唐松岳ピストン
- GPS
- --:--
- 距離
- 13.7km
- 登り
- 1,299m
- 下り
- 1,293m
コースタイム
- 山行
- 9:20
- 休憩
- 0:30
- 合計
- 9:50
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2019年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
ケーブルカー(ロープウェイ/リフト)
帰路八方池山荘前からはクワッドリフトとペアリフトを利用し黒菱ゲレンデへ |
コース状況/ 危険箇所等 |
《黒菱〜八方池山荘》 最初はゲレンデ内を横切り途中から舗装路(ここがこのコースの中で一番の急峻 笑)最後はゲレンデ内をトラバース。 《八方池山荘〜第三ケルン》 木道が続く湿原コースを進み第二ケルンからは急坂を登る 《第三ケルン〜丸山ケルン》 八方池を周回し稜線をしばらく登り、ダケカンバの巨木が茂る下ノ樺の林に入る。急な斜面を登り、尾根の南側を行き、上の樺を過ぎる。扇雪渓から右の斜面をトラバースするように登り、稜線をでる。緩く登り、右にきつい坂を登ると大きなケルンが立つ丸山に出る。 《丸山ケルン〜唐松岳》 丸山から稜線を緩やかに登り、途中巻道が通行禁止になっていて急峻な崖を登るが、階段や手すり等設けられていて安全に登れる。唐松山荘からは20分ほどで山頂に着く。 復路は同じコースなので省略 |
その他周辺情報 | 八方池温泉 |
写真
装備
個人装備 |
ヘッドランプ
予備電池
1/25
000地形図
ガイド地図
コンパス
笛
筆記具
保険証
飲料
ティッシュ
三角巾
バンドエイド
タオル
携帯電話
計画書
雨具
防寒着
ストック
水筒
時計
非常食
カメラ
車
|
---|---|
備考 | 予備の行動食が必要。非常食にアルファ米を持って行ったが食べる気がしなかった。水分を3リットル持って行ったが半分で済んだ。 |
感想
6/1に十枚山に登ってから2ヶ月間山に行っていないので、短い距離の山行を考えた。北アルプスの唐松岳か金峰山と迷いながら二つの地図を持ち10時ぐらいに自宅を出発した。中央自動車道に入り、唐松岳に行くことに決めた。第5駐車場に3時前につき仮眠をとった。目覚めるとまだ4時半、ゴンドラが動くまで時間があるので黒菱ゲレンデの駐車場から登ることにした。
黒菱の駐車場で朝食を済ませ、出発したのは結局5時30分を過ぎていた。ゲレンデ内を歩き始めると美しい花々が咲いていた。ゲレンデを抜けるとコンクリートの道を進む、考えてみるとここが今日一番のきつい登りだった。木道を抜けさらにゲレンデをトラバースしながら歩くと八方池山荘に着いた。
ここから二つのコースがあるが、湿原コースを進んだ。基本木道を進むのだが、高山植物が多く咲いているので撮影しながらゆっくりと歩みを進めた。他の登山者(多くは老夫婦)も同様だった。
八方池に着くと水面に映る白馬連峰を期待したが、霧のため残念見えませんでしたが、それを狙っている撮影者が三脚にカメラ備え付け待っていた。その2人はどうやら八方池山荘に泊まり込んで、夜明けの八方池の写真を狙っているそうだ。
八方池を過ぎると本格的な登山道になる。最初はきつい林の中を進むのだが、扇雪渓を過ぎると、雪渓沿いに登っていくのでいくらか涼しい。
稜線に出るとややフラットな登山道ではあるが、息苦しさが続く。今シーズン初めての2,000メートルを越える登山なので、高山に体が慣れていない。霧が晴れると周囲の山々が見えてテンションが上がる。崖をかけ上がって吹いてくる風は冷たく心地よい。天然のクーラーだ。途中で見えてきた雪渓群もとても美しい。今回北アルプスに来たのは正解だった。全てが良い。高山植物、雪渓、眺め、適度な登り。
そうこうしているうちに、山頂に向かう最後のピーク越えだ。楽ができる巻道が何故か通行止になっていて、急峻な登りを登ることとなる。階段・手すり・ロープが備え付けてあるので安心して登ることができる。緩やかな登りよりは、ペースがあげられないので崖みたいなところを登るのもそれほど大変ではなかった。
いよいよ唐松岳山頂が見えてきた。唐松岳山頂山荘から20分と地図には書いてあるがもっとかかりそうだ。少し体がシャリバテ気味だ。途中歩みを止め休んでいると、若い女性が話しかけてきた。その方は山頂から引き返す途中だ。朝ほぼ一緒のペースで登ってきた方だ。「一緒に登ってきましたね」と言われたが、正しく言えば追い抜かれたのである。彼女は7時発のゴンドラとリフトを乗り継いで八方池山荘に着いているからだ。しかし、私が黒菱から登ってきたのを伝えると彼女は驚いていた。互いにこれからの山行に気をつけてくださいの旨の言葉を伝え、それぞれ歩みを進めた。
頂上に着くとお決まりの山頂標識との2ショットを撮影してもらった。山頂で撮ろうと思ったが、霧がではじめ周囲の山々がはっきり見えないので断念し引き返した。
頂上からの下りの途中から完全に力が入らくなった。エネルギーを使い切った感がある。鞍部に着くとエネルギーを補給した。ヤマザキのランチパックとカレーパンだけだが体にエネルギーが染み込んでいくようだった。いつもの山行はだいたい6時間以内なので、エネルギー切れを起こすこともないのだが。明らかに身体はさらにエネルギーを欲していた。水分を補給し少し休んで下山を開始した。
行きと同じコースなので心配はなかったが、岩が転がる登山道また階段状に岩が重なる登山道が続いた。ストックを使いながら慎重に降って行った。疲れがあるため足と膝になるべく負担がかからないように進んだ。
途中いくつかの団体さん(10〜16人)を通過させるため広い部分で待っていると、後ろで同じように待っている女性に話しかけられた。「この登山道は1:30以降は下り優先なんですが。」リフトの最終が16:30のようだ。そういうことで下り優先になっているのだろう。それから、彼女と山行を供にした。
お互い山談義に花を咲かせて降っていく。彼女は後立山連峰によく登っているようだ。いつもは唐松岳に登り頂上山頂荘に泊まり翌日五竜岳まで縦走し遠見尾根を下るそうであるが、頂上山荘が今日は激混みになりそうなので唐松岳ピストンをすることにしたようだ。「どこの山をいつも登っていますか」と聞かれたので、南アルプスの良さを聞かせた。南アルプスは山小屋が少なく、一つの山が大きいので彼女は尻込みしてしまうそうだ。また山体力維持のために彼女は月3回は山に登っているとのことだ。私は梅雨の期間中ジムには週2回通い体力を維持してきたつもりであったが、山体力は全然維持できていなかった。八方池に到着すると初老の男性に話しかけられ、1日で唐松岳を往復したことを伝えると、「へぇー、健脚ですな。奥さんも」と言われ、夫婦ではないことを互いに否定した。彼女は八方池をもう一度見ていくそうなのでここで別れた。
残すところ黒菱までの下りが待ち構えているが、さすがに足腰はヘロヘロでリフトを利用し下山した。駐車場で足が攣りそうだった。普段から6時間以上の山行を月1回は計画し同時に食料計画をしっかり考えてみたい。また、今日のようなピストン山行だけでなく、山小屋泊の北アルプス縦走を計画していきたい。唐松岳〜五竜岳縦走はリフトを使い1日半で縦走できそうだ。
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