笠ヶ岳から黒部周回、裏銀座へ
- GPS
- 34:23
- 距離
- 68.5km
- 登り
- 5,688m
- 下り
- 5,685m
コースタイム
- 山行
- 10:54
- 休憩
- 0:40
- 合計
- 11:34
- 山行
- 12:39
- 休憩
- 1:04
- 合計
- 13:43
- 山行
- 8:48
- 休憩
- 0:28
- 合計
- 9:16
天候 | 晴れ 晴れ 晴れのち曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2019年08月の天気図 |
アクセス |
写真
感想
黒部周回 笠ヶ岳から裏銀座へ
6月7月は全く山に行かなかった夏
お盆休みは台風が遅くて晴れ
山に行くしかないけど準備不足
慣れた黒部の山域へ、どんだけすきやねん
1日目
金曜、仕事を終えてシャワーを浴びたら横浜から新穂高へドライブ、中央道の混雑は緩かった、東名下りは壊滅的
新穂高登山者駐車場は安定の満車、深夜にも関わらず案内員さんが、ご苦労様です・・
鍋平駐車場まで上がったら余裕で停めれた、下山時は安定の路駐、ピークが過ぎて空きもあったけど
2時間だけ寝たらスタート
蛾と格闘しながら新穂高登山相談所へ
黙々と進み笠新道の登り口に到着、地図を見て標高差を確認、1550m...
ジャバジャバ流れる水を飲んで気合を入れてスタート
道はよく整備されていて歩きやすい、深夜の涼しい時間なので休まずガシガシ歩く
無心、無心、何も考えず登る
やがて日が出て朝日に照らされる穂高、槍の姿が美しい
日焼け止めを塗ってまたひたすらに登ると杓子平へ出た
笠ヶ岳ー抜戸岳の稜線から落ちる斜面が緑で美しい、天国のようだ
今回はこういった景色を眺めに来た
ゆっくりフレンチトーストを食べたら抜戸岳へ
朝の涼しい時間帯で歩いてて最高に気持ちいい
小屋から降りてきた人たちとすれ違う
抜戸の下まで着いたらまずは笠ヶ岳へ
尾根はアップダウンが少なく歩きやすいし景色がよく気持ちいい
テン場あたりから斜度が出てくるが距離は長くないのであっという間に笠ヶ岳ゴール
槍穂の眺めが素晴らしい、南にはクリヤ谷ルートが、
ここを使うことも考えたが縦走しょっぱなに薮藪で濡れるのを嫌った
来た道をもどって抜戸岳を踏んでおく、去年山スキーで来たルートを再トレースできた
次は秩父平へ、下りは快適で秩父平下からの景色は予想外に良かった、花もたくさん
しかし、大ノマ岳の手前でガクッと足が進まなくなる、
尾根の西側は風があって涼しいが東側は風がなく朝の太陽がギラギラで蒸し風呂
水を飲んだり半袖シャツ一枚で体を冷やすが
お腹が冷え過ぎたせいで貧血のような状態、苦しさに耐えながら弓折岳を越えて双六へ、だいぶ時間がかかってしまった
まだ先に進みたかったが明日もあるし双六でテント張ることに
暖かい夕飯を食べたら体調は良くなった
今日はしっかり体を休めて明日に備えよう
2日目
ぐっすり寝すぎで、3時過ぎスタート
真っ暗の中、三俣蓮華への巻道を進む
一度歩いたことがあるが暗闇の中では少々道がわかりづらい
三俣蓮華下まで来るとカール状になった地形が美しい、景色ポイントゲット
三俣蓮華で朝日を眺めたら黒部五郎へ、さあ黒部へ飛び込もう
快調に下って一気に黒部五郎小舎、
途中、ロケットみたいなレンズを付けたカメラをぶら下げてる人が、
今日は天気がいいし持ってきた甲斐があるだろうなー
水がジャバジャバでてたのでプラティパスに入れて洗髪、昨日の汗がすっきり流されて最高に気持ち良い
黒部五郎カールへ、以前からここに緑の季節に来たかった
朝の気温が低い歩きやすい時間帯、カールに包まれながらの散歩は最高に気持ちいい、会う人みんな笑顔
黒部五郎はゴロゴロした岩と緑の山だ十分に歩きごたえがある
カール景色を眺めながらカップヌードル、濡れたテントも乾かしてまったり
さあ日が当たって暖かくなってきた
五郎へ登ろう
取り付きで汗をかくが上がれば風が出て気持ち良い
北ノ俣岳、薬師岳が姿を現した、今年のオートルートが思い出される
五郎までさっと上がって上からカールを見下ろす
さあ次は北ノ俣岳へ、快調に下ってからが意外と長かった
いくつかの小ピークを越えていく
西側から入山した人と多くすれ違うようになる
北ノ俣岳で一休みしたら太郎平小屋へ、小屋は大賑わい
双六とここの小屋は儲けるだろうなー
水分を補給してここではどん兵衛を作る
前日にお腹を冷やしたのを反省して定期的に温かいものを食べる
暑いからといってガンガンに体を冷やすとダウンしてしまう
薬師沢へ下る、日が昇り、下りでも汗だくなのに登ってくる人が多いこと、、頑張れ!
下りきると薬師沢の涼しげな景色、
薬師小屋のつり橋を渡ったら川辺に下りるので裸足になって川に入る
頭を洗って濡れたタオルで体を拭くと気持ちいいー
お行儀よく水浴びしてたら半袖半ズボンのトレランの人が着の身着のまま川中にドボン
最高に気持ち良さそうじゃないですか!
さあーここからは雲の平への激急登400m、さっきのトレランの人もここは通りたくないと言っていたがテンポよく登っていく
自分もテントの重荷に太ももをプルプルさせながら汗だくで登る
登る人も降りる人みんなが、キツイ、暑い、長い、のどれかのワードを発する 笑
まだかまだかと登ると斜度が緩くなり木道を黙々歩くと雲の平に出る
一気に景色は良くなり、薬師、黒部五郎、三俣蓮華、鷲羽水晶の素晴らしい景色が広がる
ここも楽しみたかった絶景ポイント、ゆっくりのんびり歩く
祖母岳も登ってみたが人っ子一人いず、絶景を満喫できた
ここは登っておいたほうがいい
すっかり遅い時間にテン場へ到着、上まで上がって狭いながらもかろうじてフラットな場所ゲット
今回のテントは小さいので混雑時には便利だ
蚊と格闘しながら飯食って寝る
明日明後日と晴れそうだが電池と食料が無くなる
明日のうちに大町から新穂高に帰るには13時の電車に乗る必要があるので明日は0時半起きだ
3日目
2時前に出発、祖父岳取り付きまでは木道もあり明瞭、
緑のロープを伝うが途中見失い、踏み跡もなくなる
これはおかしいとキョロキョロヘッドライトで照らして正規ルートへ戻る
あとは踏まれて灰色になった岩の道を辿る
暗闇の祖父岳を通過したら前から女性が1人が、まだ2時過ぎなのに、
早いですねと声をかけると昨日雲の平に行くはずが途中で力尽きてビバークしたとのこと
大変でしたねと労って先に進むと別のビバークしてる人が
1日目の自分もそうだが夏山はいきなり体調がダウンする可能性があるから
ビバークの準備は必要だ
何度も歩いた道なのであっという間に水晶小屋に到着、
先を急ぐが水晶岳は踏んでおこう
尾根を辿り、岩場をこなし水晶ゴール
1人のカメラマンが暗闇の中、撮影していた、1時からやってるとのこと
到着したはいいがまだ真っ暗
うっすらと景色を眺めたいのでオレオ食べながら待機
が、水平線に雲があるのでこりゃ時間がかかる
戻りながらご来光を迎える
水晶小屋もどると朝日を眺める人でいっぱい
こんなに小屋に入るのか
さあ今回のラスト、裏銀座へ
出だしは快調な下り
途中細い尾根や岩場を通過するが何ら難しくはない
あとは見た目通りのプチアップダウンを繰り返す
ピーク伝いかと思ったら上りやすい巻道が各ピークにあるのでラッキー
野口五郎岳までは意外にすんなりいけた
この付近ではデカイザックを背負ってる人に出会う、北ア全縦走の人がいないか声をかけてみた、
学生さんだったり、妻の分を背負う人(えらい)、三俣山荘の子供達と釣りに行く人と皆んなそれぞれ楽しんでいる
少し下って野口五郎小屋でおしるこを作る
小屋の人が雲がすごいと写真を撮っていた
確かにすごい眺めだ、毎日見てる人がすごいと言うのだから自分はラッキー
小屋もスタッフもいい感じなところだ
いつか泊まりにきたいな
体を温めたら烏帽子小屋へ
ここからも快適な下りだが見た目が長い長い
すぱぱと飛ばしてテン場に到着、
そこから小屋までが離れてて少し長く感じる
小屋で少し休んだら
三大急登のブナ立尾根を下る
延々と続く下り、足にくる
気温も上がってるのに登ってくる人の多いこと
小さな子供まで頑張っていた
ほんとお疲れ様っす
途中コケたりもしながら何とか河原へ降り立つ
砂漠のような河原を歩いて橋渡ってトンネル抜けたらダムにゴール
大町13時発の電車まで余裕があるので七倉荘で一っ風呂浴びて相乗りタクシーで大町へ
松本まで電車、そこからバスで新穂高到着
ただ車は鍋平なので20分ほど歩いて本当のゴール
山行の間が空いていたが2日目からは山スキーの体力を取り戻せた感じだ
残りの夏山、秋山シーズンも張り切っていこう
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