常念山脈縦走(中房温泉〜燕岳〜大天井岳〜常念岳〜蝶ヶ岳〜上高地)
- GPS
- 56:57
- 距離
- 29.0km
- 登り
- 2,798m
- 下り
- 2,718m
コースタイム
5月23日(水)燕山荘7:00 - 7:45蛙岩8:00 - 8:20大下りの頭8:25 - 10:10切通岩10:15 - 11:30大天井岳11:35 - 14:50横通岳15:00 - 16:00常念小屋(泊)
5月24日(木)常念小屋3:00 - 4:30常念岳4:50 - 8:40蝶槍9:00 - 9:40蝶ヶ岳ヒュッテ10:10 - 11:10長塀山11:10 - 13:50徳沢14:30 - 15:30明神15:30 - 16:00山のひだや(泊)
5月25日(金)山のひだや−上高地BT
天候 | 22日晴れのち雨 23日晴れ 24日晴れ |
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過去天気図(気象庁) | 2012年05月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
南安タクシー 中房温泉行き定期バス ¥1,700 http://nan-an.sakura.ne.jp/bus/bus/nakafusa-teiki-bus21.html |
コース状況/ 危険箇所等 |
・蛙岩は冬ルート ・切り通し岩から表銀座分岐間のトラバースが嫌な感じでした。 ・長塀尾根は標高2350m〜2450m間は非常に迷いやすいと感じました。 マーキングを見失い易くトレースも錯綜していますので要注意です。 |
予約できる山小屋 |
蝶ヶ岳ヒュッテ
|
写真
感想
中房温泉から燕岳、大天井岳、常念岳、蝶ヶ岳を経て上高地へ常念山脈縦走
◇1日目 中房〜燕岳〜燕山荘(泊)
前日までの雨予報に反し、快晴の中出発、天候は昼頃から徐々に悪化し雨とな ったものの、荒れることもなく幸いでした。
合戦小屋から先はアイゼン着用しましたが、稜線では不要でした。
天候は予定どおり明日には回復する見込みでしたが、4日目は雨予報、天気が 良ければ3日目は蝶ヶ岳ヒュッテ泊とも考えていたが期待薄の模様。
◇2日目 燕山荘〜大天井岳〜常念山荘(泊)
期待した以上の快晴に恵まれました。朝食が6時からということもあって、存 分に絶景を堪能できました。
大天井岳への縦走路はアイゼン不要、ダブルストックで快適でしたが、切通岩 から表銀座への分岐までのトラバースが嫌な感じでしたので、ここから山頂まで はピッケルに切り替えました。
大天井岳から先、常念小屋まではほぼ夏道、アイゼン、ピッケルも不要でした 。
4日目の天気は雨予報でほぼ確定、朝食をお弁当(パン)に変更し明日は上高 地まで一気に下ることにしました。
◇3日目 常念小屋〜常念岳〜蝶ヶ岳〜徳沢〜明神〜山のひだや(泊)
午前3時行動開始、日の出前に常念山頂へ到着。常念〜蝶は樹林帯を含むアッ プダウンの激しいコースです。雪が緩む前に蝶槍まで抜けたいところです。
蝶ヒュッテ着が予定から大幅遅れるようであれば、三股へ下山または蝶ヒュッ テ泊も選択に入れていました。
常念から最低鞍部までは夏道、その先樹林帯を抜けると雪面の急登が始まりま す。ここから蝶槍直前まではほぼ雪上での行動となりますのでアイゼンを使用し ました。登行は急登となりますので、雪が緩んでいる場合はもの凄く体力を消耗 するものと思われました。
蝶槍から蝶ヒュッテまでは広く緩やかな稜線、夏道でした。
予定時刻までに蝶ヒュッテに到着できたため、明神の「山のひだや」さんへ宿 泊予約をして長塀尾根へ、ここは2年前に登りで使いましたが、トレースが薄い 時期でとても苦労した尾根です。
今回は樹林帯に入る手前の雪田から、トレース、マーキングがとても鮮明で、
2,480m付近までは順調に下って行けました。その先2,450mから2,400mまでの区間 はトレースが錯綜している事、マーキングを見失い易いことなどから非常に迷い 易いと感じました。慎重に行動し、地形図上のルートを外さなければ問題無いの ですが…。
長塀尾根は長大です。眺望もない樹林帯なので徳沢までが異常に長く感じまし た。槍沢を眺めながら横尾へ下降したほうが良かったような気もしますが、時間 的にはこちらの方が早いのです。
徳沢園で絶品な「山菜そば」を頂いたのち、無事に「山のひだやへ」到着しま した。
◇反省…
2日目、素晴らしい景色の中、写真を撮りながらダラダラ歩いた結果、常念小 屋が目視できる横通しの肩到着は14:40と計画から1時間以上遅れてしまいました 。さらに小屋を目前とした樹林帯で地形図を確認せずにルートミス&地形図紛失 &捜索、発見などのイベントをこなした結果、常念小屋到着は15:40となりました 。
ルートミスに加え、ここまで行動終了時間が遅くなった事は重要な反省点でし た。また、前半の天候リスクに対応するため、ほぼフル装備での縦走となり体力 的に少々キツくなってしまった。基礎体力を高めるとともに軽量化に真剣に取組 む必要がありそう。
◇御礼
燕山荘、常念小屋、山のひだやの皆様、美味しい食事と快適な寝床をありがと うございました。あと、蝶ヶ岳ヒュッテから手を振ってくれた、おねーさん。縦 走終盤に元気もらいましたよ、ありがとうございました。
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