仙丈ヶ岳〜甲斐駒ヶ岳 ともに絶景を堪能！

2019年08月01日(木) ~ 2019年08月02日(金)

• GPS: 14:29
• 距離: 23.3km
• 登り: 2,433m
• 下り: 2,442m

コースタイム

1日目

• 山行: 5:21
• 休憩: 1:47
• 合計: 7:08

7:01 北沢峠
8:02 8:05 薮沢大滝ノ頭
8:06 8:08 藪沢分岐（大滝の頭）
8:53 9:01 小仙丈ヶ岳
9:36 9:37 仙丈小屋分岐
9:59 10:29 仙丈ヶ岳
10:39 10:39 地蔵尾根合流
10:46 11:26 仙丈小屋
11:47 11:47 丹渓新道合流
11:56 11:58 馬の背ヒュッテ
12:02 12:14 藪沢小屋分岐
12:21 12:24 薮沢小屋
12:42 12:45 藪沢分岐（大滝の頭）
12:45 12:46 薮沢大滝ノ頭
13:46 13:48 北沢峠
14:09 北沢峠 こもれび山荘

2日目

• 山行: 5:44
• 休憩: 1:34
• 合計: 7:18

4:43 北沢峠 こもれび山荘
4:44 4:44 北沢峠
5:52 5:55 双児山南峰
6:04 6:13 双児山
6:44 6:51 駒津峰
7:13 7:19 六方石
7:53 7:57 駒ヶ岳神社本宮
7:59 8:37 甲斐駒ヶ岳
8:41 8:41 駒ヶ岳神社本宮
9:05 9:14 六方石
9:34 9:37 駒津峰
10:48 10:54 仙水峠
11:21 11:29 仙水小屋
11:50 11:50 長衛小屋（旧北沢駒仙小屋）
11:55 11:55 仙丈ヶ岳二合目登山口
12:00 12:01 北沢峠
12:01 ゴール地点

天候

1日目：小仙丈ヶ岳までは晴れていたが山頂に着くとガスガス、15時過ぎるとずっと雨
2日目：早朝は快晴、甲斐駒ヶ岳山頂到着時はギリギリセーフ、その後はガスガス

アクセス

利用交通機関：

自家用車

仙流荘の登山者用駐車場。木曜日の5時に到着するも7割くらい埋まってました。

コース状況／危険箇所等

■仙丈ヶ岳
危険箇所はなく、緩やかな登山道でした。六合目あたりからは視界も開けて絶景を眺めながらの登山道です。

■甲斐駒ヶ岳
双児山ルートは急登の連続で、アップダウンも結構あります。
駒津峰を過ぎて直登と巻道に分岐しています。巻道を選択しましたが、最初は結構な岩場を登ります。その後は花崗岩と砂地の急登となります。危険とまではいかないですが砂地が乾燥していると滑りやすいので要注意です。

その他周辺情報

こもれび山荘周辺はauの電波は完全に圏外でした。

写真

8/1 5:07

金曜日は、こもれび山荘の予約が取れなかったので有給休暇1日追加して朝5時に仙流荘バス乗り場に到着。まだ行列はなし。

8/1 5:35

駐車場はこんな感じです。奥の第2駐車場はまだ余裕がありました。

8/1 5:44

平日なので始発は6:05ですが、列はどんどん伸びていました。
週末は凄い状態になっていると思います。

8/1 6:49

南アルプス林道バスに揺られて約1時間、北沢峠に到着。
目の前にはこもれび山荘があります。オシャレな感じ。

8/1 6:56

さっそく今日の宿泊受付を済ましました。

8/1 6:58

絵になるなあ〜

8/1 7:00

当初は初日に甲斐駒ヶ岳にしようと思ってましたが、天気予報では木曜日のほうが晴れの時間が長いということで仙丈ヶ岳へ登ることに。いざスタート！

8/1 7:12

1合目。鳥のさえずりが心地よい。

8/1 7:24

2合目

8/1 7:41

3合目

8/1 7:51

4合目。

8/1 7:58

岩がゴロゴロ出てきます。

8/1 8:05

大滝頭まで来ました。上りは小仙丈ヶ岳ルートで行きます。

8/1 8:06

期待できそうな朝日がまぶしい！

8/1 8:21

振り返って甲斐駒ヶ岳方面の眺め。
むむっ！山頂付近には雲がモクモクと覆いそうだ。

8/1 8:25

6合目。こっちも白い雲が現れた。

8/1 8:25

なんとか今の状態を保ってくれ！と祈りながら、先を進みます。

8/1 8:36

富士山見えた！！
しかし雲で隠れそう・・・

8/1 8:36

富士山をズームで。

8/1 8:39

なんとか標高ワン・ツー・スリーの揃い踏みを見たいが、見えるうちにとりあえず富士山と北岳のワン・ツーを。
そしてその後富士山は完全に見えなくなってしまった。残念。

8/1 8:46

振り返って甲斐駒ヶ岳方面。あらら、もう完全にガスってる。

8/1 8:52

こっちもヤバい感じになってきたよ〜

8/1 8:53

小仙丈ヶ岳に到着。なんとかギリギリセーフ。

8/1 8:54

小だけど標高は2864mもあります！

8/1 8:56

おおー！これが南アルプスの女王か！！素晴らしい山容です。

8/1 9:02

8/1 9:19

登山道もいいですねえ〜歩いてて気持ちいいです。

8/1 9:19

カール地形が素晴らしい！

8/1 9:21

8合目まで来ました。まだ稜線ははっきり見えます。

8/1 9:43

稜線に出ると、下方には仙丈小屋が見えます。

8/1 9:45

あちゃ〜、ついにガスが上がってきた〜

8/1 9:46

どうやらあそこが山頂のようです。ガス晴れろ〜

8/1 9:48

雷鳥さんを見つけました。

8/1 9:48

もう少しです。ガスよ止まれ！

8/1 9:56

最後の上りだ！なかなかの急登ですが一気に登るぞー

8/1 10:02

そしてついに標高3,033mの仙丈ヶ岳山頂に着いたー
しかし時すでに遅しで、周りはガスで覆われてしまった。。。
登山開始時刻がバス時刻の関係で7時というのが痛かった。。。

8/1 10:05

でも小仙丈ヶ岳からの絶景が見れたので良しとします！
まさに「南アルプスの女王」です。

8/1 10:05

3000m超えのてんとう虫。

8/1 10:09

山頂標識の向こう側からの眺め。この後ガスが全体を飲み込んでいきました。

8/1 10:29

山頂でおにぎりとパンを食べながらガスが取れるのを待っていると一瞬だけ視界が開けた。

8/1 10:32

しかしまたすぐにガスガス状態に。

8/1 10:34

仙丈小屋まで下りてみることに。

8/1 10:35

こちら側のカールも素晴らしい！

8/1 10:45

仙丈小屋に到着。すると「無水チキンカレー」のメニューが目に止まったので思わず注文。

8/1 10:57

カレーとコーラのセットは最強ですね！
チキンカレーは本格的でめっちゃ美味しかったです！！

8/1 11:15

お腹いっぱいになったところで、仙丈小屋前からの眺め。
曇ってはいるけど稜線はくっきり見えます。

8/1 11:15

名残惜しいけど下山することに。
ルートは馬の背ヒュッテ経由で。

8/1 11:28

出ました！南アルプス天然水の生！美味い！
何杯でもいけます。そして水筒にも生を補給しました。

8/1 11:36

ガスが濃くなってきました。

8/1 11:56

馬の背ヒュッテ。

8/1 12:05

このルートは水が豊富です。

8/1 12:21

藪沢小屋

8/1 12:22

ここにも水場が。やっぱり美味しい。

8/1 12:42

大滝頭で合流です。あとは来た道を下山します。

8/1 13:48

北沢峠に到着です。この後に激しい夕立となりました。
雨に打たれなくてホッとしました。

8/1 13:57

本日の寝床。こもれび山荘はカーテンに仕切りがあります。
平日にもかかわらずこの日は満員とのことでした。

8/1 14:27

グレートトラバース3で三百名山に挑戦中の田中陽希さんもここに泊まっていたようです。

8/1 15:54

夕食は17時です。メニューが凝ってますね。山小屋とは思えないです。

8/1 16:57

さあ夕食の準備が完了したようです。

8/2 4:01

朝食は4:00からです。バイキング形式となってました。
前夜は19:00には寝たので3時前には目が覚めました。外に出てみると満天の星空が美しかったです。

8/2 4:42

空は白く写っていますが実際は快晴です。今日こそは期待できそうです。

8/2 4:44

上りは双児山ルートで。

8/2 5:59

しばらくして振り返ると仙丈ヶ岳が見えてきます。

8/2 6:01

左は鳳凰三山かな？きれいに晴れ渡っています。

8/2 6:01

ときどき振り返っては仙丈ヶ岳は今日登るべきだったかと思ってしまう。
出発時間が2時間違うので今日こそは山頂からの絶景を！

8/2 6:04

スタートから1時間15分で双児山の山頂に到着。結構な急登でした。

8/2 6:09

そこからは鳳凰三山から北岳、間ノ岳まで素晴らしい眺望です！

8/2 6:15

そしてついに甲斐駒ヶ岳が姿を現しました。手前が駒津峰で奥に山頂が顔をのぞかせています。

8/2 6:26

双児山から一旦下って、登り返しの始まりです。さあ登るぞ！

8/2 6:27

振り返って、双児山と奥には仙丈ヶ岳。

8/2 6:27

北岳・間ノ岳・仙丈ヶ岳と3000m級の揃い踏み！絶景です！

8/2 6:39

少し経つと仙丈ヶ岳付近に雲が近づいてくるではないですか。まだ6時半なのに。。。

8/2 6:45

6合目の駒津峰に到着。

8/2 6:46

そこからは荒々しい甲斐駒ヶ岳の雄姿がドーンと！

8/2 6:56

ゴツゴツとした岩も現れました。

8/2 7:00

逆光ですが、明らかに昨日の仙丈ヶ岳とは違う山容です。

8/2 7:15

これが六方石かな？

8/2 7:17

さあ、直登ルートと巻道ルートの分岐点に来ました。

8/2 7:18

直登ルートは思ってたよりもキツそうな感じです。それに前日は夜まで雨が降っていたので岩が濡れそうだし、どうしようかな〜

8/2 7:18

躊躇なくマキで！

8/2 7:22

巻道とはいえ、最初はこのような岩を登ります。

8/2 7:23

振り返ると駒津峰から続く登山道がよく見えます。

8/2 7:24

そして荒々しい山体が。まるで鎧のようです。
直登ルートはあれを登るのか・・・

8/2 7:28

花崗岩むき出しのところを進みます。

8/2 7:31

そしてザレ場の急登が始まります。急勾配です。
砂地はまだ湿っているので滑ることはなかったです。

8/2 7:34

摩利支天への分岐。ガスが上がってきてしまいました。ヤバい！

8/2 7:34

仙丈ヶ岳方面もこの通り。ガス出るの早すぎや〜

8/2 7:55

山頂の祠を発見。ガスより早く登らねば！

8/2 7:58

稜線に出ました。ガスも一緒に上ってきます。

8/2 8:01

おー！ガスより早く上がってきたぞ！

8/2 8:01

そしてついに。。。

8/2 8:02

スタートから3時間15分で甲斐駒ヶ岳に初登頂を果たしました！！！
時間が早いせいか山頂には他に1名しかいません。

8/2 8:06

ガスで覆われる前の絶景タイムは終わってなかった。よかった。

8/2 8:09

しかしみるみるうちにガスが上がってきます。

8/2 8:09

鋸岳へ続くルート。危険看板がありました。

8/2 8:10

見るからに厳しそうなルートです。こっち方面もガスがせまっていますがなんとか見ることができました。

8/2 8:22

その後はガスにすっぽり覆われてしまい真っ白に。。。
まあなんとか絶景を堪能できたのでこもれび山荘のお弁当タイムです。

8/2 8:38

山頂で30分粘っていると続々と登山者の方がやってきました。しかしガスは晴れなかったです。下りももちとんマキで！

8/2 8:40

さっきとは景色が一変してます。

8/2 8:48

駒津峰からの登山道には続々と登山者の姿が。

8/2 8:53

ガスガスのため摩利支天はパスすることにしました。また次の機会に。

8/2 8:58

直登ルートにも登山者の姿が結構います。みなさん凄いです！

8/2 9:08

六方石の大きさがよくわかりますね。

8/2 9:16

駒津峰への登り返し。まるで岩登りです。
そして駒津峰からの下りは仙水峠ルートにしました。

8/2 10:10

もう眺望はありません。。。

8/2 10:49

仙水峠に到着。

8/2 10:56

岩だらけ！これにはビックリでした。この中を進みます。

8/2 11:23

仙水小屋まで下りてくると待望の水場です！キンキンに冷えててとても美味しかった〜南アルプス天然水の生は最高でした！

8/2 11:24

仙水小屋

8/2 11:27

ここから水を引いているのかな？

8/2 11:38

景色と水の流れる音に癒やされる〜
マイナスイオンが見えそうなほどです（笑）

8/2 11:51

長衛小屋まで来ました。あともうちょっと。

8/2 11:52

テント場も平日のわりには多いのかな？

8/2 12:04

そして北沢峠のゴール。バスは13:10なのでこもれび山荘のランチを注文しました。

8/2 12:22

特製タコライス！美味い！！
とその時、いきなりバスがやって来て焦りました。運転手の方に聞くと臨時便とのことでした。

8/2 12:46

食事中だったので臨時便はあきらめて、定刻の13:10発のバスに乗りました。
今回も充実した山行でした。

8/2 13:54

バスに揺られて50分。仙流荘に到着すると猛烈な暑さが襲ってきました。。。外界はこんなに暑かったのか〜

8/2 14:14

仙流荘の日帰り温泉で汗を流してさっぱり。そして風呂上がりはやっぱりこれでしょう！

8/2 14:28

駐車場はこんな感じでした。手前のほうは結構埋まってます。
これが週末になるともっと混むんでしょうね。

撮影機器：

iPhone XS 64GB SIMフリー Apple

感想

chaos

本格的に登山を始めて約1年が経過し、北アルプス、中央アルプスの山にも登頂を果たしたので次は南アルプスにチャレンジしてきました。
当初は8/2-3を予定していましたが、こもれび山荘が予約でいっぱいでなんとか休みを1日増やして木曜・金曜に変更。
仙流荘からのバスは平日なので始発が6:05。北沢峠には7時前に到着です。
スタートにはちょっと遅いかなあと若干の不安（ガス）はあったけど前半はよく晴れていて期待がどんどん高まりました。
念願だった富士山・北岳・間ノ岳の3トップはクッキリとは見えなかったけど、なんとか肉眼では確認できました。
小仙丈ヶ岳からは南アルプスの女王にふさわしい山容がはっきりと見ることができて満足でした。しかしその後はガスが出てきてしまい、山頂では完全にガスガスとなってしまったのが残念でした。やはりスタート時間は大事ですね。土日だとあと1時間早いバスがあるのでそれなら間に合ってたなぁ〜
こもれび山荘に戻ったのは14時前で、それから30分くらいすると雷とともに激しい夕立に見舞われました。雨に濡れなくてホッとしました。
その後も雨が止むことはなく夜まで降り続きました。
5時からの夕食は山小屋とは思えないほど豪華なものでとても美味しくいただきました。しかし唯一の誤算はスマホの電波が完全に圏外だったことです。ちなみにauです。
なのでひさしぶりの圏外生活を体験しました（笑）
翌朝の朝食タイムは4時でしたがぐっすり寝たので3時前には目が覚めて外へ出てみると満点の星空が輝いて素晴らしかったです。
朝食をしっかり食べて、2日目は5時前にスタート。前夜の話では双児山ルートは急登なので時間がかかるとのことでしたがチャレンジすることにしました。
スカッと快晴で駒津峰までは絶景を堪能しつつ急登も楽しめました。しかしその後はガスが忍び寄ってきたので山頂までガスとの競争でした。
そして見事にガスを振り切って甲斐駒ヶ岳に登頂を果たすことができて、ちょっとの間でしたが360度の絶景を満喫できました！
下りは仙水峠ルートでぼちぼち下山して、こもれび山荘で美味しいタコライスを食べて13:10のバスで仙流荘へ。
外界は一気に灼熱地獄ですごかったです。
仙流荘の日帰り温泉でさっぱりした後は一路大阪までドライブです。途中、ものすごい豪雨に何回か遭遇して怖かった〜