栂海新道 酷暑とアブ時々ハチ

2019年08月12日(月) ~ 2019年08月15日(木)

• GPS: 28:05
• 距離: 48.8km
• 登り: 3,701m
• 下り: 4,941m

コースタイム

1日目

• 山行: 4:44
• 休憩: 0:40
• 合計: 5:24

4:56 猿倉登山口駐車場
4:58 5:05 猿倉荘
5:06 5:06 猿倉登山口駐車場
6:01 6:06 白馬尻荘
6:07 6:24 白馬尻小屋
8:52 8:58 岩室跡
9:20 9:25 避難小屋
10:20 白馬岳頂上宿舎

2日目

• 山行: 6:28
• 休憩: 0:19
• 合計: 6:47

4:06 白馬岳頂上宿舎
4:21 4:23 白馬山荘
4:38 4:38 白馬岳
5:08 5:14 三国境
5:43 5:43 鉱山道分岐
6:31 6:34 雪倉岳避難小屋
7:12 7:20 雪倉岳
9:08 9:08 小桜ヶ原
9:27 9:27 水平道分岐
10:46 10:46 水谷のコル
10:53 朝日小屋

3日目

• 山行: 7:10
• 休憩: 0:36
• 合計: 7:46

3:32 朝日小屋
3:37 3:41 水谷のコル
4:22 4:23 朝日岳
4:49 4:51 吹上のコル
5:15 5:15 照葉ノ池
5:59 5:59 アヤメ平
7:17 7:17 黒岩平
7:37 7:37 黒岩山
9:17 9:17 サワガニ山
9:54 10:18 北又の水場
11:05 11:10 犬ヶ岳
11:18 栂海山荘

4日目

• 山行: 7:41
• 休憩: 0:37
• 合計: 8:18

1:43 栂海山荘
2:28 2:28 黄蓮山
2:54 2:54 黄蓮の水場
3:08 3:08 菊石山
3:39 3:45 下駒ヶ岳
4:53 4:53 白鳥山避難小屋
4:54 5:10 白鳥山
5:30 5:30 山姥平
6:05 6:06 シキワリの水場
6:16 6:16 金時坂ノ頭
6:54 6:59 坂田峠
7:41 7:41 尻高山
8:21 8:29 二本松峠
9:52 9:52 親不知 栂海新道登山口
9:52 9:53 親不知観光ホテル
10:01 ゴール地点

天候

台風10号をかわして全日快晴

アクセス

利用交通機関：

電車 バス 自家用車

▪車の回収について
行きは猿倉に駐車。下山後は親不知観光ホテルに泊まり、翌朝JR糸魚川駅まで送ってもらえました。（本来は最寄りのJR親不知駅まで。この日は台風で沿線がストップしていたので）白馬まで電車の旅♪と思いきや、ここも台風でストップ。南小谷までの代替バスが出ていたのでそれに乗車、ありがたい。南小谷からは電車で白馬へ。白馬から猿倉まではバスで行きました。朝10時に糸魚川駅に着き14時前には猿倉に着いたので、JR糸魚川→猿倉Pまで4時間弱の移動でした。

親不知観光ホテル 1泊2食：14,000円
JR糸魚川→JR白馬：840円（途中の代替バスの料金込み）
JR白馬 → 猿倉駐車場 byバス：1000円
☆いずれも大人1名の料金です

コース状況／危険箇所等

■熊情報
��3日目：朝日岳〜黒岩山の木道横のぬかるみに熊の足跡目撃情報ありました
�⊂綉�同じルートの樹林帯に皮を剥がされた木が2本ありました。熊か鹿の仕業です
��最終日：二本松峠のすぐ手前の林道に熊の糞がありました
以上、幸い熊の姿を見ることはありませんでしたが熊の気配はありました。白馬岳を過ぎて人気が無くなると熊鈴をつけて歩きました。
■虫情報
黒岩山あたりの低山に入ると虫が多くなります。主にハエ・アブ・ブヨそしてハチにも2回ほどしつこくつきまとわれました。首にタオルをかけていたので咄嗟に追い払う事ができました。タオルお勧めです！栂海山荘のテン場ではアブ・ブヨに刺されました。とにかく痒いので、ムヒ等の薬を持って行けば良かったと思いました。
■水場情報
朝日小屋のテン場からは自然の水場（湧き水）しか有りません。標高が下がるとどんどん暑くなり水の消費も増えます。水場のポイントは必ずチェックして汲むようにしましょう。私たちは3日目に�，鉢△琶篆紂��△�10L満タンにして翌日のゴール地点で4L余ったので2人で6L要した計算です。
�々�岩平手前の沢→水は豊富に流れています。冷たくて美味しい
�∨緬瑤凌緇譬�チョロチョロ流れています。冷たくて美味しい（ここで10L満タン）
�２�連の水場→未確認
�ぅ轡�ワリの水場→かなり細いが出ていました。
■ルート情報
黒岩山〜栂海山荘はザレたヤセ尾根が続きます。片側が切れ落ちたザレ場や、トラロープがあるザレザレの急登や急下り、ミニ馬の背など気の抜けない縦走路が続きます。栂海山荘〜白鳥山避難小屋もザレ場・急登・急下りがあります。特に白鳥山手前のトラロープ付きの急登は下りでは絶対に使いたくないと思うほど急な登りでした。今回は晴れていたので良かったのですが、雨なら道が滑りやすくなり難易度は更に上がります。絶対にお勧めしません。低山と言えども落ちたら即アウト、それなりに危険なルートだと思います。
■雨天時（前回間違えて歩いた吹上のコル⇆アヤメ平の手前）
木道はツルツル滑るし道はドロドロのぬかるみ状態で足元が泥まみれになります。レインウェアを着ても外はびしょびしょ、中も蒸し暑く汗でびっしょりとストレスフルな行程となり、景色も楽しめず写真も撮れずで良い事は一つもありませんでした。ドロ対策として念のため今回ゲーターを準備したのですが、幸い一度も使わずに済みました。できれば雨天時は避け、天気の良い時に歩く事を強くオススメします！

写真

8/12 4:53

4時起床の5時出発。今回のテン泊装備はしもさん最大20kg、私15kgを超えないようにしました

8/12 6:05

1時間ほどで到着

8/12 6:37

雪渓が見えてきました！

8/12 7:49

冷んやり、というか寒い！チェンスパとレインウェア（上）、手袋も装着

8/12 8:24

崩れてる

8/12 9:46

お花畑♪

8/12 10:19

白馬岳頂上宿舎に到着

8/12 10:37

早速本日の寝床を確保しに行きます

8/12 11:29

手作りプリン♡

8/12 13:54

昼過ぎには大分増えていました

8/13 3:58

今日は朝日小屋まで。3時起き4時出発、みんな早いです

8/13 4:37

白馬岳頂上はご来光を見にきた人でいっぱい

8/13 4:44

雲海が素敵

8/13 4:44

山頂を振り返る

8/13 4:56

行きますか

8/13 5:08

三国境分岐

8/13 5:44

雪倉岳が見えてきました。ここから先へは人がぐっと少なくなります

8/13 5:52

フワフワに癒される

8/13 6:04

5m程ですが雪渓のトラバース。私はビビってチェンスパを装着しました。手間だけど確実です

8/13 6:12

楽園ですね

8/13 6:24

雪倉岳避難小屋。トイレお借りします

8/13 6:31

影♪

8/13 6:34

山頂までの登りが始まります

8/13 7:02

歩いてきた道

8/13 7:09

これから行く縦走路

8/13 7:12

誰もいない山頂

8/13 7:24

プリティ雷鳥さん。やっと会えたね！

8/13 7:24

どんどん下ります

8/13 7:54

萌え♡

8/13 8:00

静かな楽園

8/13 8:09

まだまだ下りる

8/13 8:46

大分下りてきましたね。暑い

8/13 8:52

ツバメ岩

8/13 9:07

木道が出てきました

8/13 9:09

小桜ヶ原

8/13 9:27

水平道分岐

8/13 9:38

休憩ポイント

8/13 9:51

ここからが長かったような

8/13 10:23

鎖場だ！という事は

8/13 10:33

やった〜沢♪冷たい最高〜♪

8/13 10:35

やっと見えました赤い屋根！

8/13 10:46

よく頑張りました

8/13 10:51

可愛らしい朝日小屋に

8/13 10:53

到着〜♪

8/13 10:53

今日もいい場所が取れそうだ

8/13 11:18

なんとコーラ・ジュースが全て売り切れ。残っていたのはビールと炭酸水だけ。初めて炭酸水がうまー！となりました笑

8/13 12:00

そして灼熱地獄。この後テン泊組の皆さんは夕方まで日陰を求めてウロウロすることになります

8/13 16:39

前回のテン泊では食べれなかった朝日小屋の夜ご飯！最高でした。何度でも食べたい♡

8/13 18:37

ようやくテントに入る気になれました。おやすみなさい

8/14 3:30

栂海山荘への道のりは長い。ので2時半起床の3時半出発。みんな早いです

8/14 3:32

流石にまだ真っ暗。ヘッデンの灯りが頼りです。流れ星が見えました！良い事ありそうです♪

8/14 4:15

薄っすらと山頂のシルエットが浮かびます

8/14 4:22

朝日岳山頂

8/14 4:22

遠くに日本海の町の灯りが見えました

8/14 4:25

いよいよだね。行きますか

8/14 4:41

UFO雲

8/14 4:42

ここの下り好きです

8/14 4:42

可憐なお花

8/14 4:45

空が割れてる

8/14 4:46

なんと幻想的な

8/14 4:49

吹上のコルが見えました

8/14 4:58

いよいよ樹林帯に突入

8/14 5:04

栂海新道ぽい道

8/14 5:08

木道♪

8/14 5:15

朝日がキラキラ

8/14 5:21

熊鈴を鳴らして歩きます

8/14 5:24

全てが朝露にしっとり濡れていました

8/14 5:25

ここにもチングルマが♡

8/14 5:30

数少ない縦走者が追い越して行きます

8/14 5:35

この先の縦走路が見えてきました

8/14 5:46

虫も多くなってきました

8/14 5:47

足長バチ？にしつこく付きまとわれ、すかさずタオルで反撃！タオル必須だな〜汗

8/14 5:48

萌え♡

8/14 5:53

アヤメ発見。どーいう顔？ww

8/14 5:58

ほんと楽園ですな

8/14 5:59

アヤメ平でした

8/14 6:32

プチ雪渓。滑落しそうになるしもさんw

8/14 6:33

あれが縦走路だ〜。見えてきた稜線に興奮気味

8/14 6:54

秋の空っぽい

8/14 6:55

プチ楽園

8/14 6:58

雪渓を通り過ぎたところに

8/14 7:03

沢がありました。冷たくて美味しい！ここで水を汲んで行きます

8/14 7:06

黒岩平でした

8/14 7:18

あれが黒岩山かな？

8/14 7:34

最後の急登。あっついよ〜

8/14 7:38

黒岩山、やったー！キャディですか？w

8/14 7:39

振り返ると朝日岳は遥か遠くに。随分歩いてきたな〜

8/14 7:40

これから歩く縦走路がくっきり

8/14 7:46

振り返って黒岩山。山というより丘みたいでした

8/14 8:09

看板が倒れている

8/14 8:36

アップダウンを繰り返し、なんか小屋が見えたよ！あれが栂海山荘かな？

8/14 9:08

左手には剱様がチラ見え！

8/14 9:11

やった〜。でもここも縦走路って感じで山頂感はない

8/14 9:24

縦走路の右側は谷。切れ落ちてます

8/14 9:30

小ピーク

8/14 9:31

こんなのが幾つもあるよ〜しかもザレてるよ〜直射日光が暑過ぎてボーッとしてくるよ〜

8/14 9:55

本日最後の水場。ここから下ること5分。上高地から入って5日目、今日中には親不知に抜けるというトレラン風の若者2人もここで休憩していました。

8/14 10:11

こんな感じでチョロチョロですが冷たくて良いお水が流れています！命の水です、ここで10L満タンにしました。

8/14 10:26

こまめに水分補給しないと倒れそうな暑さ

8/14 10:38

大分近づいてきたかな？

8/14 10:44

こんな風にザレた急坂にはトラロープがありました。でも滑る！落ちたらアウト、緊張が続きます

8/14 10:57

ミニ馬の背！いやいや、こここそトラロープだろー汗

8/14 11:00

流石のしもさんもこの暑さにヘトヘト

8/14 11:09

犬ヶ岳

8/14 11:10

はい、見えました赤い屋根！本日のお宿、栂海山荘♪

8/14 11:13

この縦走路を切り開いた小野さんのレリーフがありました。感謝です！

8/14 11:19

とうちゃこ〜

8/14 11:22

今日のテン場。最高のロケーションだけど暑い！！！

8/14 12:19

ここでも日陰難民w。暑過ぎて何もやる気がおきない。とりあえ日陰に避難する。ぼーっと眺めていると今日も隣に大学生がやってきた。朝日小屋のテン場から一緒なので聞いてみると、なんと剱岳からの縦走で今日で14日目らしい…(゜∀゜；)若いって素晴らしい！

8/14 12:20

ものすごいワイルドなトイレでした笑

8/14 16:38

あそこだけ雨が降ってて虹が2本。良いことありそう♪

8/14 17:01

小屋の中も暑くて、まだ外の方が風があって涼しい。朝日小屋から抜きつ抜かれつ愛知・岐阜ペアのお二人も合流して小屋の影のベンチで夕方までおしゃべり。色々楽しかったですありがとう！今日は小屋10人くらい、テントは7張くらい。総じて強者揃いでした

8/14 18:04

ようやく中に入れました。眺めは最高

8/15 1:43

今日は暑さ対策として日が昇る前に白鳥小屋には着きたいので、1時起床2時出発。外に出るとR大山岳部と愛知・岐阜ペアはもう既に出発していました。先行隊がいるのはかなり安心です。

8/15 2:29

黄蓮山山頂、展望ゼロ。ここで愛知・岐阜ペアに追いつきました。まだこんな時間なのに滝汗、暑さ半端ないです。昨日栂海山荘で泊まって良かった〜。そのまま縦走を続けていたら地獄でした

8/15 2:40

遠くだった日本海の町の灯り。かなり近くに見えてきた

8/15 2:52

黄蓮の水場。まだ沢山あるのでパスします

8/15 3:08

菊石山。気付かず通りすぎるところでした

8/15 3:38

ここ！噂に聞いていた急登、トラロープの連続で本当に急登でした。下りでは絶対に使いたくない。プチ源次郎と命名します

8/15 3:45

下駒ヶ岳。ここも展望ゼロ

8/15 4:08

ようやく空が白んできました

8/15 4:45

あれが白鳥山かな？それにしてもアブ多し。ハチもくるし。しもさんは登り坂でも止まることなくブルース・リー並みの俊敏さで虫を撃退、疲れないの？笑

8/15 4:45

白鳥の水場。ここもパス

8/15 4:55

急に現れました白鳥山避難小屋！栂海山荘から3時間、日が昇る前に来れて一安心。作戦大成功だね！

8/15 4:59

朝焼けが綺麗です

8/15 5:01

「屋根の上からの景色最高っすよ」とお兄さんが教えてくれたので登ります

8/15 5:02

はるか遠くに栂海山荘。大分歩いたな〜

8/15 5:02

日本海！眺めも良いし風があって最高〜

8/15 5:10

ちょっと休憩したので行きます

8/15 5:22

分岐。坂田峠へ向かいます

8/15 5:24

ようやく明るくなりました

8/15 5:30

山姥平

8/15 5:31

峠への下りは

8/15 5:46

長い長い

8/15 6:02

ここまで40分ほど？激下りでした。これは登りたくない

8/15 6:04

シキワリの水場。涸れる寸前のようなチョロチョロでした。ここもパス

8/15 6:17

金時の頭

8/15 6:23

風よもっと吹け〜！台風の影響か、時々心地よい風が吹く

8/15 6:40

まだ地味に下って

8/15 6:52

ようやく坂田峠

8/15 6:53

久しぶりに見るアスファルトにテンション上がる♪

8/15 6:58

坂田峠長いわー！

8/15 7:02

ここからも

8/15 7:04

地味にアップダウンを繰り返し

8/15 7:24

白いキノコ♡

8/15 7:25

暑い暑いを繰り返し

8/15 7:32

右手にチラチラ見える日本海に励まされ

8/15 7:38

あともう少しが遠いんだよな〜

8/15 7:41

尻高山ゲット

8/15 7:48

どんどん下る

8/15 8:09

お！またアスファルト

8/15 8:10

二本松峠は近い

8/15 8:16

ひたすら下る

8/15 8:24

二本松峠。この少し手前に熊の糞ありました。こんな低山にもいるんだねぇ

8/15 8:38

お次は

8/15 8:45

ラスト入道山ゲット

8/15 8:52

はいあと少しだよ

8/15 9:31

頑張れ自分〜

8/15 9:32

まだかな？

8/15 9:34

はいもうそこ！

8/15 9:37

やったー！！今夜のお宿！これがあるから頑張れました！

8/15 9:39

よく頑張ったね！

8/15 9:54

ホテルの横を通り過ぎて

8/15 9:56

あとは海にドボンだ！

8/15 10:01

バンザーイ！！！

8/15 10:15

R大山岳部の子が撮ってくれました。元気で面白いとても良い子達でした。ありがとう！

8/15 18:11

親不知観光ホテルはお勧めです！スタッフさんの対応が素晴らしいのと、食事が美味しいです♪

8/15 18:11

我慢してたビールが旨い♡お疲れさまでした

撮影機器：

iPhone SE Apple

PowerShot G7 X Mark II CANON

感想

climb4478

2年前に吹上のコルから蓮華温泉に下りるところを間違えて黒岩山に向かってしまい、ちょっとだけ足を踏み入れた栂海新道。今回はがっつり歩いてきました。とにかく暑かったです。黒岩山からの縦走路、容赦無くじりじりと照りつける太陽に途中ぼーっとなりました。お盆の栂海新道はもういいかな笑。