薬師岳から五色ヶ原
- GPS
- 24:43
- 距離
- 27.2km
- 登り
- 3,309m
- 下り
- 2,211m
コースタイム
- 山行
- 4:51
- 休憩
- 1:25
- 合計
- 6:16
- 山行
- 9:01
- 休憩
- 2:03
- 合計
- 11:04
天候 | ガス時々雨 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2019年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
バス
|
コース状況/ 危険箇所等 |
スゴ乗越小屋から五色ヶ原までは想像以上に険しい縦走路でした。 コース脇のお花畑はまさに見頃。チングルマ、ハクサンイチゲ、アオノツガザクラなどの群落が随所にあり展望がない中で楽しめました。 |
その他周辺情報 | 下山後ホテル森の風立山に一泊 |
写真
装備
個人装備 |
長袖シャツ
Tシャツ
ソフトシェル
ズボン
靴下
グローブ
防寒着
雨具
靴
ザック
昼ご飯
行動食
飲料
地図(地形図)
コンパス
ヘッドランプ
GPS
筆記用具
携帯
時計
タオル
ツェルト
ストック
カメラ
|
---|---|
共同装備 |
コッヘル
ガスストーブ
ガスカートリッジ
|
感想
台風6号が接近する中、夜行バスで富山に向かう。
以前折立から薬師岳縦走を計画した時は有峰林道が雨量規制で通行止めとなり、
断念していた。有峰林道を通過できるかが最大の懸念事項であり、鬼門だった。
途中の高速では激しい雨にあったが、富山に着くと雨は止み、折立行のバスも定刻に出発。無事折立に着いた。これでこの山行は終わったも同然(本当か?)。
しかし出発準備をしていると雨が降り出し、雨具完全装備で出発した。
雨とガスで視界が全く効かない中を淡々と登る。三角点を過ぎると視界が開けて
素晴らしい登山コースとなるはずが。。。
そのかわり、チングルマをはじめとする高山植物が可憐な花を見せてくれていた。
結局視界は全く効かぬまま、薬師岳山荘に到着。
薬師岳山荘は結構な混み具合で、その熱気が部屋にこもって暑くて寝つけなかった。
翌朝は5時半に出発。雨は降っていないが、ガスが濃い。薬師岳山頂では10m先も見えぬくらいだった。証拠写真だけ撮って先へ進む。北薬師まで稜線漫歩と思っていたら、意外にゴーロ帯が続いたり、時間がかかった。このあたりから、五色ヶ原まで、
どうも地図から想像するコースの難易度と実際のそれが乖離している。
縦走路の周辺はお花畑が続いていた。視界がないだけに余計に花が目につく。
間山のあたりでは雷鳥も。
想定通り10時前にスゴ乗越小屋に着いたので、迷うことなく五色ヶ原へ向かう。ただ、昼食を食べていたら10時半になってしまった。ここからスゴ乗越、スゴの頭、越中沢岳までの下り、登りが急だなとは覚悟していたが、実際に通ってみると想像を超えていた。真下へ降りる緊張、真上へ上る体力で心身とも削られていく。日差しがなくて風が程よくあり、涼しかったのが不幸中の幸い。それでもスゴの小屋で満タンにした水がみるみる減っていった。
さらに越中沢岳に着くころには雷鳴が聞こえてきた。難路は終わっても一難去ってまた一難。鳶山に着くころにはとうとう雨。休まず五色ヶ原山荘へ急ぐ。相変わらず濃いガスの中、なかなか山荘が見えず疲労感だけが増していく。16時30分ようやく到着。前日よりはゆったりとしていてよく眠れた。夕食時には少し視界が晴れ、立山が見えてきた。この山行初めての展望であった。
翌日五色ヶ原周辺の視界は開けたが、立山は雲の中。五色ヶ原のお花畑を楽しみながらザラ峠へと下る。ザラ峠から獅子岳へ400mの登り。最後の急登と思い登る。
絶えずに続くお花畑に癒されながら歩くことができた。獅子岳から浄土山までも随所に素晴らしいお花畑が広がっていた。鬼岳雪渓は思いの他短くなっていた。
富山大研究所の脇でゆっくりと昼食としたが、そのあと足が固くなって思うように動かなくなってしまった。疲れがたまったためだろう。このため、浄土山からの下りが思いの他こたえた。展望台への道と合わさると、石段状の道となり、室堂へ下る。
13時半にバスターミナルに到着し、山行終了とした。
コースを通じてお花畑が広がる良い縦走路であった。
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