念願の雲ノ平・高天原(in折立out新穂高温泉)
- GPS
- 40:22
- 距離
- 54.2km
- 登り
- 4,415m
- 下り
- 4,663m
コースタイム
- 山行
- 5:35
- 休憩
- 0:39
- 合計
- 6:14
- 山行
- 7:07
- 休憩
- 1:09
- 合計
- 8:16
- 山行
- 7:59
- 休憩
- 1:32
- 合計
- 9:31
- 山行
- 8:33
- 休憩
- 1:50
- 合計
- 10:23
天候 | 1日目〜3日目快晴、4日目晴れのちガス、5日目快晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2019年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
バス
|
その他周辺情報 | 新穂高温泉・ホテル穂高 日帰り入浴13時から15時 毎日アルペン号の割引で600円 |
写真
感想
1日目 折立〜薬師沢小屋
毎日アルペン号で折立へ。折立からの道は淡々とのぼります。最初は樹林帯ですが、最初にあるベンチあたりから、見晴らしがよくなります。もう少しニッコウキスゲ等が咲いているかなと思っていたけど、少なめ。太郎平小屋で休憩し、今日の目的地・薬師沢小屋へ。どんどん下り、何度か沢を渡ります。小屋に着いてのんびり過ごしました。夕食の後30分くらい土砂降り。布団は1人1枚。
2日目 薬師沢小屋〜雲ノ平〜高天原山荘
吊橋を渡って石がゴロゴロした急登をのぼっていきます。滑りやすいので要注意。木道に出るまであまり休むスペースもあまりありません。木道に出て、道がなだらかになると、周りの山々が見えてきます。のんびりと写真を撮りながら進みます。雲ノ平山荘で休憩、テラスで黒部五郎岳を眺めながらコーヒーをいただきました。
ここで神戸から来たNさんと一緒になり、4日目まで一緒に歩くことになりました。
雲ノ平からは少しのぼって、また下って行きます。高天原峠までは木の根や石で結構な急な滑りやすい下り、「森の道」と書いてありましたが、なかなか疲れました。もう少し下ってなだらかになり、木道を歩いていくと高天原山荘。荷物を置いて温泉へ往復しました。お湯は白い硫黄泉、気持ちよかった。露天も入りました!
ランプの小屋、静かな小屋です。お布団は1人1枚、余裕でした。夜は少し離れたところで稲光が続いていました。
3日目 高天原山荘〜水晶岳〜黒部源流〜三俣山荘
若干行程が長めになるので朝はお弁当にし、出発。岩苔小谷に沿った道ですが、お花がいっぱいあって、いい道でした。岩苔乗越から水晶岳へ。水晶小屋のところに荷物をデポして山頂へ。後半は岩っぽくなり楽しい。三俣山荘へは鷲羽は通らず、黒部源流を経由することにしていました。それはコースタイムが短そう、通っていないルートというのと、「源流」という言葉にとても惹かれたから。黒部源流までの下り
ここもお花畑がひろがり、素晴らしかった。でも疲れた。どこが黒部源流?とおもったけど、三俣山荘の方へ少しのぼったところに碑があるというもの。ここから山荘まではのぼり。
三俣山荘は夕食はジビエ、鹿肉のシチュー。ちょっとしょっぱかったけど、夏の汗だらだらの季節にはいいかも。小屋は山の交差点のようなところにあるので、人が多い。テントもいっぱいでした。布団は我々は1人1枚だったけど、多くは3人で2枚くらいのスペースだったようです。
一緒の山友が足を打ち、脹れてしまっていたので、三俣診療所で診てもらうことにしました。私も興味津々でついていきました。Dr.、Ns.、学生さん?と診てもらいながらいろいろお話をさせていただきました。TVドラマ「サマーレスキュー」のモデルになったところだそう。治療費は無料、志で、募金箱に入れるようになっているんだけど、募金箱がありそうな場所にお鍋が置いてあって、そこに入れるのかな?と思っちゃいました。
4日目 三俣山荘〜三俣蓮華岳〜双六小屋〜笠ヶ岳〜笠ヶ岳山荘
この日は一番ロング、山友の足も昨日の治療のおかげか、少しいい感じで予定通り、笠ヶ岳まで行くことにしました。
朝はお弁当にして出発。三俣蓮華岳は周りの山がよく見えて好きなんだな。一緒に歩いた3人で記念撮影をし、Nさんとは中道分岐で別れました。三俣蓮華岳から双六小屋まではコバイケイソウがいっぱい咲いていました。アップダウンを繰り返しますが、快適な縦走路です。2010年に来たときは小雨でガスっていて岩がよく見えなかったけど、今回はこの日もまずまずのお天気で、ちょっとおもしろい岩も見られて満足。笠ヶ岳山荘前の石畳をのぼるところが何気にきつい。
山頂付近はガスってきて、残念ながら山頂からは展望はありませんでした。笠ヶ岳は山友が何としても登りたいと言っていた山だったので、目的は達成です。
小屋は無茶混み、布団は2人で1枚、夕食は6回戦くらいはやってたような・・・。
5日目 笠ヶ岳山荘〜新穂高温泉
昨日の受付の時に朝食を食べることにしたのだけど、朝は5時から並んだ順ということで、悩んだ末、3時に起きて支度をし並ぶことにしました。3時半近くに並びに行ったら、なんとその前にクラツーのガイドさんが!いろいろお話をしながら待ちました。朝ご飯は時間を繰り上げ、4時10分くらいからスタートしてくれました。
最終日もいい天気、山頂で日の出を待つ人たちもいました。笠ヶ岳が朝日に当たりきれいでした。それを振り返りつつ、最終日です。笠新道分岐から杓子平、そこからの下りは大変でした。昨日はほとんど眠れず疲れもたまっていて、辛かった。
新穂高温泉に着き、ロープウエイところでお腹を満たし、温泉に入って帰路へ。
2014年に一度計画、台風で中止にした雲ノ平でした。ずーっと行きたいと思っていたので、5日間天気に恵まれて歩けて本当によかった。
今回山行前にやまとけいこさんの「黒部源流山小屋暮らし」を読んで、ご本人にぜひお会いしたいなと思っていました。薬師沢小屋で小屋番さんにお話ししていたら、出発前にお忙しい中声をかけてくださり、一緒に写真を撮っていただきました。この本、こころがあったかくなります、山好き、山小屋好き、動物好きな方、おすすめ!
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