涸沢ヒュッテ前テント泊で奥穂高岳(少し熊)

2019年08月23日(金) ~ 2019年08月25日(日)

• GPS: 19:54
• 距離: 38.1km
• 登り: 1,981m
• 下り: 1,997m

コースタイム

1日目

• 山行: 5:46
• 休憩: 0:52
• 合計: 6:38

距離 16.1km 登り 897m 下り 101m

7:03 上高地バスターミナル
7:09 7:12 無料トイレ
7:13 河童橋
7:19 小梨平(森のリゾート小梨/上高地野営場)
7:54 明神館
7:59 徳本口(徳本峠分岐)
8:39 徳沢公衆トイレ
8:57 8:59 徳澤園
9:14 新村橋(パノラマ分岐)
10:02 10:18 横尾 (横尾山荘)
10:37 横尾岩小屋跡
11:15 11:38 本谷橋
12:45 12:46 Sガレ
13:26 13:27 涸沢
13:29 涸沢ヒュッテ
13:34 13:41 涸沢
13:44 涸沢小屋

2日目

• 山行: 4:40
• 休憩: 2:16
• 合計: 6:56

距離 5.7km 登り 1,018m 下り 1,042m

13:44 涸沢小屋
7:07 7:10 パノラマ分岐
7:36 7:43 ザイテングラート
8:33 9:12 穂高岳山荘
9:52 10:39 穂高岳
11:28 11:59 穂高岳山荘
12:44 12:50 ザイテングラート
13:10 13:12 パノラマ分岐
13:30 涸沢小屋
13:39 涸沢

3日目

• 山行: 5:18
• 休憩: 0:41
• 合計: 5:59

距離 16.3km 登り 81m 下り 874m

3:31 涸沢ヒュッテ
4:12 Sガレ
5:13 5:14 本谷橋
5:47 横尾岩小屋跡
6:07 6:19 横尾 (横尾山荘)
7:00 新村橋(パノラマ分岐)
7:16 7:27 徳澤園
7:29 徳沢公衆トイレ
8:14 徳本口(徳本峠分岐)
8:18 8:36 明神館
9:11 小梨平(森のリゾート小梨/上高地野営場)
9:28 河童橋
9:34 無料トイレ
9:37 ゴール地点

天候

初日大雨、そこからは基本晴れで、でも夜間は雨風強い時間有りました

アクセス

利用交通機関：

バス 自家用車

R158沿いの「沢渡(さわんど)」のバスターミナル隣の駐車場を利用しました。国道から曲がってすぐのところに24時間使えるトイレがあるのでお借りしてから、バスターミナルの先にある24時間営業の駐車場へ。1日600円。バスターミナルのトイレは夜中は使えません。先に利用したトイレまでは歩くと数分ほどかかります。平日なので半分以上空いてました。

(2019年現在)8月は上高地行きの始発バスが6:00です。大人往復2050円の券を、券売機で買います。バスに乗り込めるのは5分くらい前からです。終点上高地まで行く場合は、バスの脇腹に荷物を積めます。その際、むき出しのペットボトルや、先端が出ているストックはザックから外して機内に持ち込むように言われます。大正池等手前で降りる場合はザック丸ごと機内持ち込みです。イスの上には置かず足元へ。

帰りも行き同様20分〜30分に1本が基本です。

コース状況／危険箇所等

上高地〜横尾まではほとんど林道で問題なく
横尾のあと、本谷橋あたりから涸沢はしっかり登山道です。岩の上が多いですが、砂地も多くそれが岩の上に付着して濡れるととても滑りやすいエリアがあります。
涸沢〜奥穂までは、所々かなりの岩場が有って、掴まりどころに困るようなところは無いものの、油断はできないエリアが多いです。ヘルメットは強く推奨されていて、ヒュッテや小屋で1日1000円で借りることができます。
下りは特に注意しました。

その他周辺情報

高山まわり、東海北陸道で岐阜方面に帰る今回は、安房トンネル岐阜県側出てすぐの平湯温泉「ひらゆの森」に立ち寄りました。500円。ロッカーの100円は戻らないので600円と見ても良いです。露天風呂が多く、キャパ強し。建物が奥に長く、食事処に行く場合は畳の道を延々と歩くのが楽しいです

写真

8/23 5:47

毎年目指している涸沢へ今年もテン泊しにきました。最近泊まりの山行を計画すると100％雨です。写真はキレイな沢渡バスターミナル

8/23 6:32

・・・はい。
100％の雨おじさんが来てしまって申し訳ないです。

8/23 6:37

豪雨の中乗って来たバスと、さわんど行きの時刻表です。終バスは1705ですね

8/23 6:51

早い時間から売店営業しています。2Fには和洋朝定食をいただける食堂が。この日はご覧の天気だったのでほぼ満席でした。

8/23 6:51

時々、雨が真横に突き抜けます。でも皆さん誰も弱音を吐かない。。

8/23 7:09

やや小康状態になったので、トーン低めに着手します。河童橋

8/23 7:11

この色・・・

8/23 7:49

雨に対して何の手立てもしてこなかったワケではありません。晴れ男な後輩が一緒に来てくれました。

8/23 7:51

雨が降ると、林道区間もところどころこのようになります。

8/23 8:44

行きの徳沢園では必ずコーヒーをいただきます。

8/23 8:57

いろいろオサレな徳沢園は食券機まわりも素敵

8/23 10:02

槍ヶ岳との分岐点、横尾

8/23 10:02

トイレ・売店はここが最後です。

8/23 11:15

ここからが本格的な登りになる、休憩適地、本谷橋まで来ました。

8/23 11:17

雨もあがり、何とか休憩・食料補給できそうです。

8/23 12:09

途中のビュースポットから。このあたり急登で、湿気がおおかったせいかバテてしまいました。。ペース配分大切です。

8/23 12:21

涸沢方面見え始めました。ガレ場は休憩禁止です。

8/23 12:25

落石なく突破できました。振り返って1枚

8/23 13:28

来ました涸沢！木々が青々とした季節に来たのは初めてです。

8/23 14:28

晴れ間が！！！
設営終わればあとはもう、ゆるキャン▲

8/23 15:45

いつ見ても絵になる、涸沢ヒュッテとテント場
ゆったりとした午後を過ごします

8/23 15:51

涸沢最高の食べ物、涸沢小屋のソフトクリーム

8/23 16:06

居心地良さそうなテント

8/23 16:07

穂高山荘のあたりに日没

8/23 17:01

晩御飯はヒュッテめし！ちょっとお高いですが、ここでこれだけのものを食べられるのは幸せ。

8/23 17:42

この夜は、ときどき雨が降りました。深夜は風も強く。涸沢は毎晩強風なのでテントの固定はしっかりとします。

8/23 19:04

夜寝るまではテン場の見せ場、不在時も照明つけておきます。

8/24 1:24

涸沢ヒュッテの水場。水は無料でそのまま飲めます。

8/24 1:24

トイレは立ち寄り100円、宿泊の人と、テント料金払った人は料金に含まれています

8/24 1:28

喫煙所と、夜中も動いている自販機
寝室近いのでお静かに・・

8/24 1:38

月が明るいので星空は望めず

8/24 5:15

朝・・・晴れましたー！！

8/24 5:16

皆さんのカッコからすると10℃切ってますかね。
8月であることを忘れます。

8/24 5:16

奥穂方面視界良好です。
ちなみに右の建物は外売店で品数豊富です。

8/24 5:34

雲一つないので、奥穂アタック決意します。

8/24 6:03

日の出

8/24 6:28

準備完了！ちょっと雲が出てきましたが...
もちろんテントは置いていきます。

8/24 7:16

とりあえず穂高山荘を目指します

8/24 7:27

ザイテングラートの入口までのまっすぐの道。
今はこんなかっこですが、ヤッケと防寒着と手袋は必須です。

8/24 7:42

ザイテングラートの入口につきました。みんなヘルメット装着、身も心も引き締めてかかります。

8/24 7:45

8/24 7:56

慎重に行きます。

8/24 8:32

穂高山荘到着！

8/24 9:18

温度計は2〜5℃で推移していました。氷点下で岩が湿ったら中止しますが、そこまででは無いので奥穂アタック！

8/24 9:31

「あ！ライチョウ」の声で気づきました。1mほど横なのに気付かない私。

8/24 9:38

ほんと逃げませんね。無理に接近せず、見守ります。

8/24 10:06

2年前、ガスって×
1年前、横尾撤退
今年もか・・・

8/24 10:08

奥穂高岳山頂で”思わず強く願う”100％の雨おじさん
（手の合わせ方違いました。。）

8/24 10:25

「ねぇ、今から晴れるよ」という声は幻聴か、これまでのガスがふわーっと下に流れていきます。

8/24 10:29

山頂にいる皆さんもテンションあがります

8/24 10:49

憧れますが行けないすぐお隣、ジャンダルム！

8/24 10:49

人が立っていますね！

8/24 10:50

自分を入れて撮ってもらったり。良い感じ！

8/24 10:50

・・私の撮影は下手。。

8/24 10:50

雰囲気出るように改ざん

8/24 11:02

一瞬、涸沢も覗き見ることができました。

8/24 11:24

穂高山荘すぐそばの階段は渋滞になりがちです。譲ってもらう場合も慎重にゆっくり行きます。

8/24 11:32

8/24 11:33

穂高山荘からの素敵な見晴らし

8/24 11:42

ひえた体にあったかいおうどん

8/24 11:59

いつかここまでテントを担ぎ上げたいです

8/24 12:03

8/24 12:04

ずーっと見ていたい景色

8/24 13:08

涸沢まであと少し、パノラマコース班と、涸沢小屋でソフトクリーム班に分かれます。

8/24 13:18

（そのときパノラマコース班は・・・）

クマに会ってしまったそうです。最近は涸沢で毎週目撃されるようで、こちらが落ち着いていれば今のところ近づいてこない状態です。情報収集と準備をしっかりしたいです。

8/24 13:30

ソフトクリーム班は熊の存在を知る由もなく、優雅に涸沢小屋のソフトクリームをいただきます（1日ぶり！）

8/24 13:36

テント増えました

8/24 14:06

たまたまこの日は涸沢コンサート2019、準備中

8/24 14:07

定番アングル

8/24 14:30

心地よい音楽を、テン場で横になって聞かせていただきました。幸せなひととき

8/24 16:00

2日目も日没見られました。

8/24 16:04

今日はヒュッテめしでなく、自分で。

8/25 1:24

ずーっと雲がかかっていましたが、一瞬の晴れ間から星々が

8/25 3:36

静か〜に撤収作業、今日は早めの出発です。

8/25 5:11

昨日と違って穏やかな本谷橋

8/25 5:42

振り返って登山道区間終了！
登山道の整備に感謝感激

8/25 5:59

振り返って屏風の奥、涸沢の方に厚い雲が

8/25 6:07

横尾まで戻ってきました。ここからが長いのはあまり考えないようにします。

8/25 6:11

8/25 7:13

美しく巻いていただいた徳沢園のソフトクリーム！！

8/25 7:26

徳沢園最高です。

8/25 7:27

徳沢園前のテント場も最高です。

8/25 8:01

餌やりする人がいないからこそ成り立つ、猿の距離感の近さ。

8/25 8:28

明神館の家庭的なカレーは最後のしめくくりにいつも頂きます。

8/25 9:26

河童橋まで戻って振り返ると・・・誰が撮っても絵になる状況！

8/25 9:28

焼岳も

8/25 9:37

嵐だった2日前とぜんぜん違う上高地バスターミナル

8/25 9:48

帰りのバスはいちばん前をゲット。すれ違いに興奮します。

撮影機器：

DSC-WX300 SONY

iPhone 7 Plus Apple

DSC-RX100M5A SONY

感想

numasada

毎年の涸沢、去年は翌日以降の雨予報のため横尾撤退、10年以上ぶりに途切れました。今年はそのリベンジです。
お休みゲットできた金曜、またしても雨が強い初日になり、どうなるかと思いましたが山の天気は分かりませんね。。着手時の大雨もすぐにやみ、雨で冷やされた森からの涼しい吹き下ろしの中を爽やかに進む登りになりました。涸沢では強い雨予報だった影響なのか、ガラガラのテント場でとても静かな夜を過ごせました。

2日目、風も弱くそれほど寒くもない快晴の朝を迎え、上に行ける条件は完全にクリア。上がってみれば奥穂山頂でいつもどおりのガスガスに遭遇し、一昨年登頂は成功するも視界ゼロだった再来か。。。ということで誰も来ない隙にダメもとで映画「天気の子」の陽菜さんが晴れを願ったシーンのマネなんかしていたら(おじさんのその姿を哀れに思われた穂高神社嶺宮からのご配慮か)、直後に晴れ間が出て、少しだけ素敵な展望を楽しめました！
3000m級は初めての同行者が居るので下りは超慎重に歩きました。無事難所をクリアしてホッとしたあと、涸沢寸前で油断してパノラマコースへ1人で行かせたら、熊に遭遇！事前に熊が出る事と対応方法は伝えてありましたが、冷静に行動して事なきを得てくれて幸いです。いくらテント場近いからって別行動をとったのは強く反省します。
(熊は今のところ落ち着いて動いているようですが要警戒です。熊情報と対策等について案内が出ていましたので、しっかり確認したいです。)

3日目は時間たっぷり取るために早めの出発、とても穏やかな日でこの日も爽やかに下山できました。奥穂高岳登頂後に河童橋から振り返って見上げる景色は「あそこ行ってきたんだな」と感慨深いです。