田代山&帝釈山(田代山湿原はガスで真っ白!景色は残念でしたが、花とキノコは楽しめました。)


- GPS
- 06:10
- 距離
- 12.0km
- 登り
- 911m
- 下り
- 899m
コースタイム
天候 | 曇りのち晴れのち曇り(湿原、山頂部はずっとガスの中。) 微風。 |
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過去天気図(気象庁) | 2019年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
田代山・帝釈山の登山口となる、猿倉登山口前にある駐車場です。 無料で15台程度駐車可能です。 トイレは300mほど手前にあり、そこにも駐車スペースがあります。 トイレ前の駐車スペースには、20台程度駐車できます。(ただし、アブ多し) ※栃木県側からの県道栗山舘岩線は、路面崩落の修復工事で通行止めになっており、福島県側からしか入れません。 登山口まで、ダート路を12kmほど走る必要がありますが、路面の凸凹は少なく、ガードレールも設置されている箇所が多いので、比較的走りやすいです。 ※帝釈山の別登山口である馬坂峠についても、福島県側(檜枝岐村)からのみ、アクセスが可能で、栃木県側に抜けることはできません。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
登山ポストは見当たりませんでした。 全体的によく整備された明瞭で歩きやすい道です。 危険箇所も特にありません。 |
その他周辺情報 | <湯ノ花温泉 弘法の湯> 内湯が1つだけの小さな温泉です。 温泉施設というよりは、公衆浴場といった感じです。 お湯はかなり熱めでした。 シャンプーなどは置いてありませんので、持参する必要があります。 入浴するには、まず周辺の旅館や民宿で、入浴券(200円)を購入します。 入浴券は、「湯端の湯」「天神の湯」「弘法の湯」「石湯」の共通となっていて、当日中であれば、4つのどこでも、何回入ってもOKだそうです。 各温泉は基本的に無人ですが、管理している方から提示を求められた際は、入浴券を見せる必要があります。 入浴券は、その日最後に入った温泉に設置されている回収箱に入れて帰ります。 |
写真
完全に事前調査不足です。
前の車の男性は、釣り目的で敢えてこちらに来たとのこと。
男性によると、林道は途中で崩落していて、通れないそうです。
男性にお礼を言ってから、引き返しました。
電波が入る場所まで戻り、福岡県側から入るルートを再検索。
なんとあと80kmもあり、所要時間は2時間とな!?
あーあ、やっちまったなぁ。
登山口にはトイレがないので、ここで済ませておきます。
・・・それにしても、ここはアブだらけです。
ブンブンと十数匹のアブが飛び回っていました。
ドアの開け閉めで車内に侵入されないように、乗り降りは迅速に行いました。
予報では、今日晴れ間があるのは午前中の早い時間だけなので、予報通りなら、もう既にガスってきているはず。
あまり期待しないことにします。
ここから半周は木道が2本なので、すれ違いができますが、反対側の半周は基本的に木道が1本しかなく、すれ違いができないため、反時計周りで歩くことになります。
なので、自分は7人目くらいの位置のまま、延々と一緒に歩く羽目に。
まあ、それほど遅いペースではなかったのは幸いでしたけど。
ですが、大人数で歩くなら、リーダー的ポジションの方が先頭と最後尾を努め、他の登山者に気を配るべきではないでしょうか?
前方から来た登山者や、後方から追いついてきた登山者がいれば、メンバーに道を開けるよう伝達するべきではないでしょうか?
ですが、この人たちは、全員がひたすら前を見て歩くだけ。
後ろの人たちは、メンバー外の自分が前に見えているはずなのに、我関せずです。
自分にとって、日本二百名山30座目です。
微妙な構図なのは、このすぐ右に、椅子にどっかりと腰を下ろして食事中の男性が陣取っているためです。
はぁ・・・。
これは、すでにとまっているアキアカネの上に、別のアキアカネがとまろうとしているところです(笑)。
こういうところにあるコップって、年季が入ったベコベコのものが多かったりしますが、これはまだ綺麗でした。
1993年だから、今から26年前かー。
温泉街にはたくさんの旅館、民宿があり、全部で4つの公衆浴場があります。
これはその一つ、「弘法の湯」です。
車は、隣の民宿の駐車場に停めさせていただきました。
装備
MYアイテム |
![]() 重量:9.04kg
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個人装備 |
半袖Tシャツ
ズボン
ゲイター
靴下
雨具
帽子
サングラス
靴
ザック
飲料
地図(地形図)
コンパス
ヘッドランプ
予備電池
GPS
筆記用具
ファーストエイドキット
熊鈴
日焼け止め
虫除けネット
常備薬
保険証
携帯
時計
カメラ
三脚
|
感想
今日は何気に誕生日、44歳になっちゃいました。
全然嬉しくないですけど(笑)。
先週の会津駒に引き続き、今回も福島にやってきました。
気に入った山域には、続けて通ってしまうのが自分の特徴のようです。
今日の目的地は、田代山と帝釈山。
ですが今回は、山行前からやらかしてしまいました。
事前調査不足で、猿倉登山口までの県道栗山舘岩線が、栃木県側で通行止であることを知らずに、ナビに導かれるまま、日光を抜けるルートで走ってきてしまいました。
県道栗山舘岩線をしばらく進んだところで、ゲートが閉じていて通れなくなっていました。
自分の前に車が1台走っていったのを見たので、行けるかと思ったのですが・・・。
その車の男性に話を聞き、この先で路面が崩壊していることを知りました。
男性はそもそも、そのことを承知で、釣りに来たとのこと。
仕方なく、男性にお礼を言ってから引き返すことにしました。
通行止め地点は電波が入らなかったので、電波が入る場所まで戻ってから福島県側がからのルートを検索すると、約80km、2時間もかかることがわかりました。
しかも車のガソリン残量はあと2目盛りしかなく、給油せずに向かうのは無理そうでした。
しかし、最寄りのGSが開くのは、2時間後の7時・・・。
完全に出遅れです。
こんなことなら、高速で最後に寄ったSAで給油しておくんだったなー。
後悔先に立たず・・・。
もう観念して、待つほかありません。
GSの手前にあった愛宕山トンネルの入口手前に車を停めるスペースがあったので、そこでのんびりと待つことにしました。
車の掃除をしたりして時間を潰し、7時前にGSへ。
無事給油できました。
その後、若干飛ばし気味に車を走らせ、登山口から12km程手前からダートの悪路に突入。
前半に窪みが多くあり水溜りになっていましたが、全体的に大きな凸凹はなく、距離は長いですが、皇海山の栗原川林道よりは走りやすい道だったと思います。
登山口の300m手前にあるトイレで用を足し、猿倉登山口前の駐車場に到着すると、ほぼ満車でしたが端に駐車出来ました。
手早く準備して出発。
当初の出発予定だった5時から、遅れること4時間以上。
登山口から田代山までは2km、2時間の行程です。
さすがに自分の後から登って来る人はいません。
いつものように写真を撮りながらゆっくりと登ったのですが、誰にも抜かれることはありませんでした。
1時間半後に小田代に着きましたが、やはり既に田代山はガスに覆い尽くされていました。
小田代から10分ほどで、田代山湿原に出て、視界が開けました。
ただ、辺り一面ガスで真っ白、20m先も見えませんでした。
田代山湿原は木道がぐるりと一周しているのですが、歩くのは反時計周りと決められています。
それは、避難小屋分岐から先は、木道が1本しかなく、すれ違いができないためです。
反時計周りに少し歩くと、ほどなく山頂標が立つ、田城山の山頂に到着しました。
自分が山頂標と自撮りしようと三脚を準備していると、近くの木道の行き止まりにいた年配のご夫婦がやってきて、男性のほうが山頂標の下にザックをどっかと下ろし、自身は山頂標前に陣取りました。
↓そのときの自分の心の声
(えー、そこにザックを置くの? そんでそこで休憩? どういう神経してんだろ・・・。)
山頂標の真正面でカメラを構えているのに、まるでこちらが見えていないかの如く、食事の準備まで始める始末。
オレも一緒に撮れということでしょうか?
もう、呆れてものも言えませんでした。
小一時間説教したくなりましたが、精神的に疲れるのでやめ、後からきた男性(この方も山頂標の写真は撮らなかったようです。)と一緒に、その場を後にしました。
木道を歩きながら、一緒にいた男性に覆わず愚痴ってしまいました。
このときは、ここにはまた帰りに寄ればいいやと思いましたが、木道が一方通行なので、分岐からここまでまた歩いてこないといけない(後で気が付きましたw)ので、結局スルーしました。
・・・マナーが悪い人って、ほぼ100%年配の方のような気がします。もちろん、きちんと弁えた方がほとんどだと思いますけど。
ああいう方って、きっと他の山でも同じ行動をしていますよね。
今後被害に遭われる方を減らすためにも、ここで自分がビシッと注意すべきだったのでしょうが、なんせ小心者なので・・・。
一時的にちょっと気分が悪くなりましたが、男性と花の話をしたり、山談義をしたら、気分が晴れました。
田代山避難小屋に着くと、小屋の前のベンチにはたくさんの人が休憩中でした。
自分は大して疲れていなかったので、そのまま山行を続行し、帝釈山に向かいました。
帝釈山に向かって歩き出してすぐのところで、10名くらいの団体さんに追いつきました。
比較的広い場所で3名ほどを抜かしたのですが、その後は一向に前に出ることができませんでした。
後ろを歩いている男性3名は、自分のことが見えているはずなのに、前を歩くメンバーに全く声をかけようとしません。
自分は山のマナーとして常識だと思っているのですが、大人数で登山道を歩く場合はリーダー的な立場の人が先頭と最後尾を努め、前方や後方から来る登山者がいれば、適切な行動がとれるようにメンバーに対して伝達したり、指示したりすべきだと思うのです。
ですが、このグループは全員が一様に前を向き、ただ連なって歩くだけ。
結局、30分くらいグループの中で歩き、広くなった場所で自分の前を歩く年配の女性の前に出たところで、その方が前を歩くメンバーに声をかけてくれて、やっとのことでグループをやり過ごすことができました。
もはや、山頂であのグループと一緒になるのは確実なので、出来るだけ時間を稼ぐため、急ぎ気味に登りました。
稜線に出ると、登山道にはたくさんのアキアカネがとまっていて、自分が通ると一斉に飛び立ち、周りはアキアカネだらけ。
山頂に着くと、山頂標の半径2mくらいの地面に、アキアカネがびっしりと張り付いていて、ちょっとギョッとしました。
動画を撮り、山頂標と一緒に自撮りしようと三脚を準備しているところで、件の団体さんが山頂に到着してしまいました。
あまり広くない山頂は、大混雑。
こうなるともう、山頂標と自分だけの2ショットを撮るのは至難の業。
何とか隙を見て撮りましたが、山頂標の右に男性がどっかと座って食事を始めたので、それを避けようとしたら、微妙な構図になってしまいました。
団体さんは食事休憩。
自分も昼食にしました。
残念ながら周りは360度真っ白で、景色を楽しみながらの食事とはなりませんでしたけど。
食後、皆さんの輪に入ってお話ししましたが、基本的に皆さん良い人でした。
きっと、ちょっとだけマナーについての認識が欠如しているだけなんでしょう。
皆さん、山の会に所属している会員だそうです。
だとしたら、山でのマナーについても、もう少し勉強していただきたいものです。
やがて、皆さんが出発の準備を始めたので、自分も急いで山頂を出発しました。
また先を行かれると、面倒なことになるので・・・。
帝釈山から猿倉登山口までの標準CTは3時間10分ですが、2時間弱で下山できました。
途中に通った田代山湿原は相変わらず真っ白でしたが、これはこれでいいかなと思えました。
晴れた状態での湿原歩きになれば、きっと素晴らしかったのでしょうけどね。
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本当は、翌日の日曜日には予定があったので、山には行かない予定だったのですが、近くの会津朝日岳の天気予報を確認すると、文句のつけどころのない、晴れ予報。
今日はいろいろと消化不良に終わったので、明日の予定はキャンセルし、会津朝日岳に登ることに決めました。
<おまけ>
猿倉登山口から県道栗山舘岩線を走り、しらかば公園キャンプ場までを車載動画に撮ってみました。
田代山の猿倉登山口へ、車に行く場合の参考になれば幸いです。
こんにちはMonsieurKudoさん!
なんと私の一週間前のルートと全く一緒でしたね。東武トップツアーズの東武特急とタクシーごセットになったセットがあったのでそれで行ったのですが、帰りの弘法の湯まで同じでしたね。
その時はたった山中5人の方としかお会いしませんでしたが、今回は結構賑わっていたのですね。
それにしても山のマナーはあるあるですね。全くの同感です。山頂標識近辺に陣取って休んでいる人、大人数なのに気遣いがない団体。基本最後尾にリーダーまたはツアー責任者がいるはずですから後ろから近づいた際には道を空けてくれますよね、普通は。登るからにはやはりマナーを勉強してほしいものです。
このエリアは花の百名山として6月から7月のオサバグサが有名だそうで、その時期はかなりの混雑のようですが、タクシーの運転手さんはその時期に多く訪れる方を称してオバサングサと仰っていました(笑)。
私の時もトンボも多くアブも多かったです。
まだまだ暑さが続きますが涼しくて静かな山行を望みたいものです。
お疲れ様でした。
kojicoonさん、こんばんは。
コメントありがとうございます!
ほんと、一緒のルートでしたね!
違うのはマイカーか、公共交通機関利用かぐらいでしょうか。
当日はタクシーで来ている方もいたのですが、その方も会津高原尾瀬口駅から来たのかもしれませんね。
オバサングサw
上手いこと言いますね(笑)。
こんにちわ。
下山後の温泉は湯の花温泉ですか。
惜しい、湯の花温泉なら石湯に行かないと勿体無い。
次回があれば、石湯に行ってみてください。
ikarinojuusinnさん、こんばんは。
コメントありがとうございます。
石湯って、大きな岩のとなりに建つ、混浴の温泉でしたよね。
建物の内部にも岩が突き出しているのですね。
相当熱いお湯らしいですが、どのくらい熱いのか入ってみたくなりました。
ただ、混浴なのがちょっとハードル高いかも・・・。
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