三瓶山(北の原→男→子→室内→大平→女→北の原)
- GPS
- 07:57
- 距離
- 11.5km
- 登り
- 1,005m
- 下り
- 1,002m
コースタイム
- 山行
- 6:58
- 休憩
- 0:59
- 合計
- 7:57
「三瓶山」というのは「男三瓶山」のことです。
「室の内」と「室内」の表記が混在しています。現地の標識は「室の内」のようでした。
天候 | 晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2019年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
登山道は整備されていて道に迷うことは無いでしょう。特に危険なところはありませんが、下りで木段のない場所は足を滑らせやすいので気をつけましょう。 男三瓶から女三瓶の稜線縦走は通行禁止になっていたので、そこは通らないコースに変更しました。 |
その他周辺情報 | 北の原キャンプ場にはオートキャンプ場を始め、ケビンやバンガローなど自然の中で過ごすことのできる設備が整っています。キャンプ場の向かいには三瓶自然博物館サヒメルがあり、三瓶山のなりたちの学習やプラネタリウム鑑賞ができます。ここから北西方向へ10分ほど車を走らせると「小豆原埋没林公園」があります。他ではなかなか見られない、直立した埋没杉を見ることができます。 三瓶温泉は三瓶山の南側になります。今回私はもう少し南の山中に入って、秘湯「千原温泉」に浸かってきました(石鹸・シャンプー使用禁止なので文字通り浸かるだけです)。 |
写真
装備
個人装備 |
長袖シャツ
ジャンパー
ズボン
靴下
日よけ帽子(キャップ)
靴
サブザック(15L)
昼食(おむすび2個)
行動食(飴)
予備食(シリアルバー他)
飲料(お茶900mL
スポーツ飲料500mL)
iPhone(GPS+カメラ)
iPad mini
サブバッテリー
カメラ
携帯電話
腕時計
手拭い
ティシューペーパー
|
---|---|
備考 | グローブ、ジャンパー、ヘッドライト、ラジオ、ナイフも持って行きましたが使いませんでした。お茶はもう一本600mLボトルを持って来ましたが、山頂で同行者(娘)に譲りました。トレッキングポールも同行者に使わせました。 |
感想
去年は夏に有給休暇をまとめ取りして、10日間の車旅をおこなったが、今年は仕事の日程が中途半端に入っていて連続した長期休暇がとれない。仕方ないので、二泊三日の日程で自然を楽しむ旅行をしたいと考えた。ちょうど娘が夏季休暇をとって帰ってきていたので、一緒に連れて行くことにした。となると、車中泊というわけにはいかない。けれどもホテルや旅館に泊まるのもどうかなぁと、あれこれ考えて、結局、島根県の三瓶山近くのキャンプ場のバンガローで2泊することにした。
三瓶山北の原キャンプ場に到着したのは、チェックイン制限時刻午後5時の10分ほど前だった。日差しのあるうちは暑かったが陽が沈むと涼しくなり、エアコンが無くても快適に過ごすことができる気温となった。いつも夜更かしをしている娘に、「明日の朝は5時起床、6時出発だ!」と宣言して10時頃には就寝した。そして翌日、6時出発とはいかなかったが、それでも6時半ぐらいには用意を整えて歩き始めることができた。
前回一緒に山歩き(「篭山 〜大展望の山頂でヤマゴハン〜」 https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-1828110.html )した時には上り坂にすぐへこたれて、標高差400mほど登るのがやっとだった娘に、今回の標高差600mの登山が耐えられるか、若干不安はあったが、娘も最近筋トレなんかをやっていたようで、それなりに時間はかかったものの、男三瓶の山頂まで上ることができた。地図で見ていた時には、男三瓶は等高線が詰まっていて傾斜のきつい山なんだろうなと予想していたが、実際の登山道はつづら折になっていてそれほどの急登は無かった。また、ちょうどいい位置にベンチの設置された休憩処があり、ペース配分がとりやすかった。山頂までの距離表示も、登山口2800mから100mずつカウントダウンしながら設置されており、それを励みに登って行くことができた。
娘の体力では男三瓶山頂往復が精一杯だろうなと思っていたので、娘を山頂小屋に休憩させて、私一人で稜線周回をおこなうことにした。当初、男三瓶を起点に時計回りで一周して、登った道を引き返す計画をしていたが、山頂まで来てみると、避難小屋などに男三瓶から女三瓶への稜線縦走は禁止、通行止めと書いてあった。時々滑落事故のある危ないコースのようだ。そこで急遽、縦走・周回コースを逆回りにして、女三瓶から男三瓶へは戻らず山のふもとを周回して北の原に帰ることとした。娘には適当な場所で電話連絡するから、男三瓶東側の「名号コース」を一人で下りて来い、林間のトイレの辺りで落ち合おう、という話にした。
男三瓶から子三瓶への稜線縦走コースを歩いてみると、ロープの懸けられたきつい下り坂があったり、木陰などが無く太陽にじりじり照らされて汗だくになったり、なかなか大変な山行であることがわかった。この暑さの中、熱中症にだけはならない様にと、いつもより多めの水分補給に努めた。また、炎天下の稜線を歩き続けるのはちょっと厳しい(楽しくない)と感じ、鉢の中の室内池のほとりを歩いてみることにした。こちらのコースは木陰と水辺を歩くことができ、また説明板も多く設置されていた。予想外に充実したトレッキングコースで結果的によかったと思う。
コースの稜線上では概ね携帯電話の電波は届くようだった。アンテナの本数が1本になったり2本になったりで若干安定しないこともあったが、全く繋がらないということは無かったような。ただ、室ノ内へ下りた時には完全に圏外だった。室ノ内からも女三瓶山頂に林立するアンテナはしっかり見えていたが、あれはどうも全てテレビ(またはラジオ)のアンテナのようで携帯電話の電波は山の外から拾っているようだった。
山頂避難小屋で休憩していた娘はさすがに2時間以上じっとはしていられなかったようで、私が連絡する前に山から下りてきていた。履いていた靴が登山靴ではなく普通のランニングシューズだったので、下り坂の斜面で足を滑らせて膝や尻もちをついたりもしたようだが、怪我をするほどでは無かったようだ。道が濡れていたら初心者には少し危なかったかも。
三瓶山へは私たちが歩いた「北の原」以外の西、南、東いずれの方向にも登山道がある。陽を遮るものの無い稜線縦走をするもよし、林間で鳥の声を聴きながらそよ風に吹かれるもよし、男三瓶の山頂でお花畑を楽しみながら弁当を食べるもよし、様々な楽しみのできる山だ。秋には生徒を連れて再びこの山系を訪れることになると思う。その時にはきっとまた違う表情を見せてくれるに違いない。
娘と一緒に山を歩くのも楽しかった。良い夏休みが過ごせた。(^^♪
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