鳥海山(矢島口ピストン)
- GPS
- --:--
- 距離
- 8.4km
- 登り
- 1,048m
- 下り
- 1,030m
コースタイム
天候 | 曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2019年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
写真
感想
東北山行1日目は鳥海山。かなり前に超お薦めされたことがあり、また代々木公園の秋田犬フェスタで地元の人から話を聞き、ずっと登りたいと思っていて昨年から今年の夏山に狙っておりました。まさに夏真っ盛りの東北。そして短い東北の夏を存分に味わうことが出来ました。
鳥海山は独立峰で全部で9つの登山ルートがあるらしいのですが、実は余り事前調査できておらず、聞いた鳥海荘に宿を取った関係で矢島口ルートからに。後調べによると、象潟口からの鉾立ルートが最も一般的なルートらしく、道路も登山道もよく整備され、日本海を背に登れるメジャーコースとのこと。矢島口は雪渓が多く象潟口よりも少し上級コースの様でした。
平日ということもあり駐車場は数台ちらほら。我々同様関東からの車も少しおりましたが同時に出立するような人はおらず静かな様相でした。祓川ヒュッテの目の前に広がる緑の湿原とそれに掛る木道、その向こうに鳥海山が聳えており素敵な眺めでした。しかし既に山頂には雲が掛かっています・・。
宿の方にアイゼンが必要か尋ねたところ、あった方がいいという回答だったのですが、この猛暑に雪渓の雪もかなり緩くなっているのではと予想し、4本歯しか持って行きませんでしたが、結果として私の技術だと6本にしておけば良かったと。雪渓は沢山ありましたが、御田からの雪渓が一番傾斜があり、また思ったほど雪が緩くなっておらず、途中まで登って怖くなり撤退も考えてしまいました。が、徐々に落ち着いてキックステップでゆっくり上がることができ、何とか突破できて良かったです。地元の方や慣れている人はノーアイゼンでひょいひょいと登っており、自分の技術不足を実感しました。雪がうまくなりたい。
山頂直下の舎利坂は急登かつ火山礫で足場が悪くなかなか進まずきつかったです。恐らく雪渓で心身ともに疲労してたのもあるとは思いますが。漸く鳥海山は七高山に到着!疲れたけど無事登頂できました!しかし周りは見事に何も見えないガスの中。地元の方がおられ、ここは日本海も見られる360度の景色なんだと仰る。かなり残念・・。しかしこればかりは仕方ないです。もう一つの山頂の新山は2236mで少し標高が高く七高山から40分程ですが、時間もないし景色も見えないし今回は行かず。下山時は雪も行きよりはだいぶ緩くなっていて、一番急な所はやはり気を遣い恐る恐るでしたが、概ね労せず下ることが出来ました。湿原まで戻って振り返ると山頂がばっちり!ああ、いま上にいれば景色が見られたのになぁ、と思いましたが、また雲が掛かりこれは一瞬の時の運ですな。下からこの鳥海山の美しい全貌が見られただけで満足。
高山植物も素晴らしく、特に上の方のお花畑は咲き乱れており疲労を和らげてくれました。惜しむらくは、固有のチョウカイフスマを勉強不足で認識できなかったこと、そしてアザミはチョウカイアザミで鳥海山に特産するものだったみたいですがそれも認識しておらず写真を撮らなかったこと。
下山後は今が旬で地元の方に超勧められた日本海の岩ガキを食しました。なかなか結構思ったより大変でしたが、雪渓、谷、岩、花と様々楽しめる良い山でした。次くるときは鉾立コースで日本海を見たいな。山頂小屋に泊まって、新山から日本海に映る影鳥海を見たり、七高山からの御来光もお勧めと地元の方より。ふむふむ。
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