針山地獄(剱岳)と極楽浄土(立山三山)へ(雷鳥沢キャンプ場より)
- GPS
- 22:41
- 距離
- 20.6km
- 登り
- 2,309m
- 下り
- 2,395m
コースタイム
- 山行
- 0:54
- 休憩
- 0:03
- 合計
- 0:57
- 山行
- 10:57
- 休憩
- 2:17
- 合計
- 13:14
- 山行
- 6:44
- 休憩
- 0:45
- 合計
- 7:29
天候 | くもり時々晴れ 雷鳥沢キャンプ場の気温は昼間20〜25℃程度、夜は10〜15℃程度。風は1〜2m程度。 剱岳、立山稜線では気温15℃程度、風は3〜4m程度と穏やかな天気であった。 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2019年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
バス 自家用車
ケーブルカー(ロープウェイ/リフト)
北陸自動車道の富山ICより「国立公園立山」の標識を頼りに、立山黒部アルペンルートの立山駅を目指す。 立山駅より、ケーブルカーで美女平へ(7分)、高原バスで室堂(50分)と乗り継いで、標高475mから標高2450mまで一気に高地へ。 ケーブルカー、高原バスともに平日のためか、それほど混雑もなく順調に乗り継げた。 ■駐車場 立山駅周辺の無料駐車場に駐車。900台程度が収容可能のようです。 ■立山黒部アルペンルート https://www.alpen-route.com/index.php |
コース状況/ 危険箇所等 |
全般的にきちんと整備されており、道標(ペンキ等のマーク)もしっかりしています。 1雷鳥、0ニョロ、0シカ。 ヒトは剱岳では20〜30人程度、立山三山では数え切れないほどとお会いしました。 ■室堂ターミナル〜雷鳥沢キャンプ場(テント泊) 観光道です。雷鳥荘から雷鳥沢キャンプ場の間は100m程の高低差があります。 キャンプ場からの帰り道は地味にシンドイです。 ■雷鳥沢キャンプ場〜剱御前小屋 ガレた登山道になっています。ルートは非常に明瞭で、鎖場等はありません。 剱御前の近づくにつれ、斜度が増します。ジグザクになっていますがそこそこ傾斜があり息が上がります。 ■剱御前小屋〜剱山荘 剱御前のピークは通らずトラバースしました。雪渓が3〜4箇所あり、特に朝方は軽アイゼンが必要です。雪渓以外の箇所ではルートも明瞭です。鎖場等はありません。 剱山荘は帰りに休憩と水補給のために立ち寄りました。 ■剱山荘〜剱岳 一服剱を過ぎ前剱にかけて激登りが続きます。岩場のマーキング(ペンキ)を頼りに進みます。 前剱までの急登で疲れたところに、前剱から剱岳の間は鎖場やはしご、さらに鎖の無い急な斜面など、難易度の高いルートになります。 しっかりと三点支持で両手を使ったルート取りが必要になります。登りと下りで別ルートに分けられています。 登山者が多いと渋滞が発生するとのことですが、この日の登山者は少なく、特に渋滞はありませんでした。 ■雷鳥沢キャンプ場〜大走り ガレた登山道になっています。ルートは非常に明瞭で、鎖場等はありません。 また、尾根沿いで眺めの良いルートです。 ■立山三山(富士の折立〜雄山)の縦走路 アップダウンの少ない気持ちのよい縦走路です。ルートは非常に明瞭で、鎖場等はありません。 また、3000mの尾根沿いで眺めの良いルートです。 ■雄山〜雷鳥沢キャンプ場 雄山から一ノ越までの下りは、非常に登山者が多い区間です。ガレた登山道になっています。ルートは非常に明瞭で、鎖場等はありません。 登りと下りでルートが分けられていますが、登りの渋滞のため下りルートを登ってくる登山者も結構おられました。 一ノ越から雷鳥沢キャンプ場へは、気持ちのよいトラバースルートになっており、景色を楽しみながらゆっくりと下ることが出来ました。 |
その他周辺情報 | ■雷鳥沢キャンプ場(とやま観光なび) キャンプサイトは1泊1人500円。2泊以上は1000円。トイレ使用料込み。 https://www.info-toyama.com/s/spot/31029/ ■温泉 雷鳥沢ヒュッテ http://www.raichozawa.net/hyutte.html 温泉:大人700円、缶ビール500mlが500円 ロッジ立山連峰 http://www.raichozawa.net/lodge.html 大人700円、缶ビール500mlが500円、生ビール600円 ※露天風呂あり、サウナ、水風呂無し |
予約できる山小屋 |
剣山荘
|
写真
装備
個人装備 |
長袖のドライ服(行動着)x2
ドライレイヤー上(行動着)
Tシャツ(行動着)
夏用長ズボン
首巻タオル
手袋(行動時)
夏用帽子(行動時)
登山用靴下x2
ハイカット登山靴
チェーンアイゼン
ヘルメット
テント泊用スリッパ
レイン上(着用せず)
レイン下(着用せず)
ゲイター(早朝着用)
シングルストック
LEDヘッドランプ
ラジオと鈴
テーピングテープ・絆創膏等
大容量用ザック(全重量15kg)
ダウンシュラフ
シュラフライナー
シュラフカバー
水2l+600mlx1本(剱山荘で2本調達)
ミックスナッツ
クッキー
アミノバイタルx1
ポカリスウェットパウチx1
|
---|---|
共同装備 |
キャンプ用テント
銀マット
グラウンドシート
ガスストーブ
細引き
アルファ米x1
フリーズドライ味噌汁x2
カレーメシx1
棒ラーメンx1
|
備考 | 多目の水, 歯ブラシ |
感想
以前から行ってみたかった立山にテント泊ベースで出かけてきました。
[1日目]
キャンプ場までテントを担いで室堂から歩いて下るだけで楽チンでした。
随分早めにテント設置が出来たので、ロッジ立山連峰で風呂とカレー(1000円)をいただいたあと、まったりとビールを飲みながら、近所にテントを設置されていた大阪と京都から来られたという2人のジェントルマンとお話をさせていただきました。
テント場はシーズン中にしては比較的空いており、静かな夜を過ごせると思っていましたが、韓国のパーティらしき団体が21時30分ぐらいまで大きな声で団欒しており、仕舞いには大きな声で歌を歌いだす始末。
朝早く出発される皆さんが寝静まる頃に、このようなマナーの悪いハイカーのために、いい思いをしなかった登山者は多かったはずです。
夜の気温はそれほど下がることは無く、ヒンヤリとしていましたが風もほとんど無く15℃程度と、例のパーティが寝静まってからは気持ちのいい眠りにつけました。
[2日目]
朝の4時前から剱岳を目指しました。時折ガスが晴れて遠くの景色を眺めることができました。
剱御前小屋までの登り、最近の軽い荷物で近所の山にしか行っていなかったせいでしょうか、高山で酸素が薄いためでしょうか、いきなり体力不足を感じながらのスタートとなりました。
前剱に過ぎる頃にはだいぶ消耗しており、ハードなルートに気合を入れなおしながら先に進みました。天気は曇りで適度にガスがかかっており、周りの景色に目を奪われることも無く、集中して岩場に取り組めたことは逆に良かったと思います。
ようやく剱岳に到着した頃には、水もほぼ無くなってしまい、下りも体力の消耗を抑えるべく、ゆっくりと慎重に下りました。剱山荘に着くと、水分、栄養補給とともに体を十分休ませてから、雷鳥沢キャンプ場に向かいました。
テント場は昨日の例のパーティはいましたが、この日は静かになるのが早く20時ぐらいには静かになり、ゆっくりと眠ることが出来ました。この日は風のせいで、少し寒い夜になりました。
[3日目]
朝の6時前から立山三山を目指しました。前日よりもガスは少なくいい天気の中、気持ちのよい縦走が出来ました。
富士の折立の山頂へは、少し岩場を登る必要がありましたが、前日の剱岳の岩場と比較すると随分容易でした。
また、雄山では御祓いをしていただき、すっきりとした気分で、下山が出来ました。下山の途中、テント場でお会いしたジェントルマン2人組みと偶然お会いし、再会出来たことをうれしく思いました。
立山三山から降りてテントを撤収後、ロッジ立山連峰で最終日のお風呂を楽しんだ後、栃木から来られた夫妻と山のお話させていただいた後、岐路につきました。
あ〜。楽しかった〜。
重いリュックに悲鳴を上げながら辿り着いたキャンプ場。空もどんより曇って意気消沈。そんな中、思い掛けないキャンプ場の隣人との楽しい会話。救われました。それにしても、あの歌は迷惑でしたねぇ。
izuwatarouさんコメントありがとうございます。
レコUPがとても遅くなってしまいごめんなさい 。
また、どこかでお会いできたらいいですね(あの歌抜きで) 。
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する