGだが、事情通の人たちは来る前と同じ状態のまま通過をしており、2年前も同じようにした。 国道(どうし道)は山伏峠バス停の前に出て、トンネルを潜って駐車位置へ戻った。 |
その他周辺情報 | 【買い物】 登山口近辺は何もない。 道志側は村中央近くに雑貨店(ヤマザキデイリー)が1軒のみで営業時間も限定的。 山中湖側は峠を下りきった先にローソンがある。 【日帰り温泉】 観光価格だらけのエリアだが、今回は「石割の湯」へ。 800円。ネットで割引チケットを検索・提示で10%OFF 源泉はぬるいので、ゆっくり寝たい方オススメだが、檜露天だと風邪をひきそう。 岩風呂や内湯はほっかほか(^^) http://www.ishiwarinoyu.jp/ |
写真
装備
個人装備 |
ザック:ガレナ30
靴:サワートレッカーRS
チェーンスパイク
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感想
7/21(日)は、東海3県の山仲間たちの希望で、丹沢で最も忘れられたエリアで、海底堆積岩相の美渓で今年最初の沢歩きを楽しみました(^O^)♪
渓谷は長雨で洗われた浄水が樹々・苔たちを煌かせ、そこにいるだけで心身が浄化できました(^^)
【山行記】
源頭はVの谷
下って悸めいて
上って高揚めく
滑床はUの底
下って煌めいて
上って光輝めく
壁谷はHの狭
下れば蠱惑われて
上れば誘惑われる
美滝はJの棚
下れば魅了られて
上れば魅惑られる
丹沢は美の沢
下って美しすぎて
上って眩しすぎる
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